JPS6014612Y2 - 仕訳伝票

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【考案の詳細な説明】、経済の発展、企業の規模拡大、取引量の増大に伴って
、事務の合理化、機械化が進められ、仕訳業務において
も、ワンライティング処理を目指す仕訳伝票が考案せら
れたが、複合仕訳を処理する上で１単純仕訳に分解するため、取引の原形を損ねる。

２使用に際して少なからぬ注釈を必要としかつ厳密な
手順に従うことを前提とする。

３数種の仕訳伝票を設定するかまたは多数の勘定科目
を処理できる伝票を設定して、それに満たない科目数の
取引の仕訳のときは不要となる票を廃棄するなど、管理上、運用上又、採算上不都合があった。

当仕訳伝票はこれらの難点を実務に即して改良したもの
で、仕訳日記票、借方票、貸方票計３枚からなる複写式
仕訳伝票（原票と称する）とこれと別に裏面に複写機能
を施した借方票、貸方票（単票と称する）からなる。

単純仕訳のときは、原票にそのまま起票する。

（借方）（貸方）売掛金１００．０００売上１００．０００起票された
原票は、通し番号を付されたのち、分割されて、仕訳日
記票は番号順にファイルされて取引発生の歴史的記録と
なる。

借方票、会方票はそれぞれの科目に集合されて発生高を
示す。

複合仕訳例えば（借方）（貸方）例■ 当座４８６．５００借入金５００．０００
支払利息１３．５００の場合、原票のみでは借方票の１枚が不足するので借方
票を原票中に挿入して起票する。

上記に更に収入印紙代￥２０＠引かれた場合（借方）
（貸方）例■ 当座４８６．３００借入金５００．０００
支払利息１３．５００公租公課２００挿入される借方票は２枚となる。

同様に貸方科目が複数となった場合貸方票を相当枚数挿
入して起票する。

最も一般的な複合仕訳の例をあげてみると（借方）
（貸方）例■ 給料１２００．０００当座２．６５０．０
００賃金１８００．Ｏ叩預り金３００．０００前
貸金５０．０００この場合借方系１枚、貸方票２枚を挿入して起票する。

このとき挿入される票の積み重ねの順序は問わないし、
挿入する場所も原票の中でありされすればどこでもよい
。

起票された仕訳伝票は、１ケ所に集められて通し番号を
付された後、複合仕訳分については、科目の線引きを行
なう。

例■の場合全く同じ借方系が２枚できるので１枚目には
１当座、２枚目には１支払利息ヨ科目の下に線をしるす
（この際ゴム印で線を捺せば下敷を用いることなく下の
票を汚さない）。

これで借方系２枚の所属科目が確定した訳である。

例■の場合借方系２枚のうちその１には１給料ヨその２
には１賃金、貸方票３枚のうちその１には１当座、その
２には１預り金、その３には１前貸金ヨのそれぞれ下部
に線をしるす。

線引きが終了すると借方系、貸方票は分割されて当該科
目別に集計せられ日計表、試算表に記載される。

当考案によれば１各単票にも取引の全体が記入されているので索引検
証に便利である２様式が従来使用しているものであるため馴染みやす
く、かつその使用については、′起票する前に、仕訳を
想定し複合仕訳となる場合、必要な単票を挿入すること
ヨといった簡単な指示だけでよく運用面で受入れやすい
。

３様式が簡単かつ普遍的なので大量に印刷して広く普
及、販売するによく、４簿記会計における最大の判断業務たる仕訳が終了す
ると同時に以後の処理は極めて事務的機械的に、最短距
離を通って進められるため、能率効果が高く、事務機械
の採用を容易ならしめる。

等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・・・・仕訳日記票、第２図・・・・・・借
方系、第３図・・・・・・貸方票、第４図〜第９図・・
・・・・複合仕訳例■による線引きの例。

【実用新案登録請求の範囲】