JPS6013585Y2 - 抵抗溶接用電極 - Google Patents

抵抗溶接用電極

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Publication number
JPS6013585Y2
JPS6013585Y2 JP4076679U JP4076679U JPS6013585Y2 JP S6013585 Y2 JPS6013585 Y2 JP S6013585Y2 JP 4076679 U JP4076679 U JP 4076679U JP 4076679 U JP4076679 U JP 4076679U JP S6013585 Y2 JPS6013585 Y2 JP S6013585Y2
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JP
Japan
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electrode
resistance welding
mesh
electrode tip
strainer
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JP4076679U
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JPS55143991U (ja
Inventor
彰 塚本
Original Assignee
日本ラヂヱーター株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抵抗溶接用電極の改良に関する。
一般に抵抗溶接用電極は、銅合金により構成されており
、このような電極を用いて、硬ぐしかも表面の粗い被溶
接材料を加圧すると、摩耗を生じ、耐久性がなかった。
例えば、カークーラに用いるストレーナ1はアダプタ2
の通孔3から流入した冷媒中のゴミ、微小金属片等をメ
ツシュ部4により濾過するものであるが、これを製作す
る場合このメツシュ部4を構成する2枚の金網5,6を
抵抗溶接により接合することもある。
しかし前述の銅合金電極を用いたのでは、金網のように
表面がきわめて粗く、かつ被溶接部分の相互接触が不十
分なものを溶接するには電極が摩滅し、耐久性に欠ける
特に、第2図に示すように金網5,6の経緯線5a、6
aの交錯角θが90°又は0°の場合は各線が思うよう
にぴったりと重ならず、導電面積が少なくなるため、抵
抗溶接をするには好ましいものとは言えない。
ところが、このような金網であっても被溶接部分が接触
し、電極が硬いものでありさえすれば、電極により金網
を加圧し、導電面積を増大させることができるため、電
極が摩滅せず、抵抗溶接が可能なことは当然である。
ただこの接触に関しては予め両金網を加圧し接触部分を
十分確保した後に溶接してもよいが、面倒であり、また
硬い電極を得ることはできず、一時的な仮溶接を完了す
ることも不可能であった。
本考案は、かかる欠陥を除去するためになされたもので
、被溶接材料を加圧する電極チップをモリブデンにより
構成することにより、金網等であっても抵抗溶接のでき
る耐久性のよい抵抗溶接用電極を提供することを目的と
する。
以下、本考案に係る抵抗溶接用電極の一実施例を図面に
つき説明する。
第3図は同電極10の一例を示す斜視図であり、この電
極10は電極チップ11と、これを支承する台座12と
を有しており、これは前述の細長い馬蹄形をしたストレ
ー・すのメツシュ部16を抵抗溶接するためのものであ
る。
したがって、この電極チップ11は馬蹄形に湾曲した湾
曲部13と、この湾曲部14の先端から延びる直線的部
分である伸延部14とからなっている。
すなわち、このストレーナ15は第4図に示すように中
空の袋状メツシュ部16をアダプタ17に溶接等により
固着したものであり、このメツシュ部16の外周形状を
作るように電極チップ11を前述のごとき馬蹄形として
いる。
特に、本考案においては、この電極チップ11をモリブ
デンにより構成し、台座12において湾曲部13の下部
域にある台座12を切欠き、空所18を形成し、この湾
曲部13の放熱性を向上させている。
しかして、このような抵抗溶接は両金網19゜20を加
圧した状態で行うため、通常のスポット溶接用の電極材
料、例えば銅、カドミウム銅、クロム銅等では導電率に
関しては十分でも硬さにおいて不十分であり、耐久性に
欠ける。
したがってこのような金網用の電極材料としてはモリブ
デンが最適なものであることが判明した。
このモリブデンと他の材料とを比較すれば下表の如くで
ある。
すなわち、導電率が悪いステンレスを電極チップに使用
すると、発熱のためにチップが溶け、金網にベタベタと
付着する虞れがあり、また柔らかな銅を用いると長期的
使用に耐えられないことになり、このようなチップには
モリブデンが最適なものとなる。
また、前記電極チップ11の湾曲部13下方の台座12
に空所18を設けたのは、特に湾曲部13に熱が集中す
るのを防止(単位面積あたりの熱量をバランスさせるこ
と)して放熱性を良くするためである。
これにより、電極チップ11の湾曲部13が当接する金
網19又は20が高熱により融触して孔があくのを防止
している。
次にストレーナ15を前述の電極チップ10を用いて製
作する場合について説明する。
まず両金網19.20の経緯線19 a、 20 aの
交錯角θが例えば50°となるように該金網を2枚重ね
にする。
