JPS60145080A - シガレツト製造機の刻たばこ給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシガレット製造機の内部構造の一部である刻給
送装置に関する。而して本発明は、均質で膨嵩性の高い
シガレットを形成するための刻給送装置である。

シガレット生産者にとって、シガレットの品質維持と、
シガレットに充填されるべき刻たばこ量の均一安定化は
重要であり、刻の量のバラツキを解消することによって
もたらされる刻たばこ量の節減効果は極めて大きい。近
年の葉たばこ価格の上昇によって、その重要性は一層増
大している。シガレット生産者は、生産されるシガレッ
トの重量のバラツキを減少させることによって中味たば
この安定的節減効果を図ったり、刻たばこの破砕を少な
くして膨嵩性を向上させることにより節減効果を図った
り、または、刻たばこを特殊処理して膨俵させることに
より膨嵩性向上を図るなどが試みられている。

従って、シガレット製造機械の提供者においても、より
シガレット重量のバラツキが小さい、より刻たばこ膨嵩
性の高いシカ゛し、ト製造機を提供することが期待され
ている。

よって、シガレット製造機における刻たばこ給送装置の
優劣比較、が、上記量目と膨嵩性の二つの特性に注目し
てなされることとなり、このために従来から多くの提案
がなされてきたところである。そして、シガレット本社
のバラツキ減少のためには、殊に近年、著しい電子技術
の発展によって、放射性同位元素を利用した密度検出の
手法、ことにその密度検出装置を検出端とする制御装置
の改良が進み、例えば特開昭５１−９５１９８号公報に
開示されているように、シガレット重量のバラツキは著
しく減少している。かくて、シガレット製造機の生産者
の関心はより膨嵩性の高い機械、ことにその刻たばこ給
送装置に向けられているのが現状である。

シガレット製造機において、シガレットの膨嵩性向上の
努力の効果を阻害する要因が２つある。その１つは、シ
ガレットに充填されるべき刻たばこの刻足の長さを長く
すれば、つまり刻たばこの繊条状の長さをできるだけ長
く作られた刻たばこを充填するときは、シガレットの膨
嵩性は向上する。しかし、シガシワト重亀のバラツキは
増大することが知られている。このことから、シガレッ
ト生産者は、刻足の長さは１．５〜４醪が好都合である
ことを知っているのである。ただし、この発明において
用いられる「刻足の長さ」の用Ｋｈは、実質的には当該
寸法のふるい分けの網目の大きさを指している。

いま１つの問題は、原料葉たばこの質的変遷および原料
葉たばこ処理法の変化などから、シガレット製造機に供
給される刻たばこ刻足の長さが、近年短かいものとなっ
ていて、従来と同様のピッキングによっては、充分な膨
嵩性を維持することができなくなっている。

これらの諸問題に鑑み、シガレット製造機における刻た
ばこ給送装置には、多くの改良が試みられている。例え
ば、長い刻たばこだけを針ですくい上げ、ピッキングし
て、選択的に刻足の長さを調整する方法が提案されてい
る（特開昭５２−１５１７９８号公報）。しかし乍ら、
この方法は長い刻たばこに絡まっている短い刻たばこを
も同時にピッキングする。刻たばこの細粉化は好ましく
ない。

本発明はシガレット製造機内部構造において、中味たば
こ形成のために、展開して散布されるべき刻たばこの刻
足の長さをより均一に調整し、よって鉾質な膨嵩性の高
いシガレットを形成す灼 るための刻給送装置を提供せんとするものである。

本発明は、刻たばこを一時的に貯留する貯留槽と、該貯
留槽から刻たばこを連続定量的に送り出す装置と、該刻
たばこを所要の刻足の長さを基準として分級する装置と
、上記分級された刻足の長い刻たばこを適宜長さに切断
する装置とを備えてなり、該切断された刻たばこは、上
記分級された他方の刻足の短い刻たばこに再び合流され
て、刻たばこが散布装置に供給されるようにしたシガレ
ット製造機の刻たばこ給送装置を特徴とする。

