JPS60138285A - 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する装置 - Google Patents

気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する装置

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JPS60138285A
JPS60138285A JP58249292A JP24929283A JPS60138285A JP S60138285 A JPS60138285 A JP S60138285A JP 58249292 A JP58249292 A JP 58249292A JP 24929283 A JP24929283 A JP 24929283A JP S60138285 A JPS60138285 A JP S60138285A
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今村 嘉男
Soichiro Tsujimoto
聡一郎 辻本
Yoichi Mizuno
陽一 水野
Masataka Shichiri
雅隆 七里
Koichi Yanai
柳井 紘一
Yoshio Murao
村尾 良男
Kunihiko Takasaki
邦彦 高崎
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Taiyo Steel Co Ltd
Kubota Corp
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Taiyo Steel Co Ltd
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、気体の膨張仕事を効率良く定圧仕事に変換す
る装置に関し、詳細にはシリンダ方式の加圧ポンプにお
いて圧力気体を所定量導入して膨張させ、該膨張仕事に
見合う位置までピストンを上昇させた後ピストンが自重
によシ降下する時のエネルギーをピストンロッドを介し
て該ロッド先端部の流体に伝え、該流体を外圧すると共
に一定圧の高圧流体として確実に回収できる様にしたも
のである。
各種の流体を昇圧し一定の高圧流体にして回収するだめ
のエネルギー源としては気体の有する圧力を利用するこ
とが多く行なわれている。該利用に当たっては、(1)
気体の膨張仕事を利用しない方式と、(2)気体の膨張
仕事を利用する方式のいずれかが採用される。
(1)の方式は所定圧以上の高圧気体をいわゆるレシプ
四型ポンプに直接、・割させる方式であり、この方式を
採用してなる従来装置の一例につきその具体的内容を第
1図(a)(要部模式説明図)により簡単に説明すれば
次の通りである。即ち1及び2は所定間隔をおいて配設
された各シリンダ、3はシリンダ1内を摺動するピスト
ン、4はシリンダ2内を摺動するピストンでこれら両ピ
ストン3゜4はピストンロッド5で連結されている。尚
ピストン3は一般にピストン4より大きく設定されてい
る。又シリンダ1に接続されている矢付実線は圧力気体
の導入用ライン、火付破線は放出用ラインであシ、シリ
ンダ2に接続されている火付実線は被処理対象流体の導
入用ライン、火付破線は高圧流体の回収用ラインである
。この様な加圧ポンプKにおいて高圧気体がパルプ6を
介してシリンダ1の左室1a内に導入されることによシ
ピストン3は押されて矢印方向に前進し、シリンダ1の
右室1b内に残留している高圧気体(前回のピストン後
退時に右室1b内に導入された高圧気体)をパルプ8(
該パルプ8はパルプ6を開けたときに同時に開けておく
)を介して放出しつつシリンダ2内の被処理対象流体を
昇圧して所定の高圧流体となし、逆止弁9を介して回収
する。このとき同時に被処理対象流体が逆止弁10を通
ってシリンダ2の左室2a内に自動的に導入されている
ピストン3の前進行程が終わると、ひきつづき後退行程
が開始される。この行程ではパルプ6.8が閉じられ、
パルプ11.12が開けられる。そしてパルプ11を介
して高圧気体がシリンダ1の右室1b内に導入され、ピ
ストン3が後退する。
該後退によシピストン前進時と同様の作用が行なわれ、
パイプ12を通して高圧気体が放出される。
一方、高圧流体は逆止弁13を通って回収され、同時に
