JPS6018180Y2 - 圧力鍋の調圧装置 - Google Patents

圧力鍋の調圧装置

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JPS6018180Y2
JPS6018180Y2 JP18604580U JP18604580U JPS6018180Y2 JP S6018180 Y2 JPS6018180 Y2 JP S6018180Y2 JP 18604580 U JP18604580 U JP 18604580U JP 18604580 U JP18604580 U JP 18604580U JP S6018180 Y2 JPS6018180 Y2 JP S6018180Y2
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JP
Japan
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passage
pressure
valve
exhaust
pot
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JP18604580U
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JPS57108719U (ja
Inventor
照男 竹田
浩 石田
航一 中西
Original Assignee
タイガー魔法瓶株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鍋内を大気圧以上の所定圧に設定して調理
を示う、いわゆる圧力鍋の調圧装置に関する。
圧力鍋は、大気圧以上の圧力により、100℃以上の高
温で調理が行われ、充分な調理を短時間に行わせ得る。
しかし、調理の種類によっては、好ましい調理温度の範
囲が違うなどのため、設定圧を変えられることが望まれ
る。
従来、排気口に重り弁を設けて、その自重により鍋内が
設定圧に達するまで排気口を閉じ、鍋内を設定圧に保つ
ようにしたものにあっては、前記重り弁を着脱自在に装
着し、重さの違う重り弁を支度することにより排気口の
鍋内圧力に対応した開き時期を調節し、設定圧を変える
ようにしている。
ところがこのような方法では、設定圧を無段階調節でき
ないのは勿論、多数種類の重り弁を用意しておくことも
無理であるから、実際は2,3段階にしか調節できない
うえ、不使用重り弁を紛失してしまうこともある。
一方、設定圧を外部操作により無段階に調節することは
、弁体に働かせたばねのばね圧調整によって行うものも
あるが、調理器の場合のように煮汁等による汚れや詰り
を洗浄除去するために弁体を着脱可能に設ける場合は特
に、弁体着脱可能な状態でのばね圧による弁体の確実な
作動確保上、構造が複雑になり勝ちであるし、弾み易く
引っ掛かり易いばねは弁体取外しによって紛失し易く、
ばね1つのために調理器自体使用できないこともときと
して生じる。
この考案は、それらの問題点を重り弁の特徴を踏襲して
解消するために、鍋内外を連通させる排気路に、その排
気路を自重により閉じる重り弁と、排気路の前記重り弁
による開閉部より鍋内側部分の通路断面積を調節する外
部操作可能な通路調節弁とが備えられる。
この構成上、排気路は、重り弁によってそれが着脱容易
な状態で内圧に正確に応答して確実に開閉される。
通路調節弁は外部操作によって排気路の重り弁による開
閉部よりも鍋内側部分の通路断面積を、重り弁とは無関
係に調節する。
この通路断面積の調節によって鍋内圧力の重り弁に対す
る作用度合を変化させる。
つまり重り弁の鍋内圧力に対する開閉応動点を調節する
第1図から第4図に示される実施例について説明すれば
、1は鍋であって、それを密閉する蓋2に、調圧装置3
および安全弁4が設けられている。
5は蓋締めバンドル、6はその支持具、7は鍋1の支持
具保合片、8は鍋1の取手である。
調圧装置3は、蓋2を貫通して取付けられた通路パイプ
15により形成される排気路9の排気口9aを、排気口
9aに被さる帽体状の重り弁10により常閉し、鍋1内
所定圧以上のとき弁10が自重に抗して押し上げられ排
気口9aを開き、蒸気を所定制限下で逃がして鍋1内を
所定圧に調整するものであり、弁10は、ばね環11に
