JPS6015786B2 - ブルド−ザのブレ−ド自動制御装置 - Google Patents

ブルド−ザのブレ−ド自動制御装置

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JPS6015786B2
JPS6015786B2 JP5871476A JP5871476A JPS6015786B2 JP S6015786 B2 JPS6015786 B2 JP S6015786B2 JP 5871476 A JP5871476 A JP 5871476A JP 5871476 A JP5871476 A JP 5871476A JP S6015786 B2 JPS6015786 B2 JP S6015786B2
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blade
tilt angle
tilt
deviation
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JP5871476A
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太四郎 竹田
啓志郎 栗原
隆 菅波
徹矢 中山
徹 福村
信之 二塚
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプルドーザのブレード自動制御袋直に関する。
ブルドーザにより整地、押士等の作業を行う場0合、車
体、ブレード等に無理を加えず且つ能率よく行うことが
必要であるが、このような作業は非常に困難である。従
来、ブレードの制御方法としては、基準の高さとして所
定位置に配設したレーザ投光器からしーザビームを投光
し、一方、軍師のブレード等の所定位置に園設した受光
器で上託しーザビームを受光検出して高さ信号を得、該
信号に基いてブレードの高さを自動制御するようにして
いる。
しかしながら、このような自動制御においては装置が複
雑、且つ非常に高価であり、また塵挨の多い場所ではし
ーザビームが妨害され充分な性能を発揮することができ
ない。更に、仕上り精度を高くするためにはプレード‘
こ加わる負荷及び車速に対する応答速度が大きな問題と
なる。また、プレー日こ加わる負荷を検出してブレード
制御を行う場合、モータグレーダ、モータスクレーパ等
のように装論式車輪においては駆動輪と遊動論との回転
数の比を検出してスリップ信号を得、この信号に基いて
ブレードの上下動制御を行うようにしたものがある。
しかしながら、かかる方法においては負荷が増加して駆
動輪がスリップして始めて検出し得るものであり、ブル
ドーザのような履帯式車鋼には利用することができない
更に、ブレードを自動制御する場合応答速度が仕上げ精
度に大きな影響を与えるが、通常のオン、オフ制御系に
おいては応答時間を遠くするには不感帯幅を大きくしな
ければハンチングを起すため却って仕上げ精度が悪くな
り、反対に仕上げ精度を上げようとすると応答速度を遅
くしなければならないという相反する問題がある。
このため、ブレードの自動制御は非常に困難であり、殆
どのプルドーザがブレード自動制御装置を備えていない
のが現状である。
従って、押土、整地等の作業は非常に困難でありオペレ
ータに高度の熟練度を要求する。
また、作業条件が苛酷であるためにオペレータの疲労度
が大きく困難な作業となっている。本発明は上述の点に
鑑みてなされたもので、エンジンのスロットルレバー開
度と議しバ一開度における当該エンジン回転数を検出し
、レバー関度、エンジン回転数に応じた信号を得、該信
号に基いてブレード負荷を演算して負荷信号を得、該負
荷信号が所定値を超えたときにブレード過負荷信号を得
る。
更に、傾斜計によりブレードの傾斜角、チルト角に応じ
た傾斜信号を検出し予設定傾斜角との偏差に応じた偏差
信号を求め、前記過負荷信号と該偏差信号とに基いてこ
れらの信号に応じたパルス幅を有するパルス信号を得る
。更に、スプール位置検出器によりブレードを上下、チ