逆止弁14を通って被処理対象流体が導入される。とこ
ろでこの加圧ポンプにでは、被処理対象流体を加圧して
定圧で回収するためにシリンダ1内の高圧気体を一定圧
力に維持しつつピストンを往復させているので、気体の
膨張仕事を全く利用し得ておらず、しかもその気体は高
圧のままで棄てられているためにエネルギー効率の面で
大きく損失がある。
尚高圧気体の圧力が変動する系ではシリンダ1内の高圧
気体を一定圧力に維持する方法として、第1図(b)に
示す様に減圧弁15aを設けて(P、−P、)が一定と
なる様に減圧操作するが、この減圧操作そのもののため
に外部に取シ出し得るエネルギー(エクセルギー)が少
なくなってエネルギーロスとなる。
一方前述の(2)気体の膨張仕事を利用する方式として
は一般に■ターボエンジンを駆動し、回転ポンプ又は往
復ポンプを作動させる方式と、■ピストン型レシプロエ
ンジンを駆動し、気体の膨張エネルギーをフライホイー
ルの回転エネルギーに一旦変換蓄積した後、該回転エネ
ルギーによシ上記ポンプを作動させる方式が採用されて
いる。(2)の方式については気体の膨張仕事を利用で
きるので、この点では上記(1)の方式よシもエネルギ
ー効率的に有利と言える。しかし上記■、■のいずれの
場合にも各エンジンに導入される気体の圧力が変化する
場合には、所期の目的(一定圧の高圧流体を回収するこ
と)を達成する上でエネルギー効率をやはシ悪化させる
ことになって好ましくない。
具体的に言えば、■の場合、エンジン駆動用圧力が変化
するとターボエンジンのタービン回転数も変化するが、
この場合にはエンジンの円滑作動を行なえない。そこで
第1図(C)に示す様にポンプ17の出口側にアキュム
レータ18及ヒ減圧弁15bを設けて一定圧の出力が得
られるようにするか、第1図(d)に示す様にターボエ
ンジン16の入口側に減圧弁15cを設けて該エンジン
16の駆動用圧力P、を一定にしなければならないため
、外部に取り出せるエネルギーの低下は避けられない。
又ターボエンジンでは一般に小型になるほど作動効率の
低下が著しくなるというエネルギー特性を有するが故に
必要以上に大型のものが容求され、装置経済性の面でも
不利がある。
一方■の場合、第1図(e)においてピストンロッドR
に作用する力Fはエンジンf内のピストン表面積をSと
して(PI PI)Sで表わされるが、Plが膨張工程
で小さくなるためFも小さくなる。そこでこの様なFの
変化をフライホイール19によって均一化しようとする
と該ホイール19を大重量化しなければならず、しかも
たとえ大重量にしても完全には均一化できないため、減
圧弁15dの設置はどうしても必要となる。又フライホ
イール19を使用しない場合には第1図(f)のように
エンジン1′の入口側に減圧弁15eを設はピストンロ
ッドRに作用する力Fの最低値を基準としてそれ以上の
圧力は減圧する必要がある。いずれにしろ第1図(e)
 、 (f)の方式においてもエネルギー損失が大きく
、外部に取出し得るエネルギーは少なくガリ、又装置経
済性の面でも不利であることに変わりはない。
本発明者等は上記の事情に鑑み、エネルギー効率面で無
駄をすることなく気体の膨張仕事を定圧仕事に変換し得
る装置とするためには(1)気体の膨張仕事を最大限有
効に活用して高圧流体が得られること、+iD気体の圧
力が変化しても常に一定圧の高圧流体が得られること、
という2つの要件を同時に満足できるような手段が具備
されればよいとの認識に立ち、かかる手段を開発すべく
鋭意研究を行なってきたが、遂に完成の域に達し、本発
明装置を提供するものである。
しかしてこの様な本発明装置とは、大径及び小径の縦型
シリンダを上下に同軸的に配設すると共に、大径の縦型
シリンダには、該シリンダの下部よシ供給量制御機構部
を介して導入される圧力気体によシ該気体の膨張仕事に
見合う位置まで上昇した後自重降下する重錘型ピストン
を収納し、且つ該重錘型ピストンを前記小径縦型シリン
ダに収納されたピストンとピストンロッドで連結してな
る点に要旨を有するものであシ、該気体の有するエネル
ギーを最大限有効利用すると共に一定圧の高圧流体を確
実に回収することができる様になったものである。
以下実施例図面を参照しつつ本発明の構成及び作用効果
を説明する。
第2図は本発明装置を例示する概略説明図で、外筒21
の内部には底板21aを貫いて厚肉中空状の内筒22が
