JPS6016474Y2 - 切削屑の処理装置 - Google Patents

切削屑の処理装置

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JPS6016474Y2
JPS6016474Y2 JP9579881U JP9579881U JPS6016474Y2 JP S6016474 Y2 JPS6016474 Y2 JP S6016474Y2 JP 9579881 U JP9579881 U JP 9579881U JP 9579881 U JP9579881 U JP 9579881U JP S6016474 Y2 JPS6016474 Y2 JP S6016474Y2
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JP
Japan
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cutting waste
cutting
roller
rollers
side roller
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JP9579881U
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JPS584293U (ja
Inventor
良三 石井
克行 渡部
Original Assignee
双葉電子工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、切削加工により発生する切削屑を圧縮ないし
は粉砕して、その蓄積スペースの節約や運搬を容易にし
た切削屑の処理装置に関するものである。
バイトやフライスなどの工具を用いて、旋盤やフライス
盤などで材料を切削する加工を行う場合、スクラップと
なる各種切削屑が発生する。
この切削屑は、刃先の形状や仕上げ面のあらさの程度あ
るいは被加工物の材質などにより種々の形状、大きさを
とるが、鋼材やアルミニウム合金あるいは銅合金などの
材料を切削する場合、切込み量が比較的大きいと一般に
第1図に示すようにカール状の切削屑となる。
この切削屑−個一個についてみれば高々数十個程度のも
のであるが、切削時に加えられるひずみや発生する熱な
どにより前述したようにカール状に変形しているため、
工作機械から排出された切削屑をそのまま堆積しておく
と、互いにからみ合い、大きな蓄積スペースを要すると
ともに、後で運搬する場合も非常にやっかいである。
そこで、ベルトコンベアシステムを用いて、発生した切
削屑を蓄積場所に運搬するような手段をとればよいが、
この運搬途中において切削屑が互いにからみ合ってしま
い、ベルトコンベアのストップ事故がしばしば発生する
という不具合が生じやすい。
一方、ベルトコンベアにより蓄積場所に円滑に運搬され
たとしても、今度はその蓄積場所で次々と堆積される切
削屑が互いにからみ合って、再生処理のために副送しよ
うとする場合に、その扱いが面倒となり、また重量は少
ないにもかかわらず体積が大きくなるので副送能率がき
わめて悪くなる、という問題点がある。
そこで、ベルトコンベアにより蓄積場所に運ばれた切削
屑を、粉砕機により小片にせん断し、後の処理を容易に
しようとする試みも行われている。
すなわち、第2図a、 bに示すように回転軸1に固定
され、先端に刃先が形成された、例えば4枚の回転羽根
2により、図示しないベルトコンペアから導入された切
削屑3を、案内板4との間でせん断し、細片化しようと
するものである。
しかしながら、この第2図a、 hに示す方法でも、
ベルトコンベアによる運搬途中に切削屑3がからみ合っ
た状態で回転羽根2に導入されるために、そのせん断作
業は容易でなく、回転羽根2の刃先を損傷する、あるい
ははなはた七い場合には回転羽根2自体の折損事故が生
ずる等の問題があった。
このように、切削作業における切削屑の処理は、作業現
場では大きな問題となっており、特に、発生した切削屑
を溶融させて再利用する上から、切削屑の有効な処理方
法が強く望まれているところである。
本考案者は、上述した事情に鑑みて、切削屑の処理方法
について種々検討した結果、例えば第1図に示すように
カール状に変形した切削屑は、切削時に大きなひずみを
受けて、細かなき裂が多数形成された状態にあり、これ
を圧縮して押し潰すことにより容易に破砕される、ある
いは板状体に変形される点に着目し、切削屑の有効処理
