JPS60158334A - セラミツク部品の強度検査方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は均一加熱されたセラミック部品を冷却液体に投
下させることによりセラミック部品に熱衝撃を与え、検
査部位に生じる亀裂の発生率の大小により強度評価を行
うセラミック部品の検査方法に関する。

〔発明の背景〕

従来では熱衝撃による強度評価は、検査部位の調整が不
可能であり、亀裂伸展が極表面に限定される場合がある
。この為にセラミック部品の検査手段として利用するこ
とが不可能であった。

従って、従来エンジン部品の構造材等の高強度、高信頼
性を必要とするセラミック部品に対し、熱衝撃試験の手
法を用いた強度検査方法は提案されていない。

〔発明の目的〕

本発明の目的はセラミック部品の高強度保証の必要な部
位に対し、選択的に熱衝撃を与えて強度評価を行うこと
が可能なセラミック部品の検査方法を提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、セラミック部品に熱衝撃を与え、亀裂の発生
率の大小によシ強度評価を行うセラミック部品の強度検
査方法において、検査部位を開放せしめ、他の部位は熱
衝撃に強い材料で被覆し且つ凹部には中子を装着したセ
ラミック部品を均一加熱した後、冷却液体により急激に
冷却することを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図乃至
第３図は本発明の一実施例を示し、これらの図において
検査対象であるセラミック部品２はその凹部に熱衝撃に
強い材料で形成された熱源用中子４．６が装着され、開
口部８Ａを有する断熱ケース８に収納されている。そし
て開口部８Ａにセラミック部品２の検査部位２人が位置
している。このように断熱ケース８に収納されたセラミ
ック部品２をアーク炉等の電気炉（図示せず）によジ均
−加熱し、その後流水中に投下して断熱ケース８の開口
部８Ａに位置するセラミック部品２の検査部位２人に引
張応力を与える。

このようにして加熱温度を変化させて引張応力を変化さ
せ、検査部位における亀裂の発生率を確認する。

次に第４図に本発明の他の実施例を示す。本実施例では
セラミック部品２の凹部に熱衝撃に強い材料で形成され
た熱源用中子４．６を装着し且つ開口部８Ａにセラミッ
ク部品２の検査部位２Ａが位置するようにセラミック部
品２を断熱ケース８に収納したものをタンク１０内に収
容する。そしてコイル１２に通電することにより熱源用
中子４．６を加熱し、その結果セラミック部品２の均一
加熱を行う。その後タンク１０内に導入口１２よす冷却
用液体を導入し、排出口１６より排出することにより検
査部２人のみの冷却を行い、冷却中も連続的にコイル１
２に通電することによｐ熱源用中子４．６を誘導加熱す
る。

本実施例によれば均一加熱したセラミック部品２を急冷
する際の温度差、すなわち熱衝撃を調整することができ
る。

以上に説明したように上記二つの実施例では断熱ケース
８の開口部８Ａに位置するセラミック部品の検査部位に
のみ選択的に熱衝撃を与えることができるので検査部位
の強度評価が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によればセラミック部品の検査部位にのみ選択的
に熱衝撃を与えて強度評価を行うことが可能となる。ま
た、中子が熱容量を持つため、亀裂伸長が停止せずに破
壊サンプルの確認が容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示し、第１０は
セラミック部品の強度検査時の取付構造を示す平面図、
縞２図は第１図の側面図、第３図は第１図におけるＡ−
Ａ線による断面図、第４図は本発明の他の実施例を示す
断面図である。 ２・・・セラミック部品、２人・・・検査部位、４．６
・・・熱源用中子、８・・・断熱ケース、１０・・・タ
ンク、１２・・・コイル。 代理人　鵜　沼　辰　之 （ほか１名） 第１図　第２図 第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　セラミック部品に熱衝撃を与え、亀裂の発生率
   の大小により強度評価を行うセラミック部品の強度検査
   方法において、検査部位を開放せしめ、他の部位は熱衝
   撃に強い材料で被覆し且つ凹部には中子を装着したセラ
   ミック部品を均一加熱した後、冷却液体により急激に冷
   却することを特徴とするセラミック部品の強度検査方法
   。