JPS601385Y2 - 車両冷却系ウオ−タタンクの水位指示装置 - Google Patents
車両冷却系ウオ−タタンクの水位指示装置Info
- Publication number
- JPS601385Y2 JPS601385Y2 JP12135079U JP12135079U JPS601385Y2 JP S601385 Y2 JPS601385 Y2 JP S601385Y2 JP 12135079 U JP12135079 U JP 12135079U JP 12135079 U JP12135079 U JP 12135079U JP S601385 Y2 JPS601385 Y2 JP S601385Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water level
- cover
- tank
- float
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Level Indicators Using A Float (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はタンク内部の水位が容易かつ段階的に判別でき
る水位指示装置を設けた車両冷却系ウォータタンクに関
する。
る水位指示装置を設けた車両冷却系ウォータタンクに関
する。
水冷式エンジンを備えた車両の冷却系では循環する冷却
水量が不足するとエンジンがオーバヒートしてしまう。
水量が不足するとエンジンがオーバヒートしてしまう。
このため、冷却系を循環する冷却水が不足しないよう冷
却水通路に介装されるウォータタンク内の冷却水水位を
常時確認する必要がある。
却水通路に介装されるウォータタンク内の冷却水水位を
常時確認する必要がある。
又、サブタンクを設けて冷却水の気水分離を行なう冷却
系にあっては、冷却水量が多すぎるとサブタンク内の空
気室容積が減少して気水分離性能が低下したり、冷却水
がラジェータへ逆流して冷却性能を著しく低下させるこ
とがある。
系にあっては、冷却水量が多すぎるとサブタンク内の空
気室容積が減少して気水分離性能が低下したり、冷却水
がラジェータへ逆流して冷却性能を著しく低下させるこ
とがある。
また、冷却水量が多すぎると車両重量軽減の意味からも
好ましくない。
好ましくない。
従って、冷却水量はエンジンのオーバヒートを予防でき
る最低限の水量を確保する必要があるのは勿論であるが
、余り過量となることも好ましくない。
る最低限の水量を確保する必要があるのは勿論であるが
、余り過量となることも好ましくない。
即ち、ウォータタンク内の水位が良好な機関冷却性能を
維持すべく適当な範囲内に保たれるのがよい。
維持すべく適当な範囲内に保たれるのがよい。
しかしながら、従来一般のウォータタンクではタンク本
体内の水位を確認する場合、タンクのキャップを開けて
確かめており、面倒であると共に、上からのぞきこんで
水面を確認するため、適当な水位に保たれているか否か
の判別が困難であった。
体内の水位を確認する場合、タンクのキャップを開けて
確かめており、面倒であると共に、上からのぞきこんで
水面を確認するため、適当な水位に保たれているか否か
の判別が困難であった。
この欠点を解消するためタンク本体の土壁に透視可能部
材からなるカバーを突設し、タンク本体内に設けた浮子
の上端指標部をタンク内水位に応じてカバー内部空間に
突出させて水位を確認するようにしたものが本出願人に
よって先に考案されている。
材からなるカバーを突設し、タンク本体内に設けた浮子
の上端指標部をタンク内水位に応じてカバー内部空間に
突出させて水位を確認するようにしたものが本出願人に
よって先に考案されている。
しかしながら、このものでは、浮子がカバー内部空間に
突出して透視されることによりタンク内の水位が冷却性
能を保持する上で最低限必要な水位(以下ローベルとい
う)以上あるか否かの判別は行なえるが、それ以上の水
位の判別は指標部のカバー内空間への突出度を目分量で
判別するか、或いはカバーに目盛を入れて判別するかし
かなく、前者の場合は判別が不正確となり、後者の場合
でも斜め方向から視て目盛を判読することは面倒であり
かつ不正確な判別となり易かった。
突出して透視されることによりタンク内の水位が冷却性
能を保持する上で最低限必要な水位(以下ローベルとい
う)以上あるか否かの判別は行なえるが、それ以上の水
位の判別は指標部のカバー内空間への突出度を目分量で
判別するか、或いはカバーに目盛を入れて判別するかし
かなく、前者の場合は判別が不正確となり、後者の場合
でも斜め方向から視て目盛を判読することは面倒であり
かつ不正確な判別となり易かった。
又、判別し得るウォータタンク内水位の範囲は指標部上
端がカバー内空間に突出してからカバー上壁に当接する
までのストローク域に限られるから水位の変位を高範囲
に亘って確認しようとすればカバーの突出度を大きくす
る必要があり、ウォータタンクが全体として大きくなっ
てしまう欠点があった。
端がカバー内空間に突出してからカバー上壁に当接する
までのストローク域に限られるから水位の変位を高範囲
に亘って確認しようとすればカバーの突出度を大きくす
る必要があり、ウォータタンクが全体として大きくなっ
てしまう欠点があった。
本考案はかかる従来の欠点に鑑み為されたもので、タン