次に本発明の好適な実施例を図面とともに説明する。

第１図はシガレット製造機を示し、刻たばこ（Ｔ）は、
給送装置（１〕では展開して、搬送空気流に散布され、
チムニ（２）内を吸引されて上昇し、吸気室（３）の下
面に配置された有孔シカレットコンベアの下面に吸着さ
れて積層される。積層された刻たばこは図面左側に運ば
れ、トリミング装置（４）により適当な層厚にされて布
チーム（５）上に重ねられた巻紙（６）上忙移され、包
み込まれ、のり付器〔７〕によりのりを付けられ、ヒー
タ（８）により乾燥せられ棒状のシガレットとなる。形
成された棒状シガレットは密度検出器（９）を通過し密
度を測定された後、切断器（１ｏ）で個々のシガレット
に切断される。切断されたシガレットはコンベア（１１
）上に移され運搬されるが、途中、電磁バルブ（１２）
が配設されており、不良品を排除し、良品のみをトレイ
（１３）に積み込むようにされている。

第２図は本発明にかかる給送装置（１）の構造を明らか
にするため、断面で示した正面図である。

刻たばこ（Ｔ）は、多くの場合風送により、貯留槽（１
４）に投入される。貯留槽（１４）に入る量は、光電管
〔１５〕の高さにより決められるようになっている。す
なわち、光電管（１５）の位置よりも刻たばこの上面が
下がれば、刻たばこが投入される。

貯留槽（１４）の底面を構成し、該たばこ（Ｔ）を図面
右方向へ移動するように無端の水平コンベア（１６）が
配設され、その端に、刻たばこ（Ｔ）を掻き上げるよう
に無端の有針ベルト（１７）が配設されている。上記有
針ベル）（１７）により上方にもち上げられた刻たばこ
（Ｔ）は、かき落しローラ（１８）によって余分な刻た
ばこが排除され、有針ベル）（１７）に植え付けた針の
間に抱持された刻たばこを運ぶことによって羽根（１９
〕により掻き落される。該掻き落された刻たばこを受け
取り、がっ水平方向に延在して分級装置（２０）が配設
されている。

上記分級装ＭＣ２０）は更に詳しく後述されるが、分級
装置〔２ｏ）上の刻たばこに図示左方向へ前進する運動
が与えられるとともに、所定の刻足の長さによって分級
され、短い刻たばこ分級装置（２０）端には上記長い刻
たばこＣ知〕を適宜長さに切断する裁断装置（３３）が
配設されている。裁断装置（３ａ）は詳しくは後述され
を、対向して配置したビッカ（２２）で引きちぎるよう
に構成して、かつ引きちぎられた刻たばで、舷側だまり
（２３）は上記分級装置〔２０〕に、上記側たまり（２
３）から刻たばこ（Ｔ）を屁ち夫るために、無端のコン
ベアからなる有針ベル）（２４）が傾斜して配設されて
いる。該有針ベル）（２４）により上方へ運ばれた刻た
ばこ（ト）は第２刻だまり（２５）に投入される。

第２刻だまり（２５）には適宜高さ位置に光電管（２６
）が配置され、刻たばこの堆ｙＩ景を検知する。すなわ
ち、刻たばこが光電管（２６）位置より高いときに有針
ベル）（２４）の回動速度を遅く、逆に光電管〔２６〕
位置より低いときけ有針ベルト（２４）を速く回動する
ように構成して、第２刻たまり（２５）内に貯えられて
いる刻たばこ量が常時一定量となるように構成する。

上記第２刻だまり（２５）の刻たばこ（Ｔ）は有針ドラ
ム（２７）で持ち去られる。有針ドラムのビンローラで
、その針の間に抱持して一定量の刻たばこ持出しが行な
われる。該有針ドラム（２７）の刻たばこを放出するた
めかき落しドラム（２８）が配設され、上記針の間に抱
持した刻たばこを放出させる。

従来この種の刻たばこ給送装置においては、上記かき落
しドラム（２８）の位置にピッカロールを配設するのが
通常であった。すなわち、上記有針ドラム（２７）上の
刻たばこをかき落し、後続のウィノワへ放出し、なお長
い刻たばこの混在のための抵抗によって所要の運動を乱
されることがないようにするため毎分１．５００回転程
度の高速回転を該ピッカロールに与え、その叩打によっ
て長い刻たばこの切断を加味していたものであった。而
して上記長い刻たばこの切断は、刻たばこの破砕を伴い
、そのため短い刻たばこにいたるまで不要の破砕をもた
らして有害なものでさえあった。面して上記かき落しド
ラム（２８）は毎分５００回転程度の比較的遅い速度と
し、上記破砕を回避することは、本発明の一つの特徴で
ある。

