JPS6014444B2 - ポリ四弗化エチレン被覆極細電線の製造方法 - Google Patents
ポリ四弗化エチレン被覆極細電線の製造方法Info
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- JPS6014444B2 JPS6014444B2 JP9640679A JP9640679A JPS6014444B2 JP S6014444 B2 JPS6014444 B2 JP S6014444B2 JP 9640679 A JP9640679 A JP 9640679A JP 9640679 A JP9640679 A JP 9640679A JP S6014444 B2 JPS6014444 B2 JP S6014444B2
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- Japan
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- polytetrafluoroethylene
- electric wire
- conductor
- manufacturing
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なポリ四弗化エチレン被覆極細電線の製
造方法に関する。
造方法に関する。
ポリ四弗化エチレンは化学的に安定であると共に、耐熱
性、耐薬品性、非粘着性、電気特性に優「れ、またマサ
ッ係数も他のプラスチック材料より小さいので、電線の
絶縁材料として使用されている。
性、耐薬品性、非粘着性、電気特性に優「れ、またマサ
ッ係数も他のプラスチック材料より小さいので、電線の
絶縁材料として使用されている。
しかしながら、このプラスチックは融点が高く、また、
溶融粘度も非常に高く、流動性にとほしいので、他の熱
可塑性樹脂のように、容易に押出成形などを行なうこと
ができない。このために、このプラスチックのパウダー
にナフサやホワイトオイル等の押出助剤を混合して、押
出被覆を行なっているが、他の熱可塑性樹脂に比較して
、絶縁層に穴点が生じやすく、また導体が紬物の場合、
製造が困難であり、最尺のものが製造できず、絶縁被覆
も一定以上薄くすることが困難である。またポリ四弗化
エチレンのテープを導体に巻回する方法（持公昭５３−
２９８２９）によって、被覆を設けることも行なわれて
いるが、上記と同様に細緑には応用できず、絶縁被覆を
一定以上薄くすることが困難である。
溶融粘度も非常に高く、流動性にとほしいので、他の熱
可塑性樹脂のように、容易に押出成形などを行なうこと
ができない。このために、このプラスチックのパウダー
にナフサやホワイトオイル等の押出助剤を混合して、押
出被覆を行なっているが、他の熱可塑性樹脂に比較して
、絶縁層に穴点が生じやすく、また導体が紬物の場合、
製造が困難であり、最尺のものが製造できず、絶縁被覆
も一定以上薄くすることが困難である。またポリ四弗化
エチレンのテープを導体に巻回する方法（持公昭５３−
２９８２９）によって、被覆を設けることも行なわれて
いるが、上記と同様に細緑には応用できず、絶縁被覆を
一定以上薄くすることが困難である。
本発明はこのような欠点を解決したポＩＪ四弗化エチレ
ン被覆極細電線の製法を提供するものである。
ン被覆極細電線の製法を提供するものである。
その要旨は、導体上にポリ四弗化エチレンの繊維糸を巻
回して被覆層を形成しこれをポリ四弗化エチレンの融点
以上の温度で短時間加熱処理を行なうことによってポリ
四弗化エチレンを融着させ、被覆層を一体化させるもの
である。
回して被覆層を形成しこれをポリ四弗化エチレンの融点
以上の温度で短時間加熱処理を行なうことによってポリ
四弗化エチレンを融着させ、被覆層を一体化させるもの
である。
このように加熱処理においてはポリ四弗化エチレンの繊
維糸は半溶融化されて、互に密着し、又ポリ四弗化エチ
レン繊維糸の収縮により導体にも強固に密着することに
より、十分に電線としての機能を有するものである。
維糸は半溶融化されて、互に密着し、又ポリ四弗化エチ
レン繊維糸の収縮により導体にも強固に密着することに
より、十分に電線としての機能を有するものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明で使用される導体はポリ四弗化エチレンの
加熱処理温度に耐えられるもの全てが使用でき、銅線、
ニッケル、銀、錫、鉛等をメッキした銅線、銀線、ニッ
ケル線、電熱用合金線、露気抵抗用合金線、鉄線及び鋼
線等が使用できる。
加熱処理温度に耐えられるもの全てが使用でき、銅線、
ニッケル、銀、錫、鉛等をメッキした銅線、銀線、ニッ
ケル線、電熱用合金線、露気抵抗用合金線、鉄線及び鋼
線等が使用できる。
またその形状も丸線、平角線、異形線、撚線等が使用で
きる。導体の寸法は、０．１１肋？以下の細いものに使
用するが、特に０．０５ｍ／の程度の細線にも適応でき
ることが特徴である。
きる。導体の寸法は、０．１１肋？以下の細いものに使
用するが、特に０．０５ｍ／の程度の細線にも適応でき
ることが特徴である。
このような細綾に対しては、従来の方法では全く適応で
きず、本発明によって始めて製造可能である。つぎに本
発明で使用されるポリ四弗化エチレンの繊維糸は、市販
のものが使用できる。
きず、本発明によって始めて製造可能である。つぎに本
発明で使用されるポリ四弗化エチレンの繊維糸は、市販
のものが使用できる。
特に、細線に使用する繊維糸としてはトョフロンとして
知られる東レ■の種々のグレードの繊維糸が用いられる