ク内の水位を段階的かつ極めて容易に判別でき、かつ、
小さな突出度の確認用カバーにて水位の高範囲な変位を
確認し得る構造としたウォータタンクの水位指示装置を
提供することを目的とする。
ク内の水位を段階的かつ極めて容易に判別でき、かつ、
小さな突出度の確認用カバーにて水位の高範囲な変位を
確認し得る構造としたウォータタンクの水位指示装置を
提供することを目的とする。
以下に本考案を図示した実施例に基づき詳細に説明する
。
。
一実施例を示す第1図において、機関冷却水を溜る金属
材等の不透明部材からなるタンク本体1の土壁開口部に
は透明又は半透明樹脂材等の透視可能部材からなるドー
ム状のカバー2が重合して固定される。
材等の不透明部材からなるタンク本体1の土壁開口部に
は透明又は半透明樹脂材等の透視可能部材からなるドー
ム状のカバー2が重合して固定される。
該カバー2の固定はねじ込み式又はリング状のクランプ
部材等を使用して着脱自由な構造とし、カバー2の取り
外しによりタンク本体1上壁の開口から浮子を挿入でき
るようにするのがよい。
部材等を使用して着脱自由な構造とし、カバー2の取り
外しによりタンク本体1上壁の開口から浮子を挿入でき
るようにするのがよい。
タンク本体1内にはアンプル形状のローレベル水位確認
用の浮子3と該浮子3の小径の上部にスライド自由に重
合するハイレベル水位確認用の筒状の浮子4とが収納さ
れ、かつ、これら浮子3゜4の上下動を案内するガイド
部材5がその下端部を取付足6を介してタンク本体1底
壁に固定されている。
用の浮子3と該浮子3の小径の上部にスライド自由に重
合するハイレベル水位確認用の筒状の浮子4とが収納さ
れ、かつ、これら浮子3゜4の上下動を案内するガイド
部材5がその下端部を取付足6を介してタンク本体1底
壁に固定されている。
浮子3の浮子4より突出する上端部には特定の色に着色
した指標部3aが形成され、浮子4の上端部には、前記
指標部3aの色とは異なる色に着色した指標部4aが形
成される。
した指標部3aが形成され、浮子4の上端部には、前記
指標部3aの色とは異なる色に着色した指標部4aが形
成される。
かかる構成において、例えばタンク本体1内の水位の昇
降に応じて第1の浮子3の指標部3aがカバー2内に突
出し始める時の水位をローレベルとする(第2図C参照
)。
降に応じて第1の浮子3の指標部3aがカバー2内に突
出し始める時の水位をローレベルとする(第2図C参照
)。
一方、これより水位が上昇して浮子3の指標部3a上端
がカバー2土壁に係止した後第2の浮子4が第1の浮子
3をスライドして浮上しく第2図C参照)、その指標部
4aがカバー2の内部空間に突出し、カバー2の土壁に
係止腰革1の浮子3の指標部3aを完全に覆う時の水位
をハイレベルとする(第2図C参照)。
がカバー2土壁に係止した後第2の浮子4が第1の浮子
3をスライドして浮上しく第2図C参照)、その指標部
4aがカバー2の内部空間に突出し、カバー2の土壁に
係止腰革1の浮子3の指標部3aを完全に覆う時の水位
をハイレベルとする(第2図C参照)。
このようにすれば第1の浮子3の指標部3aがカバー2
内に突出し始める時の水位から、第2の浮子4の指標部
4a上端がカバー2土壁に係止する時の水位までがロー
レベルからハイレベルまでの範囲内にあってエンジン冷
却性に適した冷却水量に保たれていることになる。
内に突出し始める時の水位から、第2の浮子4の指標部
4a上端がカバー2土壁に係止する時の水位までがロー
レベルからハイレベルまでの範囲内にあってエンジン冷
却性に適した冷却水量に保たれていることになる。
即ち、カバー2を透して第1の浮子の指標部3aのみ又
は該指標部3aと第2の浮子4の指標部4aとがその着
色によって視認される時には冷却水は適量に保たれてお
り、第1及び第2の指標部3a、4aが共に視認されな
い時は冷却水量が不足しており、第2の指標部4aのみ
が視認される時には冷却水量が過剰であることが4瞥し
ただけで容易に確認できるのである。
は該指標部3aと第2の浮子4の指標部4aとがその着
色によって視認される時には冷却水は適量に保たれてお
り、第1及び第2の指標部3a、4aが共に視認されな
い時は冷却水量が不足しており、第2の指標部4aのみ
が視認される時には冷却水量が過剰であることが4瞥し
ただけで容易に確認できるのである。
或いは第2の浮子の指標部4aがカバー2内に突出し始
める時の水位をハイレベルに設定してもよい。
める時の水位をハイレベルに設定してもよい。
この場合には第1の浮子3の指標3aのみが視認される
時に冷却水量が適量に保たれていることを確認できる。
時に冷却水量が適量に保たれていることを確認できる。
尚、上記実施例では2つの浮子3,4を設けてウォータ
タンク内水位をローレベル以下、ローレベルからハイレ
ベル、及びハイレベル以上の3段階に区別して判別でき
る構成としたが、浮子を3個以上設けこれら浮子の指標
が異なるウォータタンク内水位に応じてカバー2に突入
して視認されるように構成すれば、ローレベルからハイ
レベルまでの間の水位をさらに複数の段階別に確認する
ことができ、冷却水水位を冷却性能を最も効果的に発揮
できる水位に微調整することが可能となる。
タンク内水位をローレベル以下、ローレベルからハイレ
ベル、及びハイレベル以上の3段階に区別して判別でき
る構成としたが、浮子を3個以上設けこれら浮子の指標
が異なるウォータタンク内水位に応じてカバー2に突入
