JPS60146194A - 沸騰水型原子力プラント再循環配管系 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は沸騰水型原子カプラント（以下ＢＷ几と略称す
る。）における原子炉冷却材再循環配管（以下ＰＬＲと
略称する。）の十字分岐部（以下クロスと略称する。）
における旋回流阻止方法及びそのＰＬＲ配管に関するも
のである。

〔発明の背景〕

従来のＰＬＲ配管について第１図、第２図及び第３図、
第４図により以下説明する。第１図はＰＬＲ配管系の立
面図、第２図は第１図の平面図、第３図、第４図はクロ
スの構造断面図を示す。第１図において、１は、原子炉
圧力容器（以下ＲＰＶと略す。）、２は、ＲＰ　Ｖ　１
に直接連かり、直管・エルボ・ティーより構成される主
配管、３は、冷却材を強制循環されるためのポンプ及び
モーター、４は、ポンプ３にて昇圧された冷却材をＲＰ
Ｖに導く主配管、５は、主配管４より分岐するだめのク
ロス、６は、主配管４及びクロス５より分配される分配
管、７￥ｉ、クロス５の頂部に取付られるレジューサ、
８は、分配管６よりの冷却材を１（ＰＶに導くライザ管
を示す。分配管６部は、ライザ管８への分岐をなすため
管台９を要する構造となる。また、ライブ管８及び主配
管２，４は、規格寸法、構造の直管及び継手よりなる溶
接構造である。ｌＯは、ポンプ３出入口弁を示す。第２
図に、第１図の平面構成を示す。１％　Ｐ　Ｖ　１との
取分・据付性・組立性より主配管２及び４、ポンプ３・
・・・・・等の構成は図の如く成る。第３図にクロス構
造を示す。ポンプ３により昇圧された冷却水は主配管４
を通り入口流れＩＯとなる。入口流れ１０はクロス５に
おいて上部に位置するレジユーザ７を通るライザ管流れ
１１及び左右分配管流れ１２及び１３に分岐する。従来
技術は、以上のような構造及び構成となることより以下
のような欠点があった。クロス５では入口流れ１０が３
方向に分岐する各々の分岐管断面形状が円形である十字
継手となっているため流れが複雑となり旋回流の発生し
やすい構造となっている。旋回流の発生した場合には流
れが不安定となり、ＰＬＲ配管流量の変動を生じる可能
性がある。

ＰＬ几配管流量の変動があると、原子炉炉心への供給部
冷却材葉が変動することになる。この為に原子炉出力の
変動につながりやすい。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記従来技術のもつ欠点をなくシ、ク
ロスに旋回流が発生することを阻止する配管を提供する
ことにある。

〔発明の概要〕

本発明は、クロス部における主流に対して直交する方向
への分流の両入口手前に各々仕切板を板面が分流方向と
平行にして設けたものでろって、この板面で分流を整流
し、且つ発生しようとする旋回流を抑制し、流量変動の
原因をなくしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例とその効果について説明する。第
５図、第６図は原子カプラントのＰＬＲ。

配管のクロス５部に２枚１組の仕切板１４を設け、各分
岐流の分配を円滑にすることにより、旋回流の発生を阻
止する機構の一実施例を示す。第５図にクロス部の平面
断面図、第６図に正面断面図を示す。２枚１組の仕切板
１４はそれぞれクロス５の左右の分配管６への開口部の
断面を２分割する位置に配置する様に、人口中心線／に
、　Ｂと一致させて溶接等によって、クロス５内面の主
配管４側及びレジューサ７側に増刊けられる。仕切板１
４の配置は、第５図、第６図の如く、クロス５の左右外
流入ＤＣ，，１）内に突き出ることはない。

従来技術においては、クロス入口流れ１０は直接ライザ
管流１１及び左右分配管流１２．１３に分岐するため、
３方向の分岐の交点であるクロス中央部を開始点として
左右分配管６の中心軸＠妙に旋回流が発生したり消滅し
たりして流量変動が起りやすかった。本実施例はクロス
５に仕切板１４を設けることにより、旋回流の円形断面
を分断することとなるため、旋回流の発生を阻止するこ
とができる。

以Ｆ第５図、第６図にて説明したクロス５に仕切板を設
ける一実施例の応用例について第７図〜第９図に説明す
る。第７図は先の実施例の仕切板１４の断面形状を変形
した実施例であり、第６図に示した主配管の中心軸線Ｅ
に対して垂直な断面についても分配管の中心軸に対して
垂直な断面についても、仕切板の断面形状は上流側が円
形状、下流側が賦型となっており、この賦型によりカル
マン渦の発生を抑制し仕切板１４の流体による振動を低
下することができる。

第８図、第９図の実施例は分配管６側の仕切板１４部分
が主配管４の中心軸線Ｅ側にえぐれた形状を肩する仕切
板の実施例である。仕切板１４のクロス５への固定部が
クロス５の分配管６への開口部１５（以下コーナーＲと
略称する。）に重ならないため、クロス５内を流れる流
体の内圧及び熱によって高応力の発生するコーナー８部
での溶接を避けることができる。

〔発明の効果〕

本発明により沸騰水型原子カプラント再循環配管の十字
分岐部（クロス）において２枚−組の仕切板を取付ける
ことにより、旋回流の発生を阻止し流量の変動を阻止す
ることができる効果が得られる。このことは、安定した
ＢＷＲ，プラントの運転が可能になり、プラントの信頼
性が大幅に向上されることにつながる。

【図面の簡単な説明】

第１図は沸騰水型原子カプラントの従来における原子炉
冷却材再循環配管の立面図、第２図は第１図の上平面図
、第３図は第１図中のクロス構造部の平断面図、第４図
は同じく縦断面図、第５図は本発明の一実施例による２
枚１組の仕切板を有するクロス構造の平断面図、第６図
は同じく縦断面図、第７図は本発明の応用例の仕切板断
面形状図、第８図は本発明の応用例の仕切板を有するク
ロス構造の平断面図、第９図は同じく縦断面図である。 ４・・・主配肯、訃・・クロス、６・・・分配管、７・
・・レジ第　１　口 第２０ 第３（２１ 箋４■ 第Ｓ■ ｎ　７　口 垢Ｓ　（２） ／／！Ｊ−／４ 第１頁の続き

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、沸騰水型原子カプラントの再循環配管系にクロス部
   を備えるものにおいて、前記クロス部内の分流入口手前
   に板面を分流方向に平行にして仕切板を備えたことを特
   徴とした沸騰水型原子カプラント画循環配管系。 ２、特許請求の範囲の第１項において、前記仕切板は上
   流−が円形状で下流側が翼型の断面形状を有することを
   特徴とした沸騰水型原子カプラント再循環配管系５ ３　特許請求の範囲の第１項において、前記仕切板は、
   クロスの分流入口と対向する部位が部分的に切欠かれた
   形状を有することを特徴とした沸屓水型原子カプラント
   再循環配管系。