JPS6018395A - 電気鉛筆削り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛筆が削られて所要の芯先太さになったとき、
カックーを鉛筆の切削面より離し、自動的に削り過ぎを
防止する構成の電気鉛筆削り機に関する。

従来例の構成とその問題点 本出願人はすでにこの種の削り過ぎ防止手段ををもつ電
気鉛筆削り機を開発し、かつ製品化してきた。この電気
鉛筆削り機の主要部の構成は第１図に示すようになって
いる。すなわち鉛筆の挿入孔１をもつカッターホルダー
２と、前記カッターホルダー２にカッターシャフト３に
よって枢支され、前記挿入孔１に挿入された鉛筆を切削
するだめのシリンダー状のカッター４を備えている。そ
してそのカッター４を鉛筆の切削面より引きはずす機構
とその動作は削られていく鉛筆の芯先ａが図示右方向（
後方）に進むことにより芯先当板６を後方へスライドさ
せ、この芯先当板５に一端を係合して回動自在な反動レ
バー６を押し、この押し込みにより支点７の関係から反
動レバー６の他端を図示左方（前方）に反動させ、前記
反動レバー６の他端に後端が当接したところのカッター
シャフト３を前方にスライドさせる。そしてこのカンタ
−シャフト３が前方に所要量のスライドをしたとき、カ
ッターシャフト３の前端部に形成した首溝８が前記首溝
８の巾よシ小さい環状保持部９の位置に対応する。

前記カッターホルダー２は鉛筆を中心軸として回転して
いることから、カッター４およびカッターシャフト３に
は蓮心カが作用しており、したがってカッターシャフト
３は首溝８の深さの分だけ外方に移動し、すなわち、カ
ッターシャフト３は後端を基点としである角度だけ鉛筆
の切削面より離れる方向に移動し、これに枢支されたと
ころのカッター４が前記切削面より離れて切削をしなく
なるものである。

ところで、前記カッターシャフト３は自動復帰のために
スプリング１０によって後方に押し込まれるように付勢
されている。そして、押込みを必要以上にできないよう
にカッターシャフト３の前端部にストッパー用のフラン
ジ１１を設けている。

このフランジ１１は図示のようにカッターシャフト３と
一体に形成するが、旋盤加工にて削り出すことは切削代
が大きく、材料ロスが犬であり、コストの面でも好まし
くない。まだ、フランジ１１とカッターシャフト３の段
部に曲面が生じ、この曲面が保持部の孔線に当たること
から、カッターシャフト３の止め位置の精度が出なく、
したがってカッターシャフト３のスライド量にバラツキ
が生じ、芯先の太さを所要のものとするのに不都合であ
る。

また前記フランジ１１に代えて図示していない円板状の
ストッパーをねじにて結合することも考えられるが、比
較的に径の小さいカッターシャフト３の端面に孔を加工
し、この孔を貫通する軸を挿入し、この軸でストッパー
をかしめ付けると、カッターシャフト３に曲りや傷が発
生するおそれがあり、このものも採用しにくい。

発明の目的 本発明はこのような問題に留意し、スプリングによるカ
ッターシャフトの押込を規制するストッパーを簡単に構
成でき、かつ、その規制が精度高くできるようにするこ
とを目的とするものである。

発明の構成 前記目的を達成するために、本発明は鉛筆挿入孔をもつ
カッターと、削り上げられる鉛筆の芯先で押されてスラ
イ、ドする芯先当板と、前記芯先当板の押戻により反動
する反動レバーと、カッターを枢支し、前記反動レバー
の反動によりスライドするカンタ−シャフトと、前記カ
ッターシャフトのスライドによりカッターを鉛筆の切削
面より引離す機構と、前記カッターシャフトを押戻すス
プリングを備え、前記カッターホルダーに芯先当板の戻
りを規制するストッパーを設けた電気鉛筆削９機の構成
としたものである。

この構成によればスプリングによってカッターシャフト
の戻りは、反動レバーを介して芯先当板がストッパーに
当る位置によって規制され、前記ストッパーはカッター
シャフトそのものに設けるものではないので設けやす、
く、また、その位置規制も正確にでき、カッターシャフ
トのスラスト方向の移動位置において芯先太さを決める
ようなこの種の切削機構において有用なるものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第２図にもとづき説明する。

図において１２はカッターホルダーであり、鉛筆挿入孔
１３を有している。

このカッターホルダー１２には鉛筆の切削面Ｂと平行す
るようにカッターシャフト１４に配し、このカッターシ
ャフト１４の前後端部を軸受部１５゜１６で保持し、か
つ、前記カッターシャフト１４がスラスト方向にスライ
ド自在にしている。前記カックーシャフト１４にはシリ
ンダー状のカッター１７を嵌合してあり、カッター１７
の外側は鉛筆の切削面Ｂに沿うようになっている。

