JPS60151216A - 結晶性シリコホスホアルミネート - Google Patents

結晶性シリコホスホアルミネート

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JPS60151216A
JPS60151216A JP26652184A JP26652184A JPS60151216A JP S60151216 A JPS60151216 A JP S60151216A JP 26652184 A JP26652184 A JP 26652184A JP 26652184 A JP26652184 A JP 26652184A JP S60151216 A JPS60151216 A JP S60151216A
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JP
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group
diffraction pattern
less
ray diffraction
crystalline material
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JP26652184A
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ジエラード デローアン エリック
ボン バルモス ローランド
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ExxonMobil Oil Corp
Original Assignee
Mobil Oil Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、“MCM−4”と呼ばれ、その骨組み構造に
アルミニウム、珪素及び燐を含有する新規な合成の結晶
性シリコホスホアルミネート(s il 1copho
sphoalu「ni −nate )物質及び、有機
化合物の接触転化反応でのその利用に関する。本発明の
結晶性物質はイオン交換特性を示しており、容易に触媒
的に活性な物質に変換出来る。
〈従来の技術〉 天然のものも、合成のものもゼオライト物質は、種々の
タイプの炭化水素転化反応に対して触媒特性を有してい
ることがこれ迄に示されている。ある種のゼオライト物
質は、より小さな多数の孔路又は細孔によって相互連終
が可能な多数の小ざなキャビティーがめる、X線回折に
依って特定される明確な結晶構造を有する規則正しい、
多孔質の結晶性アルミノシリケートである。各特定のゼ
オライト中では、これらのキャビティー及び細孔の大き
さが均一である。これらの細孔の寸法は、より大きな寸
法の分子を退ける一力で、ある寸法の吸着分子を受入れ
るので、これらの物質は“モレキュラー・シーブ(分子
篩)゛として知られる様になり、これらの特性を応用す
る様々の方法で利用されている。
か\るモレキュラー・シーブには、天然品、合成品を問
わず、非常に様々の陽イオン含壱結晶性アルミノシリケ
ートが包含されている。これらのアルミノシリケートは
、その中で酸素原子を共有することに依って四面体が架
橋し、(アルミニウム十珪素)原子の総計と酸素原子と
の比が1=2となるS 1o4L kt04の強固な三
次元(網状体の)骨組み構造として記述出来る1、アル
ミニウムを含弔する四面体のイオン原子IIIJJハ、
カチオン例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属カチ
オンの結晶内混在に依ってバランスしている。この事は
アルミニウムと4f[f々のカチオン例えばCa/2、
Sr/2、Na、K又はLiの数との比が1に等しいこ
とで示すことが出来る。あるタイプのカチオンを周知の
イオン交換の技術を利用して、全くでも部分的にでも他
のタイプのカチオンと交換させることが6丁能である。
か\るカチオン交換の手段に依って、カチオンを適切に
選択すれば、所定のアルミノシリケートの性状変更が可
能である。
脱水前には、四面体間の空間は水の分子で占められてい
る。
先行技術の方法により、非常に様々の合成ゼオライトが
