JPS60165486A - 断熱箱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫、低温ショーケース等の断熱箱体に関す
る。

（ロ）従来技術 実公昭５２−７８９０号公報＜　ＪＰＣ１７０Ｂ４１）
には、前上がりに傾斜する底壁を有する外箱と、この底
壁の直下に形成され圧縮機、凝縮器を収納設置した機械
室とを備えた冷蔵シ９−ケースが示され、前記圧縮機、
凝縮器からの放熱により暖められた空気な底壁の傾斜面
に沿って上昇させて案内レール及び排水管を暖め、この
部分の着露を防止するようＫしている。

か〜る構成は、外箱底壁の傾斜面を利用して圧縮機、凝
縮器の放熱で暖められた空気の排出を促進しているが、
内外両箱間に発泡断熱材を充填する発泡工程時には、外
箱底壁の傾斜面によって発泡断熱材の成長に偏りが発生
し発泡不良を招くために、発泡断熱材の原液注入孔、内
外両箱間の空気を排出する排気孔の形成位置に留意する
必要が生じた。

（ハ）発明の目的 本発明は従来技術を改良して発泡工程時における発泡断
熱材の成長を均一にして発泡不良をなくすことにある。

に）発明の構成 内箱と、前上がり又は抜上がりに傾斜する底壁を有する
外箱と、この内外両箱間に充填される発泡断熱材とから
なり、発泡工程時には前記底壁な上面となす本体と、こ
の本体直下に圧縮機、凝縮器等を設置する機械室を形成
してなる断熱箱体”において、前記底壁な下面とＣたと
き、傾斜の高部位となる部分に前記発泡断熱材の原液を
注入する注入孔、低部位となる部分に内外両箱間の空気
を外部に排出する排気孔を形成してなる断熱箱体。

（ホ）発明の実施例 第１図乃至第４図は本発明の実施例な示し、図中（１）
はアイスクリーム等を販売するために用いられる低温シ
ョーケース等の断熱箱体で、前面上部に透視窓（２）、
上面前半部に左右２枚の前後方向摺動式の透明扉（３Ａ
）（３Ｂ）を備えた断熱壁（４）にて本体を構成し、こ
の本体の下方に機械室（５）、上面後半部の上方に収納
室（６）を形成している。

前記断熱壁は、庫内（７）を画成する上面開口な金属製
の内箱（８）と、この内箱を収納し、且つこの内箱との
間に空間を形成する上面開口な金属製の外箱（９）と、
この内外両箱間の前記空間に発泡充填される硬質ポリウ
レタン等の発泡断熱材（イ）とにより構成されている。

前記内箱は第３図乃至第午図に示す如く、前、背、左、
右、底の６壁（８Ａ）〜（８Ｅ）からなり、その外周面
に備えた蛇行状の低温冷媒管からなる主冷却器（ロ）と
、上面後半部に配置され、所謂ロールボンド法により成
形された板状の補助冷却器（２）とにより庫内（７）を
冷却する。又、前記外箱は、内面に高温の気液混合冷媒
乃至液冷媒の流れる蛇行状冷媒管よりなる熱交換器（至
）を備えた前壁（９人）と、背壁（９Ｂ）と、左右両壁
（９Ｃ）（９Ｄ）と、抜上がりに緩かに傾斜し、高部位
となる後縁に前記発泡断熱材の注入孔（至）、低部位と
なる＾ＩＪ縁に適数個の排気孔ｕ４を有する底壁（９Ｅ
）と、前記補助冷却器の真上に位置して緩かに抜工がり
に傾斜する土壁（９Ｆ）とからなり、前記熱交換器にて
前壁（９人）の結露防止を図る。

前記機械室（５）は前記外箱の前壁（９Ａ）下部と、左
右両壁（９Ｃ）（９Ｄ）の下部と、底壁（９Ｅ）と、上
縁に上下方向に開口する排気路（ト）、この排気路より
下部に位置して前後方向に開口する排気路αηを形成し
、背面開口を覆う取外し自在なカバーＯねと、下面後部
に位置し、前記外箱の前壁（９Ａ）下端との間に吸気路
ＯＩを形成するベース翰とにより画成され、前記主、補
助画冷却器と共に冷凍サイクルな構成する冷媒圧縮機Ｑ
υをベース（イ）、ワイヤーフィンチー−ブ式凝縮器＠
な前記吸気路の前後両縁に設けた一対の支持具（２３Ａ
）　（２３Ｂ）に夫々止着している。前記圧縮機及び凝
縮器の放熱で暖められる空気は、吸気路（１１から機械
室（５）に導かれ、底壁（９Ｅ）の傾斜面に沿って第３
図矢印の如く上昇し、カバーＤＩの両排気路ｏＯａηか
ら外部に排出される。