を行うことのできる本考案を達成するに至ったものであ
る。
すなわち、本考案は工作機械の切削屑の排出部近傍に配
設されて、互いに圧縮して逆方向に回転する一対のロー
ラの圧接部に切削屑を導入し、これを平板状に圧縮ない
しは小片に粉砕させることにより、運搬処理中における
切削屑どうしのからみ合いをなくし、運搬作業を容易に
するとともに、また蓄積スペースの大幅な節約を図った
切削屑の処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
以下、図面を参照して本考案による切削屑の処理装置の
一実施例を説明する。
第3図a、 bは本考案の処理装置の原理構成を示す図
であり、第3図aは側面図、同図すは平面図を示してい
る。
ここで11は、駆動源となるモータであり、12はロー
ラである。
そして、前記モータ11と駆動側のローラ12のそれぞ
れの回転軸に取付けられたプーリ13.14間に伝動ベ
ルト15が巻き掛けられてモータ11の回転が駆動側の
ローラ12に伝達されるようになっている。
また16は、弾性部材としての圧縮ばね17により常時
ローラ12方向に押圧されて、このo −ラ12に圧接
する従動側のローラであり、18は前記ローラ16の軸
受は部材、19は前記圧縮ばね17の一端を支える固定
部材であり、さらに20は、前記軸受は部材18と一体
に構成され、圧縮ばね17の弾発力を受けるばね受は部
材である。
すなわち本考案による処理装置は、モータ11によって
回転駆動されるローラ12と、このローラ12に圧縮ば
ね17により圧縮されることによって従動するローラ1
6との一対のローラを主要構成するものである。
しかして、前記ローラ12とローラ16との正圧接部に
、工作機械から発生した切削屑3を導入する。
導入された切削屑3は、互いに逆方向に回転する一対の
ローラ12,16により押し潰される。
この場合、前記切削屑3が鋼材である場合は、この切削
屑3は切削加工時に強いひずみを受けており、しかも細
かい多数のき裂が入った状態にある。
また切削熱や前記ひずみ等によって、カール状や渦巻き
状に変形したものとみることができる。
したがって、前記ローラ12とローラ16との圧接面に
挾まれた切削屑3は、外部圧力に耐λ得ず、粉砕される
ようになる。
また、粉砕されるに到らずとも、ローラ12゜16の圧
接面によって圧縮変形されて平板状の細片となる。
同様に切削屑3がアルミニウム合金や銅合金の場合も、
粉砕ないしは圧縮変形されて平板状の細片となり、一対
のローラ12,16の回転にともない排出される。
さらにこの場合、一対のローラ12,16の圧接面に導
入される切削屑3をできるだけ多く粉砕しようとすれば
、前記圧縮ばね17のばね力を強くすればよいが、ばね
力が強すぎると駆動側ローラ12をモータ11として大
出力のものが必要となり、損失が大きくなる。
したがって前記圧縮ばね17のばね力は、処理すべき切
削屑3の材質によって適宜選定すればよい。
ところで、ローラ12,16の圧接面に導入される切削
屑3を有効に処理するためには、切削屑3が前記圧接面
に巻き込まれることが必要である。
このためには、前記ローラ12,16の半径は可能なか
ぎり大きくするのが有利である。
しかしながら、前述したように切削屑3自体の形状は、
第1図に示したようにカールした形状になっていたり、
あるいは渦巻き状であったりして不定形である。
しかして、その形状によっては一対のローラ12.16
間に巻き込まれない切削屑3もでてくる。
さらに装置の小形・軽量化、あるいは設置スペースを節
約する上から、ローラ12,16の半径は小さい方が好
ましい。
そこで、導入された切削屑3を効率よくローラ12.1
6の圧縮面に導入するためには、第4図に示すようにロ
ーラ12,16の円周面にらせん状の溝や直線状の溝を
形成すればよい。
第4図に示す例は、駆動側のローラ12と従動側のロー
ラ16の円周面に、それぞれ溝の巻き方向を逆にし、か
つ同一ピッチのらせん状の溝21及び22を刻設し、さ
らに駆動側のローラ12には、前記らせん状の溝21と
交差する複数条の直線状の溝23.24を刻設した例を
示している。
また、直線状の溝23.24は、例えば図示するように
ローラ12の長手方向の中心部から左右に分けて、それ
ぞれ半ピツチずつすらした位置に形成しておけば、両【
7−ラ12,16が圧接回転した場合に、長手方向右半
分、あるいは左半分のいずれかの部分が円周面で接触す
るようになるので、両ローラ12,16の回転が円滑に
行われるようになる。
