JP2622852B2 - 白金錯体および坑悪性腫瘍剤 - Google Patents

白金錯体および坑悪性腫瘍剤

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JP2622852B2 JP63080652A JP8065288A JP2622852B2 JP 2622852 B2 JP2622852 B2 JP 2622852B2 JP 63080652 A JP63080652 A JP 63080652A JP 8065288 A JP8065288 A JP 8065288A JP 2622852 B2 JP2622852 B2 JP 2622852B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な白金錯体およびこれらを有効成分とし
て含有する抗腫瘍剤に関するものである。
従来の技術 従来より、白金錯体化合物に抗腫瘍活性のあることが
見出され、シスプラチン(CDDP,ブリストル−マイヤー
ズ(Bristol−Myers Co.))など様々な関連化合物の研
究が行われてきた。本発明者らも、早くから白金錯体の
抗腫瘍作用に着目し、鋭意研究を重ねてきた。その成果
として、本出願人は既に(グリコラト−O,O′)ジアミ
ン白金錯体[Canadian Pat.1,180,009(1984);U.S.Pa
t.4,575,550(1986)],グリコール酸白金錯体[特開
昭59−112995]等を開示し、その有用性を示した。
問題点を解決するための課題 しかしながら、最近はCDDP耐性を獲得した症例におい
ては、治療途中で効果が減少するため充分な治療成果を
挙げることができなくなつてきている。しかも、これら
のCDDP耐性を獲得した患者は、他の多くの同種化合物に
も交叉耐性を獲得しているために適切な代替化合物の選
択が困難であつた。従つて、このCDDP治療によつて寛解
状態に達した後に再発した患者や、もともとCDDPに反応
しなかつた患者(CDDP自然耐性の患者)を治療する上
で、有効な薬物が強く求められている。
発明の開示 本発明者らは、これらを考えあわせ、より有効な抗腫
瘍剤、特に既存の白金錯体化合物、CDDP治療によつて寛
解に達した後に症状が悪化した患者、あるいは該治療薬
に対して反応しない患者に対して、有効に治療し得る薬
物を開発することを目的として鋭意研究を重ねた結果、
本発明化合物が上記目的に沿うことを見出し、本発明を
完成するに至つた。
本発明化合物は、公知の方法[ジヤーナル・オブ・フ
アーマシユーテイカル・サイエンス(J.Pharm.Sci.)65
315(1976);ケミストリーレターズ(Chem.Lett.),4
29(1986)]に多少の変更を加え、下記の反応経路を経
て合成し得る。ただし、A〜Vの各化合物はR−体、S
−体、RS−体及びメソ体を包括するものとする。
(式中、R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル
を表わす。) 上記において、まず、ジアミン(II)の水溶液と塩化
第一白金カリウムの水溶液を好ましくは約60℃に加温し
た水中に同時に滴下して反応させることにより、一般式
(III)に示されるジクロル化合物が得られる(Eur.Pa
t.219,936(1987))。
次いで、ジクロル化合物(III)と2当量の硝酸銀と
を水中で反応させることによりジニトラト(IV)が得ら
れる。この反応は室温遮光下で行い、通常2〜5日で完
了するが、加温することにより反応時間を短縮すること
ができる。
ジニトラト(IV)の水溶液をアンバーライト(Amberl
ite)IRA−400、ダウエックス(Dowex)I、ダイヤイオ
ンSA−10Aなどの陰イオン交換樹脂(OH-型)を充填した
カラムに通すと、2つのニトラトが共に水酸基で置換さ
れたジヒドロキシ化合物(V)が得られる。この化合物
(V)は固体の状態では不安定なため、通常は溶液のま
ま次の反応に用いるのが望ましい。化合物(V)は水溶
液中で次の如く解離し、アルカリ性を示す。
化合物(V)の水溶液に等モル量のグリコール酸を加
えて反応させると目的化合物(I)が得られる。化合物
(IV)から(V)への反応は定量的に進行するので、本
反応に用いるグリコール酸は化合物(IV)に対して1当
量でよい。本反応は通常室温下、10日以内で完了する
が、要すれば50〜70℃に加熱してもよい。
本発明の化合物は、通常の固型腫瘍に対する抗腫瘍活
性を示すことはもとより、シスプラチン耐性のマウス白
血病L1210(L1210/CDDPと略す)に対して有効であるこ
とを特長とする。
本発明化合物はヒトまたは動物に対して非経口的に投
与される。例えば本発明化合物を適当な注射用溶剤(例
えば、注射用蒸溜水、生理食塩水、5%ブドウ糖水溶
液、5%キシリトール水溶液、D−マンニトール水溶液
等)に溶解し静注(点滴静注も含む)によつて投与する
ことができる。
本発明化合物は、溶液としてアンプルに封入しておく
こともできるが、結晶、粉末、微結晶、あるいは凍結乾
燥剤としてアンプルまたはバイアル中に保存し、用時溶
液に調製して投与することが好ましい。この場合、安定
