JPS60136549A - 不飽和ニトリルの製造方法 - Google Patents

不飽和ニトリルの製造方法

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JPS60136549A
JPS60136549A JP58248065A JP24806583A JPS60136549A JP S60136549 A JPS60136549 A JP S60136549A JP 58248065 A JP58248065 A JP 58248065A JP 24806583 A JP24806583 A JP 24806583A JP S60136549 A JPS60136549 A JP S60136549A
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繁昭 鈴木
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芳司 藤田
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Koichi Kanehira
浩一 金平
Takashi Onishi
大西 孝志
Takuji Nishida
西田 卓司
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(I) CHa で示される不飽和ニトリルの製造方法に関する。
上記式中、Rはメチル基、エチル基t 1−プロピル基
、n−ブチル基、1−ブチル基などの低級アルキル基;
ビニル基、l−プロペニル基、2−メf A/ −1−
7’ C1ヘニル基ナトの低級アルケニル基;又は置換
基として塩素原子、フッ素原子などのハロゲン原子、メ
チル基、エチル基、t−ブチル基などの低級アルキル基
、メトキシ基、エトキシ基、t−ブトキシ基などの低級
アルコキシ基若しくはアセトキシ基、グロビオニルオキ
シ基、ブテリルオキッ基などの低級アシロキシ基を有し
ていてもよいフェニル基を表わす。Xl及びX2(7)
”一方は水素原子でδシ他方にYと一緒になって単結合
を表わす。
本発明方法によシ製造される一般式(1)で示される不
飽和ニトリルは香料素材として有用な化合物である。例
えば、ゲラノニトリル(1−シアノ−2,6−シメチル
ー1,5−へブタジェン)ハレモン様かんきつ類の芳香
を有しておシ1石けん、洗剤、空間噴霧剤、化粧品など
にそれらの嗜好度を高める六めに配合される。
従来、α、β−不飽和二トリルはアセトニトリルとケト
ンとを強塩基の存在下に20〜200 ”Cの温度で反
応させることによシ製造される仁とが知られている(特
開昭52−25720号公報参照)。
この方法では2分子以上のケトンの縮合反応によるター
ル状の高沸点物が副生じ易い。
本発明者らは容易に入手できる化合物を原料として用い
、穏やかな反応条件下で不飽和ニトリルを製造する方法
を開発すべく鋭意検討を重ねた結果、2.6−ジメテル
ー2,5−へブタジェンなどの2.3−位に炭素−炭素
二重結合を有するオレフィン化合物から3−クロル−2
,6−ジメテルー1,5−へブタジェンなどの3−位が
塩素化され7’(1,2−位に炭素−炭素二重結合を有
する対応するオレフィン化合物が容易に得られ、この塩
素化オレフィン化合物を原料として穏やかな反応条件下
でゲラノニトリルに代表される不飽和ニトリルが容易に
製造されることを見出し、本発明に至った。
すなわち1本発EAKよれば、一般式(If)CHa RCH2CH−C=CH2・間in> α (式中、R[前記定義のとおシである。)で示される塩
素化オレフィン化合物をヨウ化第4級アンモニウムの存
在下に有機相と水相との二相系においてアルカリ金属の
シアン化物と反応させることにより前記一般式(I)で
示される不飽和ニトリルを製造するこ七ができる。また
、一般式(II)で示される塩素化オレフィン化合物は
一般式(III)CHa RCH2CH=C−CHs ・・・・・(III)(式
中1Rは前記定義のとおシである。)で示されるオレフ
ィン化合物を(1)次亜塩素酸第3級ブチルと反応させ
るか又ti(i+)水とは非混和性の有機溶媒と水との
二相系において次亜塩素酸と反応させるか又ll1(l
ii)塩素化イソシアヌール酸と反応させることによっ