立設されている。又23はピストン、24はピストンロ
ッドで、ピストン23は外筒21内面と内筒22外面に
沼って摺動すると共に、ピストンロッド24は内筒22
の中空部22a内を摺動するように収納されている。又
23aは、ピストン23及び内筒22によって区切られ
た外筒21内空間(上部空間S、と下部空間St )を
連通ずる穴である。更に内筒22の厚肉部には、中空部
22aの上部と外筒2.1の下側外部とを連通ずる穴2
2cが設けられると共に、ピストン23と内筒22で囲
まれる空間S、と外筒21の下側外部とを連通ずる穴2
2bが設けられている。又25はいずれも0リングで、
26はピストン23が外筒21に対して偏心されないよ
うにするだめのガイドリングである。27は、ドレン用
接続管27a1被処理流体用接続管27b及び気体用接
続管27cが形成されたコネクターであシ、更に該気体
用接続管27cには供給量制御機構部28が設けられて
いる。又21cは天板21bに設けられた気体退出口で
あり、29a l 29b+29cは夫々ピストン23
.下板21a、内筒22の各頂面に設けられた緩衝材で
ある。
上記の様に構成された装置(以下加圧装置と称する)2
0の作用を第3図に基づいて以下説明する。
図中破線ライン系統G及び実線ライン系統Fは夫々気体
の通過する系統及び流体の通過する系統を示しておシ、
これらの気体通過系統G及び流体通過系統Fはいずれも
加圧装置20のコネクター27(第2図参照)と連通ず
るように接続されている(第3図ではコネクター27を
省略している)尚G1は気体供給源、G2は気体供給量
調整用バルブ、G3は気体放出用バルブであシ、一方F
1は被処理対象流体供給源、F2は逆止弁、F3は高圧
流体取出用バルブ、F4は圧力調整用バルブである。上
記の様に構成された加圧装置20においてバルブG2を
介して所定量の加圧気体が穴22bから空間S、に導入
されると、自由に膨張仕事を行ないピストン23を上昇
させる。この上昇に伴って被処理対象流体が逆止弁F2
.ラインL4・L5を介して中空部22aに吸引導入さ
れる。尚空間S□ 、S2はピストン23の位置によら
ず一定値Pcに保たれてお夛、ピストン23の上昇によ
って空間S、内の気体圧力がPcまで低下したとき、該
上昇は止まる。こうしてピストン23が最高位置に達し
た後は、自重により自然降下する。
このなき中空部22a内の流体はピストンロッド24を
介して昇圧されると共に、ラインL5・L6、バルブF
3、圧力調整用バルブF4を経てラインL7から一定の
高圧流体として取出される。こうして気体の膨張仕事は
効率良く定圧仕事に変換される。
一方空間S、内の気体はピストン23の自然降下に伴っ
て穴22b、ラインL2・L3、パルプG3を経て放出
される。尚ピストンロッド24と中空部22aの摺動面
は0リング25を介在させているが、高圧操作のために
空間S、からの気体漏れ及び中空部22aからの流体漏
れを完全に防ぐことはできず、これら漏出気体は穴22
cから外部に排出させ、流体が空間S、に入シ込まない
ようにされている。
ところで加圧装置20のいわゆる装置容積効率を一定に
するためにはピストン23の上昇高さが一定でなければ
ならない。従って気体供給源G1における気体の圧力が
変化する場合には、その変化に応じて加圧装置20への
供給量を正確に増減制御し得るパルプG2を採用しなけ
ればならない。
この様なパルプG2の一例を第4図に基づいて説明すれ
ば次の通シである。゛即ち気体供給ラインLl内に2つ
の電磁バルブ31132を直列的に配設しておき、気体
の送給に尚たっては予め電磁パルプ31を開け、電磁バ
ルブ32を閉じておく。次いで電磁バルブ32を開けて
気体送給を開始し、所定時間後電磁バルブ32を閉める
。尚電磁バルブ31と電磁バルブ32の配設位置関係を
前後進にすることも可能であシ、又電磁バルブの代わり
に空気・圧駆動式パルプ等を使用することも可能である
。 ・ この様に電磁バルブを2つ使用する場合の利点は次の通
シである。即ち気体供給源G1から供給される気体の圧
力が高い場合、加圧装置20への気体導入時間が数10
m5ec程度になるように制御しなければならないが、
このような極短時間内に1つのパルプで開動作と閉動作
を両方共正確に行なわせることはパルプの性能からして
極めて困難である。これに対し第4図に示す構成例では
夫々のパルプが開動作又は閉動作のいずれか一方の動作