ルト制御する油圧切襖弁のスプール位置に応じた位置信
号を検出し、該位置信号と前記パルス信号とにより過負
荷に応じてブレードを上動させて負荷軽減を行い、ブレ
ード負荷が所定負荷以下のときには該ブレードの高さ、
チルト角を予設定値に制御するようにしたブルドーザの
ブレード自動制御装置を提供するものである。以下本発
明を添付図面の−実施例に塞いて詳述する。
第1図において、ブレード4はプルドーザ2の車体2a
に一方端部が回動自在に軸支されたCフレーム3の先端
部に取付けられており、車体2aと該Cフレーム3間に
配談されたりフトシリンダ5により上下動制御される。
また、該ブレード4は当該ブレード4とCフレーム3間
に配設されたチルトシリンダ6によりブレード4の長手
方向に傾斜制御される。方向切換弁7は切換位置7A〜
7Dに応じて前記リフトシリンダ5を伸縮或はホールド
、浮等の位置に制御するためのものでロッド8を介して
操作シリング(以下スレープシリンダという)9のシリ
ンダ部9aに連結されており、該スレ−ブシリンダ9の
。ッドgbは手動操作レバー101こ連結されている。
ロック機構11はブレード自動制御時に操作レバー10
をロックするためのものである。このロック機構11は
後述するようにブレード手動−自動制御切換用スイッチ
50と連動されており、操作レバー10をロックしたと
きに該スイッチ50をオン、ロック解除したときにオフ
状態に切換えるようになっている。3位置電磁弁(以下
単に電磁弁という)12及び13は前記スレーブシリン
ダ9を駆動制御するためのもので、該スレーブシリンダ
9と油圧ポンプ20間の油圧回路に接続されており、後
述する論理回路35の出力信号E7〜E9に基いて切換
制御される。
そして手動制御時には、前記スイッチ50および後記す
るスイッチ51によりそれらの電磁弁12,13に対す
る通電が遮断されることから、それらの電磁弁が各々位
置12C,13Aにおかれる。この状態においては、上
記操作シリンダ9が油圧でロックされるので、該シリン
ダ9のロッド9bと前記ロッド8とが直結される。従つ
て、オペレー外ま談操作レバー10により前記方向切換
弁7を所定の切換位置に手動制御することができる。ま
た、自動制御時においては操作レバー10はロック機構
11によりロックされており、従って、電磁弁12は切
換位置12A,12Bに応じてスレーブシリンダ9のシ
リンダ部9aをロッド9bに対して伸縮駆動させ、方向
切換弁7を所定の切換位置に制御する。電磁弁13は方
向切襖弁7のバネによる復帰を補助するためのもので、
位置13Bに切換えられたときボトム側とヘッド側の室
がタンクT6と直結されてスレーブシリンダ9の動きを
自由にする。方向切換弁14は切換位置14A〜14C
に応じて前記チルトシリンダ6を制御するためのもので
、ロッド15を介してスレーブシリンダ16のシリンダ
部16aに連結されており、該スレーブシリンダ16の
ロッド16bは前記操作レバー1′0‘こ連結されてい
る。
電磁弁17,18はスレーブシリンダ16を駆動制御す
るためのもので、前述の電磁弁12,13と同様に該ス
レーブシリンダ16と油圧ポンプ20間の油圧回路に接
続されており、後述する論理回路48の出力信号だ,6
〜e,8に基いて切換制御される。
そして手動制御時には、前記スイッチ50および後記す
るスイッチ51によりそれらの電磁弁17,18に対す
る通電が遮断されることから、それらの電磁弁が各々位
置17C,18Aにおかれる。この状態においては、上
記操作シリンダー6が油圧でロックされるので、該シリ
ンダ16のロッド16bと前記ロッド15とが直結され
る。従って、オペレータは操作レバー101こより方向
切携弁14を所定の位置に切換制御することができる。
また、ブレード自動制御時においては、電磁弁17は前
記電磁弁12と同様に切換位置17A〜17Cに応じて
スレーブシリンダ16のシリンダ部16aをロッド16
bに対して伸縮駆動させ、方向切換弁14の所定の位置
に切襖制御する。電磁弁18は前述の電磁弁13と同様
方向切換弁14のバネによる復帰を補助するためのもの