て製造することができる。
一般式(III)で示されるオレフィン化合物と次亜塩
素酸第3級ブチルとの反応は1通常、有機溶媒中、必要
に応じてシリカゲルを存在させて行われる。有機溶媒と
しては例えばヘキサン、ヘプタン。
ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類、塩化メチレン、
クロロホルム、四塩化炭素、1.2−ジクロルエタンな
どのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテルなどのエーテル類などを用いることが
できる。有機溶媒としてクロロホルム、ジエチルエーテ
ルなどを用いる場合にはシリカゲルは存在しても、しな
くてもよいが、ヘキサン、塩化メチレンなどを用いる場
合にはシリカゲルの存在が必要である。反応成績の点か
ら、シリカゲル存在下にヘギサンまたは塩化メチレンを
用いることが推奨される0有機溶媒の使用量は該有機溶
媒中の一般式(III)で示されるオレフィン化合物の
Is匿が約0.1〜0.5モル/jとなる程度がよい。
シリカゲル管用いる場合、その使用量は一般式(Ill
)で示されるオレフィン化合物1モルに対して約100
〜soo tが好ましい。次亜塩素酸第3級ブチルの使
用量は一般式(1)で示されるオレフィン化合物に対し
て約0.7〜1.1当量が好適である。反応温度は約θ
℃〜20℃が好ましい。
水とは非混和性の有機溶媒と水との二相系における一般
式(Ill)で示され石オレフィン化合物と次亜塩素酸
との反応は1例えばさらし粉とドライアイスからその場
(in 5itu)で次亜塩素酸を生成させ、これを一
般式(III)で示されるオレフィン化合物に作用させ
ることによシ行なわれる。この方法は1通常、さらし粉
を懸濁した水相と一般式(Ill)で示されるオレフィ
ン化合物を溶解した有機溶媒相との二相系にドライアイ
スを添加することによシ実施される。使用し得る有機溶
媒としてはヘキサン、ベンゼンなどの炭化水素類、塩化
メチし/ン。
クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロルエタンな
どのハロゲン化炭化水素類などが挙げられるが、塩化メ
チレン及びクロロホルムが好適である。
さらし粉の使用量は一般式(m)で示されるオレフィン
化合物に対して約0.5〜2.0当量、好ましくは約0
.7〜1.2尚量である。ドライアイスはさらし粉に対
して当量又はその近辺の量で使用してもよいが、過剰量
用いることが好ましい。有機溶媒の使用量は一般式(I
II)で示されるオレフィン化合物の濃度が該有機溶媒
中約0.01−10モル/l。
好ましくれ約0.2〜2.0モル/lとなる程度がよい
。水は有機溶媒に対して約0.3〜3倍(容量)の量で
用いるのが好適でめる0反応源度は約0℃〜50℃の範
囲内で任意に選ぶことができるが。
約5℃〜15℃が好ましい。
一般式(Ill)で示されるオレフィン化合物と塩素化
インシアヌール酸との反応は、無溶媒または有機溶媒中
で行なわれる。有機溶媒としてはヘキサン、ベンゼンな
との炭化水素類;塩化メチレン。
クロロホルムなどのノ・ロゲン化炭化水素類などを用い
ることができる。またこの反応において酢酸エチル、プ
ロピオン酸メチルなどのエステル類は反応速度の増加を
助長する作用含有することよ軌これらエステル類ヲ反応
系に存在させることが好ましい。上記有機溶媒とエステ
ル類を併用する場合の両者の使用割合は、有機溶媒10
′o部に対してエステル類5〜50部であシ1両者の合
計使用証は一般式(Ill)で示されるオレフィン化合
物の濃度が約0.1−10モル/lとなる程度がよい。
塩素化インシアヌール酸としてはトリクロルイソシアヌ
ール酸、ジクロルイソシアヌール酸又はそれらのアルカ
リ金属塩が使用可能である0塩素化イソシアヌール酸の
使用量は一般式(III)で示されるオレフィン化合物
に対して約0.7〜1.2当量が好適である。反応温度
は約−20〜20℃が好ましい0 このようにして得られた一般式(U)で示される塩素化
オレフィン化合物は例えば次のようにして反応混合物か
ら分離することができる。すなわち。
得られた反応混合物を必要に応じ水、飽和亜硫酸ナトリ
ウム水溶液などにあけ、ついで塩化メチレン、n−ヘキ