剤を添加しておいてもよい。
本発明化合物の投与量は成人に対する悪性腫瘍治療を
目的とする場合、通常、1日当りの用量を100mg〜1000m
gとし、これを週に1〜数回あるいは3または4週毎に
1回非経口的に投与することができる。
以上に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明す
る。
実施例1 (1,4−ジアミノブタン)(グリコラト−O,O′)白金
(II)3 (ジクロル)(1,4−ジアミノブタン)白金(II)
[Inorg.Chem.Acta,22,87(1977),Inorg.Chem.21,11
85(1982)]1,35g(3.8mmol)、硝酸銀1.29g(7.6mmo
l)、水15mlの混合を室温、遮光下に一夜撹拌した。反
応生成物を濾過し、濾液を濃縮乾固し、残留固体を少量
の冷水で洗い減圧乾燥してジニトラ対 1.37gを得
た。収率:89%。
1.36g(3.33mmol)を水25mlに溶解し、陰イオン
交換樹脂カラムに通してジヒドロキシ体に交換し、こ
れにグリコール酸253mg(3.33mmol)を加え、33mlまで
濃縮した。60℃にて1時間反応後、1N−水酸化ナトリウ
ムを用いてpH=7.5に調整して、さらに7時間反応を継
続した。反応物を濃縮し、残った固体を少量のメタノー
ルに溶かし、シリカゲルカラムを通し、Rf=0.19(シリ
カゲルTLC,メタノール)に相当する溶出液を集め、7ml
まで濃縮した。析出した微量の非晶性物質を濾去したの
ち、約1時間室温で静置した。析出する無色結晶を濾取
し、80℃4時間減圧乾燥して430mg(収率:36%)の
た。
mp:219℃(分解) 元素分析:C6H14N2O3として 計算値(%):C,20.17;H,3.95;N,7.84;Pt,54.60 実測値(%):C,20.12;H,3.88;N,7.50;Pt,54.95 3350(sh),3200(sh),3150(s),1640(s),1605
(m),1370(m),1350(sh),1310(m),1160
(w),1050(m),990(w),920(m),850(w),77
5(w),730(w)cm-1 1 HNMR:(D2O,内部標準DSS δ)1.98(m,C2−H2,C3
H2),2.81(m,b,J195Pt-H=55Hz,C1−H2,C4−H2),4.10
(s,J195Pt-H=33.0Hz,グリコラトCH2),4.85(vb,N
H2) 実施例2 (RS−1,4−ジアミノ−2,3−ジメチルブタン)(グリコ
ラト−O,O′)白金(II)10 K2PtCl4の水溶液を4当量のヨウ化カリウムと処理し
て得られるK2PtI4の水溶液(5.17mmol相当)100mlとRS
−1,4−ジアミノ−2,3−ジメチルブタン 600mg(5.17
mmol)の水溶液100mlを60℃に加温した水100ml中に撹拌
下、ほぼ等速にて約70分間で滴下した。生成した暗褐色
固体を濾取し減圧乾燥した(2.4g)。これをAgNO3
処理し、ニトラト体の水溶液とし、次いで塩化カリウ
ムと反応させてジクロル体の淡黄色結晶910mgを得た
(収率:56%)。
mp:230℃〜(融解せず徐々に着色分解) 元素分析:C6H16N2Cl2Ptとして 計算値(%):C,18.86;H,4.22;N,7.33;Pt,51.04 実測値(%):C,18.57;H,4.11;N,7.45;Pt,50.96 3250(s),3210(s),3180(sh),3150(m),3120
(m),1720(m),1600(m),1580(m),1280
(w),1230(m),1200(m),1150(w),1080
(m),990(m).965(w),920(w),740(w)cm-1 ジクロル体 800mg(2.09mmol)硝酸銀697mg(4.10m
mol)、水20mlの混合を50℃で4時間撹拌し濾過する。
ジニトラト体を含むこの溶液を陰イオン交換樹脂、ダ
イヤイオンSA−10A(OH-型)15mlと共に20分間撹拌し、
濾過してジヒドロキシ体の水溶液とした。これにグリ
コール酸159mg(2.09mmol)、グリコール酸ナトリウム4
10mg(4.18mmol)を加え、20mlに濃縮し、60℃で4時間
反応させた。反応液を濃縮し、残つた固体をメタノール
25mlで抽出し、シリカゲルカラムを通し、Rf=0.27(シ
リカゲルTLC、メタノール)に相当する溶出液を集め、5
mlまで濃縮した。室温で静置し、析出する結晶を濾取
し、80℃で4時間減圧乾燥して10 370mgを得た(収率:4
6%)。
mp:215〜230℃(融解せずに着色分解) 元素分析:C8H18N2O3Pとして 計算値(%):C,24.94;H,4.71;N,7.27;Pt,50.63 実測値(%):C,24.47;H,4.65;N,7.48;Pt,50.69 3140(m),3050(sh),1640(s),1350(m),1310
(m),1100(w),1050(m),1015(w),990(w),
920(m),880(w),830(w),760(m)740(w)cm
-1 1 HNMR:(D2O,内部標準DSS δ)1.08(m,CH3),1.95−3.