で、位置18Bに切換えられたときにスレーブシリンダ
16の動きを自由にする。そして、これらの電磁弁13
,18は通常位置13A,18Aに切換えられており、
自動制御時において所定のタイミングで論理回路35,
48から出力される制御信号E9,e,8によりソレノ
ィド13S,18Sが付勢されたときに夫々位置13B
,18Bに切換えられるようになっている。傾斜計21
‘まCフレーム3の所定位置に配設されており当該Cフ
レーム3の傾斜角に応じた傾斜信号e,を出力して比較
器31‘こ加える。
懐斜計22はブレード4の背面上部所定位置に配設され
ており当該ブレード4の長手方向の傾斜に応じた煩斜信
号e2を出力して比較器44に加え○る。スプール位置
検出器24はロッド8の移行位置を検出することにより
該ロッド8と連結せる方向功換弁7のスプール位置を検
知し、該スプール位置に応じたスプール位置信号e4を
出力して論理回路35に加える。
スプール位置検出器25も前記スプール位置検出器24
と同様にロッド15の移行位置を検出することにより方
向切換弁14のスプール位置を検知し対応するスプール
位置信号e5を出力して論理回路48に加える。
フレーム榎斜角設定器26はCフレーム3の傾斜角8を
設定するためのもので設定に応じた懐斜角設定信号E8
を出力して比較器31に加える。
また、フレーム煩斜角設定器27は手動レバー28と連
動されており、該手動レバー28の操作に応じて前記C
フレーム3の煩斜角設定信号EO′を出力して比較器3
1に加える。この手敷レバー28はオペレータが手を放
すと復帰用スプリング29a,29bにより中位層に復
帰し、このときの傾斜角設定器27の出力は0である。
また、比較器31は該フレーム頭斜角設定器27からの
入力信号Ea′を前記入力信号E8に対して優先させる
ようになっている。そして、たとえばブレード4が自動
制御中であっても、オペレータの判断により臨機応変に
当該ブレード4を手動により優先的に制御することがで
きるようになっている。尚、ブレード4は前述したよう
にCフレーム3の先端部に取付けられており、従って、
該Cフレーム3を所定の角度に傾斜させることにより当
該ブレード4を所定の高さに設定することができる。
チルト角設定器3川まブレード4のチルト角を設定する
ためのもので設定角に応じたチルト角設定信号e8を出
力して前記比較器44に加える。
スロットルレバー関度検出器36は当該ブルドーザ2の
駆動用エンジン(図示せず)の回転数を制御するスロッ
トルレバー(図示せず)のスロツトル関度を検出し、該
スロツトル閥度に応じたスロットル関度信号e6を出力
して演算回路38に加える。エンジン回転数検出器37
は前記ブルドーザ2の駆動用エンジンの回転数を検出し
、該回転数に応じたエンジン回転数信号e7を出力して
前記演算回路38及び後述するパルス制御回路34,4
7に加える。
演算回路38はスロットル関度信号衿6とエンジン回転
数信号e7とに塞いてプレード4に加わる負荷圧を演算
し、該負荷圧に応じたブレード負荷信号e8を出力して
演算回路40に加える。
負荷設定器39は作業条件により当該ブルドーザのブレ
ード4に加え得る最大負荷圧を設定するためのもので「
設定値に応じた負荷設定信号e9を出力し前記演算回路
40‘こ加える。
演算回路40は前記ブレード負荷信号竿8と負荷設定信
号宅9とを比較し、信号e8が信号毛9を超えたときす
なわち、ブレード4が過負荷となったときにこの過負荷
に応じた過負荷信号e,oを出力し演算回路33に加え
る。
前後進検出器41は例えば加速度計で、ブルドーザ2の
後進時の加速により信号E,を出力して切換スイッチ4
2に加える。
該切換スイッチ42はブルドーザ2の後進時にブレード
4を自動的に「上げ」にするか或は「浮き」の状態にす
るかを選択するためのもので、鞍片42aを接点42b
側に切換えるとブレード4を上げ、懐点42c側に切換
えると浮きの状態となる。また、切換スイッチ51はプ
レードを手動−自動制御に切換えるためのもので、オペ
レータが手3動で切換えるようになっている。