上記かき落しドラム（２８）によって有針ドラム（２７
）から取り出された刻たばこは後続して配設されている
ウィノワ（２９）により加速されて図示左方の通路へ放
出される。

一方、ダク）（３０）から圧送される空気流を整流板（
３１）により均質な流れにしたうえで、穴（３２）から
吠き出し、チムニ（２）を上昇させる空気流が用意され
ている。しかして、上記ウイノワ（２９）を介して放出
された刻たばこ（ト）は、上記空気流に分散してチムニ
（２）内を搬送され、図示しない多孔バンドの下側表面
に吸う流れが形成される。

上記のチムニ（２）搬送空気流にのせるため上記ウィノ
ワ（２９）で放出された刻たばこにおいて、シガレット
に好ましくない刻たばこ、つまり切り損じによる塊状ま
たはステムなど、比重の大きい物は、上記搬送空気流を
横切って直進し、投げ出しドラム（３４）によってチャ
ンネル（３５）に投出される。チャンネル（３５）の下
部には、空気窓（３６）を設け、上方へ向う空気流が形
成されている。しかしてステム等の重い物は、刻たばこ
から分離され、羽根車（３７）に受けられ、ざらにダク
）（３Ｂ）を介し機外へ排出される。

第３．４．５図を参照すると、分級装置（２ｏ）の実施
例が示されている。

駒（３９）をシャツ）（４０）に適宜個数挿通固着して
串状ロールに形成した上記シャフト（４りを、上記駒（
３９）のホイール（４１）が交互に噛み合う配列で、並
列に適宜個数を並べ、かつ水平に配列して、上記ホイー
ル（４１）の交互噛み合い部に空隙（４２）を設けて配
設されている。

上記シャツ）（４０）の両端は軸受（４３）により装置
本体に支承され、なおシャフト（４０）の片端にはギア
（４４）を固着し、アイドラギア（４５）を介して１つ
おき隣のシャツ）（４０）を駆動する。上記１つおきの
他のシャツ）（４０）Ｋ：は他端に同様の駆動系を設け
て、すべてのシャフト（４０）は一定方向に、つまり、
すべての駒（３９）はその上面の刻たばこ（Ｔ）を前進
させる方向に回動せしめられる。

上記の駒（３９）は第５図に拡大して示されるように、
上記シャツ）（４０）を押通する孔を備えたハブ（４６
）と、円盤状のホイール（４１）を有し、ホイール（４
１）の外周面に波状凹凸の異形円盤からなり、合成樹脂
等で射出成形したものである。

面して、上記ホイール（４１）の厚さ、および、上記シ
ャツ）（４０）の配列間隔として形成される上記空隙（
４２）は、いわゆる分級すべきふるい目の大きさに相当
することを考慮して、適宜に選択される必要がある。

第６図には、上記駒（３９）の他の実施例が示されてい
る。駒（３９りにおいてはホイール（４１’）の外周面
が歯形状に凹凸成形された円盤として構成されている。

なお、更に他の実施例として、外周面に歯形状を設けな
い上記第６図に類似の駒を用いることもできる。該駒に
ついて図示はしないが、第３図に類似の分級装置を構成
することができる。

第３図および第４図を参照すると、分級装置（２０）の
上流に散布された刻たばこ（Ｔ）は、駒（３９）の交互
配列によって形成せられている空隙（４２）、および、
駒（３９）の回転に伴ない刻たばこ（Ｔ）に・付与され
る振動効果によってれている。支軸（２１ｂ）を介して
図示時計方向にえた、シガレット製造機に通常用いられ
る装置゛である。

分級装ｆｉ（２０）により搬送せられた長い刻ため針（
２１ａ）ｌｄ適宜の長さに、かつ適宜前傾角度で植針さ
れている。くし形金具（４７）はくし形の各足片が上記
側（２ｔａ）列間に弾性押圧するように配置されている
。ピッカ＋（２２）は図示時計方向に回転するピッカロ
ール（２２ｂ）のロー　゛外表面にビン（２２ａ）を植
釦し、該ピッカ（２２）（２２）の速度を選択して変更
することができる。

現在、上記分級装ｆｉ＜、ｔ　（２０）で分級されるべ
き刻足の長さの分級基準は４Ｍと考えられている。

すなわち、分級装置（２０）の空隙（４２）を通■ノ通
常、貯蔵槽（２３）に投入される刻たばこα於、４Ｍ以
上のものが約２３％、４〜１５關のモｒ＝Ｃよ が約４８％、１．５Ｈ以下のものが約２９％である。

