JPS6015873Y2

JPS6015873Y2 - テントシ−ト

Info

Publication number: JPS6015873Y2
Application number: JP16233080U
Authority: JP
Inventors: 天佐々木
Original assignee: トヨタ自動車株式会社
Priority date: 1980-11-13
Filing date: 1980-11-13
Publication date: 1985-05-18
Also published as: JPS5785235U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、順次連結させることによって拡張すること
ができるテントのテントシートに関する。

従来のテントは、２人用あるいは４〜６人用となってお
り使用人数に合せてそのスペースが決まっていた。

それゆえ、多人数でキャンプなどへ行き宿泊などする際
には、いくつかの２人用あるいは４〜６人用テントを装
入かのグループに分散して使用することになり、一つの
テントに集合できず、集合などを行なう場合にも野外で
しか行なえず問題があった。

この考案は、上記の問題点を解決し、順次連結させるこ
とによってテントのスペースヲ広＜シ一つのテントで何
人でも使用でき、また、一枚あるいは複数枚の使用時に
も外観よく張ることのできるテントのテントシートを提
供することを目的とする。

この考案の要旨は、矩形の屋根シートの両端部にテント
の両側壁部となる所定長さの矩形のウオールシートが屋
根シートと同幅で一体的に形成され、屋根シートのウオ
ールシート側の両端部には折り込み用連結部材が設けら
れ、また、屋根シートとウオールシートの形成力向と平
行な側方両端部には連結部材とこの連結部材を被覆する
防水カバーとが設けられ、さらに、各々のウオールシー
トにはウオールシート側の屋根シート両端部における中
央付近からウオールシートの端部へ向かう放射状の屋根
シート幅寸法の略１／２長さの２つの折り込み用連結部
材が設けられる構成よりなるテントシートにある。

以下、図例に基づいてこの考案の一実施例を説明する。

第１図はこの考案の一実施例のテントシートを使用した
テントの斜視図、第２図は同実施例のテントシートの平
面図、第３図は第２図の縮小概略図、第４図は同実施例
のテントシートの防水カバーを省略した平面図、第５図
及び第６図は同実施例のテントシートを２枚及び３枚使
用した状態のテントの斜視図、第７図は第５図のＡ部拡
大部分断面図である。

この実施例のテントシート１１は、矩形の屋根シート１
と、屋根シート１の両端部に屋根シート１と同幅で一体
的に形成されたテントに両側壁部となる所定長さの矩形
のウオールシート２，２とから構成されている。

屋根シート１にはウオールシート２側の両端部にそれぞ
れ折り込み用連結部材１３ｂ、１３ｂが設けられ、また
、屋根シート１とウオールシート２．２の形成方向と平
行なテントシート１１の側方両端部には連結部材３がそ
れぞれ形成されている。

ウオールシート２，２には、屋根シート１におけるそれ
ぞれのウオールシート２側の両端部中央付近からウオー
ルシート２，２の端部へ向かう放射状の屋根シート１の
幅寸法の略１／２の長さの２つの折り込み用連結部材１
３ａ、１３ａがそれぞれ設けられ、各々のウオールシー
ト２の長さはこの折り込み用連結部材１３ａが所定長さ
で設けることのできる寸法に形成されている。

また、屋根シート１及ウオールシート２，２に設けられ
ている連結部材３ａには、この連結部材３ａの連結時に
雨水などの浸入を防ぐことのできるように、連結部材３
ａを被覆する防水カバー４が設けられ、所望に応じて屋
根シート１の折り込み用連結部材１３ｂにも防水カバー
４′が設けられている。

さらに、屋根シート１には、必要に応じて、それぞれ側
方両端部にロープ１０でテントを張る際使用するリング
８、及びウオールシート２側の端部中央部付近に雨水の
浸入を防ぐ防水カバーを備えた支柱用孔７が適宜設けら
れている。

また、ウオールシート２，２には折り込み用連結部材１
３ａ、１３ａの間に必要に応じて出入口６が設けられて
いる。

この実施例のテントシート１１を１枚使用してテントを
張るには、ウオールシート２の第３図及び第４図に示す
斜線部分を折り込み、相対する折り込み用連結部材１３
ａと折り込み用連結部材１３ｂとをそれぞれ連結させ、
第１図に示すように支柱９及びロープ１０を使用して張
ればよい。