そして、手動制御時にはオフ、自動制御時にはオンに切
換える。さて、オペレータが手動操作レバー10をロッ
ク機構11でロックし、従って、切換スイッチ50がオ
ンとなり、且つ切換スイッチ51をオンに4して当該ブ
ルドーザ2のブレード4を自動制御の状態にセットした
とする。また、該ブルドーザ2は所定の速度Vで前進し
ているものとする。更に、フレーム傾斜角設定器26、
チルト角設定器30、傾斜計21,22の出力が夫々零
度で安定しており、従って、比較器31,44の出力が
0であり、且つ電磁弁13,18が位置13A,18A
に切換えられており従って、方向切換弁7,14が共に
中位層7c,14cすなわちブレード保持の位置に保た
れているものとする。今、オペレータが時亥比oにおい
てフレーム額斜角設定器26を0暖から例えば十3度に
設定すると、該設定器261ま第2図aに示すような十
3度に相当する信号EOをステップ状に出力する。
一方、Cフレーム3の傾斜計21の出力e,は0であり
、従って、比較器31はこれら両信号Eひとe,との偏
差すなわち十3度に相当する偏差信号E2(第2図c)
を出力して補償器32に加える。補償器32は入力信号
E2に適当な比例+微分を施した偏差信号E3(第2図
d)を出力して演算回路33に加える。尚、偏差信号E
3に微分特性を持たせることは制御系の特性を改善する
ためである。ここで、ブルドーザ2が前進時においては
、前記前後進検出器41の出力E,は0である。
また、ブレード4が過負荷でないとすれば演算回路40
の出力e,。が0となる。従って、演算回路33は補償
器32の出力信号E3と同じ波形の信号E4を出力して
パルス制御回路34に加える。
このパルス制御回路34は偏差信号E3と前記エンジン
回転数信号e7とを入力信号とし信号e?に応じて適当
な周期Tと信号E3に比例したパルス幅△Tとを有する
パルス信号E5(第2図e)を出力して論理回路35に
加える。このパルス信号E5は前記方向功換弁7のスプ
ール位置指令信号である。入力信号E3,e7を周期T
、パルス幅△Tのパルス信号E5に変換する方式につい
ては種々考えられるが、ここでは一例として以下のよう
な方法をとる。ここで、偏差信号E3を仮に関数ご(t
)で表わし、また駆動論回転速度信号e7がエンジン回
転速度Nに対応することから便宜上該信号e7の代りに
エンジン回転速度信号N8を使用して説明する。先ず、
周期T、パルス幅△Tで方向切換弁7のスプールが開閉
したときのりフトシリンダ5に供給される平均圧油量Q
を概算する。
いま、油圧ポンプ19の吐出量をQMとすれば、平均圧
油流量Qは次式で表わされる。Q=QM.竿 .
・・.・・.・・‘1’ここで、油圧ポンプ19がエン
ジンにより駆動されており、その吐出量QMがエンジン
回転速度N‘こ比例するものとすると上式{1雌次のよ
うに表わすことができる。
Q=K,.N8.△TT ………{21但
し、K,は比例定数である。
従って、周期T及びパルス幅ATを次式 T=羊器 肌刊 △T=K2・ご(t) ………‘41で表わ
されるように変換すれば、前記平均圧油流量QはQ:K
.‐擦り2(t)=Kリ2くt) ….・・‘5) で与えられる。
但し、K2,K3,Kは比例定数である。従って、平均
圧油流量Qはエンジン回転速度Nに関係なく偏差ご(t
)すなわち、偏差信号E4の2乗に比例する。
この2乗特性により、偏差の大きいときは遠応性を増す
ために圧油流量を多くし、偏差の小さいときには安定性
を良くするために圧油流量を減らすことができる。すな
わち、比例制制を行うことができる。パルス制御回路3
4は上述のようにして周期T及び入力信号に比例したパ
ルス幅△Tを有するパルス信号E5を出力する。
一方、時刻けこおいては前述したように方向切換弁7の
スプール位置は中位層7cに切換えられており、従って
、スプール位置検出器24の出力信号e4は0である(
第2図f)。
論理回路35は前記スプール位置指令信号すなわち、パ
ルス信号E5と実際のスブール位置信号e4との偏差を
得、この偏差が不感帯幅設定器43の不惑帯信号E6を
