JPS6015929B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPS6015929B2 JPS6015929B2 JP50147984A JP14798475A JPS6015929B2 JP S6015929 B2 JPS6015929 B2 JP S6015929B2 JP 50147984 A JP50147984 A JP 50147984A JP 14798475 A JP14798475 A JP 14798475A JP S6015929 B2 JPS6015929 B2 JP S6015929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- display device
- crystal display
- polarizing plates
- transparent electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蓄積型電気光学効果を利用した液晶表示装置に
関する。
関する。
従来、イオンキャリャを含み、負の誘電率異方性を有し
、分子軸の配向がらせん構造をとるような液晶物質に直
流または低周波の交流電圧を印加すると、あるしきい値
電圧以上で動的散乱を生じ、電圧を除去した後も光散乱
状態が蓄積される現象が知られている。
、分子軸の配向がらせん構造をとるような液晶物質に直
流または低周波の交流電圧を印加すると、あるしきい値
電圧以上で動的散乱を生じ、電圧を除去した後も光散乱
状態が蓄積される現象が知られている。
蓄積された画像はあるしきし、値以上の高周波電圧を印
加することによって消去される。この蓄積型電気光学効
果を利用した表示装置は透明不透明による表示であり、
カラー表示を行なう場合にも色フィル夕を付けるなどの
方法によって特定の色相と白色とによる表示が可能であ
るにすぎない。また正の誘電率異方性を有し、分子軸の
配向からせん構造をとるような液晶物質を、透明電極表
面において液晶分子長軸が亀極表面に垂直に配向するよ
うな処理を施したセルに充填し、その前後にねじれネマ
ティツク液晶セルと一対の偏光板とを設置することによ
って四種類の色相による表示を行なう方式も提案されて
いる（信学技毅Ｖｏｌ．７５、Ｎｏ．３４、Ｐ．４５）
が、四色表示を行なう場合には蓄積機能を持たせること
はできず、また同じ方式である色相と白色とによる表示
を行なう場合には、コントラストが低い、蓄積動作時に
一旦画像が消滅する等の短所を有し、また垂直表面処理
等、液晶セル作成上の複雑になるなどの欠点があった。
本発明の目的はある色相と白色とによる表示において、
製作が簡単で表示コントラストの高い蓄積型液晶表示装
置を提供することにある。
加することによって消去される。この蓄積型電気光学効
果を利用した表示装置は透明不透明による表示であり、
カラー表示を行なう場合にも色フィル夕を付けるなどの
方法によって特定の色相と白色とによる表示が可能であ
るにすぎない。また正の誘電率異方性を有し、分子軸の
配向からせん構造をとるような液晶物質を、透明電極表
面において液晶分子長軸が亀極表面に垂直に配向するよ
うな処理を施したセルに充填し、その前後にねじれネマ
ティツク液晶セルと一対の偏光板とを設置することによ
って四種類の色相による表示を行なう方式も提案されて
いる（信学技毅Ｖｏｌ．７５、Ｎｏ．３４、Ｐ．４５）
が、四色表示を行なう場合には蓄積機能を持たせること
はできず、また同じ方式である色相と白色とによる表示
を行なう場合には、コントラストが低い、蓄積動作時に
一旦画像が消滅する等の短所を有し、また垂直表面処理
等、液晶セル作成上の複雑になるなどの欠点があった。
本発明の目的はある色相と白色とによる表示において、
製作が簡単で表示コントラストの高い蓄積型液晶表示装
置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置はイオンキャリャを含み、負の誘
電率異方性を有し分子軸の配向がらせん構造をとるよう
な液晶物質を、そのらせん構造の光軸がガラス面に対し
てほぼ垂直の方向に配向するようにはさんだ一組の相対
向する透明電極基板と、その前後に設けた一対の偏光板
とから構成される。
電率異方性を有し分子軸の配向がらせん構造をとるよう
な液晶物質を、そのらせん構造の光軸がガラス面に対し
てほぼ垂直の方向に配向するようにはさんだ一組の相対
向する透明電極基板と、その前後に設けた一対の偏光板
とから構成される。
液晶分子配向のらせん構造の光軸がガラス面に対してほ
ぼ垂直の方向に配向するような構造は、ガラス面に特別
の表面処理を施すまでもなく洗浄したガラスに液晶物質
をはさむだけで得られるが、ガラス面にラビング等の平
行配向処理を施すことは、より完全な配向を得るのに効