サンなどで抽出し、抽出液を水、飽和チオ硫酸す) I
Jウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液などで洗
滌し、乾燥したのち、該抽出液から溶媒を留去し、その
残渣を蒸留することによシ一般式(n)で示される塩素
化オレフィン化合物を分離することができる。
一般式(n)で示される塩素化オレフィン化合物をヨウ
化第4級アンモニウムの存在下に有機相と水相との二相
系においてシアン化ナトリウム、シアン化カリウムなど
のアルカリ金属のシアン化物と反応させることによシ一
般式(1−1)%式%(11) (式中、Rは前記定義のとお9である。)で示されるα
、β−不飽和二トリル及び/又は一般式(1−2) ) %式%(2) (式中、Rは前記定義のとおりである。)で示されるβ
、γ−不飽和不飽和及トリルすることができる。アルカ
リ金属のシアン化物の使用量は一般式(II)で示され
る塩素化オレフィン化合物に対して約1〜2当量が好ま
しいOヨウ化第4級アンモニウムとしてはヨウ化テトラ
ブチルアンモニウム、ヨウ化トリメチルステアリルアン
モニウム、ヨウ化トリメチルベンジルアンモニウムナト
が用いられる。ヨウ化第4級アンモニウムの使用量は一
般式(It)で示される塩素化オレフィン化合物にヌゴ
して約0.01〜1.0当量、好ましくは約0.01〜
0.1当儀でわる。この反応においては溶媒は用いても
、用いなくともよい0使用し得る溶媒としてはオクタン
、トルエンなどの炭化水素系溶媒を例示することができ
る。水相はアルカリ金属のシアン化物で飽和させておく
ことが好ましい0水の使用量は反応温度においてアルカ
リ金属のシアン化物が一部水に溶解しないで存在するよ
うな量でめればよい0反応源度は約90〜110℃の範
囲が好適でおる。このようにして得られ大反応混合物中
に一般式(I−2)で示されるβ、γ−不飽和不飽和及
トリルする場合には、該反応混合物を例えばエーテルで
抽出し、抽出液をチオ硫酸ナトリウム水溶液などで洗滌
し、乾燥したのち、該抽出液から溶媒を留去するか又は
留去することなく、これに塩基を作用させることによシ
該β、γ−不飽和ニトリルを一般式(1−1)で示され
るα。
β−不飽和二トリルに異性化することができるO塩基と
しては例えばナトリウムアミド、カリウムアミド、ナト
リウムメトキシド、カリウム第3級ブトキシド、水酸化
カリウム、1,8−ジアザビシクロ+s、4.o〕ウン
デカ−7−エンなどを用いることができる。塩基の使用
量は一般式([−2)で示されるβ、γ−不飽和不飽和
及トリルて約0.01〜0.1当量が適当である。この
異性化反応は溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒として
はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1.4−ジ
オヤサンなどのエーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼンな
どの炭化水素系溶媒などが用いられる。これらの溶媒は
一般式(1−2)で示されるβ、γ−不飽和不飽和及ト
リルれと一般式(1−1)で示されるα。
β−不飽和二トリルとの混合物の該溶媒に対する濃度が
約0.05〜5 mol//となるような食用いるのが
好ましい。反応温度は約0〜50℃の範囲が好適である
このようにして得られ大一般式(1−1)で示されるα
、β−不飽和二トリル及び/又は一般式(1−2)で示
されるβ、γ−不飽和不飽和及トリルは次のようにして
反応混合物から分離することができる0すなわち、得2
られた反応混合物を例えはエーテルで抽出し、抽出液を
飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和塩化アンモニウム
水溶液などで洗滌し、乾燥したのち、核抽出液から溶媒
を留去し、その残渣を蒸留又はカラムクロマトグラフィ
ーに付することによシ該α、β−不飽和二トリル及び/
又はβ、γ−不飽和不飽和及トリルすることができる。
また1本発明方法によシ一般式(IV)Hs RCH2CニC−CR2・・・・・ (IV)N (式中、Rは前記定義のとおシである。)で示されるα
、β−不飽和二トリルが副生ずる場合がある。このα、
