JPS60151395A - 直接苛性化装置 - Google Patents

直接苛性化装置

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JPS60151395A
JPS60151395A JP576584A JP576584A JPS60151395A JP S60151395 A JPS60151395 A JP S60151395A JP 576584 A JP576584 A JP 576584A JP 576584 A JP576584 A JP 576584A JP S60151395 A JPS60151395 A JP S60151395A
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JP
Japan
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black liquor
combustion
reactor
reaction
direct
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Application number
JP576584A
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English (en)
Inventor
岸上 邦男
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 口の発明はバルブ製造工程において生しる廃液中から薬
品外を回収する装置に関する。
製紙工場においてパルプ製造工程では木材成分のセルロ
ーズ(繊維)とリグニン(樹脂)を分離してセルローズ
のみを取り出すため苛性ソーダ(NaOH)を中心とし
た薬品を用いる。蒸解工程を経た溶解リグニンとNaO
Hを含有する溶液は黒液と称する廃液として排出される
が、この黒液を燃焼させることにより熱回収を行ない、
かつ同時にNaOHを回収して再使用する方法が従来か
ら実施されている。
第1図は従来の黒液燃焼およびNaOH回収方法を示す
系統図である。図において木4Aチップは蒸解工程上に
おいてNaOHにより含有するリグニンが除去され、N
aOHとリグニンの混合液は黒液として排出され、黒液
回収ボイラ等の専用の燃焼装置において燃焼2aが行な
われ、熱回収が図られると共に次式に示す妬き反応が行
なわれ、NaOH回収の前提となるべき反+1E、が行
なわれる。
NEL20 +5O2−1−−02−pNa2304 
−(1)N a20−+ CO2−〜−9Na200s
 ・・・(2)また炉底部ではチャーの燃焼により次式
(3〕。
(4)に示す反応が主として行なわれる。
Na2SO4+ 20−Na2S + 2002 ・・
・(3)Na2COs −一−−−÷Na2O−4−0
02−(4)すなわち従来方法では燃焼装置内で上述の
如き複雑な反応を行なわせねばならず、これらの反応全
良好に行なわせるため燃焼装置に供給する燃焼用空気も
一次、二次、三次に分け、さらにこれらの空気の制御を
精密に行なわねばならず安定した薬品回収を実施するこ
とが困難であった。次に燃焼において生したNa2QQ
sは溶解工程3aにおいて水を加えられ、苛性化工程4
に送られる。この工程において次式(5)に示すとおり
消石灰(Oa (OH)i)と反応してNaOHを回収
し、再使用する。
Na、CO,−1−Oa (OH)2−a−2NaOH
−1−0aOO。
・・(5ン しかし上述の式(5)において使用する0a(OH)2
は苛性化工程4で生じたQaO03を加熱し、かつその
接水を加えてCa(OH%を生成するという複雑な工程
を経ねばならず、設備費の増加、エネルギー消′iJ!
=の増大という問題を生しでいる。
すなわちか焼工程5において(1通常ライムキルンと称
する焼成装置が使用され、石油等のエネルギーを大量に
消費することにより次式の反応を行なう。
0aOOa−+OaO+ 002 ・・・(6)さらに
これにより生した生石灰(CaO)は消和工程6におい
て次式(7)の如く消石灰となり苛性化工程で使用され
る状fルとする。
OaO+H200a (OH)2 ・”(7)以上のと
おりこの方法はその反応過程がきわめて複雑であり、従
ってその制御も困難でありさらに複雑巨大な設0mを必
要とし不経済である。
また、特にか焼工程においては多大なエネルギーを燃料
として消費し、社会的要語である省エネルギー化を達成
することがきわめて困難であった。
このため、Fe*04の酸化金属を用いて、簡略かつ少
いエネルギー消費により薬品を回収する直接苛性化方法
が提案されている。しかしこの方法をそのまま実施する
と、新たな燃焼(反応)装置を設置する必要があり、か
つ上述した方法に用いた燃焼装置や、か焼工程で用いら
れる焼成装置4等が遊休設備となってしまいかえって不
経済である。特に黒液を燃焼させるボイラはきわめて高
価であり、かつ熱回収効率も高いものであるので、直接
苛性化方法においてもこの形式のボイラを利用すること
が望まれている。
この発明の目的は上述した問題点に鑑み、従来から使用
しているボイラ装置を用いて直接苛性化法を実施し得る
装置を提供することにある。
要するにこの発明はボイラ装置においてスメルトヲ形成
し、後続の反応炉においてこのスメルトと酸化金属とを
反応させるよう構成した装置である。
先ずこの発明の詳細な説明するのに先立って直接苛性化
法の概略を第2図を用いて説明する。
図において、木材チップは蒸解工程1においてNa、O
Hによりリグニンが分離されリグニンおよびNaOHを
含有する黒液は燃焼過程2またはこの前段において酸化
鉄粉としてFe2O3を添加することにより燃焼中に次
式の反応を行なう02NaOH+ C!02−+Na2
00s + H20−(lNa、003+Fe 20s
−+ 2NaFe02 + 002 −(9)このうち
鉄酸ナトリウム(NaFeO2)は次段階の溶解過程7
において加水分1ヂrされNaOHを回収する。
2NaFe Ot + H2O→2NaOH−1−Fe
z Oa 、、、 (1(1)つまり第2図に示す直接
苛性化法ては(8L (9)(10)の反l心を行なう