形成されている。ゼオライトはゼオライトA(米国J4
gtf第2.882,243号)、ゼオライトX(米国
特許第2.882゜244号)、ゼオライトY(米国有
許第3.130,007号)、ゼオライトZK−5(米
国特許第3,247,195号)、ゼオライトZK−4
,(米国特許第3,3 ]、 4,752号)、ゼオラ
イトZSM−5(米国特許第3.702,886号)、
イオン(トZSM−11(米国特許第3,709,97
9号)、ゼオライトZSM−1,2(米国特許第3,8
32,449号)、ゼオライトZSM−20(米国特許
第3,972,983号)、イオンイトZSM−35(
米国特許第4,016.245号)、ゼオライトZSM
−38(米国特許第4,046,859号)、及びゼオ
ライトZSM−23(米国特許第4,076,842号
)とそのいくつかを挙げることによって示される櫟に、
文字又は便利な記号によって命名される様になっている
本発明のシリコホスホアルミネートはアルミノシリケー
ト−ゼオライトでは無い、然しそれはイオン交換特性を
有している密(dense )又は層化(1ayere
d )構造を持つ結晶性物質である。
燐酸アルミニウムは例えば米国特許第4,310,44
0号及び第4,385,994号で教示されている。燐
酸アルミニウム物質は電気的中性の格子を持ち、そして
従ってイオン交換体としであるいは触媒成分としては有
効では無い。米国%許第3,801,704号は酸性を
与えるためにある方法で処理した燐酸アルミニウムを教
示する。
カナダ特許第911,416号;l第911,417号
及び第911.418号の燐置換したゼオライトは“ア
ルミノシリコホスフェ−) (aluminos目1c
ophosphate )″ゼオライトと呼ばれている
。その中の燐の若干は吸蔵されたものでアシ、構造的で
は無いことが明かとなっている。
米国特許第4.363,748号はシリカと燐酸アルミ
ニウムーカルシウム−セリウム(aluminum −
calcium −ceriumphosphate 
)の組合わせを酸化脱水素用の低酸活性触媒として記載
している。英国特許第2,068,253号はシリカと
燐酸アルミニウムーカルシウム−タングステア (al
+nn1niurn −calcturn −tung
sten phosphate )との組合わせを酸化
脱水素用の低酸活性触媒として開示している。米国特許
第4,228,036号はアルミナ−燐酸アルミニウム
ーシリカ・マトリックを分解触媒として使用するだめの
ゼオライトと混合する無定形物体として教示している。
米国特許第3,213,035号は燐酸を用いての処理
に依るアルミノシリケート触媒の硬度改良を教示してい
る。
この触媒は無定形である。
米国特許第2,876,266号は、予備成型されたシ
リケート又はアルミノシリケートに依る燐酸の吸収によ
って調製された無定形物質の活性な珪燐酸(s i I
 icophospho−ric acid )あるい
は塩相を記載している。
燐酸アルミニウムは米国特許第4,365,095号;
第4゜361.705号;第4,222,896号;第
4,210,560号;第4,179,358号;第4
,158,621号:第4,071゜471号;第4,
014,945号;第3,904,550号及びいるの
で、それらは触媒担体あるいはマ) l)ツクスとして
使用される。ここに合成された結晶性シリコホスホアル
ミネートはイオン交換特性を有しており、そして容易か
つ都合良く固有の触媒活性を有する物質に変換される。
〈本発明の特徴〉 本発明は以下”MCM−4”と呼ぶ、アルミニウム、珪
素及び燐を含有する新規な合成の結晶性シリコホスホア
ルミネート物質及び、有機、例えば炭化水素、化合物の
接触転化反応での触媒成分としてのその利用に関する。
無水の結晶性MCM−4は一般式: %式%: 〔但し、Mは原子価「nのカチオンで6.?、Nは原子
価nのアニオンであり、そしてx、!:yは−1よυ犬
で+1より小であり且つ (1)xが0の場合には、yは0では無く、(2)yが
Oの場合には、Xは0では無く、(3)kl/Pの原子
比が1より犬なる場合には、(x+y)は0.001よ
シ犬であり且つy+Q、5xは0.4より小であり、且
つ (4)kl/Pの原子比が1より小なる場合には、(x