超えたとき、制御信号E7(第2図g)を出力して電磁
弁12のソレノィド12Saを付勢し、該電磁弁12を
位置12Aに切換える。
従って、スレーブシリンダ9が伸長してロッド8を矢印
A方向へ移行させ、方向切襖弁7をスプール位置7Aに
切換える。そして、時亥肌において方向切換弁7がスプ
ール位置7Aに完全に切換えられ、スプール位置検出器
24の出力信号e4が増大し、信号E5との偏差が不感
帯城信号E6以下になると、論理回路35が制御信号E
7をオフにしてソレノィド12Saを消勢し、電磁弁1
2を中位層12cに切換える。従って、スレーブシリン
ダ9が当該位置に固定されて方向切換弁7をスプール位
置7Aに保持する。従って、リフトシリンダ5は油圧ポ
ンプ19から圧油が供給されて短縮する。そして、譲り
フトシリンダ5は短縮に応じてCフレーム3を上方に回
動傾斜させ、ブレード4を上動させる。傾斜計21はC
フレーム3の傾斜に応じて傾斜信号e,(第2図b)を
出力し比較器31に加える。
時刻ヒーこおいてパルス信号E5が0となりブレード保
持を指令すると、論理回路35が制御信号E8(第2図
h)を出力して電磁弁12のソレノィド12Sbを付勢
し、該電磁弁12の位置12Bに切換える。
従って、スレーブシリンダ9が短縮してロッド8を矢印
A′方向へ移行させ、方向切換弁7を中位層7c方向に
移行させる。そして、この方向切換弁7が予め設定され
た時間或は量スプール中立方向に移動した時亥Ut3に
おいて、論理回路35が制御信号E8を0にして電磁弁
12を中位層12cに切換え、同時に制御信号E9(第
2図i)を出力して電磁弁13のソレノィド13Sを付
勢し、該電磁弁を位置13Bに切換える。従って、スレ
ーブシリンダ9には庄油が供給されなくなると同時に電
磁弁13によりボトム側とヘッド側の室がタンクTと直
結され、当該スレーブシリンダ9は自由に動き得る状態
となる。従って、方向切換弁7は目からの復帰スプリン
グの復元力により正確に中位層7cに戻ることができる
。論理回路35は方向切換弁7が中位層7cに戻った時
刻し‘こおいて制御信号E9を0にしてソレノィド13
sを消勢し、当該電磁弁13を位置13Aに切換える。
従って、スレーブシリンダ9が当該位置に固定されて方
向切換弁7を前記中位層7Cに係止する。従って、ブレ
ード4が当該位置に保持される。尚、制御信号E8,E
9の出力時間(ヒーt2)、(t4−t3)は設計上の
問題であり制御系の応答速度によって決定されるもので
ある。
このような制御を順次繰返しながらブレード4を漸次上
動させ、Cフレーム3の傾斜角が前記所定の設定角+3
度に等しくなると、比較器31からの偏差信号E2が0
となり、制御系が安定し、ブレード4の上勤制御が終了
する。
尚、リフトシリンダ5に供給される平均圧油流量Qは前
述したように偏差信号E3の2乗に比例するものであり
、従ってプレード4の上昇速度は最初が最も速く、Cフ
レーム3が設定角に近ずくにつれて段々に遅くなり、ハ
ンチング等を起すことなく設定値に安定させることがで
きる。
また、前述したようにCフレーム額斜設定器26を所定
の傾斜角に設定して自動制御中に、オペレータが手動レ
バー28を作動させて傾斜設定器27を作動させた場合
には、比較器31は前述したようにこの傾斜設定器27
の出力信号80を前記傾斜設定器26の設定信号E8に
優先させ、該信号E′8と傾斜計21からの傾斜信号だ
,との偏差信号E′2を出力する。
そして、制御系はこの偏差信号82に基いて前述したよ
うにブレードの自動制御を行う。そして、手動レバー2
8を中立位置に戻し傾斜信号E′8を0にすれば、比較
器31は再び設定信号E8と傾斜信号e,との偏差信号
E2を出力し、制御系はこの信号E2に基いて自動制御
される。このようにしてブレード4を所定の高さに自動
制御させながら作業例えば整地作業中、ブレード4の負
荷が増大して演算回路40が過負荷信号e,oを出力し
たとする。
演算回路33はこの過負荷信号e,oを前記偏差信号E
3に加えた偏差信号E′4を出力する。従って、パルス
