JPS60157423A - 固形物液体管移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、水等の液体を搬送媒体にして固形物を管でも
って移送する装置に関する。

Ｂ、従来技術 固形物を移送するのに現在膜も多用されるものはコンベ
アであるが、コンベアは物を直線的に移送するものであ
るから、例えば工場内の機械装置等の障害物や通路を避
けて立体的にしかも自由に屈曲して搬送することができ
ない欠点がある。

固形物を管でもって液体と一緒に搬送することによって
、前記の欠点は解決される。この用途に、例えば中心か
ら外側に向かって螺旋状の通路を有するインペラを回転
させるブレードレスのポンプが使用され、この種のポン
プが実際に魚移送ポンプとし、て利用されている。しか
しこの構造のポンプは、回転するインペラで液体を加速
する為、ポンプを通過するときに固形物に多かれ少なか
れ傷付きを生ずる。特にインペラが空転してインペラ内
に固形物が一時的に止まると固形物の損傷は激増する。

よってこの種のポンプは、いかなる種類の固形物をも搬
送できるものでは決してなく、極めて限られた、傷付き
難いあるいは多少傷付いてもよい物の搬送にしか使用さ
れない。

ところで、エジェクタでもって、魚を海水と一１〆 緒に吸湯する装置は開発されている。（特開昭５４−４
０３９４号公報） しかしながら、エジェクタは、揚程が高い捏水の噴射圧
を高くして、液体を強く付勢しなければならない。高圧
水が高速で噴射される移送管内を傷付き易い固形物が通
過するとき、噴射圧がある値以上になると、固形物は著
しく損傷を受ける。

特に、魚のえらのように、固形物の表面に、柔軟°な凹
凸部分があって、この部分に、ノズルから高速流の噴射
水が激しく衝突したときに固形物の損傷は甚だしい。

ところで、エジェクタは、ロータリ一式の魚ポンプのよ
うに、固形物が機械的に運動するインペラ内を通過しな
い為、高速高圧噴射水による損傷を防止できるなら、固
形物の損傷を極減できる。

Ｃ９本発明の目゛的 本発明の重要な目的は、移送管にノズルから液体を噴射
するにもかかわらず、固形物を極めて傷付き少なく移送
できる固形物液体管移送装置を提供するにある。

又、本発明の池の重要な目的は、固形物を立体的にしか
も自白に屈曲して、工場内の障害物や通路等を避け、あ
るいは無駄なスペースを利用して搬送できる固形物液体
管移送装置を提供するにある。

Ｄ、目的を達成する為の手段 移送管はｌＬｉ−壁を貫通してノズルが設けられている
。ノズルは、移送管の中心と液体の移送方向に傾斜して
高圧水を噴射し、これによって内部を液体と固形物とを
移送方向に体勢する。

ノズルは移送方向に所定の距離だけ離されて複数に分割
され複数のノズルで、液体と固形物とを付勢して移送す
゛る。

１３作用、効果 移送方向に離されて分離された複数個のノズルは、それ
ぞれが固形物と液体とを付勢して移送するので、それぞ
れのノズルでもって、液体と固形物とを漸次加速する。

即ち、それぞれのノズルが、急激にでなくスムーズに液
体と固形物を加速して、全体として所要の揚程に付勢す
る。この為、同一揚程に於て、ノズルが単独のものに比
較すると、固形物の損傷を著しく減少でき、活愈のよう
にショックに弱い固形物でもほとんど弱らせることなく
移送できるとりう理想的な特性を実現する。

管壁を貫通するノズルから液体を噴射する本発明の装置
は、固形物が機械的に回転するインペラ内を通過せず、
これが液中に浮遊する状態で、液体と共に移送される。

この為、エジェクタポンプの噴射水からの衡機が防止で
きるなら、傷付き易い固形物の移送装置にとって何より
も大切な、移送時の衡機を極減する装置が実現できる。

本発明は、単にノズルを移送方向に離して分割するとい
う簡単な構成により、それぞれのノズルの噴射圧を低下
して、単一ノズルの付勢力を低くし、全体で必要な揚程
に付勢している。エジェクタポンプは、前にも述べたよ
うに、低揚程では固形物の損傷が極端に少なくなるとい
う独特の特性を有する。従って、本発明は、固形物が損
晦を受けないようにノズルを複数に分割することによっ
て、固形物付勢時の衡機を極減し、全体としての損傷全
減少させている。