+y)はo、ooiより大であり且つX+0.53’は
0.5より小である、 の諸関係を満足する数である〕を有する。
上の組成で、Xがyより犬な時は、シリコホスホアルミ
ネートは酸性触媒として可能性ある用途を有するカチオ
ン交換体である。Xがyより小な時は、シリコホスホア
ルミネートは塩基性触媒として可能性ある用途を有する
アニオン交換体である。か\るMCM−4結晶性物質は
、そのか焼した形態で、不文の表1−Bに示す様な特有
のX線回折パターンを有する。
MCM−4の合成したま\(“合成した捷ま゛とは合成
反応後、反応混合物より戸別し、水洗、乾燥した状態を
指す)の形態では、シリコホスホアルミネートは捕捉さ
れた有機物質、A、及び水分子も含有し得る。従ってそ
れは一般式: %式% : 〔但し、■は、MCM−4の合成中に使用された有機指
向剤又は溶媒より生じそしてMCM−4の微孔性空隙を
うめている吸着有機物質、Aのモル数であり、この物質
はか焼によって除去することが可能であり、Wは例えば
0から約で、不文の表1−Aに示す様な特有のX線回折
パターンを有する。
本発明の結晶性シリコホスホアルミネートはそれを既知
の燐酸アルミニウムから区別する、触媒及びイオン交換
特性を併せて示す独特の物質である。
本発明のシリコホスホアルミネート物質は1より小の、
例えば約0.001乃至約0.99の珪素/(アルミニ
ウム及び燐)原子比で独特且つ有用な触媒及び吸着特性
を示す。
1より大なアルミニウム/燐原子比を持って合成された
時は、結晶性シリコホスホアルミネートは1.5より大
で、そして通常1,6乃至600の範囲のアルミニウム
/珪素原子比を示す。アルミニウム/燐原子比が1よシ
小の時は、1/アルミニウム原子比だけを示し、そして
珪素を含有しない事が良く知られている。また燐置換し
たゼオライト組成物、時には“アルミノシリコホスフェ
ート・ゼオライト“と呼ばれる、は0.66乃至8.0
の珪素/アルミニウム原子比及び0より犬で1.0迄の
燐/アルミニウム原子比を有する。
合成したま\のMCM−4の当初のカチオンは当業者に
良く知られている方法によって、少くとも一部は他のイ
オンとのイオン交換によって置換出来る。好ましい置換
カチオンには金属イオン、水素イオン、水素前駆体例え
ばアンモニウムイオン及びその混合物が包含される。特
に好ましいカチオンはMCM−4を、特に炭化水素転化
反応に関して、触媒的に活性とするものである。これら
には水素、稀土類金属、元素の周期律表の第1A族、第
1IA族、第111A族、第1VA族、第1B族、第1
1B族、第111B族、第1VB族及び第■族の金属が
包含される。
典型的なイオン交換力法は合成MCM−4を一種又は二
種以上の所望の置換カチオンの塩と接触させることであ
る。
か\る塩の例にはハロゲン化物例えば塩化物、硝酸塩及
び硫酸塩がある。
本発明の結晶性MCM−4は、イオン交換前でも後でも
、有効に熱処理出来る。この熱処理は空気、窒素、水素
、スチーム等の様な雰囲気中でシリコホスホアルミネー
トを約300℃乃至約1100℃の、好ましくは約35
0℃乃至約750℃の温度に、約1時間乃至約20時間
の間加熱することに依って実施される。この熱処理に減
圧または加圧も利用出来るが、便利さの点で常圧が望ま
しい。
MCM−4はそれを他の結晶性物質と区別する明確なX
線回折パターンを示す。合成したま\のMCM−4のX
線回折パターンは次の特有の値を有する:表1−A 4.46±0.05 W 435十0.05 m 4.27±0.05 VS 4.07±0.05 W 3.65十0.03 tn 3.37±0.03 3 3.05十0.02 W 2.95±0.02 W 表1−BはMCM−4のか焼(窒素中450℃、常圧、
4時間)した形態のMCM−4の特有の回折線を示して
い左 表1−B 4.45±0.05 W 4.35±0.04 ′In 4.27±0.04 vs 4.08±004 m 3.65十0.04 m 3.37±Q、Q3 vs 305十0.03 W 2.95±0.02 W 2.89±0.02 W これらのX線回折データは銅のに−Q照射線を使用し、
理学(Rigaku )X線システムを用いて収集した
。2θ。
(θはブラッグの角)で表わしたピークの位置は、0.