この時、一枚のテントシートだけでテントの屋根部と壁
部が形成でき、さらに、相対している折り込み用連結部
材１３ａ＊１３ｂが同じ長さであるので、テントの
屋根端部と壁端部の長さが一致し、接地面に対してテン
ト周縁に隙間が出来たりするようなことがなく、外観よ
くテントを張ることができる。

２枚のテントシート１１，１１’を使用する場合には、
テントシート１１の片側の連結部材３ａとテントシート
１１′の片側の連結部材３ａとを第７図に示すように連
結させ、その連結部をそれぞれ防水カバー４，４で被覆
し、それぞれのテントシート１１．１１’の外側に゛位
置する折り込み用連結部材１３ａ、１３ｂをウオールシ
ート２を折り込んで連結させ、支柱及びロープを使用す
れば第５図に示すテントになる。

３枚のテントシート１１．１１’及び１１′を使１用す
る場合には、順次連結部材３ａを連結させ、テントシー
ト１１．１１’の外側１こ位置する折り込み用連結部材
１３ａｔ１３ｂをウオールシート２を折り込んで連結さ
せ、支柱及びロープを使用すれば第６図に示すテントに
なる。

さらに順次連結させても、同様のテントシート１１だけ
でスペースが広がり、かつ屋根部と壁部が形成できるテ
ントを得られ、また、接地面に対してテント周縁に隙間
が出来たりようようなことがなく外観よくテントを張る
ことができる。

なお、テントシート１１及び防水カバー４゜４′には塩
化ビニルシート・防水加工された布・シリコンゴム等を
使用し、防水カバー４，４′を屋根シートＹに設けるに
は防水性を考慮に入れ縫着したり接着剤を使用して接着
させたりすればよく、連結部材３ａ、１３ａ、
１３ｂにはカギホック・ファスナー・面テープ・ボタン
・ひも等を使用すればよい。

この考案のテントシートは上述のような構成なノテ、テ
ントシートを順次連結させることにより防水性が失われ
ることなくテントのスペースを広くすることができるた
め、多人数でキャンプなどへ行き宿泊する際にも１つの
テントの使用ですみ、従来のように２人用あるいは４〜
６人用テントを人数分用意する必要をなくす効果を奏す
る。

さらに、このテントシート−を１枚あるいは複数枚使用
しても、このテントシートだけでテントの屋根部と壁部
を形成でき、接地面に対してテント周縁に隙間ができず
、外観よくテントを張ることができる。

また、この考案のテントシートはスペースの拡張が自在
にできるので、簡易脱衣場、簡易車庫、あるいは農作物
の台風などによる被害防止用として作物の上に設置した
り、粉塵の防止用として使用したりすることもできる。

【図面の簡単な説明】第１図はこの考案の一実施例のテントシートを使用した
テントの斜視図、第２図は同実施例のテントシートの平
面図、第３図は第２図の縮小概略図、第４図は同実施例
のテントシートの防水カバーを省略した平面図、第５図
及び第６図は同実施例のテントシートを２枚及び３枚使
用した状態のテントのそれぞれ斜視図、第７図は第５図
のＡ部拡大部分断面図である。１・・・・・・屋根シート、２・・・・・・ウオールシ
ート、３ａ・・・・・・連結部材、４・・・・・・防水
カバー、１１・・・・・・テントシート、１３ａ、１３
ｂ・・・・・・折り込み用連結部材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

矩形の屋根シートの両端部にテントの両側壁部となる所
定長さの矩形のウオールシートが該屋根シートと同幅で
一体的に形成され、該屋根シートの該ウオールシート側
の両端部には折り込み用連結部材が設けられ、また、該
屋根シートと該ウオールシートの形成方向と平行な側方
両端部には連結部材と該連結部材を被覆する防水カバー
とが設けられ、さらに、該各々のウオールシートには該
ウオールシート側の屋根シート両端部における中央付近
から該ウオールシートの端部へ向かう放射状の該屋根シ
ート幅寸法の略１／２長さの２つの折り込み用連結部材
が設けられる構成よりなるテントシート。