よって、通路パイプ15の排気口9aを有する外方突出
端頭部15aへ上下動および着脱自在に装着されている
安全弁4は、鍋1内外を連通させる通気路12を、ばね
13により付勢された弁14で常閉し、鍋内異常圧時に
弁体14がばね13に抗し押し開かれるようにしである
通気路12は、蓋2を貫通して取付けられた今1つの通
路パイプ16により形成されている。
安全弁4は、通気路12を温度ヒユーズで閉塞しておき
、鍋内異常圧時それに対応する異常高温によってヒユー
ズが溶は落ち、通気路12を開くようにすることもでき
る。
調圧装置3における重り弁10は、上端をツマミ17と
し、排気口9aに被さるスカート部10a内天面中央か
ら下向きに突設した突軸18の下端を排気口9aへ嵌り
込ませて同排気口9aを閉じ、スカート部10a基部に
は、スカート部10a内面に対し接線方向で横向きに開
設された蒸気放出口19を有し、鍋1内が設定圧に達し
、弁10が押し上げられて排気口9aを開き、鍋1内蒸
気を外部へ逃がす際、蒸気が前記蒸気放出口19を通っ
て外部へ噴出し、その噴出反力のために弁10を回転さ
せることになる。
結局、重り弁10は、自重と排気路9を通じて受ける鍋
1内圧力との釣合いの具合によって、鍋1内が設定圧以
上であると必ず開かれ、自重に対応した圧力設定を確実
に行う特性と、設定圧時の上動および回転により調圧動
作を使用者に確認させると云った特徴を発揮する。
排気路9にはさらに、同排気路9の通路断面積を調節す
る通路調節弁20が設けられている。
通路調節弁20は、通路パイプ15の外方突出部途中に
弁箱21を一体成形し、該弁箱21の一端から排気路9
を横断する回動弁体22を嵌入し、該弁体22には、そ
の外周に排気路9を最小通路断面積で連通させる環状通
路溝22aを形成している一方、弁体22の回動位置に
応じ、通路溝22・aによる最小通路断面積に加えて排
気路9が連通ずる通路断面積を増大させる連通孔22b
を半径方向に貫設している。
これにより、弁体22の回動により、第4図実線の最小
通路断面積から、第4図仮想線の最大通路断面積まで、
排気路9の通路断面積を無段階に調節でき、通路断面積
の変化による通気抵抗変化で、一定の自重を持った重り
弁10を押し開くために必要な鍋1内圧力を増減させ、
前記重り弁10を取替えることなく鍋1内の圧力を、調
理の種類や好みに応じて無段階に調節し得る。
弁体22は、弁箱21他端側にやや先細となるテーパー
に形成して、弁箱21一端へ螺着23した蓋24との間
に働かされたばね25の押圧で、弁箱21内面へ密接し
、必要程度の気密性を確保すべくしている。
必要ならバッキングを設ければよい。
蓋24中央より突出する弁棒22cの突端には、ツマミ
26をビス27により取付けてあり、ツマミ26の一部
に指標28を設けて、蓋24前面の調圧目盛29を指す
ようにしである。
前記通路溝22aは、弁体22がどの位置に回動されて
いても、排気路9を最小通路断面積で連通させることに
なり、弁体22が誤操作や操作忘れによって、排気路9
を閉じ、あるいは最低限開いてない状態で調理を行い、
異常昇圧、昇温を招くようなことを解消し得る。
一方、蓋締めバンドル5は、蓋2へ立設した螺軸30へ
螺合する支持具持ち上げ部材31の角軸部31aへ嵌り
合って螺子止め32され、回動により部材31を螺軸3
0に対し上動させると、部材31の段部31bに載って
いる支持具6が持ち上げられ、係合片7に仮想線の如く
当接し、それ以上の上動を阻止されることにより螺軸3
0を介して蓋2を鍋1に押し付け、密閉する。
蓋2の密閉は、圧力鍋において必須であるが、前記蓋締
めバンドル5の適正締め位置は、従来判然としなかった
ため、締め足らずに圧力鍋としての機能を充分発揮して
いなかったり、逆に締め過ぎて支持具6等が過度に疲労
したり破損したりした。
これを解消するためこの実施例では、螺軸30の一部に
ばね33により付勢されて螺軸30周面へ突出するクリ
ックストッパー34を設け、支持具持ち上げ部材31が
蓋締めバンドル5によって蓋締め完了位置あるいはその
位置から1/211ffl転程回動された位置で、スト
ッパー34が弾性的に係合する係合凹部35を部材31
内周に設け、クリックストッパー34と凹部35との係
合による軽い抵抗と音によって、蓋締めが適正に遠戚さ
れたことを使用者に感知させ、蓋締めに過不足を起さな
いようにしている。