02゜の2θ間隔及び各ステップで1秒間の計測時間の
ステップ走査によシ測定した。オングストローム単位(
A)で測った格子面間隔、d及び、バックグランドを差
引いた、線の相対強度I/Io(IOは最強の線の強度
の17100である)はプロフィル・フイツテング法を
用いて導いた。相対強度は記号vs=極めて強い(75
−100%)、S−強い(50−74%)、rn=中位
(25−49%)及びW=弱い(0−24%)を用いて
示した。このX線回折パターンは本発明に依って合成さ
れたすべての種類のMCM−4組成物に特有のものであ
ることを理解されたい。シリコホスホアルミネートのカ
チオンを他のイオンを用いてイオン交換しても、格子面
間隔に若干の僅かなシフト及び相対強度に変化があるが
実質上同じX線回折パターンを示す。個々の試料の珪素
/アルミニウム及び燐/アルミニウムの比並びに熱履歴
の度合いによって、その他の僅かな変化が起り得る。
本発明の結晶性MCM〜4物質は、有機カチオン含有型
あるいはイオン交換から得られる水素イオン前駆体型の
上記熱処理に依って乾燥した、水素型へ変換させること
が可能である。
一般に、本発明のシリコホスホアルミネートは、アルミ
ニウム、燐及び珪素及び(一種又は二種以上の)有機指
向剤の語源、及び実質上水と混り合わない有機溶媒を含
む二相反応混合物から製造出来る。酸化物及び有機成分
で表わした二相合成混合物の総括モル組成は次の通りで
ある。
(A)a : (M2O)b: (A40s)。: (
SiOz)d : (PzOs)e : (溶媒)f:
(アニオン源)g:(HzO)n 但しa/(c+d+e)は4よシボであり、b/(c+
d十e)は2より小であり、d/(c+e)は2より小
であり、f/fc+d+e)は0.1乃至15であり、
g/(c+d+e)は2よ如小であり、そしてh/((
+d十e)は3乃至150である。′溶媒“は有機溶媒
であり、そしてパA゛は有機化合物あるいは物質例えば
有機指向剤あるいは有機溶媒から訪導されたものである
。アニオンは必ずしも別個に二相系に添加されないが、
然し他の成分源の一種又は二種以上から生成物結晶中に
現われることもあろうし、あるいはなかろう。
反応条件は毎時5℃乃至200℃の速度で、約80℃乃
至約300℃の温度へと、そしてMCM−4の結晶が形
成される迄その温度に約5時間乃至約500時間の間、
前述の反応混合物を注意深く加熱することより成る。よ
り好ましい温度範囲は約100℃乃至約200℃であり
、か\る範囲の温度での時間は約24時間乃至約168
時間である。
反応混合物の加熱及び所望の温度に保持している間、p
Hは約2乃至約9に注意深く制御されなければならぬ。
pHの制御は添加した有機及び/又は無機塩基の濃度を
調節することによって達成出来る。
反応は所望のMCM−4の結晶が形成される迄、実行す
る。結晶性生成物は、全体を室温に冷却し、沖過し、乾
燥する前に水洗することに依って、同上物を反応媒体か
ら分離して回収される。
上の反応混合物組成は適当な成分を供給する物質を利用
して調製出来る。水相成分は元素珪素、燐あるいはアル
ミニウムの語源から、有機相に含まれていないものを含
むことが可能である。有機相は有機溶媒及び少くとも一
種の元素珪素、燐又はアルミニウムの反応条件下で水相
に不溶の源を含む。水相は又、必要な有機及び/又は無
機指向剤を含む。
有用なアルミニウムの源には、非限定的な例として、既
知の形態の酸化あるいは水酸化アルミニウム、有機ある
いは無機塩あるいは化合物が包含される。有用な珪素の
源には、非限定的な例として、既知の形態の二酸化珪素
あるいは珪酸、珪素のアルコキシ−わるいは他の化合物
が包含される。崩用な憐の源には、非限定的な例として
、既知の形有機誘導体が包含される。有機溶媒はc5C
IOアルコ−R4M+X−あるいは(R3M+R’ M
+R3)X2〔但し、Rあるいはビは1乃至20個の炭
素原子のアルキル、1乃至20個の炭素原子のヘテロア
ルキル、アリール、ヘテロアリール、3乃至6個の炭素
原子のシクロアルキル、3乃至6個の炭素原子のシクロ
ヘテロアルキル、あるいはそれを組合わせたものであシ
;Mは四配位元素(例えば窒素、燐、ヒ素、アンチモン
あるいはビスマス)あるいは脂環式、複素脂環式あるい
は複素芳香族構造中のへテロ原子(例えばN、0、S、
Se、P、As等ンでラシ;そしてXはアニオン(例え
ば、フッ化物、塩化物、臭化物、沃化物、水酸化物、酢
酸塩、硫酸塩、カルボン酸塩等)である〕を有す −・
−オ ニウム化合物より成る群から選ぶことが出来る。
Mが脂環式、複素脂環式あるいは複素芳香族構造中のへ
テロ原子の時は、か\る構造は、非限定的な例として、
〔但し、R′は1乃至20個の炭素原子のアルキル、1
乃至20個の炭素原子のヘテロアルキル、アリール、ヘ
テロアリール、3乃至6個の炭素原子のシクロアルキル
あるいは3乃至6個の炭素原子のシクロヘテロアルキル
である〕であっても良い。
本発明の方法例特に好ましい指向剤には、Rが1乃至4