果的である。次に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
ぼ垂直の方向に配向するような構造は、ガラス面に特別
の表面処理を施すまでもなく洗浄したガラスに液晶物質
をはさむだけで得られるが、ガラス面にラビング等の平
行配向処理を施すことは、より完全な配向を得るのに効
果的である。次に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第１図は本発明の液晶表示装置の一実施例の構造を示す
断面図である。１は一対の偏光板、２はガラス坂上に酸
化インジウムを蒸着した一組の透明電極基板であり、テ
フロンフィルムによって間隔が約２５Ａ仇に保持されて
いる。
断面図である。１は一対の偏光板、２はガラス坂上に酸
化インジウムを蒸着した一組の透明電極基板であり、テ
フロンフィルムによって間隔が約２５Ａ仇に保持されて
いる。
透明電極基板２の間には負の誘電率異方性を有するネマ
ティック液晶のパラメトキシベンジリデソーパラブチル
アニリンとコレステリツク液晶のコレステリルーノナノ
エイトとを重量比で９５：５の割合で混合し、さらに徴
量のイオンキャリャを添加した混合液晶３が充填されて
いる。４は画像書込み用の直流あるいは低周波電圧を印
加する電源であり、５は画像消去用の高周波電圧を印加
する電源である。
ティック液晶のパラメトキシベンジリデソーパラブチル
アニリンとコレステリツク液晶のコレステリルーノナノ
エイトとを重量比で９５：５の割合で混合し、さらに徴
量のイオンキャリャを添加した混合液晶３が充填されて
いる。４は画像書込み用の直流あるいは低周波電圧を印
加する電源であり、５は画像消去用の高周波電圧を印加
する電源である。
本発明は発明者が見出した次のような実験事実に基づい
ている。第２図は第１図の構成において、一対の偏光板
１の偏光方向のなす角度を２００とし、白色光を入射し
て透過光強度の分光スペクトルを測定した結果である。
すなわちこの状態では、一対の偏光板１を通過する透過
光は分光スペクトルのピークを示す波長を加えあわせた
色がついてみえる。入射光側の偏光坂を固定したままで
透過光側の偏光板を回転して同じ測定を行なうと、二枚
の偏光板のなす角度ａの変化に従って分光スペクトルの
ピークを示す波長入が遷移することが見出された。第３
図は波長入と二枚の偏光板のなす角度８との関係を示す
。肉眼によると、偏光板の一枚を回転するにつれて透過
光の色相が紫から赤に順次変化してゆくのが観察される
。次に液晶セルに直流あるいは低周波交流電圧を印加す
ると、あるしきし、値以上の電圧で液晶分子の配向が乱
れ、その結果液晶セルを通過した光はあらゆる方向に広
がる散乱光となって偏光板のなす角度のこよらず常に白
くみえる。従って本発明の構成によれば、偏光板の回転
によって紫から赤に至る任意の色相を背景として、電圧
を印加された電極のパターンに従って白色の文字、図形
等を表示することができる。また、電圧を除去すると表
示パターンは数カ月以上蓄積され、あるしきい電圧以上
の高周波電圧を印加することによって随時消去すること
ができる。本発明の液晶表示装置に応用した蓄積型電気
光学効果はプレーナ組織の光透過率が高い等の理由によ
って、前述の正の誘電率異方性を有する液晶物質を華直
配向処理を施した電極基板間に充填したセルにおける蓄
積型電気光学効果に比べて高いコントラストが得られる
という特長を有している。また、後者の蓄積型電気光学
効果においては画像を蓄積させる際に一時的に画像が消
滅するのに比べ、本発明に応用した蓄積型電気光学効果
においては、そのような不都合がなく良質な蓄積画像表
示が得られる。なお、電極パターンは任意の形状にする
ことができるし、セグメント形式、マトリクス形式の表
示パターンが可能であることは言うまでもない。また、
表示の高コントラストを得るために背後に照明器具を設
置することが有効であることは勿論である。以上に述べ
たように、本発明の液晶表示装置は製造が簡単であり、
紫から赤に至る任意の色相と白色とによる高コントラス
トの表示が可能で、良質の蓄積画像表示を行なうことが
でき、また色相は偏光板の一枚を回転することによって
容易に変化させることができる。
ている。第２図は第１図の構成において、一対の偏光板
１の偏光方向のなす角度を２００とし、白色光を入射し
て透過光強度の分光スペクトルを測定した結果である。
すなわちこの状態では、一対の偏光板１を通過する透過
光は分光スペクトルのピークを示す波長を加えあわせた
色がついてみえる。入射光側の偏光坂を固定したままで
透過光側の偏光板を回転して同じ測定を行なうと、二枚
の偏光板のなす角度ａの変化に従って分光スペクトルの
ピークを示す波長入が遷移することが見出された。第３
図は波長入と二枚の偏光板のなす角度８との関係を示す
。肉眼によると、偏光板の一枚を回転するにつれて透過
光の色相が紫から赤に順次変化してゆくのが観察される
。次に液晶セルに直流あるいは低周波交流電圧を印加す