もつともこのような蓋締め完了告知手段は、前記螺軸3
0と部材31との間以外に、蓋締めに際し相対的な動き
を生じる他の適当な部材間に設けてもよいことは勿論で
ある。
36はクリックストッパー34の保持蓋で、螺軸30の
ストッパー保持孔37へ螺着しているが、カシメ付ける
等してもよい。
前記の如き機能を持った通路調節弁は、在来の各種形式
の弁において簡単に得られる。
その一つの例を示せば、第5図、第6図の如きものであ
る。
この場合、排気路9の通路断面積を調節するのは、排気
路9を横断する如く弁箱21へ嵌入したスライド弁体4
1としてあり、先端の切欠き41aによって、排気路9
が連通ずる最小通路断面積を確保すべくしている。
弁体41はその弁棒41bを螺軸として、弁箱21へ装
着した蓋24と弁箱21開口端との間に鍔42aを可回
動に保持されたツマミ42へ螺合し、M24から突出す
るツマミ42を回動させれば、弁体41が前後にスライ
ドして排気路9の通路断面積を無段階に調節する。
なお、弁体の通路断面積を調節する動作形式、および操
作方法も自由に設計し得る。
この考案によれば、排気路が、重り弁によってそれが着
脱容易な状態で内圧に正確に応答して確実に開閉され、
通路調節弁が外部操作によって排気路の重り弁による開
閉部よりも鍋内側部分の通路断面積を、重り弁とは無関
係に調節して鍋内圧力の重り弁に対する作用度合を変化
させる。
つまり重り弁の鍋内圧力に対する開閉応動点を調節する
から、1つの重り弁を用いて、そのばねを用いない簡単
な構造で確実に作動し弁の着脱も容易な特性を損わずに
、鍋内の設定圧を調節して種々の調理に対応できる。
しかもその調節は通路調節弁の外部操作によって容易に
行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す圧力鍋の半部を縦断して見た正
面図、第2図は一部の斜面図、第3図、第4図はそれぞ
れ異なった方向から見た要部断面図、第5図変形例の要
部縦断面図、第6図は要部横断面図である。 1・・・・・・鍋、2・・・・・・蓋、3・・・・・・
調圧装置、9・・・・・・排気路、9a・・・・・・排
気口、10・・・・・・重り弁、15・・・・・・通路
パイプ、20・・・・・・通路調節弁、21・・・・・
・弁箱、22・・・・・・回動弁体、22a・・・・・
・通路溝、22b・・・・・・連通孔、26・・・・・
・ツマミ、41・・・・・・スライド弁体、41a・・
・・・・切欠き、42・・・・・・ツマミ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)鍋内外を連通させる排気路に、その排気路を自重
    により閉じる重り弁と、排気路の前記重り弁による開閉
    部より鍋内側部分の通路断面積を調節する外部操作可能
    な通路調節弁とを備えたことを特徴とする圧力鍋の調圧
    装置。
  2. (2)重り弁は、排気路の外方突出端排気口部へ装着さ
    れているのに対し、通路調節弁は、排気路の外方突出部
    途中に設けられている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の圧力鍋の調圧装置。
  3. (3) 通路調節弁は、排気路の最小通路断面積を保
    証すべくされている実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項記載の圧力鍋の調圧装置。
  4. (4)排気路は、鍋の蓋に対し、慈善を貫通するよう固
    設された通路パイプからなる実用新案登録請求の範囲第
    1項から第3項までの何れかに記載の圧力鍋の調圧装置
  5. (5)通路調節弁は、排気路の通路断面積を無段階に調
    節するものである実用新案登録請求の範囲第1項から第
    4項までの何れかに記載の圧力鍋の調圧装置。
JP18604580U 1980-12-23 1980-12-23 圧力鍋の調圧装置 Expired JPS6018180Y2 (ja)

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JPS57108719U JPS57108719U (ja) 1982-07-05
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