JPS60158195A - 新規白金錯体 - Google Patents

新規白金錯体

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Publication number
JPS60158195A
JPS60158195A JP1385784A JP1385784A JPS60158195A JP S60158195 A JPS60158195 A JP S60158195A JP 1385784 A JP1385784 A JP 1385784A JP 1385784 A JP1385784 A JP 1385784A JP S60158195 A JPS60158195 A JP S60158195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platinum
pyridine
aminoethyl
water
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1385784A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Morikawa
一実 森川
Narimitsu Honda
本多 成光
Koichi Endo
弘一 遠藤
Hiroshige Mitsui
光井 碩樹
Masuo Koizumi
小泉 益男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chugai Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP1385784A priority Critical patent/JPS60158195A/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ローゼンベルグらによるシスプラチンの抗腫瘍性の発見
以来、抗腫瘍活性を有する白金錯体の研究が盛んに行な
われるようになってきた。本発明リガンドとして2−ア
ミノメチルビリジン誘導体を有する白金錯体が特に高い
治療効果を有することを発見し、種々研究を重ね本発明
を完成するにを示す。)で示される新規白金錯体に関す
る。
上式(1)で示される白金錯体は優れた抗腫瘍活性を有
し、しかも毒性が低く水溶性が高いため医薬としてきわ
めて有用である。
本発明化合物は例えば以下に示すように、プラチナム(
n)ポタシウムクνライドと2−(1−アミノエチル)
ピリジンとを反応させ、ジクロ四〔2−(1−アミノエ
チル)ピリジン〕プラチナム(I)とし、次いでこれを
硝酸銀と反応させ、ジニトラト[2−(1−アミノエチ
ル)ピリジン〕プラチナム(n)とした後、ジカルボン
酸類と反応させることにより得ることができる。これを
式示ずれば以下のとおりである。
尚、式中の記Iは前記と同一の意味を有する。
化合物(It)と化合物(Ill)との反応は水浴媒中
0〜100℃、1時間〜4日間で行なわれる。化合物(
IV)と硝酸銀との反応は、水浴媒中、遮光下θ〜50
℃、1日〜2週間で行なわれる。
ここで用いられるジカルボン酸類とは、シュウ酸、マロ
ン酸、タードロニックm + 1.1− シフ。
ブタンジカルボン酸およびその塩類である。
実施例1゜ プラチナム(II)ポタシウムクロライド18.7 F
(0,045モル)を水290罰に俗解し、若干の不溶
物を濾過により除いた後、2−(1−アミノエチル)ピ
リジン5.5 f (0,045モル)を水290mノ
に俗解した浴液を加え、室温で3日間持拌する。生成し
た固体を瀘取し、水、アセトンで順次洗浄した後、60
℃で3時間減圧下乾燥し、淡黄色のジクtfft’f(
2−(1−アミノエチ#)ピリジン〕プラチナム(II
) 15.6 f (収率89%)を得た。融点260
〜300(分解)。この10.Or (0,0258モ
ル)を水2.82に懸濁し、硝酸銀8.73 f (0
,0514モル)を加え、遮光子室温で1日攪拌する。
析出した塩化銀の白色沈澱をミリポアフィルタ−(0,
22μm)を用いて除去し、炉液に0.5%の塩化ナト
リウム水浴液を加えて未反応の硝酸銀を塩化銀として沈
澱゛させ除去する。
トラト[2−(1−アミノエチル)ピリジン〕プラチナ
ム(II) 9.72 F (収率85%)を得た。融
点180〜210℃(分解)。この7.69 (0,0
174モル)を水500mA!に俗解し、シュウ酸ナト
リウム2.75 f (0,0205モル)を加え、室
温で1日攪拌する。析出した白色結晶状固体をF取し、
水で洗浄した後、60℃で3時冊、減圧下乾燥し、オキ
