JPS60169593A - 高密度磁気記録材用アルマイト基板の製法 - Google Patents

高密度磁気記録材用アルマイト基板の製法

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JPS60169593A
JPS60169593A JP2195784A JP2195784A JPS60169593A JP S60169593 A JPS60169593 A JP S60169593A JP 2195784 A JP2195784 A JP 2195784A JP 2195784 A JP2195784 A JP 2195784A JP S60169593 A JPS60169593 A JP S60169593A
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JP
Japan
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alumite
chromic acid
magnetic recording
aluminum
substrate
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JP2195784A
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Koichi Yoshida
幸一 吉田
Yoshio Hirayama
平山 良夫
Takashi Kajiyama
梶山 隆
Yasuo Oka
安夫 岡
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 密度の低下を防止し得て黒点欠陥がなく,平滑度。
耐熱性などがすぐれている高密度磁気記録材用アルマイ
ト基板の製法に関するものである。
磁気ティスフなどのような磁気記録材基板として要望さ
れている耐摩耗性がすぐれ,研摩イ′1も良好で高精度
の平滑面が得られ易く,容易にその表面に薄膜の磁性層
が形成できるといった賭性質を具備しているものとして
アルマイト処理を施行したアルミニウム又はアルミニウ
ム合金利が用いられている。しかし7ながら,このアル
マイト基板には,アルミニウム又はアルミニウム合金素
利中に存在する鉄,ケイ素などの不純分が金属間化合物
として晶出し,これが累月表面に点在してアルマイト処
理に際してこの部分がごく微小なアルマイト皮膜欠落部
となるいわゆる黒点欠陥が生じ,この欠落部は当初1r
iサブミクロン単位のごく微小なものであるが,アルマ
イト皮膜の成長とともに拡大し,5μm以上の皮膜厚の
アルマイト層では。
5〜10μmのピノト状微小欠陥となるものであって,
この数が多いほど磁気記録相における信号エラーが多く
なるものであって好寸しくない問題である。又,高密度
磁気記録材とする場合,アルマイト基板上にα−Fe3
0=をスパツタリングその他の方法によって被着させ,
これを300〜400℃に加熱してγ−Fe=0=化す
る必要があるが、このような高温加熱を行なった場合、
アルマイト皮膜に亀裂が生じ、このために製品不良をお
こし易いという問題があり、そのためにアルマイト 1〜3μIn程度といった極端に薄い皮膜厚にしなけれ
ばならずアルマイト基板の耐ヘツドクラノン−件低一F
の原因となるといった問題もあった。
これらの問題を解決する手段として,さきに。
アルミニウム又はアルミニウム合金材をクロム酸溶液浴
中で定電圧法によって通常使用される電圧より高い電解
電圧でアルマイト処理する方法を提案した。(特願昭5
8−44364)Lかしガから。
この方法において,同一浴を長時間使用している見次第
に電流密度が低下し,電解時間が長くなり。
皮膜の性状も悪化させる傾向があることが認められた。
本発明者らは,この原因を究明し,解決手段を得べく研
究を重ねた結果,その原因は,アルマイト処理中に,生
成したアルマイト皮膜の一部が溶解していくためにクロ
ム酸浴中のアルミニウムイオン量が増加し,このために
電流密度が低下し。
電解時間が延びることによることを認め,クロム酸浴中
のアルミニウムイオン量を一始値以下に維持しながらア
ルマイト処理することによって%’6決し得ることを認
めて本発明をなしたものである。
すなわち、本発明は,アルミニウム又はアルミニウム合
金利をクロム酸溶液浴中へ溶解しているアルミニウムイ
オン量をクロム酸濃度の1/20以下に維持しながら1
5〜15重量係のクロム酸溶液浴中で定電圧法により6
0Vよシ高い電圧でアルマイト処理する高密度磁気記録
材用アルマイト基板の製法である。
本発明において使用するアルミニウム又はアルミニウム
合金材としては,通常の累月を使用し得るが,黒点欠陥
の点からは,鉄,ケイ素などの含有量の少ないものの方
が好ましい。
又,本発明においてアルマイト用電解浴として使用する
クロム酸溶液の濃度は,1.5〜15重量係であって,
この範囲外の濃度では効果を十分に発揮し得ないもので
あって,浴温度は,従来のブノーリ”−ド法と吋ばれる
定電圧クロム酸アルマイト法における条イ/1とほぼ同
様な35〜50°Cであるが,重用−は,ブノサ−1・
法の40Vよりも高く。
6 0 V以上,りf″!fシ<は70〜100Vの範
囲て処」111するものである。
しかして、アルマイト処理中のクロム酸浴中に溶育する
アルミニウムイオン量を,そのクロム酸θ1°J度の+
/2o以下に維持するものであって, I,/20以j
.になると電流密度が低下し,電解時間が長くなり,皮
膜の性状を悪化させるものである。アルミニウムイオン
濃度をクロム酸濃度の1/20以下に保つ/こめには,
/ことえば,イオン交換樹脂法,イオン透析膜法などに
