JPS6015129Y2

JPS6015129Y2 - 粉粒体の計量装置

Info

Publication number: JPS6015129Y2
Application number: JP15835282U
Authority: JP
Inventors: 隆吉田中
Original assignee: 有限会社田中鉄工所
Priority date: 1982-10-18
Filing date: 1982-10-18
Publication date: 1985-05-14
Also published as: JPS5962514U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、タンクに収納しである粉粒体を計量する装
置に関するものである。

例えば合成樹脂製品の成型機に原料を供給する場合、従
来タンクに貯蔵されている粉粒体を計量したのち、成型
機のホッパーに上記計量された粉粒体を投入するように
なっているので、粉粒体の移しかえに手間がかかる欠点
があった。

この考案は、粉粒体の移しかえがなくなるようにして、
上記の欠点を解消することを目的としている。

この考案は、下端開口に開閉自在の蓋を有するホッパー
と原料の収納タンクとを通路により接続すると共に、ホ
ッパーの頂壁にタンクからホッパー内に原料を論送する
吸引口を設け、かつホッパー内の頂部に原料の流出を防
止するフィルタと、このフィルタの洗浄装置を組み込み
、またホッパー内に原料を計量すると共に、蓋のロック
を解除する検出器を設けたの粉粒体の計量装置を提供す
る。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図において、Ａはホッパーで、このホッパーＡは頂壁１
により上端開口を閉鎖した漏斗状壁２と、この漏斗状壁
２の下端から連なる排出口筒３と、この口筒３の下端を
開閉するＭ４とによって構成されている。

５は漏斗状壁２に設けた流入口で、この流入口５には、
タンク６の排出ロアに連なるホース８が接続されている
。

また、頂壁１の下面周縁部から筒状体９を垂設すると共
に、この筒状体９の下縁開口は、フィルタ１０により閉
鎖されている。

さらに筒状体９の内側に位置させて頂壁１に口筒１１を
設けると共に、この口筒１１には、吸引ホース１２が接
続されている。

また、頂壁１の中心に操作時に強制駆動されるエア供給
用筒体１３の下部を貫通させると共に、この筒体１３の
下端には、上記筒体１３の下端部と連通させて放射状に
配列し、かつフィルタ１０にエアを噴射する噴射管１８
が設けられている。

上記筒体１３の強制駆動は、図示の場合モータ−１４の
プーリ１５と、筒体１３の上端外周に設けである環状溝
１６との間にＶベルト１７をかけ渡して伝達されるよう
になっている。

さらに、口筒３内には、たまった粉粒体を検出すると共
に、漏斗状壁２内の吸引を止めて蓋４を開放する検出器
１９が設けられている。

上記の検出器１９は、図示の場合筒体１３に貫通させた
軸材２０の下端に取付けると共に、軸材２０の外周上面
から下方所定の範囲内にネジ部２１を設けて、このネジ
部２１に二叉片２２間で回動するナツト２３をねじ込み
、かつ軸材２０の外周軸線方向に設けである溝２４に上
記二叉片２２から突出するピン２５を嵌め込んであるの
で、ピン２５と溝２４とによって軸材２０の回動を止め
ると共に、ナツト２３の回動により軸材２０と共に検出
器１９を昇降させるようになっている。

なお、軸材２０の上端から下方所定位置の外周面に通路
２６を設けると共に、この通路２６に供給されたエアを
筒体１３の内周の段部２７から噴射Ｖ１８に向・うよう
になっている。

また、口筒１１内に弁板２８を組み込むと共に、この弁
板２８は、検出器１９の作用によってソレノイド２９を
励磁させながら、ラックとビニオンとから成る伝達機構
３０を介し２て閉鎖位置迄上記弁板２δを回動させるよ
うになっている。

さらに、蓋４の支軸３１と共に回動する杆３２には、バ
ランスウェイト３３が取付けられていると共に、上記杆
３２の上側に横切るストッパー３４を設け、このストッ
パー３４は、検出器１９の作用により励磁するソレノイ
ド３５を介で没入スライドさせるようになっている。

図中３６は目盛、３７は軸材２０の上端に取付けた指針
、３８はタンク６に設けたブリッジ崩清用の二次空気調
節装置で、この調節装置３８は、固定フランジ３９と、
ハンドル４０を有する可動フランジ４１と、固定フラン
ジ３９及び可動フランジ４１を設けた空気取入れ孔４２
とによって構成されている。