β−不飽和二トリルも一般式(1)で示される不飽和ニ
トリルと同様に香料素材として有用でアシ、上記の反応
混合物から該一般式(1)で示される不飽和ニトリルの
場合と同様の方法により分離することができる。
本発明方法における出発原料である一般式(■)。
で示されるオレフィン化合物は、例えば下記一般式ff
)で示されるプレノール誘導体と一般式(Vl)で・示
されるグリニヤール反応試薬とを常法・によシカツブリ
ング反応させることによシ容易に得ることができる。
CHs CHs (Vr) (V) ([1) (式中、Rは前記定義のとおりであり、Xはハロゲン原
子を表わし、2はハロゲン原子又は低級アシロキシ基を
表わす。) マタ、一般式(III、)で示されるオレフィン化合物
のうち、その代表的化合物である2、6−シメチルー2
.5−へブタジェンはイソブチンとホルマリンよシイソ
ブレンヲ製造する際に副生ずる化合物であり、またブレ
ニルハライドとメシチルオキサイド及び/又はイソメジ
チルオキサイドとの反応によシ生成する3−インプロペ
ニル−6−メテル−5−へブテン−2−オンヲヒニルク
リニャール試薬と反応させるか又はエチニル化後部分水
素添加して得られる4−インプロベニル−3,フージメ
テルー3−ヒドロキシ−1,6−オクタジエンを加熱転
位はせて、イソフィトール及び化粧品基材として有用な
スクワランの合成中間体となる6、10−ジメチル−6
,9−ウンデカジエン−2−オンヲ製造する際に副生物
として多量に得られる化合物であるO 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 3−クロル−2,6−ジメテルー1,5−へブタジェン
の合成 6 (1)500ml容なす形フラスコにさらし粉(有効塩
素60%) 6.60 ? (0,0277mol )
及び水50dを入れ、しはら〈マグネチツクスタークー
で攪拌したのち、この懸濁液に2,6−ジメテルー2,
5−へブタジェン6、20 ? (0,0499mol
 )及び塩化メチレン200dを加えた。フラスコ管氷
水浴中で冷却し、内温か5℃になった時点で、フラスコ
中にドライアイスの小片を徐々に加えた。二酸化炭素の
発生とともに内温は10℃まで上昇した。
その後、内温を5〜10℃に保ちながら1発熱が見られ
なくなるまでドライアイスの小片を加え続けた。反応終
了後1反応混合物に水100m1加え1分液ロートを用
いて塩化メチレン層と水層と含分液した。水層を塩化メ
チレン50IILtずつ2回。
計1001117?用いて抽出した。この抽出液と塩化
メチレン層とを合わせ、これを飽和炭酸水素ナトリクム
水浴液で洗滌し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。つ
いで塩化メチレンを留去し、その残渣をクーゲルロール
蒸留器(浴温:90−120℃)を用いて減圧下(17
torr )に蒸留することにより、無色透明の油状物
5.07 fを樽た。この油状物の機器分析データを以
下に示す。これらのデータよシ該油状物を3−クロル−
2,6−ジメチル−1,5−へブタジェンと同定した。
収率は64%であった。
CDα3 NMR′c” ” (9””” (CHs)ssiO8
i(CHs)s ’1−60.i、a s、 1−79
 (s 、9H) t 2.48 (t −2H) +
4.29 (t 、 11() i 4.80〜5.1
6 (m、 3H)IRスペクトル(KBrフィルム)
 y (−71):900(C=CH2)、790(C
−α)(2)攪拌機付きの1!容3つロフラスコにさら
し粉(有効塩素60%) 46.9 f (0,197
mol)及び水300mを入れ、しばらく攪拌したのち
、この溶液1c 2.6−ジメテルー2,5−へブタジ
ェン48.92F(0,394mol)及びりooホル
ムl 5 Qdを加えた。フラスコを氷水浴で冷却し、
内温を10〜20℃に保ちながら、ドライアイスの小片
をフラスコ中に徐々に加えた。ドライアイスを加えても
発熱がみられなくなった時点でドライアイスを加えるの
をやめfCo得られた反応混合物中の白色沈殿をヌツチ
ェで濾別した。濾液から分液ロートを用いてクロロホル
ム層と水層とを分液し。
水層をクロロホルム100mA!ずつ2回、計200d
管用いて抽出した。この抽出液とクロロホルム層とを合