ザラト(2−(1−アミノエチル)ピリジン〕プラチナ
ム(■)(化合物Ahl)?、93f(収率89%)を
得た。融点>300℃元素分析値 分子式OgH16N
204Ptとして0、 )I N 理論値(財) 26.66 2.49 6.91実測値
(至) 26.68 2.46 6.98工几シfne
Lzcrn、3200,31oo(−NH2)1690
.1660 (>0=O) 実施例2゜ (イ)ジニトラト(2−(1−アミノエチルピリジン)
〕プラチナム(II) 0.52 F (0,0012
モル)を水26meに溶解、タート四ニック酸0.14
 f (0,0012モル)を加え、室温で3日間攪拌
する。
析出した白色結晶状固体を痙取し、水で洗浄した後、6
0℃で3時間減圧乾燥しター)oナト〔2−(1−アミ
ノエチル)ピリジン〕プラチナム(II)(化合物層2
 ) 0.42 f (収率85%)を得た。
融点245〜260℃(分解) 元素分析値 分子式01oHuNzOsPtとしてOH
N 理論値(至) 27.58 2,78 6.43実測値
(財) 27.45 2.74 6.64IRシ、、a
、cm 、315013075(−NH2)1690.
1635 (ンC−0) 上記と同様にして以下の化合物を得た。
(El)1.1−シクロブタンジカルボキシラト〔2−
(1−アミノエチル)ピリジン〕プラチナム(It)(
化合物層3)(収率61%)融点270〜285℃(分
解) 元素分析値 分子式013 I”116 N204 P
iとしてOHN 理論値(6) 33.98 3,51 6.10実測値
(1) 33,76 3.45 6.38I Rv::
’、cm−” : 3200 、3080(−NH2)
1625(:O=0) 実施例3゜ ジニトラト(2−(1−アミノエチル)ピリジン〕プラ
チナムCTI’> 1.00 f (0,0023モ/
1/)を水230罰に溶解し、マリン酸ナトリウムー水
和物0.376 (0,0023モル)を加え、室温で
3日間攪拌した後、溶液を35℃で減圧下蒸発乾固する
。残渣を水−ア七トン2:3浴液5 mlで洗浄した後
60℃で3時間減圧下乾燥し、マロナト〔2−(1−ア
ミノエチル)ピリジン〕プラチナム(I[)(化合物N
o、 4 ) 0.68 ? (収率72%)を得た。
融点220〜250℃(分解) 元素分析値 分子式010 HI3 N204 Ptと
してOHN 理論値(ト) 28,63 2.88 6.68実測値
(至) 2g、33 2.72 6.45IRνKBr
d”:3170(−NH2)m、ag 1655、工635(〉CH=0) 実施例4゜ プラチナム(II)ポタシウムクロライド28.72F
(0,069モル)を水440m7!に浴解し、若干の
不溶物を濾過により除いた後、2−(1−アミラブルビ
ル)ピリジン9.4 f (0,069モル)を水44
0WLl!に溶解した溶液を加え、室温で3日間攪拌す
る。生成した固体を戸数し、水、アセトンで順次洗浄し
た後、60℃で3時間減圧下乾燥し、淡緑色のジクロロ
(2−(1−アミツブ四ビル)ピリジン〕プラチナム(
II) 27.3 F (収率98%)を得た。融点2
85〜295℃(浴融分解)。この21.59 (0,
0535モル)を水8μ下に懸濁し、硝酸銀18f(0
,1059モル)を加え、遮光下室温で2日間攪拌する
。析出した塩化銀の白色沈澱をミリポアフィルタ−(0
,22μ悟)を用いて除去し、涙液に0.5%の塩化ナ
トリウム水浴液を加えて未反応の硝酸銀を塩化銀として
沈澱させ除去する。得られた涙液を40℃以下で2.7
2まで減圧濃縮する。この溶液100meにシュウ酸ナ
トリウム0.25 f (0,0019モル)を加え室
温で3日間撹拌する。析出した白色結晶状固体を戸数し
、水で洗浄した後60℃で3時間減圧下乾燥しオキザラ
ト(2−(1−アミラブルビル)ピリジン〕プラチナム
(N) (化合物Na5)0.28C収率35X)を得
た。融点210〜220℃ 元素分析値 分子式01(I HI3 N204 pi
としてOHN 理論値(至) 28.63 2.88 6.68実測値
(財) 28.33 2.70 6.45IRシー、、
crn 、3150.3050(−NH2)1680、
+66o <>c=o> 実施例5゜ P 388 leukemiaに対するin vivo
抗腫瘍試験6週令の0DFIイOrj雄性マウス(1群
6匹)の腹腔内にP 388 leukemia細胞I
 X 106個を接種し、その24時間後に所定員の薬
物を腹腔内投与した。
以後、これらの被験マウスの腫瘍死の経過を観察し、薬
物投与群(a)および対象群(b)の平均生存日数から
延命率(ILS%)を下式に従ってめ表1に示した。
