JPS6015386B2 - 磁選機用フイルター円板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 例えば樹脂物質のような浮遊粒子または溶解高分子物質
で汚染された液体が、例えば磁鉄鉱、鉄、コバルトまた
はニッケルのような強磁性粒状物質を液体に添加して、
磁界内の強磁性物質と共に汚染物を分離することによっ
て浄化されることは公知である。

また旋盤やボール盤のような工作機械から分離する冷却
剤のような強磁性粒状物質の汚染物を最初から含んだ液
体を同様に浄化することも公知である。汚染されたガス
もまた強磁性粒状物質を添加して、汚染物を分離するた
め磁界内で処理することにより原則的に浄化さる。浄化
工程中で同時に化学的ブロック剤、例えば石灰、アラム
、塩化鉄、多価電解質や水ガラスを用いることも公知で
ある。前記浄化作用においては、磁選機が使用される。

或る公知の磁選機は、回転軸に沿って取付けられ、半径
方向に向いて相互に間隔を置いた多数の実質的に平行な
フィルター円板から出来上っている。フィルター円板は
フィルター円板間に置かれた空間内に磁界勾配を生ずる
永久磁石を含んでいる。淀過すべき媒体として、磁選機
に入る時に強磁性粒状物質を含む媒体は、空間を通され
るが、それは汚染物をフィルター円板の壁に付着させる
。そのようなフィルター円板の公知実施例では、永久磁
石はフィルター円板用限界壁として機方向に作用する二
つの肇円板間に相互に密接に接触して配置される。永久
磁石は例えばェポキシ樹脂腰のような豚によって壁円板
に固定される。豚使用磁石をもつ前記種類のフィルター
円板を使用することが或る種の問題を含むことが判った
。一つの問題は磁石と壁円板との間の接着がすべての点
で不満足なことである。これは磁選機が作動中に起るせ
ん断力に対して、磁石と勝間の接着が不十分な時にセラ
ミック磁石を使用する際特に問題となるせん断力は浄化
に付せられる水または他の媒体中の乱流のためフィルタ
ー円板上に加えられる曲げ力により、または円板に接着
する物質を除去するスクレーパーの効果によって生ぜし
められる。これらフィルター円板についての他の問題は
その製造に関するものである。豚の硬化に関連して壁円
板に中間磁石を相互に押付ける時、磁石をその意図した
位置に保持することの困難なことは立証されている。プ
レス中に豚の一部が壁円板間の空間から外方に周辺に向
って流れるし、またその際磁石が或る程度腰に付着する
のを防ぐことが困難なことも判った。本発明によれば前
記諸問題を解決することができることが判った。

本発明は、二つの壁円板と、その間に配置され相互に接
触する永久磁石を含み、前記永久磁石が豚により壁円板
に固定された磁選機用フィルター円板において、相互に
接触する少くとも数個の永久磁石中か、または少くとも
数個の永久磁石間に壁円板に面する孔が配置され、その
孔中に豚が突入することを特徴とするフィルター円板に
係る。

これに関連する孔は、単に円筒形その他の形状、例えば
平行六面体または円錐形の孔のみならず、また磁石中か
その間の、壁円板に面する表面におけるいかなる空所ま
たは凹所、例えば磁石または数個の隣援磁石の溝形凹部
、切欠縁や切欠隅部として接触面の一部を構成するもの
である。その孔は永久磁石を濁るようにする方が有利で
ある。豚で通孔を充たす時は、壁円板間に膝の横形栓が
形成され、これが応力に対するフィルター円板の抵抗を
増加させる。

通孔はまた経済的観点から見て有利である。それはこの
場合孔が貫通していないものより磁気材料をよく多く節
約できるからである。もちろん磁界勾配が最小の磁石の
表面部分に孔を設けることが有利である。

もし磁石が平行六面体の形状をしているならば、孔を壁
円板に面する個々の磁石の表面の実質的に中央に、また
は４個の隣接磁石の隅部が相互に接触する場所に使用す
ることが有利である。もし孔がそのような場所に配置さ
れるなら、個々の磁石および４個の磁石の全部の磁界勾
配がそれぞれ増加するであろう。本発明を添付図面を参
照して例を挙げ更に詳細に説明する。第１図と２図によ
る滋選機は複数のフィルター円板１から成り、各々、第
３図乃至５図の記載を参照して説明したように、永久磁
石がその間に配置された二つの平行壁ｌａとｌｂから成
っている。

フィルター円板は磁選磯の軸２に沿い相互に平行に配置
され、軸に垂直な平面に配置されている。磁選機の軸は
例示の場合、中央の広い部分２ａ、フランジ２ｂと２ｃ
、および支持体３ａと３ｂに軸受けされた鞠端２ｄと２
ｅを含んでいる。軸は歯車５を経てモーター４により駆
動される。軸２に戦層されたフィルター円板から成る装
置は、浄化さるべき媒体である普通汚染された水用の糟
６中に配置される。槽入口は７で示され、その出口は８
で示されている。磁選機を通って流れる時、媒体は円板
１間の間隙９を通って運ばれる。その工程中では強磁性
粒子と、それらに取付けられて分離される物質は、磁選
機の壁に付着し円板の回転中堅に従って行く、その回転
は媒体の流れの方向と反対に行われる方がよい。磁選機
には円板間の各間隙９および最外壁の外側の間隙１１ａ
と１１ｂ内に配置された無端コンベヤーベルトから成る
スクレーパー装置１０が設けられている。各コンベヤー
ベルトは例示の場合、磁選機軸の中心部２ａを囲むゴム
またはステンレス鋼のベルト１２と、円板の外側に置か
れたロール１３から成っている。ベルト１２は磁選機軸
によるか、またはロール１３により、または双方により
駆動される。円板が回転する時付着物質はベルト１２を
通る時に掻落される。ベルトは円板に固くくつ着いて走
行しなければならないことはなく、摩耗を減らすため僅
かな遊びがあってもよい。ベルトにより掻落された物質
１４はベルトによって収集容器に運ばれる。騒落し物質
が磁選機に戻らないように簡単なスクレーパー装置をロ
ール１３に配置することもできる。第３図乃至５図から
明らかなように、各フィルター円板１は、例えばステン
レス鋼製で０．５肌厚さの二つの壁ｌａとｌｂから成っ
ている。

