JPS60154992A - 造水船 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は造水船に関するものである。

大小の各種プラントの建設現場は殆んど海岸付近であり
、そして建設現場においては水、電気、Ｉｔｈ縮空気な
どを得るための＄伽が必要である。このうち従来の造水
設備は、海岸伺近恍おける海上台船形式や陸上設置形式
であった。このような従来例によると、造水Ｖ備は必要
地域に応じて夫々設けなければならず多数必要であり、
それ故、相当なコストがかかっていた。また気象変化（
熱波、球技などりによって使用不可能な状態になること
もある。

本発明の目的とするところは、複数の地域に兼用し得て
コスト的に性別であシ、しかも気象変化に迅速に対処し
得る造水船を提供する点にある。

上記目的′（ｉｌ−達成するために本発明における造水
船は、清水タンクをイｊする船体に多段フラッシュ式の
造水装置を設け、この造水装置に吐出口が開口する海水
供給管の取入口を船首部に開口すると共に、この河水供
給管の中間をエンジン排気路中に自己設し、ｎＪ記造水
装置に冷却用河水管葡配設すると共に、清水受けｆ！：
前記清水タンクに連通し、船尾部に、船体航行により吸
引力を発生する減圧発生装置を設けると共に、この減圧
発生装置に接続する吸引管を１１ｊ記造水装置に連通し
ている。

かかる本発明構成によると次のような効果全期待できる
。すなわち船体航行により船首部かち自動的に取入れら
れた海水は、船体航行故にエンジンから排出嘔れる排気
ガスによって加熱されたのち造水装置に供給される。こ
こで造水装置内は、船体航行によシ減圧発生装置で発生
した吸引力によって真空化されておシ、したがって加熱
海水は多段フラッシュにより水蒸気を発生する。そして
水蒸気は冷却用海水管によって冷却され、清水となって
清水受けに受止められたのち清水タンクにためられる。

このように船体を航行させるだけで清水を自動的に造水
することができる。したがって目的地までの航行中に、
或いは目的地近くでの回航により造水できることから、
この造水船は複数の地域に兼用でき、安価な設備として
提供できる。また気象変化に関係なく最通の海域で造水
を行なうことができる。

以下に本発明の一実施例を図面に基ついて説明する。（
１）は船体で、その中間部から船首部側に亘っては複数
の清水タンク（２）が区画形成されている。

前記船体（１）の船尾側には、多段フラッシュ式の造水
装置（３）とディーセルエンジン（４）とが設けられ、
このディーセルエンジン（４）からの排気管（５）は煙
突（ｉ）に連通している。（７）は前記造水装置（３）
に吐出口（７ａ）が開口する海水供給管で、その取入口
（７ｂ）は船首部に開口しておｐ、−！た中間はエンジ
ン排気路である前記煙突（６）内に蛇行状で配設しであ
る。

なお海水供給管（７）の経路中には供給調整弁（８）が
設けられ、また必要ならはポンプ（９）が設けられる。

前記造水装置（３）は上部に清水受けα０を有し、この
清水受は叫はポンプαηを有する消水供給管四を介して
前記清水タンク（２）に連通している。前記造水装置（
３）内の清水受けＱＯの上方には冷却用海水管０３が配
設され、この冷却用海水管０３の始端を、船首部に取入
口（１４ａ）が開口する取入Ｉ−・α膏に接続すると共
に、後端を、船尾部に吐出口（１５ａ）が開口する吐出
管（へ）に接続している。なお必要ならば取入ｔσψに
ポンプＱｆ９が設けられる。船尾部には、船体航行によ
り吸引力を発生する第１減圧発生装置αηと第２減圧発
生装置（ト）とが設けられ、これら減圧発生装置１す（
ト）は、夫々左右一対の揺動板を揺動させることによっ
て吸引度（真空度）全変更可能としている。前記第１減
圧発生装置Ｑηは弁ａ呻を有する第１吸引管翰を介して
進水装置（３）の上部に連通し、豫だ第２減圧発生装置
（ト）は弁３］）を有する第２吸引管（財）を介して造
本装置（３）の下部に連通している。

以下に作用を説明する。ディーゼルエンジン（４）の駆
動によシ船体航行中においては、該ディー上ｌレニンジ
ン（４）で発生した排気ガスが排気管（５）を通って煙
突（６）から放出されている。さらに船体航行により、
取入口（７ｂ）を介して船首部側〃・ら海水供給管（７
）内に海水が自動的に取入れられ、そして海水供給管（
７）内を流れる間に煙突（６）部において加熱される。

ヤして加熱海水は吐出口（７ａ）から遣水装置（３）内
ｔ（Ｃ供給される。このとき、船体航行によって第１減
圧発生装置αηに吸引力が発生しておシ、この吸引力は
第１吸引管（７）を介して進水装置（３）に作用し、該
造水装置（３）内を真空化している。したがって供給さ
れた加熱海水は多段フラッシュにより水蒸気を発生し、
そして水蒸気は海水が流れている冷却用海水管−によっ
て冷却されて清水となシ、清水受け１．１１Ｊに受止め
られたのち清水供給ｔｏ壜を通して清水タンク（２）に
供給され、該清水タンク（２）にためられる。なお造水
装置（３）内の製塩海水は、第２減圧発生装置（ト）で
発生する吸引力によって第２吸引管＠を介して排出式れ
る。このように船体（１）を航行させるだけで滴水を自
動的に造水し得る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は全体の系統図
、第２図は要部の系統図である。 （１）・・・船体、（２）・・・清水タンク、（３）・
・・造水装置、（４ン・・・ディーセルエンジン、（６
）・・・煙突、（７）−・・海水供給管、（７ａ）・・
・吐出口、（７ｂ）・・・取入口、俣０・・・清水受け
、（２）・・・滴水供給管、曹・・・冷却用海水管、ａ
η・・・第１減圧発生装置、（ト）・・・第２減圧発生
装置、（７）・・・第１吸引管、（２）・・・第２吸引
管 代理人　森　本　義　弘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｌ　清水タンクを有する船体に多段フラッシュ式の進水
   装置を設け、この造水装置に吐出口が開口する海水供給
   管の取入口を船首部に開口すると共に、この海水供給管
   の中間をエンジン排気路中に配設し、１＋ｉ記造水装置
   に冷却用河水管を配設すると共に、清水受けを前記清水
   タンクに連通し、船尾部に、船体航行によシ吸引力を先
   生する減圧発生装置を設けると共に、この減圧発生装置
   に接続する吸引管をｎｔＪ記進水装置に連通したことを
   特徴とする造水船。