複数のノズルは、それぞれの噴射圧を別々に調整するこ
とによって、更に、固形物の損隔を減少できる。

又、ノズルに圧力水を供給する高圧ポンプは、吐出圧が
低くなると流量が多くなる為、ノズルを複数に分割して
噴射圧を低くするなら、高圧ポンプの全体馬力はそれ程
増加しない。

ちなみに、口径が６５１１１１φで１．５Ｋｗのモータ
で駆動される渦巻ポンプは、揚程が１．２にｇ／ｄのと
きの流量が２５０形／分、揚程が約３０％下って、０．
７８Ｋｇ／ｄのときには、流量が５００−１９／分と２
倍になる。従って、１台のポンプは、噴射圧を３０％低
下させるなら、ふたつのノズルに同量の高圧水を噴射で
きる。

更に又、エジェクタポンプは、高速の噴射水が低速の移
送液体に混合されるときに、大部分のエネルギを失なう
ので効率が悪いとされている。特に、揚程が高くなって
移送水の流速が著しく低くなると効率が著しく低下する
が、本発明の固形物液体管Ｒ送装置は、ひとつのノズル
に要求される揚程が低い為、高圧噴射水がスムーズに移
送水を付勢し、しかも全体として高揚程であっても、複
数のノズルが漸次移送液体を付勢して流速を極端に低下
させることがすく、全丼としての効率は、単一ノズルの
ものに比べると勝るとも劣らない値に調整できる。特に
、複数のノズルに分割されることによって単一ノズルに
強い付勢力が要求されない為、使用状態に合わせて、固
形物の損傷が少なく、しかも高能率に移送できる状態に
設計できる。

Ｆ、好ま゛しい実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図に示す固形物液体管移送装置は、例
えば卵、陶磁器、合成樹脂製品、魚介類、畜肉類、果物
、野菜芋類、海藻類、皮革、シート状部材、ハム・ソー
セージ等の固形物を搬送するもので、コンベア１等の揚
昇装置で前工程から固形物が供給されてくると共に、固
形物の搬送媒体である水や海水等の液体が所要置部めら
れ、液体と固形物とが混ぜられるミキシング部材２と、
こ警ノ のミキシング部材２内の液体を吸入するように、ミキシ
ング部材２の水面レベルより下に吸入側開口端が連結さ
れた移送管３と、この移送管３の池端に連結されて、移
送管３から送られてくる液体と固形物とを分離するセパ
レータ４とを備えており、移送管３の途中にエジェクタ
１２が連結されている。

第２図に示す移送装置は、ミキシング部材２の水面し、
ベルが移送管３の吐出側開口端５より高位にあって、移
送ａ；３はミキシング部材２の水面レベルより高所に延
長されて立上部３ａと降下部３ｂとを備え、かつその最
上端には空気の排気部材６が設けられ、この排気部材６
は、真空ポンプ７の吸入側に連結されている。

第１図に示すセパレータは、セパレータタンク９と、こ
のセパレータタンク９内に片側が潜没さレテ傾斜された
ネットコンベア１０とからなり、移送管３で送られてき
た固形物をネットコンベア１０で抄い上げて次の工程に
搬送する。

第１図および第２図は移送管３にエジェクタ１２を備え
る。

エジェクタ１２は液体と固形物とに運動のエネルギを与
えて移送する。

エジェクタ１２は、第３図に示すように、管体１３を貫
通してノズル１４が開口され、ノズル１４が高田水を中
心かつ液体の移送方向に噴射する〇管体１３の外側に高
圧室１５が形成され、高圧室１５は高圧ポンプ１６に連
結されて高圧水が供給され、ノズル１４から移送管内に
噴射される。