のみを行なえばよいので、気体の導入時間を数10m5
ec程度に制御することが容易となる。かくして加圧装
置20及びパルプG2によシ気体供給源G1における気
体の圧力が変化しても、該気体の膨張仕事を最大限有効
に活用して常に一定圧の高圧流体を得ることができる。
尚上記実施例は本発明装置の基本例であって本発明装置
を限定する性質のものではなく、前述の趣旨に沿う範囲
内で種々設計を変更して実施することも可能である。例
えば第2図に示した加圧装置20の好ましい設計変更例
について説明すると次の通シである。
即ち第2図の加圧装置20においては、ピストン23の
上昇によシ空間S、内の圧力が空間SI内の圧力Pcま
で低下したとき、圧力に起因するピストン上昇力は零と
なるが、ピストン23自体は慣性力によって上昇を続け
ようとする。しかしP、(Pcとなるため(Pc−P、
)なる差圧に応じた力がピストン23の頂面に下向きに
作用し、いわばブレーキがかかった状態となシ、その慣
性力を十分生かしきれないので上昇速度が大きく低下し
、上昇が止まってしまう。 、 これに対し第5図に示す様にピストン23の上部壁内に
空間S、と空間S、を連通する逆止弁30を設けた様な
加圧装置20’においては、ピストン23の上昇により
空間S、内の圧力が空間S1内の圧力Pcまで低下し、
更に慣性力によって該ピストン23が上昇しかけると逆
上弁30が開き雨空間S、、S、が均圧化(P2=Pc
)される。従ってこの時点以後ピストン23自体の慣性
力により該ピストン23は上昇金続け、該ピストン四の
有する慣性力に見合った運動エネルギーが全て位置エネ
ルギーに変換された時点で上昇は止まる。
従ってピストン23の最高上昇位置は第2図の基本型装
置の場合よシも高くすることができ、それだけ膨、張仕
事効率が高まるので定圧仕事へのエネルギー変換効率が
向上し、有利である。
又上記加圧装置20′においては天板21bに気体退出
口21cを有しておシ、要は気体退出側圧力空間と気体
導入側圧力空間にかけて逆止弁30を設けたものといえ
る。従って例えば第6図に示す様に気体退出口21C′
を下板21aに設けると共に気体退出ラインLoを接続
し、更に該退出ラインLoと気体用接続管27cを短絡
する配管Ljに逆止弁29′を設ける様に構成した加圧
装置20″においても上記加圧装置20′の場合と同様
の作用効果を享受することができる。しかしこの変形例
に限定されるものでないことは勿論である。
尚上述の加圧装置20.20’、20″としてはいずれ
もいわば気体負荷用の大径縦型シリンダ内の下部に被処
理流体負荷用の小径縦型シリンダが同軸的に配設された
ものを示したが、これら両シリンダがピストンロッドを
介して上下に所定間隔をおいて配置された構成とするこ
とも勿論可能であり、その他第2図の加圧装置20につ
いて言えば、ピストン23とピストンロッド24を取シ
外し可能な構成としたり、又ピストン23自体を上部(
平板)と側周部(円筒体)に取り外し可能な構成とする
こと等はいずれも設計変更の範囲で自由に行なえる事項
である。
又上記加圧装置20 、20’、 20”を用いて定圧
仕事を連続的に得ようとする場合には、複数台設置して
被処理対象流体の加圧・排出操作と吸引導入操作が交互
となるように又は操作タイξングがずれるようにして運
転することが好ましい。
次に本発明装置の一適用例について説明する。
第7図は海水の淡水化処理プロセスを例示するフローシ
ートで、特に加圧した海水を逆浸透膜と接触させ、加圧
海水の一部を透過させて純水を製造するプロセスフロー
シートである。61は本発明に係る加圧装置で第2図に
示した構造を有している。又62は膜分離装置、63は
圧力調整弁、64はタンクであシ、65.66は水素吸
蔵合金収容タンク(以下単に水素タンクという)、67
゜68は夫々熱媒供給装置、冷媒供給装置である。
尚加圧装置61の上部空間S、をラインL9゜LIO経
由で水素タンク66と連結することにより、金属水素化
物の吸蔵圧(Pc )を上部空間S。
に作用せしめ、ピストン23が昇降する際に同空間間S
、内の水素ガス圧力を一定値(Pc )に保つことがで
きるように配慮されている。又バルブG2は第4図で示
したバルブ構成と同様に電磁バルブ31.32からなっ
ている。更に69はピストン23の自然降下の最下位を
検知するだめの検知器、70は水素タンク65内の水素