。そしてこの場合は白色系が望ましい。なおこの材料は
前述のものに限定されるものではなく、さらにポリ四弗
化エチレンの共重合体も含むものである。そして前述の
材料は種々の方法によって導体上に巻回される。この巻
回は通常、藤巻に密に巻回す必要がある。
知られる東レ■の種々のグレードの繊維糸が用いられる
。そしてこの場合は白色系が望ましい。なおこの材料は
前述のものに限定されるものではなく、さらにポリ四弗
化エチレンの共重合体も含むものである。そして前述の
材料は種々の方法によって導体上に巻回される。この巻
回は通常、藤巻に密に巻回す必要がある。
この巻回被覆層は少なくとも２層以上設けられ、各層は
その巻回方向が互に逆方向に施されることが望ましい。
この場合の巻回は、ポリ四弗化エチレンの極細繊維糸複
数本を集合（撚り合せない）させて巻回し各層を形成す
る。例えば、２０仏のフィラメント（トョフロン２００
デニール 東レ■）を３０本束ねたものを使用する如く
である。このように巻回層を設けることによって、次の
工程の加熱処理において形成される被覆層は均一な厚さ
で施されることになる。しかも前述のように繊維糸の番
手および巻回層を選択することによって被覆厚サを調節
することができ、また極細の導体に被覆層を施すことが
できる利点がある。このように被覆層を施された電線は
ポリ四弗化エチレンの融点（３２７０）以上の温度で加
熱処理を行なう。この加熱処理は被覆したポリ四弗化エ
チレンの繊維糸を融着させて被覆層を形成するものであ
る。この加熱処理の条件はポリ四弗化エチレンの融点以
上、例えば３８０〜４２０００程度の温度で、時間は３
０〜３００秒程度で行なわれる。このような条件で加熱
処理を行なうと、被覆されたポリ四弗化エチレンの繊維
糸は互に融着され、また巻回した繊維層の収縮力も作用
して導体に密着される。以上のように本発明においては
導体上にポリ四弗化エチレンの繊維糸を巻回し、ついで
融着一体化を目的とする加熱処理を行なうのみであるか
ら、短時間でしかも工程数が少なくて目的とする極細電
線を得ることができる。しかも本発明は連続工程が可能
であるから作業性に優れ安価な製品を提供できることに
なる。次に、実施例を図面とともに説明する。まず、導
体として０．１１肋◇のニッケルクロム線１を操出しボ
ビン２から順次送り出し、第１層目の被覆を得る為に第
１のテ−フ。
その巻回方向が互に逆方向に施されることが望ましい。
この場合の巻回は、ポリ四弗化エチレンの極細繊維糸複
数本を集合（撚り合せない）させて巻回し各層を形成す
る。例えば、２０仏のフィラメント（トョフロン２００
デニール 東レ■）を３０本束ねたものを使用する如く
である。このように巻回層を設けることによって、次の
工程の加熱処理において形成される被覆層は均一な厚さ
で施されることになる。しかも前述のように繊維糸の番
手および巻回層を選択することによって被覆厚サを調節
することができ、また極細の導体に被覆層を施すことが
できる利点がある。このように被覆層を施された電線は
ポリ四弗化エチレンの融点（３２７０）以上の温度で加
熱処理を行なう。この加熱処理は被覆したポリ四弗化エ
チレンの繊維糸を融着させて被覆層を形成するものであ
る。この加熱処理の条件はポリ四弗化エチレンの融点以
上、例えば３８０〜４２０００程度の温度で、時間は３
０〜３００秒程度で行なわれる。このような条件で加熱
処理を行なうと、被覆されたポリ四弗化エチレンの繊維
糸は互に融着され、また巻回した繊維層の収縮力も作用
して導体に密着される。以上のように本発明においては
導体上にポリ四弗化エチレンの繊維糸を巻回し、ついで
融着一体化を目的とする加熱処理を行なうのみであるか
ら、短時間でしかも工程数が少なくて目的とする極細電
線を得ることができる。しかも本発明は連続工程が可能
であるから作業性に優れ安価な製品を提供できることに
なる。次に、実施例を図面とともに説明する。まず、導
体として０．１１肋◇のニッケルクロム線１を操出しボ
ビン２から順次送り出し、第１層目の被覆を得る為に第
１のテ−フ。
巻付装置３でポリ四弗化エチレン繊維糸４（トョフロン
４００−６０−１００ 東レ■）を密に巻き付け、つ
いで、第２眉目の被覆を得る為に、第２のテープ巻付装
置５によってポリ四弗化エチレン繊維糸６を、第１層目
とは逆方向になるように蟹に巻回す。前記テープ巻付装
置３，５は、第２図に示す如く円板７、該円板に設けら
れたパッド８、中心ガイド管９、テープガイド１０、張
力調整ガイド１１とからなり、該円板７が回転すること
により、パッド８に密巻状態で設置されたポリ四弗化エ
チレン繊維糸４，６をテープガイド１０、張力調整ガイ
ド１１によって巻付け角度及び張力を調整しながら、中
心ガイド管９内を通過する導体１に巻き付けるものであ
る。このようにポリ四弗化エチレン繊維糸を２層に被覆
された導体ｌａは、引取車１２を介して加熱炉１３に導
入される。
４００−６０−１００ 東レ■）を密に巻き付け、つ
いで、第２眉目の被覆を得る為に、第２のテープ巻付装
置５によってポリ四弗化エチレン繊維糸６を、第１層目
とは逆方向になるように蟹に巻回す。前記テープ巻付装
置３，５は、第２図に示す如く円板７、該円板に設けら
れたパッド８、中心ガイド管９、テープガイド１０、張
力調整ガイド１１とからなり、該円板７が回転すること
により、パッド８に密巻状態で設置されたポリ四弗化エ
チレン繊維糸４，６をテープガイド１０、張力調整ガイ
ド１１によって巻付け角度及び張力を調整しながら、中
心ガイド管９内を通過する導体１に巻き付けるものであ
る。このようにポリ四弗化エチレン繊維糸を２層に被覆