わせ、これを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗滌し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し六〇ついで、クロロホル
ムを留去し、その残留液を減圧蒸留することにより、b
p、76〜bの留分として3−クロル−2,6−シメチ
ルー1.5−へブタジェン24.07 tを単離した。
収率は消費されfc2.6−ジメテルー2,5−へブタ
ジェンを基準として39チであった。
(81400mA!容なす形フラスコに2,6−ジメテ
ルー2.5−ヘプタジエン1.24 g′(10mmo
l) 、シリカゲル(メルク社p、 Art、7734
) 2.5 を及び塩化メチレン40rnl!を入れ、
マグネテックスクーラーで攪拌しながら、この懸濁液に
0℃で2分間を要して次亜塩素酸第3級ブチル1.19
t(11mmol)を滴下した00℃で30分間、さら
に室温で1時間攪拌した。反応混合物を飽和亜硫酸ナト
リウム水溶液にあけ、塩化メチレンで抽出した。
抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。つ
いで、この抽出液から塩化メチレンを留去し、その残渣
をクーゲルロール蒸留器(浴温;90〜120℃)を用
いて減圧下(17torr)に蒸留することにより、3
−クロル−2,6−ジメチル−1゜5−へブタジェン0
.86fを得た。収率は54チでらった。
(4) 100s+l容なす形フラスコに2,6−ジメ
テルー2.5−ヘプタジエン6.2 Of (50mm
ol )、ヘキサン40tnl及び酢酸エテル15dを
入れ、0℃に冷却した。この溶液に同温度にてマグネテ
ックスクーラーで攪拌しながら、トリクロルイソシアヌ
ール酸3.90 ? (50mmol) f少量ずつ5
分間を要して加えた。0℃で1時間、さらに室温で終夜
攪拌した。得られた反応液を濾過し、#1別された白色
固体をヘキサン50Mで2回洗滌した。
濾液と洗液とを合わせたのち、飽和チオ硫酸ナトリウム
水溶液及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗滌し
、ついで無水4硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去し、その残渣をり一ゲルロール蒸留器(浴温
:90〜120℃)を用いて減圧下(17torr )
に蒸留することにょシ。
3−クロル−2,6−ジメテルー1,5−へブタジェン
4.15tを得た。収率は52%であった。
cノ スクリューキャップ付試験管にシアン化ナトリウム0.
98 f (20mmol)、蒸留水0.28f、aつ
化テトラブチルアンモニウム0.14F(0,4mmo
l )及び3−りcxシル−,6−ジメチ/l/−1,
5−ヘプタジエン1.59 t (10mmol)を入
れた。試験管を密栓したのも、110℃の油浴へ入れ、
マグネテックスクーラーで内容物を攪拌しfco 2時
間後、油浴から試験管を取シ出し、内容物にジエチルエ
ーテル40rILlと水201mを加え5分液したのち
、水層をジエチルエーテル40dで抽出した。
抽出液とエーテル層とを合わせ大のち、飽和チオ硫酸ナ
トリウム水溶液20dで洗滌し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。ついでエーテルを減圧下で留去し、その残
渣をクーゲルロール蒸留器(浴温:120〜130℃)
を用いて減圧下(0,25torr )に蒸留すること
によシ、無色透明の油状物1.39Fを特大。
この油状物をIR分析に付したところ、シ=2220鋼
−1に吸収ピークが見られ、ν=2250ffi”にも
小さい吸収ピークが見られた。ついで、この油状物をガ
スクロマトグラフィー分析に付したところ、はぼ3個の
ピークを示した。これらのピークに相当する化合物をM
 a a a分析で調べ、その結果を以下に示す。
1 15 69(100)、41(85)、149(1
,7)2 65 69(100)、41(67)、14
9(0,7)これら全てのピークにm/1=149の分
子イオンビーりが見られた。これよシ、得られた油状物
は目的とする不飽和ニトリルのJ%a体の混合物である
