JPS6013924B2 - 給材機の棒材送り込み装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給材機、特に給村機の綾村送り込み装置に関す
る。

給材機の綾材送り込み装置は、一般的には、水平な受け
樋と、棚板上に載せられた穣材を一本ずつ水平な受け樋
の中に供給する装置と、この樋の中にあって、受け樋の
中に供聯合された榛材を後磯部から受け樋に沿うて前方
へ押し進める送り込みバーとからなる、送り込みバーは
受け樋の前方および後方に設置されたスプロケット又は
プーリ等の間に掛け渡されたチェーン又はロープに対し
て接続され動力装置によって走行され、機材の送り込み
に当っては順次前進され、送り込み完了後は受け樋の後
端部へ引き戻されるようになっている。

送り込みバ一は通常先端に榛材の後端を把持する回転可
能なチャックをもった剛体の大変長い金属ロッドからな
る。送り込みバーは榛材が受け樋へ供給される際その妨
げをなさないように十分後方に戻される必要があるが、
送り込みバ一が、先に述べたように大変長いために、こ
れを収容する受け樋も後方にその分だけ長く延びていな
ければならない。これは給材機全体の長さ方向の長さを
著しく増すことになり当然のこととして裾付け場所もそ
れに見合った広さを必要とする。最近そのように広い据
付け場所を必要としないような給村機が要望されて釆た
。本発明は上述の要望に答えて給材機全体の長さ方向の
長さを十分短くしうるようにした給材機の榛材送り込み
装置を提供するにある。

本発明によればこの目的は、送り込みバ一を在来の剛体
の長い金属ロッド‘こ代えて、屈曲可能な都材で構成し
、送り込みバーが後方に引き戻されるときこの都材を屈
曲させることによって達成される。

屈曲可能な部材は好ましくは、先端に捧材の後端を把持
する回転可能なチャックを備えたチャックユニットに連
結される前方円筒体と、後方円筒体と、前端が前記前方
円筒体に固定され、後端が後方円筒体を通してこれに連
結された屈曲可能なワイヤと、前記前方円筒体と後方円
筒体との間にあって、前記ワイヤの周り‘こ配置された
クローズピッチ型コイルスプリングとからなるのが良い
。

コイルスプリングは１重であっても良いし「数量であっ
ても良い。今図面を参照して本発明による給材機の極材
送り込み装置の−実施例を詳細に説明する。

図面では榛材送り込み装置の一部則ち、後部のみが示さ
れていて、１は長さ方向に延びるフレーム、２はフレー
ムの後端に連結された一対の間隔軸受板であって、送り
込みバーを屈曲させる手段を構成する直径の大きいプー
リ３がこの軸受板２に固定された軸４で回転自在に支承
されている。プーリ３は送り込みバーを受け入れるため
の環状受け入溝５「ワイヤ用環状溝７を備え、ワイヤ８
はこのプーリ３の溝７、送り込み装置の前方に位置する
プーリ（図示せず）、および適当なガイドプーリ９に掛
け渡されていて、動力装置によって前進方向又は後退方
向に移動されるようになっている。フレームーの上方に
は、プーリ３の環状受け入れ溝５と一線をなしてフレー
ムＴをこ沿うて延びる受け樋１０が設置され、その後端
はプーリの受け入れ溝５の上部部分に位置している。送
り込みバ一１１は第４図に示すように、先端に榛材の後
端を把持することのできる回転可能なチャック１２を備
えたチャックユニット１３を有する屈曲可能な部材１４
からなる。屈曲可能な部材は、チャックユニット１３に
連結ロッド１８を介して連結された前方円筒体１５と、
ワイヤ８に連結されるべき金具１６をもった後方円筒体
１７と、前端が前記連結ロッド１８に固定され、後端が
後方円筒体１７を通して後方に延びて後方円筒体１７に
連結される屈曲可能なワイヤ１９と、前方円筒体１５と
後方円筒体１７との間にあって前記ワイヤ１９の周りに
配置された２重のクローズドピッチ型コイルスプリング
２０，２１とからなる。コイルスプリング２０，２１の
両端は好ましくは図示のように、前方円筒体１５の後方
部、後方円筒体１７の前方部に夫々形成されている受け
口２２，２３に夫々隊め入れる。ワイヤ１９の後端と後
方円筒体１７との連結は、好ましくは図示の如く、ワイ
ヤの後端に連結されたねじ棒２４にねじ込まれたナット
２５と後方円筒体１７の後方部に形成された受け口２６
の中でねじ棒２４を取り巻き端面がナット２５に衛合し
ているコイルスプリング２７とによって行なわれる。こ
の構成では、ナット２５のねじ込み量を調整することに
よって２つの円筒体１５と１７との間の間隔を調整し、
これによって円筒体間のコイルスプリング２０，２１の
屈曲度合を調整することができる。送り込みバー１１は
、後方円筒体１７の金具１６をワイヤ８に取り付けるこ
とによってワイヤ８に連結される。