そしてシガレット生産に好適な刻足の長さは１５闘〜４
闘が望ましいとされている。而して、本発明の実施の一
例として得ている実験成細によれば、上記分級装置（２
０）および裁断装置（３３）を経て、刻だまり（２３）
に集積した刻たばこ（ト）において、４ｍ以上のものが
８％、４〜，１．５ｍのものが６３％、１．５ｗ以下の
ものが２９％を示し、シガレット適性が著しく改良され
ている。ちなみに、刻たばこを分級することなしに、従
来の”装置に従いビッカによってすべての刻たばこがピ
ッキングされたときに得られる刻たばこの性状は、４〜
１５順のものが５５％の割合を示しており、本発明の効
果が大きいことを知ることができる。

第７図を参照すると、他の分級装置（２０）の実施例が
示されている。

適宜大きさの穴（４９）を多数開孔したふるい板（５０
〕および（５１）を水平に、上下並列に一体に配役して
なるふるい本体を、板ばね（５２）を介して装膜本体に
支承し、かつ上記ふるい本体から延長して板ばね（５３
〕を設け、板ばね（５３）の他端をモータで駆動される
偏心部材（５４）に係合して、振動ふるいに構成されて
いる。なお上記上下のふるい板（ｓｏ）　、　（ｓｉ）
間にはボール（５５）を遊動自在に封入し、ふるいの目
づまりを防止している。而して該ふ、る□い板により、
値上の如く、本発明によるときはシガレット中味たばこ
を形成する刻たばこを、製造機給送装置において均一に
展開し散布するに際し、所望の刻足の長さにより刻たば
こを分級し、均一性の乱れと刻たばこの無用の破砕を防
除する。

好ましくない長い刻たばこに限って所望の太さに裁断し
て無用の破砕を防止した刻たばこの性状は極めて良好で
、刻たばこの大きさの均一性が刻たばこ散布展開の均一
化に寄与して、中味たばこの充填状態良好なシガレット
となり膨嵩特性の良好なシガレットを得ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はシガレット製造機を外観略図で示す説明図、第
２図は本発明の実施の一例に係る刻給送装置の断面で示
す正面図、第３図は分級装置の実施例の平面図、第４図
は同上の第３図■−■矢視の正面図、第５図は実施例の
駒の外観斜視図、第６図は他の実施例の駒の外観斜視図
。 第７図は分級装置の他の実施例の正面図、第８図は刻裁
断装置の正面図である。 ｌ・・・刻給送装置、１４・・・貯留槽、１６・・・水
平コンベア、１７・・・有針ベル）、２０．２０’・・
・分級装置、３９．３９’・・・駒、５０．５１・・・
ふるい板、３３・・・割載断装置、２１・・・針ドラム
、２２・・・ピッカローラ。 １１　図 箪２１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　刻たばこを一時的に貯留する貯留槽と、該貯留槽
   から刻たばこを連続定量的に送り出す装置と、該刻たば
   こを所要の刻足の長さを基準として分級する装置と、上
   記分級された刻足の長い刻たばこを適宜長さに切断する
   装置とを備えてなり、該切断された刻たばこは、上記分
   級された他方の刻足の短い刻たばこに再び合流されて、
   刻たばこが散布装置に供給されることを腸徴とするシガ
   レット製造機の刻たばこ給送装置。 ２、　上記側たばこ分級装置が、適宜厚さの円盤状の駒
   を等間隔に軸方向に配置した駒ローラを並列に配設した
   駒ローラ列からなり、該駒ローラを同一方向に回転する
   ようにしたことを特徴とする特許 載のシガレット製造機の刻たばこ給送装置。 ３　上記側たばこ分級装置が、適宜太さの開孔の有孔板
   をふるいとする振動コンベア装置からなることを特徴と
   する上記特許請求の範囲第１項に記載のシガレット製造
   機の刻たばこ給送装置。 ４、　上記刻足切断装置が、円筒面に多数植針して刻た
   ばこを抱持する針ドラムと、これに対向して刻たばこを
   掻き落すように配設したビ、カローラからなることを特
   徴とする上記特許請求の範囲第１項に記載のシガレット
   製造機の刻たばこ給送装置。