JPS6018113B2 - ケ−ブル接続部の製造方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ゴム、プラスチックケーブル接続部の製造方
法に関するものである。

ゴム、プラスチックケーブル、特に架橋ポリエチレン電
力ケーブレのモールド式接続部は、それぞれのケーブル
端部導体を露出し導体接続管を介し後続後、架橋材入禾
架橋ポリエチレンテープ等で絶縁補強し、これを加熱し
溶融架橋している。

この場合、ケーブルコアとの雛着性促進及び絶縁体内部
でのクラック、ボィド発生を防止するため、加熱時は勿
論のこと、冷却時においても所定の圧力下に置かれるこ
とが必要である。そして、加圧法としては、加熱、加圧
容器を用い、被加熱絶縁体上に設けられた熱収縮性耐熱
チューブのダイヤフラムを介し空気その他のガス圧を加
える方法がとられている。

また、加熱は加熱加圧容器に設けられた富塁熱ヒータに
より接続部外周より行うようにしていた。上記のような
外部加熱方式においては１５巡Ｖ級接続部等においては
、接続補強部の厚さが大きくなるため、絶縁補強部の内
部まで十分に溶融架橋するためには、加熱時間が７〜８
時間を要する。

一方、都心地等における地下ケーブル布設線路における
マンホール開放時間は、交通事情等で８時間以内に制限
されることがあり、このため、この時間では加熱のみし
かできず冷却ができないことになる。更に、マンホール
によっては、一瞬だけで満水状態になることがあるため
、作業の区切りの場合にケーブル及び接続部への浸水を
防止する必要がある。本発明は上記の状況に鑑みなされ
たものであり、作業時間を短縮できるとともに接続部の
防水を簡単確実に行うことができるケーブル接続部の製
造方法を提供することを目的としたものである。

本発明のケーブル接続部の製造方法は、それぞれのケー
ブル端部導体を露出するとともに導体接続管を介し接続
し、該接続部分外周に形成された絶縁体の両端よりそれ
ぞれ離れた位置に金属カラーを取り付け、該金属カラー
及び絶縁体外周に熱収縮性ダイヤフラムを鉄挿し加熱収
縮装着し、ヒータが内蔵されガス加圧装置が運速された
加熱加圧容器を上記熱収縮性ダイヤフラム外周を覆うよ
うに上言己金属カラー上に固定し、上記加熱加圧容器を
介し所定圧力のもとで所定の温度に加熱し所定時間保持
しモールド形成する場合に、上記熱収縮性ダイヤフラム
の両端をケーブルシース上にそれぞれ封水固定し、上記
加熱加圧容器に自動調圧ガス供給装置を蓮通し、上記加
熱モールド終了後連続して上記自動調圧ガス供給装置を
介し所定圧力を所定時間加えて冷却する方法である。

以下本発明のケーブル接続部の製造方法の一実施例を第
１図に説明する。

互に接続されるケーブル１，１の端部導体をそれぞれ露
出し、導体接続管２により接続した後、導体接続管２の
外周に架橋村入りポリエチレンテープ等の絶縁テープを
巻回し絶縁体３を形成する。この後援綾部の絶縁体３の
両端より離れた位置に二つ割り金属カラー５をそれぞれ
固定し、金属カラー５，５及び絶縁体３の外周に例えば
シリコンチューブの耐熱性の熱収縮性ダイヤフラム６を
鉄装し加熱収縮させ装着する。熱収縮性ダイヤフラム６
の両端はケーブルシース４上に防水テープ１３を巻回し
封水固定する。また、金属カラー５，５上には絶縁体３
を覆う熱収縮性ダイヤフラム６の外周にヒータ８を内蔵
した二つ割りの加熱加圧容器７を取り付ける。加熱加圧
容器７にはそれぞれバルブ１２，１２を介しガス加圧装
置（圧力制御装置付コンブレツサ）１０及び自動調圧ガ
ス供給装置１１を蓮通する。絶縁体３の加熱モールドは
、ガス加圧装置１０より所定のガス圧を加えた状態で、
機軸に時間をとり縦軸に温度をとって示した第２図の曲
線Ａのように所定の温度でヒータ８を介し所定時間加熱
する。

第２図においてＢはモールド時間、Ｃはモールドのため
の実質作業時間、０は自動冷却時間である。加熱終了後
の冷却は、モールド時のガス圧力と同じく調整された自
動調圧ガス供給装置１１にバルブ１２を切換えて加圧状
態を連続して行い、制御装置付ヒータ電源９及びガス加
圧装置１０を取り外す。尚、熱収縮性ダイヤフラム６の
端部をこの時点で防水テープ１３等によりケーブルシー
ス４上に封水固定してもよい。そして、モ−ルド時間Ｂ
の終了後は自動調圧ガス供給袋瞳１１により所定の圧力
で自動冷却時間Ｄを保持し無人で自動的に冷却を行う。
冷却時のガス圧力は、冷却開始後３〜４時間保持（接続
部内の温度は７０〜８０ｏｏ）できればよく、従って、
可搬用の圧縮空気のボンベ等で十分である。そして、熱
収縮性ダイヤフラム６の端部の防水により次の日の工程
まで、ケーブル、接続部の防水を簡単に確実に行うこと
ができる。このように本実施例のケーブル接続部の製造
方法においては、冷却を完全に無人化することができ実
質的に作業時間が短縮される。

従って、マンホール開放時間が限定された場合でも十分
の対応した作業を行うことができる。また、次の作業時
間までのケーブル及び接続部の防水処理を簡単、確実に
行うことができる。以上記述した如く本発明のケーブル
接続部の製造方法によれば、作業時間を短縮でいるとと
もに、接続部の防水を簡単確実に行うことができる効果
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のケーブル接続部の製造方法を実施する
装置を取り付けた実施状態の断面図、第・２図は第１図
の装置による加熱温度及び時間の曲線図である。 １・・・ケーブル、２…導体接続管、３・・・絶縁体、
４…ケーブルシース、５…金属カラー、６…熱収縮性ダ
イヤフラム、７・・・加熱加圧容器、８…ヒータ、１０
・・・ガス加圧装置、１ １・・・自動調圧ガス供給装
置、１３・・・防水テープ。 矛’図 がｚ幻

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ それぞれのケーブル端部導体を露出するとともに導
   体接続管を介し接続し、該接続部分外周に形成された絶
   縁体の両端よりそれぞれ離れた位置に金属カラーを取り
   付け、該金属カラー及び絶縁体外周に熱収縮性ダイヤフ
   ラムを嵌挿し加熱収縮装着し、ヒータが内蔵されガス加
   圧装置が連通された加熱加圧容器を上記熱収縮性ダイヤ
   フラム外周を覆うように上記金属カラー上に固定し、上
   記加熱加圧容器を介し所定圧力のもとで所定の温度に加
   熱し所定時間保持しモールド形成するケーブル接続部の
   製造方法において、上記熱収縮性ダイヤフラムの両端を
   ケーブルシース上にそれぞれ封水固定し、上記加熱加圧
   容器に自動調圧ガス供給装置を連通し、上記加熱モール
   ド終了後連続して上記自動調圧ガス供給装置を介し所定
   圧力を所定時間加えて冷却することを特徴とするケーブ
   ル接続部の製造方法。