制御回路35はこの偏差信号E′4と前記信号宅7とに
基いて周期T′、パルス幅△T′のパルス信号E′5を
出力する。論理回路35はこの信号E′5及びスプール
位置検出器24からの信号e4、不惑帯幅設定器43の
不感帯城信号E6とに基いて前述したように制御信号E
7,E8,E9を所定のタイミングで出力し、方向切換
弁7を駆動させてリフトシリンダ5を作動させ、ブレー
ド4を上動させて負荷軽減を行う。そして、負荷が軽減
するにつれて過負荷信号e,oは小さくなり、従って、
ブレード4の上動速度が遅くなる。そして、過負荷信号
e,。が0になるとブレード4は当該位置で停止する。
そして、ブレード負荷が過負荷以下に軽減されると、当
該プレード4は前記傾斜設定信号E8‘こ基いて制御さ
れる。すなわち、ブレード4は過負荷信号e,。が出力
されない範囲で所定の傾斜設定角Eのこ応じた高さに等
しく或は近ず〈ように自動制御される。更に、ブルドー
ザ2が作業中後進する場合、オペレータが切換スイッチ
42を「ブレード上げふすなわち、接点42b側に選択
したとする。前後進検出器41の信号E,は談切換スイ
ッチ42′を介して前記演算回路33に加えられる。
該演算回路33は信号E,に応じた信号E″4を出力す
る。パルス制御回路34は前述したように信号E″4と
前記駆動回転数検出器37の出力信号竿7とに塞いて信
号E″5を出力して論理回路35に加える。
議論理回路35は信号E″5とスプール位置検出器24
からの位置信号e4とに塞いて制御信号E7〜E9を出
力し、前述したように電磁弁12,13、スレープシリ
ンダ9を駆動させて方向切換弁7を作動させ、ブレード
4を所定の高さ尊こ上動し保持する。また、切換スイッ
チ42を「ブレード浮き」すなわち、接点42C側に選
択した場合には、信号E,は談切換スイッチ42を介し
て論理回路35に加えられる。
該論理回路35は前述と同様に信号E,とe4とに基い
て電磁弁12,13、スレーブシリンダ9を駆動して方
向切換弁7を位置7Dに切換え、ブレード4を「浮き」
の状態に保持する。そして、ブルドーザ2が再び前進す
ると、信号E,が0となり、従って、制御系が再び比較
器31からの偏差信号E2に基し・て制御されてプレー
ド4を元の設定位置に制御する。
このようにして、ブレードの高さ制御、過負荷時におけ
る負荷軽減、後進時の「上げ」或は「浮一等を自動制御
することができる。
次に、ブレード4のチルト角の自動制御について説明す
る。
ブレ−ド4のチルト角自動制御も前述したブレード高さ
制御とほぼ同様に行なう。
今、ブレード4が水平位置に保持されている状態におい
て、オペレータがチルト角設定器30を例えばプレード
4が長手方向に進行方向に対して左下りに5度傾斜する
ように設定したとする。
このチルト角設定器30は設定角5度に応じた傾斜信号
eoを出力して比較器44に加える。一方、傾斜計22
の出力e2はブレード4が水平であるために0である。
比較器44は信号e8とe2との偏差に応じた偏差信号
e,.を出力して補償器45に加える。該補償器45は
前述した補償器33と同様に信号だ,.に比例+微分を
施した信号e,2を出力し演算回路46に加える。演算
回路46は信号e,2に応じた信号e,3を出力しパル
ス制御回路47に加える。このパルス制御回路47は前
述のパルス制御回路34と同様に信号e,3と前記エン
ジン回転数検出器37からの信号e7とに基し、てパル
ス信号e,4を出力する。
このパルス信号だ,4は前記パルス信号E5と同様に周
期n,、パルス幅△T,を有し、方向切換弁14のスプ
ール位置指令信号である。論理回路48はこのスプール
位置指令信号すなわちパルス信号だ,4とスプール位置
検出器25により検出した方向切換弁14の実際のスプ
ール位置信号e5との偏差を得、この偏差が不感帯幅設
定器49の不感帯城信号だ,5を超えたとき、制御信号
e,6を出力して電磁弁17のソレノィド17Saを付
勢し、該電磁弁17を位置17Aに切換える。従って、
スレーブシリンダ16が伸長してロッド15を矢印B方
向へ移行させ、方向切襖弁14を位置14Aに切換える