ガス圧力を検知するための圧力計で、いずれも制御回路
71と連結されて、おり、又電磁バルブ31.32も同
回路71と連結されている。
この様なフローシートにおいて、水素タンク65内の合
金は熱媒供給装置67から供給された例えば熱水によシ
加熱されることによシ、水素ガスを放出する。水素タン
ク65内の水素ガス圧は圧力計70により検知され、制
御回路71に信号として送られている。該制御回路71
では水素ガス圧に対応した水素ガス必要送給量(ピスト
ン23を所定の高さまで上昇させるために加圧装置61
に供給すべき必要十分な水素ガス量)が演算でめられた
後、電磁バルブ32にバルブ開時間の信号として指令が
発せられるので、ラインL2から加圧装置61に所定量
の水素ガスが導入されると電磁バルブ32は閉じられ、
水素ガスの供給は停止される。加圧装置61内に水素ガ
スが導入されることによシ、その膨張エネルギーによっ
てピストン23は上昇し、同時に海水がフィルター83
゜2インL4.逆止弁72を通ってラインL5から加圧
装置61内に吸引導入される。尚フィルター83の通過
による圧損低下が多少懸念される場合には、それを補え
る程度の容量を有するポンプ8゜を設けておけばよい。
ピストン23が上昇して空間S3内の水素ガス圧力が空
間Sl内の圧力に等しくなったときバルブ73を開ける
と、ピストン23が重力によって自然降下し、空間S、
内の水素ガスは圧力Pcに保たれた状態で排出され、ラ
インL2 、L3、バルブ73、ラインL9を通って水
素タンク66に吸蔵される一方、加圧装置61内の海水
は所定圧まで加圧された後2インL5・L6、バルブ7
4を通って膜分離装置62に導入され、純水と濃縮海水
に分離された後、純水はラインL8から回収され、濃縮
海水はラインL7からタンク64に貯留される。
ピストン23が降下し終った状態は検知器69によって
検知される。その結果電磁バルブ32が再び所定時間だ
け開けられ、所定量の水素ガスが加圧装置61に導入さ
れる。以後同様の操作がくり返される。
尚水素タンク65内の水素ガス圧力は、熱媒供給装置6
7からの熱媒供給量の変化、水素タンク65内合金固有
の物理化学的平衡反応の変化その他種々の要因によシ増
加又は減少するが、前述した様に制御回路71の働きに
よって該水素ガス圧力の増加、減少に応じて水素ガスの
パルプG2内通過時間を短縮又は延長することができる
ので、加圧装置61に導入された水素ガスの膨張仕事は
常に一定に維持され、ピストン23の高さは一定となる
。とうして海水の淡水化処理は安定して行なわれる。
尚図示のフローシートでは海水の加圧はバッチ的に行な
われているが、連続的に行なおうとすれば、例えば加圧
装置を2台設置し、1台の加圧装置で加圧・排出を行な
う間に、残シの加圧装置で海水の吸引導入を行なうよう
に交互に切換運転すればよい。
次に本発明装置の効果を確認するために行なつだ実験結
果について説明する。実験は第7図のフローに基づいて
行ない、従来方法と比較するために第1図に示す加圧装
置■(を組込んだフローでの性能を同時に調べた。水素
タンク65 r 66としていわゆるシェル・アンド・
チューブ壓熱交換器を使用し、内部にLa1n粉末を夫
々8.1 kgずつ詰めた。そして水素タンク65には
温水を供縞して内部60.4℃に保持する一方、水素タ
ンク66には冷水を供給して内部を11.4℃に保持し
た。
水素タンク65内のLaNi、は60.4°Cに昇温す
る時点で金属水素化物の状態になっていた。膜分離装置
62における逆浸透膜としては酢酸セルロース系の中空
糸状のものを使用した。夫々の加圧装置61.Kについ
て運転を行ない、塩分濃度35000111+11の海
水の圧力を551<gf/cm”に昇圧した。膜分離装
置62による純水の製造能力は0.69#/分であり、
塩分の除去率は99条以上であった。水素タンク65内
に初め吸蔵されていた水素ガス量80ONlを消費する
のに要する時間は、従来の加圧装fffKの場合3.0
分であり、本発明に係る加圧装置61の場合は6.9分
であった。
従って本発明のいわばエネルギー変換方法を円滑に実施
できる加圧装置61を利用した膜分離装置62からは約
4.91の純水が得られたのに対し、従来の加圧装置K
を利用した膜分離装[62では約2.11しか得られな
かった。即ち本発明の加圧ポンプ61では従来型加圧装
置によりもエネルギー変換効率が約2.5倍も向上する
ことが確認された。