なお、公知化合物CD I) P Cシスプラチン)お
よびDAOOP(4−カルボキシフタラド(1,2−ジ
アミノシクロヘキサン)プラチナム(■)〕を比較薬物
とした。
表11本発明化合物のP 388 leukemiaに
対する抗@瘍活性 160 86 化合物層1.0DDPおよびDAOOPについては表1
のデータをもとに用量−活性相関の回帰直線をめて最大
活性、最少有効fi(30%IL8値を示す投与量)、
最大耐f!k(毒性孔を来たさない最大投与量)および
治療係数(最大耐景/最少有効!!t)を算出し、その
結果を表2に示した。
表 2 1 117 120 11.5 10.40DDP 1
07 12 3.2 3.8DAOOP 57 80 
7.0 11.4本発明化合物は、最大活性に関して0
DDPとほぼ同じであるがDAOOPと比較すると、明
らかに優れていた。一方、薬物の使用上の安全性を示す
治療係数については、本発明化合物は0DDPと比較す
ると著しく優れ、DAOOPとほぼ同程度であると評価
された。
実施例6゜ L 1210 leukemiaに対するin v1v
o抗腫瘍試験6週令のOD Fl / Orj雄性マウ
ス(1群6匹)の腹腔内にL l 2101eukem
1a細・胞1×10個を接種し、その24時間後に所定
量の薬物を腹腔内投与した。
以後、これらの被験マウスの腫瘍列の経過を観察し、実
施例4と同様に延命率(ILS%)をめ、表3に示した
なお、公知化合物0DDPおよびDAOOPを比較薬物
とした。
表3 本発明化合物のL 1210 leukemia
に対する抗腫瘍活性 化合物層 投与fi (m&/A?) 抗腫瘍活性(I
L8%)1 20 58 30 71 40 89 60 116 80 127 0DDP 2 32 4 47 6 76 8 76 DAOOP 2.5 26 5 48 10 48 20 76 30 72 表3のデータをもとに実施例5と同様に用i−活性相関
の回帰直線をめて、最大活性、最少有効量、最大耐数お
よび治療係数を算出した結果を表4に示した。
表 4 1 149 120 12.6 9.5;、“− 0DDP 97 12・ 2.1 5.7DAOOP 
76 30 2.8 10.7本実験系において本発明
化合物は最大活性に関して0DDPおよびDAOOPと
比較すると明らかに優れていた。一方治療係数について
は、本発明化合物は0DDPと比較すると明らかに優れ
ており、DAOOPとほぼ同程度であると評価された。
実施例7゜ 腎毒性を中心とした副作用の検討 6週令のBDF1/Crj系、雄性マウスに各々の薬物
の最大耐量を腹腔内投与した後、3,7および14日目
に3匹ずつのマウスを層殺し、体重、腎重量および血中
尿素窒素量(BUN )を測定した。
結果を表5に示した。
上表の如く、体重および腎重量の減少は、明らかに本発
明化合物が0DDPおよびDAOOPよりも軽度であっ
た。
又、nephrotoxici tyの指標であるBU
Nの上昇は本発明化合物には認められなかった。
出願人 中外製薬株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. を示す。)で示される新規白金錯体。
JP1385784A 1984-01-27 1984-01-27 新規白金錯体 Pending JPS60158195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1385784A JPS60158195A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 新規白金錯体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1385784A JPS60158195A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 新規白金錯体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60158195A true JPS60158195A (ja) 1985-08-19

Family

ID=11844937

Family Applications (1)

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JP1385784A Pending JPS60158195A (ja) 1984-01-27 1984-01-27 新規白金錯体

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