。そして、該方向切換弁14が位置14Aに完全に切換
えられ、スプール位置信号講5と信号e,4との偏差が
不感帯域信号e,5以下になると、論理回路48が制御
信号e,6をオフにしてソレノィド17Saを消勢し、
電磁弁17を中位暦17Cに切換える。従って、スレー
ブシリンダ25が当該位置に固定されて方向切換弁14
を位置14Aに保持する。従って、チルトシリンダ6は
油圧ポンプ19から圧油が供給されて短縮し、ブレード
4を左下りに傾斜させる。傾斜計22はブレード4が傾
斜するに応じて傾斜信号e2を出力して比較器44に加
える。所定時間後パルス信号e,3が0となりブレード
保持を指令すると、論理回路48が制御信号e,’を出
力して電磁弁17のソレノイド17sbを付勢し、該電
磁弁17を位置178に切換える。従って、スレーブシ
リンダ16が短縮してロッド15を矢印B′方向へ移行
させ、方向切換弁14を中位層14C方向に移行させる
。そして、この方向切換弁14が予め設定された時間或
は量スプール中立方向に移動した時刻において、論理回
路48が制御信号だ,7を0にして電磁弁17を中位層
17Cに切換え、同時に、制御信号e,8を出力して電
磁弁18のソレノィド18Sを付勢し、該電磁弁18を
位置18Bに切換える。従って、スレ−ブシリンダ16
には圧油が供給されなくなると同時に電磁弁18によっ
てボトム側とヘッド側の室がタンクT6と直結され、当
該スレーブシリンダ16は自由に動き得る状態となる。
従って、方向切換弁14は前記方向切換弁7と同様に自
らの復帰スプリングの復元力により正確に中位贋14C
に戻ることができる。論理回路48は方向切換弁14が
中位暦14Cに戻った時刻において制御信号8,8を0
にしてソレノィド18Sを消勢し、当該電磁弁18を位
置18Aに切換える。
従って、スレーブシリンダ16が当該位置に固定されて
方向切換弁14を前記中位層14Cに係止し、ブレード
4を当該傾斜角に保持する。このような制御を順次繰返
しながらプレード4を漸次傾斜させ、該ブレード4のチ
ルト角が前記設定角5度に等しくなると、比較器44か
らの偏差信号e,.が0となり、ブレード4のチルト角
制御が終了する。
尚、ブレード4のチルト角を上述とは反対に右下りに制
御する場合も上述と同様に制御することができる。
また、上述のプレードチルト角制御は前述したブレード
上動制御と同機に設定角に近ず〈につれて徐々に遅くな
り、ハンチング等を起すことなく設定値に安定させるこ
とができる。
オペレータが自動制御を解除し手動制御に切換える場合
には、ブレード保持位置すなわち、方向切換弁7,14
が共に中位層7C,14Cに切換えられている状態にお
いて、切換スイッチ51をオフに、次いで、ロック機構
11を外し手動操作レバー10の孫止を解除する。
そして、このロック機構11を外すと切襖スイッチ51
がオフとなり、自動制御系への電気回路が全てオフとな
る。この状態において、スレーブシリンダ9,16は共
に方向切換弁7,14の中位層7C,14Cに応じた位
置に固定される。従って、これらの方向切換弁7,14
はロッド6,15及びスレーブシリンダ9,16を介し
て手動操作レバー10と直結される。従って、オペレー
タは該手動操作しバ一10を操作することにより、ブレ
ード4を自由に制御することができる。以上説明したよ
うに本発明によれば、ブレードの高さ、チルト角及び過
負荷時における負樹軽減等を全て完全に自動制御するこ
とができ、かつ手動−自動制御の切換えを簡単に行うこ
とができる。
また、自動制御時においてもオペレータの判断に応じて
臨機応変に手動制御を優先させることができる。更に、
オペレータに高度の操縦技術を要求せず、かつ作業時に
おける疲労を軽減させることができる等の優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るブルドーザのブレード自動制御装
置の一実施例を示すブロック図、第2図は第1図に示す
制御系の出力信号のタイミングを示すグラフである。 1・・・・・・大地、2・・・・・・ブルドーザ、3・