又本発明に係る加圧装置61によれば、一定量の純水を
製造するために要する水素ガスの使用量を従来よりも約
57qb節約できるとも言える。このことは水素タンク
65に供給する熱媒量を同程度節約できるととを意味す
るものであり、本発明の実施によりエネルギー効率、特
に熱効率の面で大きな利益を享受し得ることが明らかと
なった。
本発明装置は以上の様に構成されるが、要は(1)気体
の膨張仕事を最大限有効に活用して高圧流体を得るとと
、に()気体の圧力が変化しても常に一定圧の高圧流体
を得ること、という2つの要件を同時に満足できる手段
を具備し得たので、気体の膨張仕事をエネルギー効率面
で無駄をすることなく定圧仕事に変換することができる
。特に太陽熱、ボイラー廃熱等の熱源を使って生成した
加圧気体、例えば金属水素化物をその熱源で加熱して放
出させた加圧水素ガス等の膨張エネルギーを利用して本
発明装置によシ高圧流体を得る場合、従来に比べてエネ
ルギー四スを著しく低下させることができる点で極めて
有利である。
2図は本発明装置を例示する概略説明図、第3図は本発
明装置の作用説明図、第4図は気体供給量調整用バルブ
の構成例、第5図及び第6図はいずれも本発明装置の好
ましい変形例を示す概略説明図、第7図は本発明装置の
適用例を示す海水処理プロセスフローシートでアル。
20120’+ 20 ”・・・加圧装置 21・・・
外筒23・・・ピストン U・・・ピストンロッド51
1S+l+S1・・・空間 G1・・・気体供給源Fl
・・・被処理対象流体供給源 出願人 東洋紡績株式会社 回 久保H1鉄工株式会社 同 太陽鉄工株式会社 第1 図(a) 第1 図(b) 1) 田 1) 田 肢 (N 1 第2図 1ID ”i 第3図 21c 21b ・7・・ 72.・217五 1 9a 、 ・7、 ・ 26 4 5 5− 3 23a 6 2 2b 22c ’ 22 a 2つb ・′7・ ・偽 21a− 4−は− r12 ・ G1 呵 1L−只今−亡−b 6LI 2 Elム − 手続補正歯(方式) 昭和59年4月26日 1、事件の表示 昭和58年特許願第249292号 2、発明の名称 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する装置3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (316)東洋紡績株式会社 代表者 茶 谷 同次部 (ほか2名)4、代理人〒5
30 大阪市北区堂島2丁目3番7号 シンコービル 昭和58年3月27日 (発送日) 6、補正の対象 (1)明細書第22頁第11行の「第1図(a)〜(e
)」を「第1図(a)〜(f)」に訂正します。
(2)委任状を別紙の通り提出します。
手続7市s−E書 (自発) 1.事件の表示 昭和58年特許願第249292号 2、発明の名称 気体の膨張仕東を定圧仕事に変換する装置3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (316)東洋紡績株式会社 代表者 茶 谷 同次部 (ほか2名)4、代理人〒5
30 大阪市北区堂島2丁目3番7号 シンコービル 明細書の「発明の詳細な説明」及び「図面の簡単な説明
」の各欄並びに図面 6、補正の内容 (1)明細書の所定箇所を別紙正誤表の通り訂正します
(2)第2.3,5.6図を別紙図面写しに朱書した様
に訂正します。
第2図 \ ゝ知 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 大径及び小径の縦型シリンダを上下に同軸的に配設する
    と共に、大径の縦型シリンダには、該シリンダの下部よ
    シ供給量制御機構部を介して導入される圧力気体によシ
    該気体の膨張仕事に見合う位置まで上昇した後自重降下
    する重錘型ピストンを収納し、且つ該重錘型ピストンを
    前記小径縦型シリンダに収納されたピストンとピストン
    ロッドで連結してなることを特徴とする気体の膨張仕事
    を定圧仕事に変換する装置。
JP58249292A 1983-12-27 1983-12-27 気体の膨張仕事を定圧仕事に変換する装置 Granted JPS60138285A (ja)

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