ことが判明した。さらに、上記のIR分析のデータ及び
M a s s分析のララグメントよp、Alのピーク
はゲラノニトリルの2体、42のピークはゲラノニトリ
ルの8体、43のピークはl−シアノ−2,6−シメチ
ルー2,5−へブタジェンをそれぞれ示すものであると
同定した。次に、この油状物をNMR分析(CDα3溶
液、(CHs)s 5iO8i(CHs)s基準〕に付
し大ところ、δ=2.94 ppm K吸収ピークが見
られたが、δ= a、o 4 PPmには吸収ピークが
存在しなかった。これよシ、この油状物中のl−シアノ
−2,6−ジメテルー2,5−へブタジェンはE体であ
ると同定した。収率は93%でめった。
マタ、上記のガスクロマトグラフィー分析の結果、3−
シアノ−2,6−ジメテルー2,5−へブタジェンが微
量検出された。この化合物をガスクロマトグラフィー法
によυ分取後1種々の機器分析に付した。その分析デー
タを以下に示す。
CDα3 NMR,<<?卜“(90”” ’(C)Ia)ssi
O8i(CHs)a ’1.65.1.70.1.81
.2.02(s、 12H) i2.82(d、2H)
 ;5.07(m、 LH)IRスペクトル(KBrフ
ィルム)V(cm ”): 2200(C−N)Mas
sスペクトkm/6:149CM+)、134[M”−
CH5]エンのゲラノニトリルへの異性化 上記のゲラノニトリルと1−シアノ−2,6−ジメテル
ー2,5−へブタジェンとの混合物である油状物0.1
502f(1mmol )のテトラ?:)”o7ラン2
 tnlの溶液にカリウムt−ブトキシド81g(0,
07mmol )を加え、密封下に室温で1時間攪拌し
た0反応混合物にジエチルエーテル30rfLl’e加
え、これを飽和塩化アンモニウム水溶if、 10 m
lで洗滌し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧下に留去し、その残渣をシリカゲルを用い六カラム
クロマトグラフィー(溶出液:n−ヘキサンとi−プロ
ピルエーテルとの混合液、容量比9o:to)に付する
ことにより、無色透明の油状物0.151Elを得た。
この油状物の機器分析データを次に示す。これらのデー
タより該油状物をゲラノニトリルと同定した。収率10
0%。
CDα3 NMRスペクトル(90MHz)δ(C1(a)asi
O8i(CHs)s ’1.53 = 1.62 (S
、6H) ; i、s 3〜2.38 (m、7f()
 s4.89〜5.15(m、2H) IRスペクトル(KBrフィルム)ν(cIn’):2
220(C−N)MASSスペクトルm/e: 149
[M”〕、6g、41実施例2 11容三つロフラスコ内をアルゴンで置換したのち、こ
の中に塩化リチウム0.689(0,016mol )
、塩化第2銅1.08 f (0,008mol)及び
テトラヒドロフラン20dを入れ、これらの混合物をア
ルゴン雰囲気下で20分間攪拌した。ついで、このフラ
スコ中に塩化プレニル20.89f(0,2mol)及
びテトラヒドロ7ラン140dを加えたのち、フラスコ
に500d容滴下ロートを取付け、この滴下ロート中に
フェニルマグネシウムブロマイド約2 mol/jtの
テトラヒドロフラン溶液11 od(東京化成工業株式
会社製)及びテトラヒドロ7ラン2001を入れた。三
つロフラスコを一30℃の浴で冷却し、アルゴン雰囲気
下でその内容物を攪拌しながら、この中に滴下ロートか
らフェニルグリニヤール反応試薬を3時間かけて徐々に
滴下した。反応混合物をアルゴン雰囲気下で一夜攪拌し
たのち、これに飽和塩化アンモニウム水溶液1001を
徐々に加えた。フラスコの内容物を分液ロートに移し、
水層を分離したのち、有機層を飽和塩化アンモニウム水
溶液50−ずつ2回、計1QQMI!で洗滌し、ついで
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。その有機層から溶媒
を減圧下に留去し、その残渣を減圧下に蒸留することに
より、bp、100〜10.2℃/ 15 torrの
留分として無色透明の油状物18.921’を得た0こ
の油状物の機器分析データを以下に示すOこれらのデー
タよシ峡油状物をプレニルベンゼンと同定した。
収率は65%であった。
1.65(m、6H);3.24((1,2H);5.