・・・・・Cフレーム、4……ブレード、5……リフト
シリンダ、6……チルトシリンダ、7,14…・・・方
向切換弁、8,15……ロッド、9,16……スレーブ
シリンダ、10,28……手動操作レバー、11・…・
・ロック機構、12,13,17,18…・・・電磁弁
、19,20・・…・油圧ポンプ、21,22…・・・
鏡斜計、24,25・・・・・・スプール位置検出器、
26,27・・・・・・Cフレーム傾斜角設定器、30
・・・・・・チルト角設定器、36・・・・・・スロッ
トルレバー関度検出器、37・・・・・・エンジン回転
数検出器、31,34・・・・・・比較器、32,45
・・・・・・補償器、33,38,40,46・・・・
・・演算回路、34,47……パルス制御回路、35.
48……論理回路、43.49・・・・・・不惑帯幅設
定器、50,51・・・・・・切襖スイッチ、T,〜T
6・・・・・・タンク。 第1図第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スロツトル開度を検出するスロツトル開度検出器と
    、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出器と、
    これらの検出器の出力の比が設定値を超えたとき過負荷
    信号を送出する過負荷検出装置と、Cフレーム上に取付
    けられた傾斜計からの傾斜角信号と予設定傾斜信号との
    偏差に基づき上げ、下げ及び保持信号を送出し、かつ上
    記過負荷信号をブレードを上げる信号として上記偏差に
    加える制御回路、上げ下げ信号により切換制御される第
    1の3位置電磁弁、ブレードリフトシリンダへの油流方
    向を切換制御する第1の方向切換弁のロツドにヘツド側
    を連結するとともに、ロツドを手動レバーに連結しかつ
    前記3位置電磁弁からの油流によつて制御される第1の
    操作シリンダ、前記保持信号印加時に前記操作シリンダ
    内の油圧を開放して前記第1の方向切換弁を中立位置に
    復帰させる第2の電磁弁を有し前記偏差に基ずきブレー
    ドの上下動を自動的に制御するブレード制御装置と、ブ
    レード上に取付けられたチルト角傾斜計からの傾斜信号
    とチルト用の予設定傾斜信号とのチルト角偏差に基づき
    チルト角減少、増大及び保持信号を送出する制御回路、
    これらの信号に基ずき切換制御される第2の3位置電磁
    弁、ブレードチルトシリンダへの油流方向を切換制御す
    る第2の方向切換弁のロツドにヘッド側を連結するとと
    もに、ロツドを手動レバーに連結しかつ前記第2の3位
    置電磁弁からの油流によつて制御される第2の操作シリ
    ンダ、前記チルト角保持信号印加時に第2の操作シリン
    ダの油圧を開放して前記第2の方向切換弁を中立位置に
    復帰させる第3の電磁弁を有し前記チルト角偏差に基づ
    きブレードのチルト角を自動的に制御するチルト角制御
    装置と、手動時に前記ブレード制御装置およびチルト角
    制御装置の各電磁弁に対する通電を遮断して前記第1、
    第2の操作シリンダを油圧でロツクさせるスイツチ手段
    と、手動時に上記手動レバーとロツクさせる手段とを具
    えてなるブレード自動制御装置。
JP5871476A 1976-05-21 1976-05-21 ブルド−ザのブレ−ド自動制御装置 Expired JPS6015786B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63149088U (ja) * 1987-03-20 1988-09-30

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JPS63149088U (ja) * 1987-03-20 1988-09-30

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