よってこれらのいずれかを電フIIイ槽に直列あるいd
、並列に設置し所望のアルミニウムイオン濃度に管片す
ることができる。
次に,アルミニウム合金板(Al−3%Mg合金)を4
0°Cに保持した3重量係クロム酸溶液浴中で溶イrす
るアルミニウム量を変化させて,80■の直流定電圧に
J:ってアルマイト処理した場合の電流密度及び電解時
間並びに高密度磁気記録材用アルマイト基板に要求され
る黒点,クラック及び硬度について評価した結果を次表
に示す。なお、アルマイト皮膜厚はいずれも10μmと
した。
黒点の評価は,顕微鏡視野(0.36+ηd)において
○ば2. 5 μm以下,△は3. 5 ttm以下,
×は5μm以下の黒点が1ケ以下であることを示し,又
,クラックの評価は,加熱処理後のアルマイト基板を顕
微鏡観察し,○はクラックが全くないもの,△は部分的
にクラックを生じたもの,×は全面的にクラックが生じ
たことを示し,さらに、硬度の評価は,微小硬度側を使
用して測定した結果で,○(ci 2 5 0 Hv以
上,△は200〜250I(v,Xは2 0 0 Hv
以下であることを示す。
上表にみらI′とるように、クロム酸溶液浴中のアルミ
ニウムイオノ計がクロム酸濃度の1/20以下でアルマ
イト処理(〜だ場合には、電流密度の低下及び電W(時
間の延長はそれほど大きくなく、かつアルマイト基板に
要求される皮膜性状も十分満足しているものがイ↓Jら
れている。これに対して、クロノ、酸濃度に対して1/
20以上になると電流密度は急激に低下し、これに伴な
い電解時間も大巾に長くなり、得られたアルマイト基板
の皮膜性状もクラックが発生し、硬度も低下するために
高密度磁気記録利用として不適当であることが認められ
る。
水元13J]は、クロム酸アルマイト法におけるクロム
溶液浴中のアルミニウムイオン量がクロム酸濃度の1/
20以下になるように維持して電解するようにしたので
、電流密度の低下にしたがって電M[情間が長くなるこ
とを防止し得て、黒点欠陥がなく。
平滑度、耐熱性などがすぐれているアルマイト基板を製
造し得たものであってすぐれた効果が認められる。
次に2本発明方法の実施例を述べる。
実施例 高密度磁気記録材用アルミニウム合金nU’ (AL 
−3%Mg合金、内径75mm+外径200mm+厚さ
2mm、 )を所定の表面研摩を施した後、非侵食性洗
浄剤によって洗浄した後、40℃に加熱保持した3重t
 %のクロム酸溶液浴中の溶存アルミニウムイオン量を
0.9 VIIになるように維持し、前記アルミニウム
合金材を浸漬し、アノードとして直流電圧を80V一定
としてアルマイト処理を行ない。
1011mの乳白色の平滑なアルマイト皮膜を形成させ
た。
このときの電流密度は0.4.5 k/dm2であり、
電解時間は107分間であった。
得られた皮膜を顕微鏡で観察したが、黒点欠陥は認めら
れなかった。又、この皮膜をさらに350℃に2時間加
熱した後、顕微鏡で観察したがクラックは皆無であった
。さらに、皮膜のビッカース硬度ば280 Hvであっ
た。
比較例 ) 長時間連続使用することによって、3重量%のクロノ、
酸溶液浴中のアルミニウムイオン量が179/l Kな
った浴を使用して他は実施例と同様条件で同様にアルマ
イト処岬を行なった結果、電流密度は0.31 A/d
m’であり、電解時間は175分間であった○イIIら
れたアルマイト皮膜は、黒点欠陥及びクラックの発生が
認められ、ビッカース硬度は220 HVであった。
特5′1出願人 口本軽金属株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ])アルミニウム又はアルミニウム合金材をクロム酸溶
    液浴中へ溶フ竹しているアルミニウムイオン)[4をク
    ロム酸濃度の1/20以下に維持しながら1.5〜15
    重り1係のクロム酸溶液浴中で定電圧法により60Vよ
    シ高い電圧でアルマイト処理することを特徴とする高密
    度磁気記録利用アルマイト基板の製法。
JP2195784A 1984-02-10 1984-02-10 高密度磁気記録材用アルマイト基板の製法 Granted JPS60169593A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2195784A JPS60169593A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 高密度磁気記録材用アルマイト基板の製法

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Publication Number Publication Date
JPS60169593A true JPS60169593A (ja) 1985-09-03
JPS6260478B2 JPS6260478B2 (ja) 1987-12-16

Family

ID=12069541

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206937A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 酸化物被覆方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206937A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 酸化物被覆方法および装置
JP4559188B2 (ja) * 2003-12-26 2010-10-06 東洋製罐株式会社 酸化物被覆方法および装置

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