この考案に係る計量装置は、以上の構成であって、弁板
２８を開くと共に、ホース１２を介して吸引を開始する
と、漏斗状壁２内のエアは、フィルタ１０、口筒１１を
へてホース１２に向うので、タンク６からホース８を介
して漏斗状壁２内に粉粒体が吸引（空気輸送）される。

上記吸引された粉粒体は、口筒３内に流下すると共に、
上記口筒３内に粉粒体が留る。

しかして、留った粉粒体により検出器１９が作用すると
、ソレノイド２９の励磁によす弁板２８を回動させて漏
斗状壁２内の吸引を停止するので、タンク６からの粉粒
体の吸引が停止し、またソレノイド３５の励磁によりス
トッパー３４を没入させて杆３２の係止を解除するので
、粉粒体の重量により蓋４を押し開いて口筒３からの計
量された粉粒体を供給する。

上記の供給後には、自動的に蓋４を閉じると共に、ソレ
ノイド３５の励磁を解いて杆３２に係止するようストッ
パー３４を突出させると共に、弁板２８を開いて吸引を
開始する。

また、通常に運転時には、モーター１４の運転を止めて
おく。

次にフィルタ１０が目詰りした場合には、モーター１４
の運転を開始して筒体１３を駆動する。

上記筒体１３の駆動にともない共に噴射管１８を回動さ
せる。

このとき、軸材２０の通路２６をへて段部２７から各噴
射管１８にエアを流入すると、エアは、噴射管１８の孔
１８′からフィルタ１０に向けて噴射するので、フィル
タ１を洗浄スる。

上記洗浄の終了後には、モーター１４の運転を止め、ま
たエアの圧入を止める。

以上的ように、この考案に係る装置によれば、漏斗状壁
内の吸引によってタンクから上記漏斗状壁内に粉粒体を
流入させると共に、検出器によって口筒内に留る粉粒体
の計量が終ると、吸引を止め、かつ口筒の蓋を開くので
、−々計量上たり粉粒体をホッパーに移しかえる手間を
はふくことができる。

また、フィルタと筒状体との内側に旋回する噴射管を設
け、噴射管にエアを圧入してフィルタにエアを噴射する
ようにしであるので、エアの目詰りを洗浄することがで
きる。

このため、吸引による粉粒体の移送力を低下させること
がない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る装置の正面図、第２図は同縦断
拡大正面図、第３図は同上の要部を示す縦断拡大正面図
、第４図は同横断平面図、第５図は軸材の昇降部分を示
す横断平面図、第６図は空気取り入れ部の横断平面図で
ある。Ａ・・・・・・ホッパー、１・・・・・・頂壁、２・・
・・・・漏斗状態、３・・・・・・排出口筒、４・・・
・・・蓋、５・・・・・・流入口、６・・・・・・タン
ク、７・・・・・・排出口、訃・・・・・ホース、９・
・・・・・筒状体、１０・・・・・・フィルタ、１１・
・・・・・口筒、１２・・・・・・吸引ホース、１３・
・・・・・筒体、１４・・・・・・モーター、１５・・
・・・・プーリ、１６・・・・・・環状溝、１７・・・
・・・■ベルト、１８・・・・・・噴射管、１９・・・
・・・検出器、２０・・・・・・軸材、２１・・・・・
・ネジ部、２２・・・・・・二叉片、２３・・・・・・
ナツト、２４・・・・・・溝、２５・・・・・ゼン、２
６・・・・・・通路、２７・・・・・・段部、２８・・
・・・・弁板、２９・・・・・・ソレノイド、３０・・
・・・・伝達機構、３１・・・・・・支軸、３２・・・
・・・杆、３３・・・・・・バランスウェイト、３４・
・・・・・ストッパー３５−−−−−−ソレノイド。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

頂壁により上端開口を閉鎖した漏斗状壁と、この漏斗状
壁から連なる口筒と、この口筒の下端開口を開閉する蓋
とで構成したホッパーと、蓋の閉鎖状態を維持するロッ
ク装置と、漏斗状壁に設けた流入口に通路を介して連な
る原料収納タンクと、ホッパーの頂壁下側に中空室を形
成するよう張設したフィルタと、このフィルタの内側中
空室内を吸引するよう頂壁に設けた吸引口筒と、この口
筒に設けた弁板と、上記中空室内にエアの圧送によりフ
ィルタを洗浄するよう設けた旋回噴射管と、ホッパー内
に原料を計量するよう設けた検出器とから威り、上記検
出器の作用時ホッパー内の吸引を解除するよう弁板を閉
じ、かつ蓋の閉鎖用ロック装置を解除するよう連動させ
た粉粒体の計量装置。