26(m、 1H) ;7.00〜7.33 (m、 
5H) IRスペクトル(KBrフイ/’A ) v (c11
V’) ; 690 (C6H5)実施例1の(1)に
おいて2,6−シメチルー2.5−へブタジエy6.2
Of(0,0499mol )の代りにプレニルヘンゼ
:/7.319 (0,05mol)を用いる以外は同
様にして反応及び生成物の分離回収を行なった。抽出液
から塩化メチレンを留去して得られた残渣を減圧下KA
質する乙とにより、bp、74〜b 6.07fを得たつこの油状物の槍器分析データを以下
に示す0これらのデータより1油秋物を(2−クロル−
3−メチル−3−グチニル)ベンゼンと同定した。 ’
!/、家は67嗟でルク六つCし7j NMR2ゝクト“(90MHz) ’/CHi声8i0
8i(CHs)s ’1.84(s、3H);3.04
(d、21すt ’−s 2 (i t i a ) 
;4.7B(m、1H);4,836s*1g、);7
−16(at7−16(スペクトル(KBrプイルA7
シ(傳);905 (C=Cjb ) 、691) (
CIHI)Mass スペクトルas/e :18Q(
!M”)、144,91実施例1におiて3−クロル−
2,6−シメチルー1.5−ヘプタジエ”L59 f 
(10mmol)の代りに(2−りqルー3−メチル−
3−ブテニル)ベンゼン1.$ 1 f (10rmr
*ol ) f;M’vs ル以外1firHJ成物の
分離回収を行なった。抽出液からエーテルを留去して得
られた残渣1.73fを50tnl容なす形フラスコに
移し、これをテトラヒドロフラン30m1に溶かした。
この溶液にカリウムt−ブトキシド0.0569 (0
,0005mol)を加え、窒素雰囲気下、室温で1時
間攪拌した。反応混合物にジエチルエーテル3Qdを加
え、これを飽和塩化アンモニウム水溶液10−で洗滌し
、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留
去し、その残液をクーゲルロール蒸留器(浴温:140
〜160℃)を用いて減圧下(0,5torr )に蒸
留することにより、無色透明の油状物1.399を得た
この油状物の機器分析データを以下に示す。これらのデ
ータより該油状物を(4−シアノ−3−メチル−3−ブ
テニル)ベンゼンと同定した。収率は81チであった。
5.03(m、 IH) ;6.98〜7.39(m、
 5H)IRスペクトル(KBrフィルム)ν(−−リ
:2210 (C=N) + 695 (CsHs)M
assxベクトルm/e: 171(M+〕y 91実
施例3 1g容三つロフラスコ内をアルゴンで置換したのち、こ
の中に塩化リチウム0.68 t (0,016mol
)、塩化第2銅1.08F(0,008mol)及びテ
トラヒドロフラン20WLlを入れ、これらの混合物を
アルゴン雰囲気下で10分間攪拌した。ついで、このフ
ラスコ中に酢酸プレニル25.63F(0,2mol 
)及びテトラヒドロフラン140−を加えたのち、フラ
スコに500 tug容滴下ロートを取付け、この滴下
ロート中にn−ブチルマグネシウムクロライド約2mo
l/Jのテトラヒドロフラン溶液150 tttl(東
京化成工業株式会社製)及びテトラヒドロフラン250
 atを入れた。三つロフラスコを一10℃の浴で冷却
し、アルゴン雰囲気下でその内容物を攪拌しながら、こ
の中に滴下ロートからn−ブチルグリニヤール反応試薬
を3時間かけて徐々に滴下した。反応混合物をアルゴン
雰囲気下で一夜攪拌したのち、これに飽和塩化アンモニ
ウム水溶液100 weを徐々に加えた。フラスコの内
容物を分液ロートに移し、水層を分離したのち、有機層
を飽和塩化アンモニウム水溶液5 Q tttlずつ2
回、計100 vtlで洗滌し、ついで無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。その有機層から溶媒を減圧下に留去
し、その残渣を大気圧下に蒸留することにより、bp、
 1 i o〜115℃の留分として無色透明の油状物
12゜152を得た。この油状物の機器分析データを以
下に示す。このデータよ#)核油状物を2−メチル−2
−オクテンと同定した。収率は48係であった。
CDα3 NMRスペクトル(9Q MHz )δ(CHs)ss
iO8i(CHs)s ’o、65〜1.35 (m 
s 9 H) ; L55.L63 (s + 6 H
) ;1.73〜2.o5(m、 2H) ;s、os
(m、tH)3−クロル−2−メチル−1−オクテンの
合成α 実施例1の(1)において2,6−シメチルー2,5−
へブタジエy6.20r(0,0499nl10りの代
シに2−メチル−2−オクテ76.32 ? (0,0
5mol )を用いる以外は同様にして反応及び生成物
