JPS60158129A - 塩素化エ−テル化合物の改良製造方法 - Google Patents

塩素化エ−テル化合物の改良製造方法

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JPS60158129A
JPS60158129A JP1315784A JP1315784A JPS60158129A JP S60158129 A JPS60158129 A JP S60158129A JP 1315784 A JP1315784 A JP 1315784A JP 1315784 A JP1315784 A JP 1315784A JP S60158129 A JPS60158129 A JP S60158129A
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dioxane
chlorine
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JP1315784A
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Satoshi Kitamura
北村 悟志
Takashi Hida
飛田 俊
Fukusaburo Yakura
矢倉 福三郎
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Nisso Petrochemical Ind Co Ltd
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Nisso Petrochemical Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は下記一般式〔1〕にて示されるC4CH2CH
20CH2CH20RCt・・・・・・・・・・・・〔
1〕〔ここに、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を示す
。〕 特定の塩素化エーテル化合物の改良製造方法に関する。
従来技術 一般式〔1〕にて示される塩素化エーテル化合物を1.
4−ジオキサン、低級オレフィン及び塩素を原料として
製造する方法はアメリカ合衆国特許2.383,091
号に既に開示されている。この方法によれば、反応が温
和な条件で進み、前述の塩素化エーテル化合物が高収率
で得られるため、−見工業的に有利な製造法であるが、
目的とする塩素化エーテル化合物との分離が公知の稍溜
等では極めて困難な不純物を伴うこと、及びたとえ、複
雑な分離工程を経て該塩素化エーテル化合物を単離して
も、単離後、時間の経過に従い黄色あるいは茶色に着色
することといった如き不可避な欠点が存在したため、前
述の公知方法がそのまま工業化されることはなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、上記の欠点を改良し、高純度でしかも色
調の経時変化のない該塩素化エーテル化合物を得るべく
検討した結果上記の公知方法に示される反応の終了後製
品化へ至る任意の段階で、反応生成物を特定の方法で処
理すれば、該公知方法で製造される塩素化エーテル化合
物でも工業製品として取扱うことが可能になることを見
出し本発明に到達した。
問題点を解決するための手段 本発明は1,4−ジオキサンに低級オレフィン及び塩素
を反応させ、前述一般式〔1〕にて示される塩素化エー
テル化合物を製造する方法に於て、該反応後の任意の段
階で反応生成物をルイス酸又はルイス酸と鉱酸の混合物
と接触させることを特徴とする塩素化エーテル化合物の
改良製造方法である。
本発明方法にあっては、ルイス酸又はルイス酸と鉱酸に
て処理すべき反応生成物は前述の如く、1.4−ジオキ
サン、低級オレフィン及び塩素の反応生成物であるが、
これら原料については特に限定はなく、一般に工業的に
製造されているものでよく、又前述の反応に関与しない
他の化合物を含んでいてもよい。前述の低級オレフィン
として炭素数2〜4のオレフィンを使用して実施された
生成物に対して本発明の方法が特に効果1)、との゛普
しフインの具体例としてエチレン、プロピレン、1−ブ
テン、イソブチン等を挙けることが出来る。