前記内外両箱は第１図に示す如く、発泡工程時には双方
の底壁（８Ｅ）（９Ｅ）が上面となる様に図示しない内
外両治具で固定される。尚、（２）は補助冷却器（６）
と土壁（９Ｆ）の間に介在された断熱ブロック、（ホ）
は内箱（８）の左右両側（８Ｃ）（８Ｄ）に形成され、
前記断熱ブロック前方に発泡断熱材（２）を案内する窓
である。この固定された内外両箱（８）（９）間の空間
に、硬質ポリウレタン等の発泡原液ａ６を注入孔（２）
から注入し、発泡させる。この原液はクリーム、ゲル、
泡の各成長状態を経て固化して発泡断熱材（ト）となる
訳であるが、この発泡断熱材の成長に伴ない内外両箱（
８）（９）間の空気は第１図矢印の如く排気孔ａ４から
徐々に外部に押し出され、最終発泡区域となる前記内外
両箱の底壁（８Ｅ）（９Ｂ）間では、発泡断熱材員及び
空気は共に外箱（９）の前縁が高部位、後縁が低部位と
なった底壁（９Ｅ）の傾斜面に沿って最終発泡地点とな
る排気孔Ｑ４方向に案内される。尚、この発泡工程時、
発泡断熱材（イ）の成長速度及び密度を考慮して注入孔
（２）直下の壁厚即ち両背壁（８Ｂ）（９Ｂ）間の間隔
を、排気孔（ロ）直下の壁厚即ち前壁（８Ａ）（９Ａ）
閣の間隔より小さくしている。

か〜る構成によれば、発泡工程時、外箱（９）の傾斜し
た底壁（９Ｅ）は上面となり、注入孔０を形成した後縁
が低部位、排気孔（ロ）を形成した前縁が高部位となる
ばかりでなく、内箱（８）の底壁（８Ｅ）との間の空間
が最終発泡区域、又排気孔α→が最終発泡地点となるの
で、発泡断熱材（ト）の成長速度が遅くなる最終発泡区
域において、底壁（９Ｅ）の傾斜面に沿って発泡断熱材
顛及び空気を、排気孔０４方向にスムースに案内してこ
の排気孔から空間の空気を確実に除去することができ、
この結果発泡断熱材（イ）の成長の偏り及び空気残りに
よる発泡不良を防止できる。又、冷凍サイクルの運転時
、外箱（９）の底壁（９Ｅ）は下面となり、注入孔（至
）を形成した後縁が高部位、排気孔ａ４を形成した前縁
が低部位となるので、圧縮機１２℃、凝縮器（イ）の放
熱で暖められた空気は底壁（９Ｅ）の傾斜面に沿ってス
ムースに外部に排出され、しかも注入孔（２）、排気孔
α荀は共に暖められた空気で加熱されるので、この注入
孔、排気孔から発泡断熱材（イ）への湿気進入を防止す
ることができる。

尚、第５図は本発明の他の実施例を示すもので、底壁（
９Ｅ）を前止がりに傾斜させ、高部位となる前縁に注入
孔０、低部位となる後縁に排気孔Ｑ４を夫々形成すると
共に、外箱（９）の前壁（９Ａ）下部に排気路Ｃｌ７）
を形成している。

（へ）発明の効果 本発明は上述の如く構成されているので、下記に列挙す
る効果が生じる。

■　発泡工程時、外箱底壁の傾斜面により、発泡断熱材
及び空気の流れをスムースにして発泡断熱材の発泡不良
を防止することができる。

■　冷凍ザイクル運、転時、外箱底壁の傾斜面により、
圧縮機、凝縮器の放熱で暖められた空気をスムースに機
械室外に排出することができる。

■　冷凍サイクル運転時、圧縮機、凝縮器の放熱で暖め
られた空気で注入孔、排気孔を加熱しているので、注入
孔、排気孔から発泡断熱材への湿気進入を防止できる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明断熱箱体の実施例を示し、第１図は
発泡工程時の縦断面図、第２図は前方斜視図、第３図は
第２図Ａ−Ａ断面図、第４図は第２図Ｂ−汀断面図、第
５図は他の実施例を示す縦断面図である。 （５）・・・機械室、　（８）・・・内箱、　（９）・
・・外箱、　（９Ｅ）・・・底壁、　（ト）・・・発泡
断熱材、　＠す・・・圧縮機、翰・・・凝縮器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内箱と、前上がり又は抜上がりに傾斜する底壁を有
   する外箱と、この内外両箱間に充填される発泡断熱材と
   からなり二発泡工程時には前記底壁な上面となす本体と
   、この本体直下に圧縮機、凝縮器等を設置する機械室を
   形成してなる断熱箱体において、前記底壁を下面とした
   とき、傾斜の高部位となる部分に前記発泡断熱材の原液
   を注入する注入孔、低部位となる部分に内外両箱間の空
   気な外部に排出する排気孔を形成してなる断熱箱体。