ことによりNaOHの回収を行なうことができると共に
、この回収に使用したFe2O8を循環再使用すること
ができるという利点を有する。
以下第3図を用いてこの発明を説明する。
図中符号21は黒液を燃焼させるボイラであり33はこ
のボイラに対して黒液を噴霧供給するオツシレータであ
り、このボイラの火炉21a内に黒液を噴霧供給する。
この黒液はボイラ内の熱により乾燥し、固形分(チャー
)は炉底に落下しチャーベット27を形成する。チャー
ベット27内では前述の式(1)ないしく4)で示す如
く、1Ja200aNano 等が反応生成される。こ
のうちNag 00Bは融点が858℃であり、かつN
 a t Oの融点はこれ以下であるので、チャーベッ
ト温度を858℃以上としておけば前述の物質は溶融状
態となっている。この溶融状態の物質(スメルト)をラ
イン8を経て反応炉22に供給する。この反応炉22は
特別に設置する外、従来法においてか焼工程で用いられ
たロータリキルン(ライムキルン)を利用しても良い。
この状態で反応炉22に供給されたスメルトに対してF
e20gをライン11を経て供給する。なお、この反応
炉の燃料として黒液バーナ24を用いて黒液を使用する
ときわめて経済的である。
以上の状態の反応炉において、N a t OOsは前
述した式(9)に基づいてNaFeO2を反応生成する
。またNagOについては次の式(11)の如く反応が
行われる。
Na2O+ Fez Os −+ 2NaFeO2−(
11)なおこの場合反応炉内での温度は1JaFeo2
の反応生成に最適な湿度である約850〜1000℃に
保持する。黒液の燃焼はこの温度を保持する上からも効
果的である。次に反応炉2から排出されたNaFeO2
は熱交換!20において空気Aと熱交換されてこの空気
Aは加熱され、ボイラ21に対して加熱空気として供給
され省エネルギー化が図られる。なお、この場合図示し
ない管路によりこの空気の一部を反応炉22に供給して
もよい。熱交換器20を出たNaFeO2は管路26を
経て加水分解槽27に至り、ここにおいて水Wによって
加水分解され式(10)の如< NaOHを回収する。
2NaFe02−1− H2O2NaOH+ Fe2O
,・・−(10)このうちNaoHは蒸解工程に供給さ
れて再使用され、一方Fθff1ojは反応炉22に供
給され前述の反応を行う。なお、図中25は黒液タンク
、6は黒液供給用ポンプ、9はボイラ側黒液供給ライン
、10は反応炉側黒液供給ライン、13は反応炉排ガス
供給ラインであり、ボイラ内の02分圧調整用に反応炉
排ガスを供給するものである。
この発明を実施することにより黒液燃焼用ボイラから排
出されたスメルトと酸化金属とを反11i;させるので
、溶融状態のNa2CO,もしくはNa、Oとの反応を
行えるため従来装置よりも反応率を向上させることがで
きる。
また直接苛性化法の実施により遊休設備となっているロ
ータリキルン、または場合によっては黒液燃焼用ボイラ
も遊休設備化していることもあるが、これらの設備を有
効に活用することができ、しかも従来法から直接苛性化
法に転換する場合でもこれらの設備に改造を加える必要
は殆んどなく経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のNaOH回収法を示す系統図、第2図は
直接苛性化法の系統図、第3図はこの発明に係る装置の
系統図である。 A・・・・・・燃焼用空気 20・・・・・・熱交換器 21・・・・・・黒液燃焼用ボイラ 22・・・・・・反応炉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、黒液を酸化金属と燃焼反応させかつ反応生成物を加
    水分解することによりナトリウム分を回収する装置にお
    いて、黒液を燃焼反応させで酸化金属との反応の前段物
    質を有するスメルトを生成する黒液燃焼用ボイラと、こ
    のボイラに後続し前記前段物質と酸化金属との反1ノ1
    :を行い、加水分解の前段物質を生成する反応炉とから
    成ることを特徴とする直接苛性化装置。 2・ 前記反応炉の燃料を黒液としたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の直接苛性化装置。 3・ 反11フ炉下流に熱交換器を接続し、反応炉から
    排出した反応生成物と燃焼用空気とを熱交換させ、加熱
    した燃焼用空気は黒液燃焼用ボイラ及び反応炉の少くと
    も一方に供給するようにしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の直接苛性化装置。
JP576584A 1984-01-18 1984-01-18 直接苛性化装置 Pending JPS60151395A (ja)

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JPS60151395A true JPS60151395A (ja) 1985-08-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238123A (en) * 1975-09-20 1977-03-24 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Alternating current power generator
JPS58126390A (ja) * 1982-01-16 1983-07-27 バブコツク日立株式会社 効率を高めた直接苛性化方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238123A (en) * 1975-09-20 1977-03-24 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Alternating current power generator
JPS58126390A (ja) * 1982-01-16 1983-07-27 バブコツク日立株式会社 効率を高めた直接苛性化方法

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