JPS60135536A - 軸とその製造方法 - Google Patents

軸とその製造方法

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JPS60135536A
JPS60135536A JP58243763A JP24376383A JPS60135536A JP S60135536 A JPS60135536 A JP S60135536A JP 58243763 A JP58243763 A JP 58243763A JP 24376383 A JP24376383 A JP 24376383A JP S60135536 A JPS60135536 A JP S60135536A
Authority
JP
Japan
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electrode
temp
shaft
steel
axial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP58243763A
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English (en)
Inventor
Junshi Shimomura
下村 純志
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、軸とその製造方法に係ム特に蒸気タービンの
ロータシャフトのごとく、軸方向に高温と低温、高圧と
低圧等、部分的に異なった条件のもとに使用するに好適
な性質を持った軸と、この軸の製造方法に関する。
〔発明の背景〕
ウラ紙用蒸気タービンのロータシャフトは、通常高圧部
、中圧部および低圧部、または高圧部および低圧部に分
けられ、その間はカップリングで連結されている。そし
て、制圧部、中圧部は、蒸気が高温であるため、ロータ
材料としてはCr−Mo−V系鋼、または12Cr系鋼
がその高温での機械的性質、特にクリープ破断強度が良
好なため、多く使用されている。また、低圧部のロータ
材料としては低温ではあるが、最終段またはその近傍の
段落で熱効率を上げるため、動翼が長翼となり、大きな
遠心応力が発生するので、その遠心応力に耐えうる低温
での機械的性質が良好なNi−Cr−Mo−V鋼が使用
されるのが通例である。
しかし、近年タービンの容量の増大および高効率化に伴
い、その使用条件は過酷となってきている。そして、従
来の超臨界圧タービンの主蒸気条件、主蒸気温度566
 C,主蒸気圧力246 atgをより一層高温、高圧
化し、主蒸気温度593Cまたは649C,主蒸気圧力
316 aigにし、数多以上の熱効率の向上を目指す
超々臨界圧タービンにおいて、特に低圧部の入口蒸気温
度の上昇が問題になっている。
低圧ロータに使用されるN i −Cr −M o −
V鋼は、前述したように、低温の機械的強度は良好であ
るが、400C以上の高温では長時間使用により脆化し
、衝撃値が低下する。したがって、超超臨界圧タービン
に使用する場合には熱効率を犠牲にして、低圧段入口温
度を低下させる熱設計を行うかあるいは低圧初段近傍の
段落においてロータクーリングを行う必要が生じる。
また、ガスタービンと組み合わせたコンバインドサイク
ル発電蒸気タービンでは、タービンロータは一軸である
。このタービンでは、通常入口蒸気温度は500C前後
であり、ロータ材料として前述の高温長時間脆化の点か
らCr −M o −V鋼が使用される。しかし、Cr
 −M o−V鋼はNi−Cr −M o −V鋼糸に
比べ、低温強度が低いため、最終段翼は通常26〃翼に
形成されており、この長さ以上の長翼化による熱効率の
向上は望めないのが現状である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前記従来技術の欠点をなくし、用途に
応じて軸方向に、化学的に異なる性質を持った良質の軸
を提供するにある。また、本発明の他の目的は前記軸を
簡単な設備で確実に製造し得る軸の製造方法を提供する
にある。
〔発明の概要〕
本発明の1番目の発明は、軸方向に化学成分を異にし、
かつ互いに化学成分の異なる部分の中間部分は両化学成
分が融合された成分に形成されているところに特徴を有
するもので、この構成によシ用途に応じて軸方向に化学
的に異なる性質を持ち、かつ良質の軸を得ることができ
たものである。
また、本発明の2番目の発明は、互いに化学成分の異な
る電極部分を軸方向に接合した電極を使用し、エレクト
ロスラグ再溶解によυ軸方向に前記電極の化学成分に対
応して、化学成分の異なるインゴットを製造し、このイ
ンゴットから軸を製造するところに特徴を有するもので
、この構成により前記軸を簡単な設備で確実に製造する
ことができたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて説明する。
第4図は、本発明に係る軸としての蒸気タービン用のロ
ータシャフトを示す。
この図に示すロータシャフト40は、軸方向の一方の端
部から他方の端部に向かって、高温強度の大きい化学成
分の第1の部分41と、低温強度の大きい化学成分の第
2の部分42と、高温強度の大きい化学成分の第3の部
分43とを有して構成されている。
そして、第1.第2の部分41.42の中間部分44は
、第1.第2の部分41,42の両化学成分が融合した
成分に形成され、第2.第3の部分42.43の中間部
分45は、第2.第3の部分42.43の両化学成分が
融合した成分に形成されている。
したがって、この実施例のロータシャフト40の第1.