された導体ｌａは、引取車１２を介して加熱炉１３に導
入される。
この炉１３は、電熱パイプヒータ等からなるもので、温
度制御装置１４で温度制御され、一端には排気筒１５が
設けられている。
度制御装置１４で温度制御され、一端には排気筒１５が
設けられている。
本実施例では、３８０００に設定した加熱炉１ ３て１
５硯抄間加熱処理を行なった。
５硯抄間加熱処理を行なった。
つついて被覆層が融着された電線ｌｂは、ガイドコロ１
６、トラバーサ１７を介して者取ボビン１８に巻き取ら
れる。
６、トラバーサ１７を介して者取ボビン１８に巻き取ら
れる。
このようにしてポリ四弗化エチレン被覆極細電線を得た
。
。
このようにして得られた電線はつぎのような特性を有し
ていた。第１表 この表から明らかなように本発明の被覆極細電線は、優
れたものであることが判る。
ていた。第１表 この表から明らかなように本発明の被覆極細電線は、優
れたものであることが判る。
以上説明したように、本発明は簡単なプロセスによって
種々の厚さの均一な被覆層を有する耐熱性で電気的・機
械的特性の優れたポリ四弗化エチレン被覆極細電線を製
造することができる。
種々の厚さの均一な被覆層を有する耐熱性で電気的・機
械的特性の優れたポリ四弗化エチレン被覆極細電線を製
造することができる。
特に、従来不可能であった極細の導体にも被覆層が施せ
るようになったもので、産業上まことに有用である。
るようになったもので、産業上まことに有用である。
第１図はポリ四弗化エチレン被覆極細電線を製造するた
めの工程を示す図、第２図はテープ巻付装置の拡大詳説
図である。 １・・・・・・導体、３，５・・・・・・テープ巻付装
置、４，６・・・・・・ポリ四弗化エチレン繊維糸、１
３・・・・・・加熱炉、１７・・・・・・トラバーサ、
１８・・・・・・巻取ボビン。 第２図第１図
めの工程を示す図、第２図はテープ巻付装置の拡大詳説
図である。 １・・・・・・導体、３，５・・・・・・テープ巻付装
置、４，６・・・・・・ポリ四弗化エチレン繊維糸、１
３・・・・・・加熱炉、１７・・・・・・トラバーサ、
１８・・・・・・巻取ボビン。 第２図第１図
Claims (1)
- １ ０．１１ｍｍφ以下の導体上にポリ四弗化エチレン
の極細繊維糸複数本を、横巻に密に少なくとも２層以上
該各層の巻回方向が互に巻回して巻回層を設け、ついで
ポリ四弗化エチレンの融点以上の温度で加熱し、前記ポ
リ四弗化エチレン繊維糸の巻回層を融着させ、被覆層と
して一体化させることを特徴とするポリ四弗化エチレン
被覆極細電線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9640679A JPS6014444B2 (ja) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | ポリ四弗化エチレン被覆極細電線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9640679A JPS6014444B2 (ja) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | ポリ四弗化エチレン被覆極細電線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5622007A JPS5622007A (en) | 1981-03-02 |
| JPS6014444B2 true JPS6014444B2 (ja) | 1985-04-13 |
Family
ID=14164076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9640679A Expired JPS6014444B2 (ja) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | ポリ四弗化エチレン被覆極細電線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6014444B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106586729A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-04-26 | 芜湖航天特种电缆厂股份有限公司 | 具有测量长度功能的绕膜机 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5974688A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-27 | Iwate Tokyo Wire Seisakusho:Kk | ポリ四フツ化エチレン被覆熱電対およびその製造法 |
-
1979
- 1979-07-28 JP JP9640679A patent/JPS6014444B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106586729A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-04-26 | 芜湖航天特种电缆厂股份有限公司 | 具有测量长度功能的绕膜机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5622007A (en) | 1981-03-02 |
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