前述の反応方法については特に限定はなく、公知の如伺
なる方法でもよい。その−例の概略を述べると、まず反
応器に1,4−ジオキサンを入れ1、内温t−−20か
ら80℃の範囲に保ちながら、液状又はガス状の塩素と
低級オレフィンを併行して添加する。この際、塩素と低
級オレフィンの使用量は等モルが好ましく、又1,4−
ジオキサンの使用量は塩素又は低級オレフィンのモル数
よシ多い方が好ましい。該反応の進行に併い、僅かなが
ら塩化水素が副生ずるが、これを消滅させるにはエチレ
ンオキシドで例示される低級オレフィンオキシドを塩化
水素に対して略等モル加えてアルキレンクロルヒドリン
を生成させることが好ましい。
かくして生成された前述の塩素化エーテル化合物を含む
反応生成物をルイス酸又はルイス酸と鉱酸の混合物と接
触させる。
本発明方法に用いられるルイス酸としては例えば、[酸
塩基触媒」産業図書(昭和41年)の94頁〜99頁に
述べられている化合物を例示出来るが、それらのうちで
各種金属ハロゲン化物、あるいはこれらハロゲン化物の
ハロゲンの少くとも一部がアルコキシド、アミド、メル
カプチド、アルキル、アリール基等で置換された有機金
属化合物等が好ましく用いられる。上記の金属としては
マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、チタン、スズ、ア
ンチモン、鉛、銅、ビスマス、ホウ素、ジルコニウム、
鉄、等を例示することが出来る。
本発明方法に用いられる鉱酸としては硫酸、硝酸、塩酸
、臭化水素酸、リン酸、各種スルホン酸、次亜塩素酸、
ホウ酸等を例示出来る。
これら2種の酸の添加量は前述の如き反応生成物中の塩
素化エーテル化合物に対してそれぞれ0゜01〜10重
量%が好ましい。
前述の如く、本発明にはルイス酸、単独又はルイス酸及
び鉱酸が用いられるが、後者を用いた方がよシ効来が著
しい。これら2種の酸に加えて、少量の水が前述の反応
生成物と酸類の接触時に存在していてもよく、この水の
存在が、本発明の目的とする塩素化エーテル化合物の精
製に好ましい効果を示す場合もあシ、場合によっては、
該接触時に敢えて少量の水を添加することも可能である
前述の如き反応で生成した塩素化エーテル化合物を含む
反応混合物とルイス酸又はルイス酸及び鉱酸とを接触反
応させ、本発明方法を実施するにあたって、これら酸類
との接触時期は任意である。
例えば上記反応終了直後の混合生成物と上記酸類を接触
させてもよく、又混合生成物を蒸溜し、目的とする塩素
化エーテル化合物の含有率をある程度高めた後、接触さ
せてもよい。上記の酸類との接触は攪拌下、50〜15
0℃の温度で実施することが好ましい。50℃以下の温
度での接触は効果かうすく、150℃以上の温度では他
の好ましくない反応がおこることがあシ好ましくない。
上記の接触時間は酸の添加量、接触させる混合物の内容
に依存するが通常1時間以内で充分である。
実施例 以下に参考例、実施例および比較例をあけ本発明方法を
説明するがこれらに限定されるものではない。
参考例1 本例は1.4−ジオキサン、塩素及びエチレンを用イl
、8−ジクロロー3,6−シオキサオクタンを含む粗生
成物の製造例である。
内容1tのフラスコに1,4−ジオキサン3002を入
れ、温度を25℃に保ちながらエチレン47、Ovと塩
素119.3Fをほぼ当モル比で7時間かけて流入させ
反応を進めた。反応波副生じ、系内に存在した塩化水素
5.Ofをエチレンオキシド82を加えることによって
消費させた。この反応生成物中には1,8−ジクロロ−
3,6−シオキザオクタンが2571存在していること
がガスクロマトグラフィー分析によシわかった。
実施例1 上記反応液の半量を500mQフラスコに移し、そこへ
塩化亜鉛0.05 を及びリン酸0.1fを添加し、攪
拌下50分間100℃に加熱した。その後、同フラスコ
に30信ウイドマ一分溜塔をつけ、常圧から蒸溜をはじ
め除々に減圧とし、順次二塩化エタン15.1F、未反
応ジオキサン85v1エチレンクロルヒドリン4..8
 t 、ビス(2−クロロエチル)エーテル7.2f、
及び1.8−ジクロロ−3,6−シオキサオクタン12
6tを分取した。目的・とする1、8−ジクロロ−3,
6−シオキサオクタンの消費した1、4−ジオキサンに
対する収率は905チであシ、純度は994%であった