前記カッターホルダー１２の鉛筆挿入孔１３の後端部に
対応する位置には芯先当板１８を配置している。この芯
先当板１８は側部の１部をカッターホルダー１２に形成
したガイド溝１９に嵌め合せ、鉛芯の芯先の抑圧によっ
て後方にスライド自在に設けられている。この芯先当板
１８の後端には反動レバー２Ｑの一端を係合してあり、
反動レバー２０の中腹は反動支点部２１に当接し、寸た
他端はカッターシャフト１４の後端に当接している。前
記カッターシャフト１４の前端部の周りには、前溝２２
を形成してあり、との前溝２２の溝巾は前部の軸受部１
６の軸方向の巾よりやや大きくしている。前記カッター
シャフト１４の前端部は押込み（復帰）用のスプリング
２３で押されるようになっている。以上の構成はカッタ
ーシャフト１４の前端にストッパー用のフランジが設け
られていないことを除いて前述の第１図の従来の構成と
同じである。

本実施例は上記の構造においてカッターシャフト１４の
押込み規制構造に特徴があり、す々わちカッターホルダ
ー１２に芯先当板１８の戻りを規制するストッパー２４
を設けたものである。このストッパー２４はたとえば図
示のようにガイド溝１９の前端部に溶接あるいは接着に
よって固着する。

第３図は前記構成の切削機構部を電気鉛筆削シ機本体２
６に組み合わせだ状態を示す。図中の２６はカッター１
７をビニオン２７を介して回転させ−るためのインター
ナルギヤ、２８は鉛筆を示す。

なお、動力源であるモータは図示してい々い。そして、
図の状態は鉛筆２８の削上げ直前を示す。

上記の構成において自動削り止め動作は前記従来例で述
べた動作と同じであるのでその説明は省略する。

この電気鉛筆削り機はスプリング２３で押されたカッタ
ーシャフト１４は反動レバー２０を介して芯先当板１８
を前方に押し戻す。乙の芯先当板１８はストッパー２４
に当った位置で戻りを規制され、それ以上のカッターシ
ャフト１４の押し込みを阻止し、その始動位置を定める
。すなわち、この構成によればカッターシャフト１４に
対しフランジ等の特別な部材を設けることなく、戻り位
置を定めることができる。そして、カッターホルダー１
２にストッパ一部材を一体成形あるいは接着等で設ける
だけでよいので製造が簡単であり、また、カッターシャ
フト１４の戻り位置が精度よく決められ、削り上げ停止
、すなわち芯先太さのばらつきの少ない製品とすること
ができる。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように、本発明によれば
簡単な構成でカッ、ターシャフトの戻り位置を定めるこ
とができ、その精度もよく、ばらつきの少い芯先太さの
削り上けができ、実用的価値の太きいものである。

なお、鉛筆の削り上げ時にカッターを鉛筆の切削面より
引き離す機構は、カッタシャフトの前溝と、この溝の深
さあるいはカンタ−シャフトを側方に逃がす軸受部の構
造以外にカッターシャフトの端部に小径部を設けたり、
あるいは軸受の内面に段部をつけてもよく、したがって
、本願は図示実施例のカンタ−シャフトの構造に限られ
るものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電気鉛筆削り機の切削機構部の断面図、
第２図は本発明の一実施例の電気鉛筆削９機の切削機構
部の断面図、第３図は同切削機構部を組み込んだ電気鉛
筆削り機の断側面図である。 １２・・・・・カンタ−ホルダー、１３・・・・・・鉛
筆挿入孔、１４−・−・カッターシャフト、１５．１６
・・・・・・・・・・・・軸受部、１７・・・・・・カ
ッター、１８・・・・芯先当板、１９・・・・・・ガイ
ド溝、２ｏ・・・・・・反動レバー、２２９１９．・・
前溝、２３・・・・・スプリング、２４・・・・・スト
ッパー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛筆挿入孔をもつカッターホルダーと、削り上げる鉛筆
   の芯先で押されてスライドする芯先当板と前記芯先当板
   の抑圧により反動する反動レバーと、カッターを枢支し
   、前記反動レバーの反動によりスライドするカッターシ
   ャフトと、前記カッターシャフトのスライドによりカッ
   ターを鉛筆の切削面より引離す機構と、前記カッターシ
   ャフトを押戻すスプリングを備え、前記カッターホルダ
   ーに芯先当板の戻りを規制するストッパーを設けてなる
   電気鉛筆削り機。