プーリ３の周りもこは、その受け入れ溝５を外側から囲
むため、プーリの上部から延びるガイド２８が配置され
、該ガイド２８は固定軸４に固定された支持部村２９の
腕３０‘こよって支持されてる。今送り込みバー１１が
樋１０を通して榛材の送り込みを完了し最前方位層にあ
るものとする。

送り込みバ一は次の新しい榛材を樋１０への僕聯合を可
能にするため、ワイヤ８の後方へのモーター駆動による
移動により、前方位置から後方位置に向って引き戻され
る。この際プーリ３はワイヤ８の移動によりその速度と
実質的に同一の周速度で回転する。送り込みバ一１ １
の後端がプーリに差しかかると送り込みバー１１はプー
リの受け入れ溝５に引き込まれ「スプリング２０，２１
およびワイヤ１９の屈曲性によりプーリ３の回転につれ
てそれのまわりに巻き込まれる。送り込みバー１１がプ
ーリ３の溝５に沿うて巻き込まれる際、送り込みバ一１
１のコイルスプリング２０，２１およびワイヤ１９は常
にその前方部が反発力によりブーリから外方に離れるよ
うに作用するがこれはプーリ３の溝５の外周部に配置さ
れているガイド２８によって規制され、従っていかなる
不都合もないこ溝５内に円滑に沿うようになる。送り込
みバ一１１の後端が第１図に示す如く、プーリ３の下方
部に達するとそれがマイクロスイッチ３１に接してこれ
を作動し、プーリ３のモータを停止させ同時にワイヤ８
が停止する。この際送り込みバー１１の先端つまりチャ
ックユニット１３はプーリ３から前方の通常の引込み位
置を占めることになる。新しい綾材が樋１０‘こ供給さ
れると送り込みバ一１１はワイヤ８の前進移動により前
方へ引張られこれによって榛材をチャックが把持した状
態で後方から樋に沿うて押し進める。

この際送り込みバー１１の屈曲部分はワイヤ８の前進移
動により漸次プーリから離れ、樋１０の中に直線的に進
入する。本発明は上述したように、送り込みバーが屈曲
可能な都材で出来ていて、これが送り込みバ一の引戻し
後退時に屈曲されるようにしてあるから、その分だけ送
り込み装置の長さを短縮させることができる特長を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による給材機の榛材送り込み装置の要部
を示す概略側面図、第２図はその平面図、第３図は第１
図のｍ−ｍ線における断面図、第４図は本発明に使用さ
れる送り込みバーの断面図である。 １０……受け樋、１１……送り込みバ一、１４・・・・
・・屈曲可能な部材。 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 棒材を樋に沿うて送り込むための送り込みバーを屈
   曲可能な部材で構成し、該送り込みバーが送り込み完了
   後、樋に沿うて後方に引き戻される際前記送り込みバー
   を前記屈曲可能な部材を介して前記樋の後方において屈
   曲させるための手段を設けて成ることを特徴とする給材
   機の棒材送り込み装置。 ２ 送り込みバーが先端に棒材の後端を把持する回転不
   能なチヤツクを備えたチヤツクユニツトに連結される前
   方円筒体と、後方円筒体と、前端が前記前方円筒体に固
   定され、後端が後方円筒体を通してこれに連結された屈
   曲可能なワイヤと、前記前方円筒体と後方円筒体との間
   にあって前記ワイヤの周りに配置されたクローズドピツ
   チ型コイルスプリングとからなる、給材機の棒材送り込
   み装置。