。この時点での色相はAPHA (American 
Public Health As5oc −4ati
on)基準で5以下であった。この1,8−ジクロロ−
3,6−シオキサオクタンをガラスビン、ブリキ缶中に
保存させたが6ケ月以上経過させても着色、及び純度低
下はみられなかった。
比較例1 参考例1で合成された混合物の残シを何ら処理を施さず
、実施例1記載のものと同一の装置で蒸溜した所純度9
7.8チの1.8−ジクロロ−3,6−シオキサオクタ
ンが1181得られた。又色相はAPHA基準で10で
あった。このものをガラスビンに入れ保存した所3日後
から着色かはじまシ、1週間後にはAPHA基準で20
0となった。同様にブリキ缶に保存した所、1日後から
着色がはじまり、3日後にはAPRA基準で500とな
った。
参考例2 本例は1.4−ジオキサン、塩素、及びプロピレンヲ用
い、2−クロロエトキシエチル、2′−クロロインプロ
ピルエーテルを含む粗生成物の製造例である。1tフラ
スコに1,4−ジオキサン3002を入れ、温度を30
℃に保ちながら、プロピレン71. Orと塩素119
.3Fをほぼ当モル比で7時間かけて流入させ反応を進
めた。反応波副生じ、系内に残存した塩化水素5.52
をエチレンオキシド7、59を加えることによって消費
させた。この反応生成物中には2−クロロエトキシエチ
ル2′−クロロイソプロビルエーテルが3142存在し
た。
実施例2 上記の反応液の半量を500m1!7ラスコに移し、フ
ッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体0.05 tを添加
し、攪拌下1時間100℃に加熱した。同フラスコに3
0cmウィドマー分溜塔をつけ、2−クロロエトキシエ
チル2乙クロロイソプロピルエーテル155fを蒸溜分
取した。純度は99,5%であり、APRA基準の色相
は5以下であった。このもののガラスビン及びブリキ缶
中での保存結果を第1表に示す。
比較例2 参考例2で合成された混合物の残シを何ら処理を施さず
、実施例2記載のものと同一の装置を用いて蒸溜した所
純度98.2 %の2−クロロエトキシエチル2′−ク
ロロインプロピルエーテル1541を得た。このものの
ガラスビン及びブリキ缶中での保存結果を第1表に示す
第 1 表 参考例3 3tフラスコに1,4−ジオキサン900 ft入れ、
エチレン141 f、塩素360ft用いた以外は参考
例1記載の方法をくシ返しだ。
実施例3〜8 参考例3で得られた反応混合物を精溜し、純度91%の
1,8−ジクロロ−3,6−シオキザオクタン1023
Fを得た。これを7等分し、それぞれに第2表に示す6
種類のルイス酸、又はルイス酸と鉱酸を用い80〜10
0℃の温度範囲で1時間処理を施し、その後、再度鞘部
した結果及び保存結果を第2表に示した。
比較例3 実施例3〜7に示した7等分した1つを直ちに精溜した
結果及び保存結果を第2表に示した。
発明の効果 本発明方法を用いれば両末端が塩素化された特定のエー
テル化合物を有利に得ることが出来、しかも長期保存に
耐える同エーテル化合物を得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11.4−ジオキサンに低級オレフィン及び塩素を反応
    させ、下記一般式〔1〕Kて示されるC4CH2CH2
    0CH2CH20RCt・・・・川・・・・・〔1〕〔
    ここにRは炭素数2〜4のアルキレン基を示丈〕塩素化
    エーテル化合物を製造する方法に於て、該反応後の任意
    の段階で反応生成物をルイス酸又はルイス酸と鉱酸の混
    合物と接触させるととを特徴とする塩素化エーテル化合
    物の改良製造方法。 2、エチレン、プロピレン、1−ブテン又はインブチレ
    ンなる群から選ばれる少くとも1種の低級オレフィンを
    用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3、低級オレフィンがエチレンである特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の方法。
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