また、回転を円滑にするため、ローラ12の軸方向両端
部には、直線状の溝23.24を形成しない部分を設け
るようにしてもよい。
あるいは両ローラ12,16の回転を円滑に行わせるた
めに、ローラ12.16の接線に対して傾斜をもって直
線状の溝を形成すれば、第4図に示すように直線状の溝
を長手方向はぼ中央部で半ピツチずつずらす必要はない
このようにして、らせん状のi2m、22及び直線状の
溝23.24の形成されたローラ12及び16を圧接さ
せ、ローラ12を駆動側のローラとしてローラ12及び
16を互いに逆方向に回転させれば、両ローラ12,1
6の接触面においてらせん状の溝の深さ部分だけ隙間が
形成される。
しかもこの隙間は、各ローラ12,16のらせん状の溝
21.22の巻き方向が第4図に示す方向であり、かつ
それぞれのローラ12,16の回転方向が図示A及びB
方向となっていれば回転につれて切削屑は矢印C方向に
移動する。
したがって、ローラ12,16の圧接面に導入された切
削屑は、らせん状の溝21.22によって形成される隙
間に入り込み、かつローラ12゜16の軸方向に移動さ
れるので、切削屑がローラ12.16上で平均化され前
記圧縮面にきわめて巻込まれてやすくなる。
また、前記直線状の溝23.24は、圧接する他方のロ
ーラと協働してその溝形成部が刃先として作用し、圧接
面に巻き込まれた切削屑を、そのピッチ長さに応じて切
断する作用をするほか、導入された切削屑を円周方向か
ら圧接面に巻き込む作用をなす。
しかして、ローラ12,16の円周面に上述したような
溝21〜24を形成することにより、切削屑をローラ1
2,16の圧接面に効率よく巻込むことが可能となり、
また切削屑を細片化する上でも有効に作用する。
ところで、上述し7た例では直線状の溝23.24を駆
動側のローラ12に形成しているが、これは従動側のロ
ーラ16側に形成してもよいし、また両者の回転の円滑
さを損わない範囲内で両ローラ12,16に直線状の溝
を形成するようにしてもよい。
さらに、らせん状の溝21.23は、切削屑を巻込みや
すくするために、−条に限らず複数条に形成することも
できる。
次に、第4図に示す形状のローラを用いて構成した本考
案の処理装置の具体的な構成例を第5図a、bに示す。
この第5図は、第3図及び第4図と同一機能の部分には
同一符号を符して示している。
しかして第5図aは、一部を破断して示す側面図であり
、同図すは、第5図a中のX−X線に沿って矢印方向か
らみた平面図である。
この第5図a、bにおいて、31は各部材を支持するた
めのフレームであり、このフレーム31には、ローラ1
2の回転軸を支承する軸受は部31aと、ローラ16の
回転軸を図示矢印DE力方向移動案内する長孔部31b
と、後述するベルトコンベアのローラの回転軸を支承す
る軸受は部材31eが形成されている。
また、このフレーム31には、圧縮ばね17の一端を受
けて送りねじ機構により図示DE力方向移動し、圧縮ば
ね17のばね力を調整する調整部32が取付けられ、さ
らにローラ16の軸受は部材18に形成された移動腕1
8aの移動を案内するガイドレール33が取付けられて
いるとともに、フレーム31の底板部にはモータ11が
固定されている。
一方34は、前記軸受は部31cにより回転支持され、
図示しない駆動源により駆動されるローラ35.36間
に装着されたベルトであり、前記ローラ35,36とと
もにベルトコンベアラ構成する。
しかして、この第5図a、bに示す構成によればモータ
11により互いに逆方向に回転している一対のローラ1
2,16の圧接面に導入された切削屑3が、ローラ12
.16によって粉砕ないしは圧縮変形されて、ローラ1
2,16より排出される。
そしてこの排出された切削屑は、ベルト34によってこ
の処理装置外に運搬され、ここに蓄積ないしは図示しな
い他のベルトコンベア上に排出され、所定の蓄積場所に
運ばれるようになる。
また、圧縮ばね17の調整部32を調整することにより
、ローラ12に対するローラ16の押圧力を適宜設定で
きるので、切削屑の材質、形状に応じて、効率よく切削
屑の処理を行うことができるようになるものである。
以上述べたように、本考案による切削屑の処理装置は、
圧接し合って互いに逆方向に回転する一対のローラの前
記圧接面に切削屑を導入し、これを圧縮変形して平板状
にするか、あるいは圧縮時の圧力によって粉砕すること
により、切削屑どうしのからみ合いをなくすようにした
ものである。
し7たがって、この処理装置を通した切削屑は、細片化
