JPS60148Y2 - 車輪駆動防水シ−ト接続作業台車 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、例えば防水シートの継ぎ目にホットメルトガ
ムを押し出し連続モールドする車輪駆動防水シート接続
作業台車に関するものである。

［従来の技術１ 従来、体賎の防水シートを継ぎ合わせて広幅シートにす
るために継ぎ目にホットメルトガムを連続モールドする
作業は、ヒータが設けられた小形の押出機からなるホッ
トメルトガンを作業者がかかえて中腰になりながらモー
ルド作業をなし、他の作業者がホットメルトガンに供給
する生ゴム材料を持ってモールド作業者と一緒に歩くと
いう原始的な作業方法であった。

従って、作業者は２名要し、また、モールド作業を中腰
で行わなければならないので疲労が大きく連続作業が不
可能で工数を多く要する等の難点があった。

このため種々の防水シート接続作業台車が考案されてい
るが、満足するものがなく、特に、防水シートの接続部
を均一な厚さでモールドできる防水シート作業台車は実
用されていなかった。

［考案が解決しようとする問題点１ 本考案の目的は、上記欠点を解消し、作業工数が低減で
きると共に、防水シートの接続部をを均一な厚さでモー
ルドできる車輪駆動防水シート接続作業台車を提供する
ことにある。

［問題点を解決するための手段］ 本考案の要旨とするところは、上方に防水シート接続部
接着用生ゴムテープ供給リールがあり、該生ゴムテープ
供給リールの下方に生ゴムテープのスクリュウ押出機が
あり、該スクリュウ押出機の下端部に押出しノズルがあ
る車輛駆動防水シート接続作業台車において、防水シー
ト接続部モールド厚さ調整用スプリング式調整ハンドル
を設けて戒ることを特徴とする車輪駆動防水シート接続
作業台車にある。

［作用］ 本考案の作用効果は、上方に防水シート接続部接着相生
コムテープ供給リールがあり、該生ゴムテープ供給リー
ルの下方に生ゴムテープのスクリュウ押出機があり、該
スクリュウ押出機の下端部に押出しノズルがある車輛駆
動防水シート接続作業台車において、防水シート接続部
モールド厚さ調整用スプリング式調整ハンドルを設ける
ことにより、防水シート接続部のモールド厚さを均一に
調整することにある。

即ち、スプリングの張力を介して防水シートの接続面に
ノズルを押し付けることにより、モールドの厚みを効果
的に調整できるものである。

［実施例］ 以下本考案の車輪駆動防水シート接続作業台車の一実施
例を第１図、第２図により説明する。

台車１は車輪７，７及び８，８に取付けられアルミニウ
ムなどにより作られ軽量で移動可能に構成され、また、
台車１にはホットメルトガン２が取付けられ、ホットメ
ルトガン２は握り部３と内部に収蔵されたスクリュウ（
図示せず）とノズル１０とからなっている。

ノズル１０は台車１の走行時にホットメルトガン２のス
クリュウの回動に伴い、ホットメルトガンがホットメル
トガン２から連続して押し出され、これを連続モールド
できるようになっている。

４は調整ハンドルでスプリングの張力を介し防水シート
１２面にノズル１０を押し付けており、モールドの厚み
を調整できる構造となっている。

また、５は生ゴム材料供給リールで台車１に取付けられ
、生ゴム材料６を連続してホットメルトガン２に供給で
きるようになっている。

そしてモールド作業以外の台車１の移動時には、ノズル
１０が地面に触れて走行の邪魔となるのでノズル引上げ
ハンドル９によって地面から浮かすことができるように
なっている。

ノズル１０の先端はホットメルトガン２の中心より横に
ずれており、防水シート１２の継ぎ目のセンターライン
が見え易く、ノズル１０との心合せが容易にできるよう
に形成されている。

このように本実施例の車輪駆動防水シート接続作業台車
は構成されており、作業時は、防水シート１２の継ぎ目
の生ゴムモールドの中心線位置にノズル進行中心を合せ
１．スイッチ１１をオン、オフしてホットメルトガン２
のスクリューを駆動することにより生ゴム材料６が加熱
軟化されてスクリュウを介してノズル１０から連続して
押し出され連続モールドが盛上げられる。

そして、調整ハンドル４を介してモールド厚さの調整を
行い、作業者は台車１を押して行くだけて作業を行うこ
とができる。

そして、生ゴム材料供給リール５に巻かれた生ゴム材料
６がモールド作業時に自動的に連続してホットメルトガ
ン２に食い込まれ供給される。

生ゴム材料供給リール５に巻かれた生ゴム材料６はモー
ルド長さにして最大１００ｍ位であり、無くなれば次の
リールと交換補充して行う。

このようにモールド作業を行うことができるので、作業
者は１名でよくモールド速度も早く、均一な厚さのモー
ルドができるためモールド材料の節約が可能となり、ま
た作業もきわめて容易となる。

上記実施例は台車１を作業者が押して連続モールドする
場合について述べたが、車輪を電動機により駆動し一定
速度で移動させるようにすればモールド厚みの制限は更
に均一化できる。

そして、モールドラインにガイドレールをしき電動台車
を走らせれば無人作業も可能となる。

また、モールド厚みを光電管等で検出し、調整ハンドル
４のスプリング張力にフィードバックさせれば更にモー
ルド厚みの制御が適確となり品質の向上ができるが、そ
の場合にはスプリング張力調整機構電動機または油圧シ
リンダーの取付けが必要となる。

［考案の効果］ 本考案の効果は、防水シー、ト接続部モールド厚さ調整
用スプリング式調整ハンドルを設けることにより、防水
シート接続部モールド厚みの均一化による品質の改善と
歩留まり向上を計ることができるものであり、工業上有
用なものである。

そして、また、本考案の車輛駆動防水シート接続作業台
車は、作業能率を高めることができる上、作業が容易と
なって女子でも作業が可能となり、現地工事期間の短縮
ができる等の効果も有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の車輪駆動防水シート接続作業台車の一
実施例の側面図、第２図は第１図のＡ矢視部の正面図で
ある。 １：台車、２：ホットメルトガン、４：調整ハンドル、
５：生ゴム材料供給リール、６：生ゴム材料、１０：ノ
ズル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上方に防水シート接続部接着用生ゴムテープ供給リール
   があり、該生ゴムテープ供給リールの下方に生ゴムテー
   プのスクリュウ押出機があり、該スクリュウ押出機の下
   端部に押出しノズルがある車輛駆動防水シート接続作業
   台車において、防水シート接続部モールド厚さ調整用ス
   プリング式調整ハンドルを設けて戒ることを特徴とする
   車輪駆動防水シート接続作業台車。