JPS60166569A - 自動車の車体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の車体構造、とりわけルーフパネルの
ルー７レール上方部位にアンテナを貫通固定した自動車
の車体構造に関する。

従・末技術 第１図〜第３図は自動車の車体ルーフ周シの構造を示す
もので、１はルーフパネル、２は車体骨格部材のルーフ
レールであって、このルーフレール２はルーフパネル１
の前部に配置されるフロントルーフレール３．ルーフパ
ネル１のｆｆｌ　ｉ　Ｋ　配置される１１ヤルーフレー
ル４、ルーフパネル１０両側に配置される一対のサイド
ルー７レール５から構成してあり、ブイトルー７レール
５はアウタパネル５ａとインナパネル５ｂとで閉断面を
構成している。前記サイドルー７レール５の内周側の接
合フランジ部６はルーフパネル１と略平行に延設されて
おシ、これによってドア７を装着する車体開口部の上下
開口幅を拡大すると共に、ルーフパネル１のサイド部１
ａ’ｉｚドア７へ向けてなめらかにカーブさせ、空力特
性上有利な構造にしである。

これは、例えば昭和５５年４月２０日、（製山海堂発行
、「自動車工学全書；１３巻；乗用車の車体」第２４頁
に示されている。なお、８はドリップチャンネルでアシ
、このドリップチャンネル８の底面にルーフパネル１の
側部の７う／ジｌｂｉ、Ｘポット溶接しである。また、
１１はフロ／トピラー、　１２はりャビラ一部である。

ところで、車種によってはアンテナを車体ルーフに装着
する場合があるが、中でもテレスコピックタイプのアン
テナを装着する場合、アンテナ１３のベー７１４をルー
フパネル１にねじ１５固定し、アンテナロッド１６をル
ーフパネル１の挿通孔１７およびサイドルーフレール５
の挿通孔１８に挿通してフロ／トビツー１１内に収納し
である。

しかしこのアンテナ１３の取付構造では、雨水や洗車水
がルーフパネル１とアンテナベース１４との間や、アン
テナベースＩ４とアンテナロッド１６との間に滲透し、
ルーフパネル１にあけられたねじ穴１９や前記挿通孔１
７からサイドルー７レール５上に滴下した場合、サイド
ルー７レール５の内周側のフランジ部６から単室側へ廻
シ込んで車室ルーフトリム、例えばヘッドライニング２
０を汚損し、シミになって室内の品質感を著しく損なっ
てしまう。

発明の目的 本発明の目的は前述した従来の実情に鑑み、アンテナの
貫通固定部から滲透する水の車室側への廻り込みを確実
に阻ＩＦシ、品質感と信頼性の向上を図ることができる
自動車の車体構造を提供することにある。

発明の構成 前記目的を達成するため、本発明にあってはルーフレー
ルの内周側のルーフパネルと略平行に延びる接合フラン
ジ部の端末に、アンテナの貫通固定部から滲透する水の
車室側への廻シ込みを阻止するダム部金立上が９形成し
である。

実施例 本発明の実施例全図面と共に前記従来構造と同一部分に
同一符号を付して詳述する。

即ち、本発明にあっては第４図および第５図に示すよう
に、アウタパネル５ｍとインナパネル５ｂとで閉断面を
構成するサイドルー７レール５の内周側の接合フランジ
部６をルー７パネル１と略平行に延設し、ルーフパネル
１の前記ルー７レール２上方部位、具体的にはルーフパ
ネル１の前コーナ部にアンテナＩ３を貫通固定した構造
にあって、前記サイドルー７レール５の前コーナ部の内
周側の接合フランジ部６の端末に、アンテナ１３の貫通
固定部から滲透する水の車室側への廻り込みを阻止する
ダム部２１ヲ立上がシ形成しである。このダム部２１は
前記接合フランジ部６のアウタパネル５ａ側のフランジ
２２の端末を上方へ折曲成形することによって構成され
ている。

以上の前記実施例構造によれば、雨水や洗車水がアンテ
ナベース１４とルー７バネル１との間やアンチナベ−７
１４とアンテナロッド１６との間に夫々滲透し、ねじ穴
１９や挿通孔１７からルー７レール２の前コーナ部に滴
下し、その内周側の接合７２ンジ部６の端末側に流れて
も、ダム部２１でせき止められ車室側へ滴下するのを阻
止することができる。

このダム部２１でせき止められた水は、前コーナ部の傾
斜に沿ってルーフレール２の外周側へ流下し。

挿通孔１８から前コーナ部内を通ってフロントピラー１
１へ流下して車外へ排出され、もしくはその途中で自然
乾燥される。また挿通孔Ｉ８に流入せず前コーナ部の側
部外周側へ流下した水は、サイドルー７レール５とドリ
ップチャンネル８との接合部のスポット溶接間ならびに
ドリップチャンネル８とルーフパネル１との接合部のス
ポット溶接間を通って車外へ排出され、もしくはその途
中で自然乾燥される。さらに挿通孔１８に流入せず前コ
ーナ部の前部外周側へ流下した水は、ルー７レール２と
ルーフパネル１との接合部のスポット溶接間に滲透して
自然乾燥され、もしくはその途中で自然乾燥される。

なお、ダム部２１を第４図に仮想線で示すように、フロ
ントルーフレール３．サイドルー７レール５にわたって
延長してもよく、さらに場合によっては、ダム部２１は
内周側の接合フランジ部６のインナパネル５ｂ側のフラ
ンジ２３を上方へ折曲成形して構成してもよい。なお上
記実＃ｉ例では挿通孔１８がサイドルー７レール５のア
ウクパネル５ａに開設されたものを示したがフロントピ
ラー１１の上端部におけるサイドルーフレール５と接合
される端部に挿通孔１８を開放するように構成すること
もできる。

また、アンテナ１３をルーフパネル１の”−す部具外、
例えばルーフパネル１の前部中央部に取付けた場合にも
同様に適用できる。さらにアンテナ１３ハチレスコピツ
クタイプ以外のものであってもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、アンテナの貫通固定部か
ら滲透した水の単室側への廻り込みを確実に阻止するこ
とができ、単室ルーフトリムの汚損を防止し、品質感と
信頼性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は車体ルーフにアンテナを装着した自動車の斜視
図、第２図は従来のサイドルー７レールの前部−何と７
０ントビラーとの結合部の斜視図、第３図は従来の構造
を示す第１図■−■線に沿う断面図、第４図は本発明の
一実施例を示す第２図と同様の斜視図、第５図は同第３
図と同様の断面図である。 １・・・ルーフパネル、２・・・ルー７レール％５・・
サイドルーフレール、５＆・・・アウタハネル、５ｂ・
・・インナパネル、６・・・内周側の接合フランジ部、
　１１・・・フロントピラー、１３・・・ア／テナ、１
４・・・アンテナベース、１６・・・アンテナロンド、
　１７　、１８・・・挿通孔、１９・・・ねじ穴、２１
・・・ダム部、　２２　、２３・・・フランジ。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アウタパネルとインチパネルとで閉断面を構成するルー
   フレールの内周側の接合フランジ部をルーフパネルと略
   平行に延設し、ルーフパネルの前記ルーフレール上方部
   位にアンテナを貫通固定した構造にあって、前記接合フ
   ランジ部の端末にアンテナの貫通固定部から滲透する水
   の車室側への廻ｐ込みを阻止するダム部を立上がり形成
   したことを特徴とする自動車の車体構造。