され、あるいは平板状に圧縮変形されているので、互い
にからみ合うということがなく、蓄積スペースの大幅な
節約ができ、また例えば工場内の各工作機械から発生し
た切削屑をベルトコンベアシステムにより所定の蓄積場
所に運んで蓄積しようとする場合においても、ベルトコ
ンベアの停止事故が発生する、という不具合が解消され
て、その保守がきわめて楽になるばかりでなく、運搬処
理がきわめて容易となるなど、得られる効果は大である
また、蓄積された切削屑を溶融処理するために他の場所
に輸送する場合においても、例えば貨車等に隙間なく有
効に積み込むことが可能となるので輸送効率が大幅に向
上し、切削屑の再利用を促進する上からも得られる効果
は、きわめて犬である。
さらに本考案による切削屑の処理装置は、小形かつ安価
に構成できるので、工場内の各切削屑の発生場所に設置
し、ここで処理した切削屑を例えばベルトコンベアシス
テムにより一箇所に蓄積させて管理する、という手段を
採用でき、工場内の美化あるいは作業上の安全を図る上
からもすぐれた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、切削加工により発生する切削屑の形状例を示
す図、第2図a、 bは、従来の切削屑の処理装置の構
成例を説明するための側面図及び平面図、第3図a、
bは、本考案による切削屑の処理装置の原理構成を示す
側面図及び平面図、第4図は、本考案による切削屑の処
理装置の他の実施例の要部を示す斜視図、第5図a、
bは、本考案による切削屑の処理装置の具体的構成例を
示す側面図及び平面図である。 3・・・・・・切削屑、11・・・・・・モータ、12
.16・・・・・田−ラ、17・・・・・・圧縮ばね、
21.22・・・・・・らせん状の溝、23.24・・
・・・・直線状の溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工物の切削加工時に発生する切削屑を圧縮変形ない
    しは粉砕し、蓄積、運搬処理に供する切削屑の処理装置
    において、1対のローラは駆動源より回転駆動される駆
    動側のローラと、この駆動側のローラの外周面に、少な
    くともその外周面の一部が弾性材により圧接することに
    より回転駆動する従動側のローラとから構成され、前記
    駆動側のローラと従動側のローラとの少なくとも一方は
    、その外周面にらせん状の溝とローラの軸方向に平行な
    いしは、ローラの接線に対して傾斜をもった直線状の溝
    とが形成されてことを特徴とする切削屑の処理装置。
JP9579881U 1981-06-27 1981-06-27 切削屑の処理装置 Expired JPS6016474Y2 (ja)

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JP9579881U JPS6016474Y2 (ja) 1981-06-27 1981-06-27 切削屑の処理装置

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JP9579881U JPS6016474Y2 (ja) 1981-06-27 1981-06-27 切削屑の処理装置

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JPS584293U JPS584293U (ja) 1983-01-12
JPS6016474Y2 true JPS6016474Y2 (ja) 1985-05-22

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ID=29890690

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303845A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Satake Eng Co Ltd 製粉用ロール機のブレーキロール及び該ブレーキロールを用いた製粉用ロール機

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Publication number Publication date
JPS584293U (ja) 1983-01-12

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