個の炭素原子であり、Mが窒素であり、そしてXがハロ
ゲン化物あるいは水酸化物である上で定義されたオニウ
ム化合物が包含される。これらの非限定的例には、テト
ラプロピルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエ
チルアンモニウムハイドロオキサイド及びテトラプロピ
ルアンモニウムブロマイドがある。
適当な組成物の無機の水酸化物あるいは塩も補足の指向
剤として使用することが出来、非限定な例はCsOH,
KOI4、CsCl 、 KCI及び類似物である。
本発明に依って製造されたMCM−4結晶は極めて様々
の粒子サイズに形成出来る。一般的に言うと、粒子は粉
末、顆粒、あるいは成型品、例えば2メツシユ(タイラ
ー)の篩は充分に通りそして400メツシユ(タイラー
)の篩に留る粒子サイズを有する押出成型品、の形態に
出来る。触媒を例えば押出成型に依って、成型する場合
には、触媒を乾燥する前に押出成型するかあるいは部分
乾燥して押出成型することが出来る。
新規なMCM−4結晶を種々の有機転化プロセスで使用
される温度及び他の諸条件に抵抗性を有する他物質即ち
マトリックスと複合させることが望ましい。か\る物質
には活性及び不活性物質及び合成あるいは天然産のゼオ
ライト並びに無機物質例えば粘土、シリカ及び/又は金
属酸化物例えばアルミナがある。後者は天然産のもので
も、あるいはゲル状沈殿の形でも、あるいはシリカ及び
金属酸化物の混合物を含んだゲルであっても良い。MC
M−4を含有する触媒組成は一般には約1乃至90重量
−のMCM−4物質及び約10乃至99重量−のマトリ
ックス物質より成る。
より特には、か\る触媒は約2乃至80重量%の新規M
CM−4結晶及び約20乃至98重量膚のマトリックス
より成る。
新規なMCM−4結晶と組合わせて活性な物質を使用す
ると、ある種の有機転化プロセスでは触媒全体としての
転化率及び/又は選択率を変える傾向がある。不活性な
物質は所定の反応で転化量を制御する稀釈剤として適切
に働くので、反応の速度を制御する他の手段を利用する
こと無く、生成物を経済的且つ規則的に得ることが出来
る。これらの物質は、生産的な操業条件下での触媒の破
砕強度を改善するために天然産粘土例えばベントナイト
及びカオリン中に包含させても良い。該物質、即ち粘土
、酸化物等は触媒のバインダーとして働く。商業生産上
での使用では触媒が粉末状物質に崩壊するのを防止する
のが望ましいので、良好な破砕強度を有する触媒を提供
するのが望ましいであろう。
これらの粘土バインダーは通常、触媒全体の破砕強度を
改善する目的のためにだけ使用されている。
この新規結晶と複合出来る天然産粘土にはモンモリオナ
イト及びカオリン族が包含され、この族にはサブベント
ナイト、及びデキシー、マクナミー、ジョージャ及びフ
ロリダ白土として知られているカオリンわるいは主要鉱
物成分がハロイサイト、カオリナイト、ジッカイト、ナ
クライト、あるいはアナウキサイトであるその他の鉱物
が包含される。
か\る粘土は採掘したま\の粗製の状態でも、か焼して
酸処理あるいは化学変性したものでも使用出来る。
前述の物質以外に、結晶性MCM−4は多孔性マトリッ
クス物質例えば燐酸アルミニウム、シリカ−アルミナ、
シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−ト
リア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア並びに三元
組成物例えばシリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アル
ミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシア及び
シリカ−マグネシア−ジルコニアと複合出来る。微粉砕
した結晶性物質と無機酸化物ゲル・マトリックスの相対
比率は、複合物の約1乃至約90重量饅の範囲及びより
普通には、特に複合物がビードの形態で製造される時に
は、約2乃至約80重本発明の新規なMCM−4物質の
触媒として活性な形態を触媒成分として使用すると、該
触媒はおそらく付加的な水素化成分を含有しており、改
質原料を約370℃乃至約540℃の温度、約toop
sig乃至約1000p1000pSiから6996 
kPa )の、好ましくは約200 psig乃至約7
00psig(1480から4928kPa)の圧力、
約0.1乃至約10の、好ましくは約0.5乃至約4の
液空間速度、及び約1乃至約20の、好ましくは約4乃
至約12の水素/炭化水素モル比を用いて改質出来る。
本発明のMCM−4物質から成る触媒は、水素化成分例
えば白金が与えられている時には、n−パラフィンの水
添異性化にも使用出来る。か\る水添異性化は約90℃
乃至約375℃の、好ましくは約145℃乃至約290
℃の温度で、約0.01乃至約2の、好ましくは約0.