の分離回収を行なった。抽出液から塩化メチレンを留去
して得られた残渣を減圧下に蒸留することによシ、bp
、97〜99℃152 torrの留分として無色透明
の油状物6.42 fを得た。この油状物の機器分析デ
ータを以下に示す。これらのデータよシ該油状物を3−
クロル−2−メチル−1−オクテンと同定した。収率は
80%であった。
CDαB NMRx−<クト” (90MH”(CHs)ssiO
8i(CHs)s ’0.83(m、 3H) il、
25(br、、 6H) ;1.75(m、5H) ;
4.30(t、 1n) A4.83(m、 IH) 
;4.94(II、 IH)IRスペクトル(KBrフ
ィルA ) y (y++ ”) : 900(C=C
H2)Massxベクトルm/e : 160(M”)
、90.691−シアノ−2−メチル−1−オクテンの
合成実施例1において3−クロル−2,6−シメチルー
1,5−へブタジェン1.59SF(10mmol )
の代りに3−クロル−2−メチル−1−オクテン1.6
1? (10mmol)を用いる以外は同様にしてシア
ン化ナトリウムとの反応及びその生成物の分離回収を行
なった。抽出液からエーテルを留去して得られた残渣を
クーゲルロール蒸留器(浴温:90〜100℃)を用い
て減圧下(0,9torr )に蒸留することにより、
無色透明の油状物1.29fを得た。
この油状物の機器分析データを以下に示す。
CDα3 NMRx<クト屓90 MHz )δ(CHs)ssi
O8i(CHs)a ’0.82(m、 3H) ;1
.06〜2.44(m、 13H) ;s、oj(mt
iH) IRxベクトル(KBrフィルA) ν(m−”):2
215(CxN)この油状物をガスクロマトグラフィー
分析に付したところ、はぼ3個のピークを示した。これ
らのピークに相当する化合物をM a a s分析で調
べ、その結果を以下に示す0 ピークA 面積比 m/e(相対強度)これら全てのピ
ーA/e=istの分子イオンピークが見られた。これ
より、得られた油状物は目的とする不飽和ニトリルの異
性体の混合物であることが判明した。A2のピーク及び
憲3のピークにij:m/e=81の7ラグメントが検
出されており、これはC5H7Nすなわち(CHa)2
c=c’HcNに相当する。
これと上記の機器分析データとから、A2のピーク及び
A3のピークに相当する化合物はそれぞれ1−シアノ−
2−メチル−1−オクテンの2体及び8体であり、A1
のピークに相当する化合物は3−シアノ−2−メチル−
2−オクテンであると同定した。収率は85チであった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 (式中、 R−d低級アルキル基、低級アルケニル基又
    は置換されていてもよいフェニル基ヲ表ゎす。) で示される塩素化オレフィン化合物をヨウ化第4級アン
    モニウムの存在下に有機相と水相との二相系においてア
    ルカリ金属のシアン化物と反応させることを特徴とする (式中、Rは前記定義のとおりであ凱X1及びX2の一
    方は水素原子であシ他方はYと一緒になって単結合を表
    わす。) で示される不飽和ニトリルの製造方法。 2、一般式 %式% (式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基又は置
    換されていてもよいフェニル基を表わす。)で示される
    オレフィン化合物を(1)次亜塩素酸第3級ブチルと反
    応させるか又は(il)水とは非混和性の有機溶媒と水
    との二相系において次亜塩素酸と反応させるか又は(i
    ii )塩素化イソシアヌール酸と反応させることによ
    シ一般式 %式% (式中、Rは前記定義のとおシである。)で示される塩
    素化オレフィン化合物を得、ついで該塩素化オレフィン
    化合物をヨウ化第4級アンモニウムの存在下に有機相と
    水相との二相系においてアルカリ金属のシアン化物と反
    応させることを特徴とする CHa RC)f2cH−C−OH−CN 1 1 1 X”YX2 (式中、Rは前記定義のとおシであh t X”及びX
    2の一方は水素原子であシ他方はYと一緒になって単結
    合を表わす。) で示される不飽和ニトリルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013525280A (ja) * 2010-04-07 2013-06-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア シス−2−ペンテンニトリルを3−ペンテンニトリルへと異性体化する方法

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