05(m,b,CH2CHCHCH2),4.08(s,88J195Pt-H=33.0Hz,グ
リコラトCH2) 実施例3 (RS−2,5−ジアミノヘキサン)(グリコラト−O,O′)
白金(II)15 3.29g(7.93mmol)に、K2PtCl4水溶液を4当量のヨウ
化カリウムと処理して得られるK2PtI4の水溶液約130ml
と0.92g(7.92mmol)のRS−2,5−ジアミノヘキサン水溶
液130mlを60℃に加温した水82ml中に撹拌下、ほぼ等速
にて約2時間で滴下した。生成した暗褐色結晶を濾取
し、少量の水、エタノール、エーテルで順次洗い、減圧
乾燥した。12の収量3.22g(収率:72%) ジヨード体12 3.22g(5.70mmol)、硝酸銀1.91g(11.
24mmol)、水63mlの混合物を60℃にて1.5時間撹拌し濾
過する。濾液を減圧下約15mlに濃縮し、陰イオン交換樹
脂、ダイヤイオンSA−10A(OH-型)40mlを充填したカラ
ムに通す。溶出するジヒドロキシ体14の溶液(120ml)
にグリコール酸381mg(5.01mmol)、グリコール酸ナト
リウム980mg(10,0mmol)を加え、60℃で1時間反応さ
せた後、0.1N水酸化ナトリウムを用いてpH=7.4に調整
し、さらに5時間反応を継続した。反応液を減圧濃縮
し、得られた固体にメタノール60mlを加え、30分間加熱
還流して不溶物を熱時濾別し、濾液をシリカゲルカラム
を通し、Rf=0.30(シリカゲルTLC、メタノール)に相
当する溶出液を集めた。さらに精製を繰返した後メタノ
ール−アセトンから再結晶して15の無色結晶494mgを得
た。収率:22,5% mp:195〜211℃(分解) 元素分析:C8H18N2O3Pt(アセトン)0.15として 計算値(%):C,25.76;H,4.83;N,7.11;Pt,49.51 実測値(%):C,25.58;H,4.93;N,7.13;Pt,47.98 3380(sh),3237(m),3260(m),1716(w),1630
(s),1368(s),1360(sh),1133(w),1060
(m),924(m),cm-1 1 HNMR:(D2O,内部標準DSS δ)1.21(d,JH-H=6.5Hz CH
3,1.74−2.12(m,C2−H2,C3−H2)2.93(b,C1−H,C4
H),4.10(s,J195Pt-H=33.5Hz,グリコラトCH2) 実施例1 シスプラン耐性マウス白血病L1210(L1210/CDDP)に対
する抗腫瘍効果 (試験方法) BDF1、マウス(各投与群に6〜10匹使用)の腹腔内に
L1210/CDDPの腹水細胞5×105個を移植し、その翌日に
被験化合物を腹腔内に投与する。注射の溶剤には0.9%
食塩水を用いる。結果を表1及び表2に示す。
(被験化合物) A (1,4−ジアミノブタン)(グリコラト−O,O′)白
金(II) B (RS−1,4−ジアミノ−2,3−ジメチルブタン)(グ
リコラト−O,O′)白金(II)10 C (RS−2,5−ジアミノヘキサン)(グリコラト−O,
O′)白金(II)15 D シスプラチン E ジアミン(グリコラト−O,O′)白金(II)(254−
S) (判定法) 各投与群の平均生存日数(a)および無処置対照群の
平均生存日数(b)から下式に従つて延命率(ILS)を
求める。
無処置対照群と比較して30%の延命効果を発現した時
の投与量(ILS30)、最大延命効果を発現した時の投与
量(ILSMAX)および化学療法係数(CI)により判定す
る。
CI値が大きい程有効性大である。
実施例2 B16メラノーマに対する抗腫瘍効果 (試験方法) BDF1マウス(4〜5週令)の皮下にB16メラノーマの
癌腫を移植し、その翌日に1回、被験化合物を各投与量
静脈内に投与した。注射の溶剤には0.9%食塩水を用い
た。
判定法はL1210/CDDPの場合と同様である。
結果を表3に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−795(JP,A) 特開 昭63−45290(JP,A) 特開 昭57−11991(JP,A) 特開 平1−294683(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式: (式中、R1およびR2は水素または低級アルキルを表わ
    す。) で示される化合物。
  2. 【請求項2】R1およびR2がそれぞれ水素である、請求項
    1記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1が水素、R2がメチルである、請求項1記
    載の化合物。
  4. 【請求項4】R1がメチル、R2が水素である請求項1記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の化合物を有効成分として含
    有する抗腫瘍剤。
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