25乃至約0.50の液空間速度及び約1:1乃至約5
:1の水素/炭化水素のモル比を用いて実施される。更
に、かメる触媒は約200℃乃至約480℃の温度を使
用して、オレフィンあるいは芳香族の異性化用に使用出
来る。
か\る触媒は軽油の流動点降下にも使用出来る。この反
応は約IO乃至約30の液空間速度及び約425℃乃至
約595℃の温度で実施される。
金属例えば白金を含有した、本発明のMCM−4から成
る触媒を利用して達成出来るその他の反応には、水素化
−脱水素反応及び脱硫反応、オレフィン重合(オリゴメ
リゼーション)及びその他の有機化合物転化反応、例え
ばアルコール(例えばメタノール)あるいはエーテル(
例えばジメチルエーテル)の炭化水素への転化、及びア
ルキル化剤(例えばエチレン)の共存下での芳香族のア
ルキル化があ本発明の特性及びその実施方法をより完全
に例示するために、以下の実施例を示す。
〈実施例〉 アルファー11暖を試験した時は、アルファー値は標準
触媒と比較したその触媒の接触分解活性の大略の指標で
あり、そしてアルファー匝は相対速度定数(単位時間当
り、触媒容積当りのn−ヘキサン転化速度)を示すこと
に注目されたい。高活性シリカ−アルミナ分解触媒の活
性をアルファーの1(速度定数=0.016 sec 
)にとって基準にしである。ゼオライH(ZSM−5の
場合には、■のアルファー値を与えるのに、僅か174
 ppmの四面体的に配位されたA/40sLか必要と
しなかった。アルファー試験は、米国特許第3,354
,078号及びザ・ジャーナルーオブ・キャ第522−
529頁(1965年8月)に記載されている。
イオン交換能を試験した時には、シリコホスホアルミネ
ートのアンモニウム型の温度をプログラム制御した分解
中に発生する気態のアンモニアをスルファミン酸溶液を
用いて滴定することに依って測定している。この方法は
ジー・ティー・カー(G、 T、 Kerr )及びニ
ー・ダブリュー・チェスクー(A、 W、 Chest
er )によってサーモシミ力・7124頁(1971
年)に記載されている。
実施例1 1−ヘキサノール402及び5t(OCzHs)46.
7fより成る有機相、及びH3PO4(85%)28.
2r、At20310.5F、テトラプロピルアンモニ
ウムハイドロオキサイド(TPAOH,25チ)55.
9F及びH2O20S’より成る水相を用いて二相合成
反応混合物を調製した。反応混合物は、6.6%Si、
50.6%P及び42.8%Atの原子チを含めた組成
を有していた。指向剤はテトラプロピルアンモニウムハ
イドロオキサイドであった。
反応混合物を50℃/ h rで150℃に加熱し、そ
の温11に168時間、シリコホスホアルミネートの結
晶が形成される迄保持した。開始時のpHは5と7の間
であった。
結晶性生成物をp過に依って反応混合物から分離し、水
洗して80℃で乾燥した。合成したま\のシリコホスホ
アツベネートの試料を次にX線分析にかけて、表2に示
された回折線を示す結晶性物質であることが明かとなっ
た。
表2 4.4626 19.879 13.774.3539
 20.380 36.234.2694 20.78
8 100.004.0690 21.825 16゜
323.9834 22.299 3.433.740
0 23.770 5.003.6516 24.35
5 31.123.3698 26.428 62.1
03.0467 29.289 7.842.9447
 30.328 6.71実施例2 実施例1の結晶性シリコホスホアルミネートの一部を窒
素中450℃で4時間か焼して、X?tM分析を行った
。結果は表3に示されている。
表3 4.4481 ] 9.945 11.834.354
6 20.377 48゜004.2652 20゜8
0’l 99.824.0804 21..763 2
5.703.6531 24.345 35.783.