バリウムフェライトの磁石１６が鞠孔１７から周辺まで
壁の間に固く詰め込まれる。バリウムフェライト磁石の
代りに他の磁石で、好ましい場合ストロンチウムフェラ
イトから成るセラミック磁石を用いてもよい。しかし原
則的には、サマリアムコバルト磁石のような金属磁石を
用いることもできる。磁石は以下記載のように豚により
壁に固定される。磁石は例えば５一１０側の磁化方向の
長さと、磁化方向に垂直な１−５地の区域をもっている
。同一円板内の二つの隣接磁石は図示の例では異る樋性
をもっている。このようにして最高の磁界勾配が形成さ
れる。磁石１６と滋選機の外側に面する緑との間の間隙
は、適当な場合冷間硬化型で、例えば現場で硬化される
冷間硬化シリコーンゴム（スイスのＯｍｉｔＡＧ製Ｇｍ
ｉｓｉｌのような）のようなゴム材料１８を充填される
。磁石１６には孔が設けられている。

これは理解し難くしないように第３図には示さず第４図
と５図に示してある。各磁石は中央に置かれた通孔１９
（第５図）と、壁円板に面する表面に垂直な額斜緑２０
をもっているので、通孔２１は４個の個々の磁石が相互
に接触する場所にも形成される。

磁石１６は好ましい錫合冷間硬化無溶剤型の腰、例えば
ェポキシ樹脂豚（例えばスイスのＣＩＢＡ−ＡＧ製の硬
化剤ＨＷ９５３Ｕ、８の重量部を含んだ〜ａｉｄｉｔＡ
ＷＩＯＯＩＯの重量部のような）のような豚で壁円板ｌ
ａとｌｂに固定される。

豚は樹脂結合剤である必要はないが、特に無機型のもの
である。磁石と壁円板との間の豚結合部は２２で示して
ある（第４図）。酸はまた孔１９と２１中に入り部分的
にこれら孔を充填する。或る数の孔は完全に充填される
。腰は孔１９中では２３で示され孔２１中では２４で示
されている。孔の存在により、またその中に硬化豚を固
定することによって前記の利点が得られる。フィルター
円板の製造中磁石１６は、前以つて豚の層で覆われた壁
円板ｌａとｌｂ間に相互に密着させて使用される。この
ようにして多数の孔が全体的に充填され、豚と磁石の望
ましからぬ変形の危険をもたらす豚の使い過ぎが防がれ
る。円板はその後豚が硬化するまで相互に押付けられる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフィルター円板を含む媒体の流れ
の方向に垂直な磁選機の略図（使用スクレーパー装置は
図示しない）。 第２図は媒体の流れの方向における同磁選機の図。第３
図は第１図と２図による磁選機用フィルター円板で、一
方の壁円板を一部除去した図。第４図は第３図によるフ
ィルター円板の一部の断面図（第５図の断面Ａ−Ａ）第
５図は第３図によるフィルター円板内の磁石の拡大図。
図面中、符号ｌａ，ｌｂは『平行壁』、２は『軸』、３
ａ，３ｂは『支持体』、４は『モーター』、５は『歯車
』、６は『槽』、７は『糟入口』８は『糟出口』、９は
『間隙』、１０は『スクレーバー装置』１１ａ，１１ｂ
は『外班側聞隙』、１２は『ベルト』、１３は『ロール
』、１４は『掻落し物質』、１６は『磁石』、１７は『
軸孔』をそれぞれ示す。 外１図 矛２図 矛３図 才４図 オ５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 二つの壁円板と、その間に配置され、隣接する永久
   磁石が接触する永久磁石の層とを有し、前記永久磁石が
   膠で前記円板に固定された磁選機用フイルター円板にお
   いて、前記層は前記壁円板に面する孔を有し、前記孔中
   に前記膠が突入することを特徴とするフイルター円板。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載されたフイルター円板
   において、前記孔が永久磁石を貫通することを特徴とす
   るフイルター円板。３ 特許請求の範囲第１項または第
   ２項に記載されたフイルター円板において、永久磁石が
   平行六面体を成し、前記孔が壁円板に面する永久磁石の
   表面の実質的に中央に配置されていることを特徴とする
   フイルター円板。 ４ 特許請求の範囲第１項に記載されたフイルター円板
   において、永久磁石が平行六面体を成し、前記孔が隣接
   永久磁石の隅に相互に突当つて配置されていることを特
   徴とするフイルター円板。