実験によればこの交錯角θが206〜70°の間ならば
抵抗溶接を行なった場合に両金網19,20の接合部分
21が所定の値の接合強度を有することが判明している
この交錯角θのうち特に最適な角度は第6図より明らか
なように45°である。
このように所定の交錯角θで両金網を交錯すれば上下各
金網19.20の経緯線19a、20aはこれを加圧し
た場合に変形し、各金網が相手方の目を潰すようになり
、点接触個所が増大し導電面積が増大する。
したがってこのような加圧後に電流を流せば、この電極
が当接してにる部分において良好な抵抗溶接を行うこと
ができる。
したがって前述のような両金網19.20の経緯線19
at20aを4デの交錯角となるように2枚重ねにし、
第7図に示すように両全網間にマンドレル23を挿入し
た状態で上下より電極チップ11により加圧し通電すれ
ば前述したメツシュ部を簡単に成形することができる。
なおこの抵抗溶接は長尺の金網を設は数個所同時に行な
ってもよく、金網を移動させながら連続的に行なっても
よい。
次にこのようにして形成されたメツシュ部16からマン
ドレル23を引き抜き、メツシュ部16の先端を一部切
り欠き、アダプタ17の通孔24内への挿入しろ25を
作る。
このメツシュ部16にアダプタ17を挿入した後に、に
通常のスポット溶接26あるいはロー付けを行いメツシ
ュ部とアダプタ17とを連結する。
この連結後、前記抵抗溶接した溶接部分21の外周を切
り落とせばストレーナは完成する。
この場合、前述のように経緯線19 a、 20 aが
所定の交錯角をもっているため、切断後に溶接部分21
かの端面から経緯線19a、20aのいずれか一方が突
出するいわゆるほつれは生じない。
なお、上述した電極10は湾曲部13の下部にある台座
12に空所18を形成したものであるが、本考案は何ら
これに限定されるものではなく、この湾曲部13の下部
にある台座12に凹所を形成してもよくあるいはこの凹
所に相当する部分をいわばえぐり取る等、空間部を有す
るものであればよい。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、抵抗
溶接用電極の電極チップをモリブデンにより構成したた
め、この電極の硬度が上がり、ストレーナのような金網
を2枚重ねこれを加圧して抵抗溶接するものにも適用す
ることができ、またこの電極チップを馬蹄形にすればス
トレーナの外周を一時に溶接することができる。
さらにこのチップと台座との間、特に湾曲部と台座との
間に空所を形成すればこの湾曲部の放熱性が向上し、金
網に孔があくという虞れもないという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のストレーナの斜視図、第2図は同ストレ
ーナに使用される金網の交錯角を示す説明図、第3図は
本考案に係る電極の一実施例を示す斜視図、第4図は同
電極により製造したストレーナの縦断面図、第5図は同
ストレーナの製作時に使用する金網の交錯角を示す説明
図、第6図は金網の交錯角と接合強度との関係を示すグ
ラフ、第7〜9図は前記ストレーナの製作順序を示す斜
視図である。 10・・・・・・電極、11・・・・・・電極チップ、
12・・・・・・台座、13・・・・・・湾曲部、14
・・・・・・伸延部、15・・・・・・ストレーナ、1
6・・・・・・メツシュ部、18・・・・・・空所、1
9,20・・・・・・金網、19a、20a・・・・・
・経緯線、21・・・・・・溶接部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接材料を加圧する電極チップと、この電極チップを
    支承する台座とを有する抵抗溶接用電極において、前記
    電極チップをモリブデンにより構成し、湾曲した湾曲部
    と、この湾曲部の両端を伸延した伸延部とを前記電極チ
    ップに形成し、前記湾曲部の下部域の前記台座に空間部
    を形成してなる抵抗溶接用電極。
JP4076679U 1979-03-30 1979-03-30 抵抗溶接用電極 Expired JPS6013585Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076679U JPS6013585Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 抵抗溶接用電極

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076679U JPS6013585Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 抵抗溶接用電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55143991U JPS55143991U (ja) 1980-10-15
JPS6013585Y2 true JPS6013585Y2 (ja) 1985-04-30

Family

ID=28910097

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JP4076679U Expired JPS6013585Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 抵抗溶接用電極

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