3653 26.463 100.003.0454 
29.302 8.342.9477 30.296 
7.412.8945 30.867 7.56実施例
3 実施例1の結晶性シリコホスホアルミネートの一部を実
施例2の記載と同様にか焼して、そしてI M NH4
NO3の溶液を用いてアンモニウム交換させた。アンモ
ニアの発生から測定されるイオン交換能はo、 o 2
 meq/fであると測定された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、MCM−4と呼ばれ且つ合成したままで測定したX
    線回折パターンが本明細書の表1−Aに示された特有の
    X線回折パターンを示すことを特徴とする珪素、燐及び
    アルミニウムを含む合成の結晶性物質。 2、か焼抜に測定したX線回折パターンが本明細書の表
    1−Hに示された特有のX線回折パターンを示す特許請
    求の範囲第1項記載の合成の結晶性物質。 3、次式: %式%: :20 〔但し、Mは原子価mのカチオンであり、Nは原子価Ω
    のアニオンであり、Aは有機指向剤あるいは水と混り合
    わない有機溶媒であり、VはAのモル数であり、WはH
    2Oのモル数であり、そしてX及びyは−1より犬で+
    1より小であり且つ (1)xがOの場合には、yは0では無く、(21yが
    Oの場合には、XはOでは無く、(3)At/Pの原子
    比が1より犬なる場合には、x+yは0.001より犬
    であり且つy+Q、6X(l″t0.4より小であり、
    且つ (4)At/Pの原子比が1より小なる場合には、x+
    yは0.001より大であり且つx+o、5yは0.5
    より小でおる、 の諸関係を満足する数である〕の組成を有する特許請求
    の範囲第1項記載の合成の結晶性物質。 4、無水の状態で次式: M’X2N’ <At02 );−y ’ (PO2)
    ;−8’ (S 1O2)Xぜ弓%〔但し、Mは原子価
    mのカチオンであり、Nは原子価nのアニオンであり、
    そしてX及びyは−1より大で+1より小であり且つ (1) Xが00場合には、yは0では無く、■ yが
    00場合には、Xは0では無く、(3)At/Pの原子
    比が1より犬なる場合には、x+yは0001より大で
    あり且つy+0.5xは0.4より小であり、且つ (4)A t / Pの原子比が1より小なる場合には
    、x+yは0001より犬で、1且つX+0.5Yは0
    .5より小である、 の諸関係を満足する数である〕の組成を有する特許請求
    の範囲第2項記載の合成の結晶性物質。 5、当初のカチオンを少くとも一部分、水素及び水素前
    駆体、稀土類金属及び元素の周期律表の第1A族、第1
    [A族、第111A族、第1VA族、第1B族、第JI
    B族、第用B族、第1VB族及び第■1族の金属より成
    る群から選ばれた少くとも1のカチオンを用いて置換し
    た特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の
    結晶性物質。 6、MCM−4と呼ばれ且つ合成したま\で測定したX
    R回折パターンが本明細書の表1−Aに示された特有の
    X線回折パターンを示すことを特徴とする珪素、燐及び
    アルミニウムを含む合成の結晶性物質の当初のカチオン
    を少くとも一部分、水素及び水素前駆体、稀土類金属及
    び元素の周期律表の第1A族、第11A族、第nlA族
    、第1VA族、第1B族、第11B族、第111B族、
    第1VB族及び第■族の金属より成る群から選ばれた少
    くとも1のカチオンを用いて置換し、且つ熱処理を行っ
    て得られた結晶性物質。 7、MCM−4と呼ばれ且つ合成したま\で測定したX
    線回折パターンが本明細書の表1−Aに示された特有の
    X線回折パターンを示すことを特徴とする珪素、燐及び
    アルミニウムを含む合成の結晶性物質からなる触媒。 8、有機化合物転化用である特許請求の範囲第7項記載
    の触媒。
JP26652184A 1983-12-19 1984-12-19 結晶性シリコホスホアルミネート Pending JPS60151216A (ja)

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