して視認されるように構成すれば、ローレベルからハイ
レベルまでの間の水位をさらに複数の段階別に確認する
ことができ、冷却水水位を冷却性能を最も効果的に発揮
できる水位に微調整することが可能となる。
又、複数の浮子の上端面カバー上壁内面とに接点を取り
付け、接続する接点の数に応じて異種類の警報信号が発
生するような電気回路を設け、警報信号の種類によって
冷却水水位を知る構成とすることもてきる。
付け、接続する接点の数に応じて異種類の警報信号が発
生するような電気回路を設け、警報信号の種類によって
冷却水水位を知る構成とすることもてきる。
以上説明したように、本考案によれば、ウォータタンク
内の水位を透視可能カバーを透して視られる複数の浮子
の色分けされた上端部によって段階的に判別できかつそ
の判別は4瞥しただけで容易に行なえる。
内の水位を透視可能カバーを透して視られる複数の浮子
の色分けされた上端部によって段階的に判別できかつそ
の判別は4瞥しただけで容易に行なえる。
又、個々の浮子のカバー上壁に係止するまでの浮子スト
ローク量を合計したストローク量以上の水位の変動を確
認できるから1個当りの浮子のストロークを小さくして
高範囲な水位を確認でき、これによりカバーの突出度を
小さくできウォータタンクを小形化できる。
ローク量を合計したストローク量以上の水位の変動を確
認できるから1個当りの浮子のストロークを小さくして
高範囲な水位を確認でき、これによりカバーの突出度を
小さくできウォータタンクを小形化できる。
第1図は本考案の一実施例に係るウォータタンクの縦断
面図、第2図A−Cは同上タンク内における水位変化に
伴なう浮子の浮上位置変位を説明する過程図である。 1・・・・・・タンク本体、2・・・・・・カバー 3
,4・・間浮子、3a、4a・・・・・・指標部。
面図、第2図A−Cは同上タンク内における水位変化に
伴なう浮子の浮上位置変位を説明する過程図である。 1・・・・・・タンク本体、2・・・・・・カバー 3
,4・・間浮子、3a、4a・・・・・・指標部。
Claims (1)
- 車両冷却水通路に介装されるウォータタンクにおいて、
不透明部材からなるタンク本体の土壁に透視可能部材で
形成した帽子状のカバーを取り付け、タンク本体内の水
位の昇降に応じて上下動し上端部が相異なる着色を施さ
れてなる複数の浮子を、夫々上下方向スライド自由に同
心円上に重合すると共にタンク本体内への注水前に中心
に近い側の浮子の上端を遠い側の浮子の上端より高位置
にして配設腰かつ、これら浮子の上下動をガイドするガ
イド部材をタンク本体内に配設し、タンク内水位の上昇
に応じて中心に近い側の浮子の上端がカバー上壁に係止
した後中心から遠い側の浮子の上端がカバー内部空間に
突出するように構成したことを特徴とする車両冷却系ウ
ォータタンクの水位指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12135079U JPS601385Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 車両冷却系ウオ−タタンクの水位指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12135079U JPS601385Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 車両冷却系ウオ−タタンクの水位指示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5638826U JPS5638826U (ja) | 1981-04-11 |
JPS601385Y2 true JPS601385Y2 (ja) | 1985-01-16 |
Family
ID=29353499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12135079U Expired JPS601385Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 車両冷却系ウオ−タタンクの水位指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601385Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001289699A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Tatsuno Corp | 漏洩油検出器 |
-
1979
- 1979-09-04 JP JP12135079U patent/JPS601385Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001289699A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Tatsuno Corp | 漏洩油検出器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5638826U (ja) | 1981-04-11 |
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