ると、あるしきし、値以上の電圧で液晶分子の配向が乱
れ、その結果液晶セルを通過した光はあらゆる方向に広
がる散乱光となって偏光板のなす角度のこよらず常に白
くみえる。従って本発明の構成によれば、偏光板の回転
によって紫から赤に至る任意の色相を背景として、電圧
を印加された電極のパターンに従って白色の文字、図形
等を表示することができる。また、電圧を除去すると表
示パターンは数カ月以上蓄積され、あるしきい電圧以上
の高周波電圧を印加することによって随時消去すること
ができる。本発明の液晶表示装置に応用した蓄積型電気
光学効果はプレーナ組織の光透過率が高い等の理由によ
って、前述の正の誘電率異方性を有する液晶物質を華直
配向処理を施した電極基板間に充填したセルにおける蓄
積型電気光学効果に比べて高いコントラストが得られる
という特長を有している。また、後者の蓄積型電気光学
効果においては画像を蓄積させる際に一時的に画像が消
滅するのに比べ、本発明に応用した蓄積型電気光学効果
においては、そのような不都合がなく良質な蓄積画像表
示が得られる。なお、電極パターンは任意の形状にする
ことができるし、セグメント形式、マトリクス形式の表
示パターンが可能であることは言うまでもない。また、
表示の高コントラストを得るために背後に照明器具を設
置することが有効であることは勿論である。以上に述べ
たように、本発明の液晶表示装置は製造が簡単であり、
紫から赤に至る任意の色相と白色とによる高コントラス
トの表示が可能で、良質の蓄積画像表示を行なうことが
でき、また色相は偏光板の一枚を回転することによって
容易に変化させることができる。
第１図は本発明の液晶表示装置の一実施例の構造を示す
断面図であり、１は一対の偏光板、２は透明電極基板、
３は液晶層、４，５はそれぞれ書込み用および消去用の
電圧を印加する電源である。 第２図は２０ｏの角度をなす二枚の偏光板にはさまれた
液晶層を透過する光の分光スペクトルであり、第３図は
分光スペクトルのピークを示す波長と二枚の偏光板のな
す角度との関係を示す図である。オー図 が２図 汁３図
断面図であり、１は一対の偏光板、２は透明電極基板、
３は液晶層、４，５はそれぞれ書込み用および消去用の
電圧を印加する電源である。 第２図は２０ｏの角度をなす二枚の偏光板にはさまれた
液晶層を透過する光の分光スペクトルであり、第３図は
分光スペクトルのピークを示す波長と二枚の偏光板のな
す角度との関係を示す図である。オー図 が２図 汁３図
Claims (1)
- １ 相対向する透明電極基板の間にイオンキヤリヤを含
み、負の誘電率異方性を有し、分子軸の配向がらせん構
造をとり、かつ、このらせん構造の光軸が前記透明電極
基板に垂直な方向に配向するような液晶物質を充填し、
その前後に一対の偏光板を取り付けた液晶セルと、該液
晶セルに電圧を印加する電源とからなる液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50147984A JPS6015929B2 (ja) | 1975-12-11 | 1975-12-11 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50147984A JPS6015929B2 (ja) | 1975-12-11 | 1975-12-11 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5271259A JPS5271259A (en) | 1977-06-14 |
| JPS6015929B2 true JPS6015929B2 (ja) | 1985-04-23 |
Family
ID=15442526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50147984A Expired JPS6015929B2 (ja) | 1975-12-11 | 1975-12-11 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6015929B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5468263A (en) * | 1977-11-10 | 1979-06-01 | Stanley Electric Co Ltd | Liquid crystal indicator |
-
1975
- 1975-12-11 JP JP50147984A patent/JPS6015929B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5271259A (en) | 1977-06-14 |
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