このように管体１３を貫通してノズル１４が開口され、
管の中心に向かって高圧水を噴射するものは、管内にノ
ズルが配設されないので、固形物がノズルに当ることな
くスムーズに移送され、搬送時の傷付きと詰まりとを少
なくできる。

エジェクタ１２は、水圧と噴射水駄を大きくすることに
よって液体をより強力に搬送できるが、そうすると固形
物の傷付きも大きくなる。

固形物を口付き少なく、高くあるいは遠い個所に移送す
る為に、第１図の実線と鎖線、および第２１Δで示すよ
うに、移送管３の数ケ所にエジェクタ１２が直列に連結
されている。

第３図は、ふたつのエジェクタ１２が接近して直列に接
続された画を示す。複数のエジェクタをｉ（Ｈ結して、
移送’ｉｉ’の流、地を等しくするには、後段のエジェ
クタの吐出側開口面積を前段より大きくする。又、後段
のエジェクタが、前段よりも高圧の、液体をｌ！ｉ、ｊ
ｔ射するように、例えば第３図に示すよう唇、前段のエ
ジェクタには流量調整弁１９等を介在させて流量を減少
させるのがよい〇第３図に示すエジェクタのノズル１４
は、先細テーパー状の管体に、内側が、このｗ体のテー
パー状部分に嵌合されるテーパー状に形成されると共に
、内面に２本の細溝が対向して刻設された管体を嵌着し
、管体の紬調で形成されている。

第１図は、ふたつのエジェクタ１２に、別々の高圧ポン
プ１６で高圧水を供給している。

第２図は、１台の高圧ポンプ１６でふたつのエジェクタ
１２に高圧水を供給している。

ミキシング部材２とセバレータタどり９とは、還水管１
７を介して連結され、還水管１７でもって移送管３を通
ってセパレータタンク９に送られてくる液体をミキシン
グ部材にもどす。

第２図は、ミキシング部材２の水面レベルがセパレータ
タンク９の水面レベルより上位に配設されるので、還水
管１Ｔには還水ポンプ１８が連結され、還水ポンプ１８
でもって液体を強制移送する。

第１図に示す移送装甑は、セパレータタンク９の水面レ
ベルがミキシング部材２の水面レベルより高位に配設さ
れる為、セパレータタンク９内の液体は、還水管１７に
よってミキシング部材２に自然流入される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例を示す固形物液体
管移送装置の断面図、第３図はエジェクタの一例を示す
断囲゛図である。 １・・コンベア、２・・ミキシング部材、３・・移送管
、４・・セパレータ、５・・吐出側開口端、６・・排気
部材、７・・真空ポンプ、９・・セパレータタンク、１
０・・ネットコンベア、１２・吻エジェクタ、１３・・
管体、１４龜・ノズル、１５・・高圧室、１Ｇ・番高圧
ポンプ、１１・・還水管、１８・・還水ポンプ、１９・
・流量調整弁、 出願人　林　武 代理人　弁理士　豊栖康弘

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１固形物を液体と共に移送する移送管は、管壁を貫
   通してノズルが設けられ、このノズルが、移送管の中心
   と液体の移送方向に傾斜して高圧水を噴射して移送管の
   内部の固形物と液体とを（−Ｊ勢し。 て移送する移送装置に於て、前記ノズルが、移送方向に
   所定の距離だけ離されて複数個に分割されたことを特徴
   とする固形物液体管移送装置。 （２］　吸入側ノズルより吐出側のノズルが高圧で液体
   を噴射する特許請求の範囲第（１）項記載の固形物液体
   管移送装置。 （３）　ノズルの吐出側が、ノズルの吸入側より太く形
   成されている特許請求の範囲第（１］項記載の固形物液
   体管移送装置。 （４）複数に分割されたノズルに、ひとつの高圧ポンプ
   が高圧水を供給する特許請求の範囲第（１）項記載の固
   形物液体管移送装置。 （５）複数のノズルに、別々の高圧ポンプが高圧水を供
   給する特許請求の範囲第（１）項記載の固形物液体管移
   送装置。