第3の部分41.43は化学的に高温強度が犬きく、第
2の部分42は化学的に低温強度が大きい性質を持って
いるので、このロータシャフト40を、単一の軸方向に
高温、高圧部分と、低温、低圧部分とを必要とする蒸気
タービンにそのまま適用することができる。
さらに、このロータシャフト40の第1.第2の部分4
1.42の中間部分44は、化学的に第1、第2の部分
41.42の性質の中間的性質を持っているため、第1
.第2の部分41.42の性質が異なることによる熱膨
張率等の急激な変化がなく、また第2.第3の部分42
.43の中間部分45は、化学的に第2.第3の部分4
2.・43の性質の中間的性質を持っているので、第2
゜第3の部分43.43の性質が異なることによる熱膨
張率等の急激な変化をなくすことができる。
次に、第1図ないし第3図は本発明製造方法の一例を示
すものであって、蒸気タービン用のロータシャフトを製
造する場合を示し、第4図に製品としてのロータシャフ
トを示す。
その第1図に示すように、製造すべきロータシヤフトに
必要な化学的性質に対応するエレクトロスラグ再溶解用
の電極1Oを作製する。この電極10V′i、軸方向の
一方の端部から他方の端部に向かって、高温強度の大き
い化学成分を有する第1の′fM、極部分11と、低温
強度の大きい化学成分を有する第2の電極部分12と、
高温強度の大きい化学成分を有する第3の電極部分13
とが配列されている。前記第1.第2の電極部分11.
12は接合部14により接合され、前記第2の電極部分
12は2つの部分12a、12b’に接合部15により
接合して形成され、前記第2.第3の電極部分12.1
3は接合部16により接合されている。そして、例えば
第1の電極部分11は高温強度の大きい物質として、C
r−Mo−V系鋼によシ形成され、また第2の電極部分
12は低温強度の大きい物質として、Ni−Cr−Mo
−V系鋼により形成され、さらに第3の電極部分13は
高温強度の大きい物質として、Cr −M o −V系
鋼により形成される。接合部14,15.16に関して
は、例えば接合部14は第1の電極部分11と同じ材料
で形成され、接合部15は第2の電極部分12と同じ材
料で形成され、接合部16は第3の電極部分13と同じ
材料で形成される。あるいは、接合部14は第1.第2
の電極11.12の中間的な成分の材質により、接合部
16は第2゜第3の電極12.13の中間的な成分の材
質により形成されるようにしてもよい。
ついで、前記電極10を第2図に示すように、エレクト
ロスラグ再溶解装置20に設置する。
前記エレクトロスラグ再溶解装置20は、補助電極21
.22と、上下方向に移動可能な銅鋳型23と弁25を
有する水冷配管24とを備えている。
前記エレクトロスラグ再溶解装置t20を使用し、補助
電極21.22を介して電極10に通電すると、電極1
0が銅鋳型23内の溶融スラグ17の電気抵抗によって
発熱し、電極10の先端部から逐次小さな溶滴となって
落下し、沈殿する。この溶滴は、溶融スラグ17内を落
下する時に精練され、凝固インゴット19上に融体18
を形成する。
この融体18は、銅鋳型23内の冷却水26により冷却
されて凝固する。前記融体18の凝固に応じて銅鋳型2
3を上昇させる。なお、第2図中19′はさらに、凝固
が進んだインゴットを示す。
前述のエレクトロスラグ溶解により、第3図に示すよう
に、軸方向の一方の端部から他方の端部に向かって、高
温強度の大きい化学成分の第1の部分31と、低温強度
の大きい化学成分の第2の部分32と、高温強度の大き
い化学成分の第3の部分33とを有するロータシャフト
用のインゴット30を製造する。また、前記エレクトロ
スラグ溶解では、化学成分の異なる溶滴が融体18内で
攪拌されるため、軸方向に急激な化学成分の変化がなく
、インゴット30の第1.第2の部分31゜32の中間
部分34は、第1.第2の部分31゜32の両化学成分
が融合された成分に形成され、第2+第3の部分32.
33の中間部分35は、第2.第3の部分32.33の
両化学成分が融合された成分に形成される。さらに、電
極10の再溶解による精練効果によって、各部分に不純
分の(9) 少ない良質のインゴット30を製造することができる。
ついで、前記インゴット30から鍛造加工により、第4
図に示すように、製品としてのロータシャフト40を製
造する。
このロータシャフト40は、前記インゴット30の化学
成分をそのまま引き継ぎ、軸方向の一方の端部から他方
の端部に向かって、高温強度の大きい化学成分の第1の
部分41と、低温強度の大きい化学成分の第2の部分4
2と、高温強度の大きい化学成分の第3の部分43とを
有し、第11第2の部分41.42の中間部分44は、
第1゜第2の部分41.42の両化学成分が融合された
成分に形成され、第2.第3の部分42.43の中間部
分45は、第2.第3の部分42.43の両化学成分が
融合された成分に形成されている。
そして、前記製造方法の実施例によれば、電極10の構
成の外は、エレクトロスラグ両溶解法の原理に基づく溶
接設備と殆ど同じ簡単な設備によシ実施することができ
る。
(10) 次に、第5図は本発明製造方法に用いる電極の他の実施
例を示す。
この実施例の電極50は、高温強度の大きい化学成分を
壱する第1の部分51と、低温強度の大きい化学成分を
有する第2の部分52とを接合部53により接合して作
製されている。そして、第1の部分51の接合側の端部
はV字形の突起に形成され、第2の部分52の接合側の
端部はV字形の溝に形成されている。
この電極50を用いてインゴットを製造し、そのインゴ
ットからロータシャフトを製造することにより、ロータ
シャフトの第1の部分と第2の部分との中間部分の化学
的性質をよシ一層緩やかに変化させ得る外は、前記第1
図ないし第4図に示す実施例と同様である。
なお、本発明は蒸気タービン用のロータシャフトに限ら
ず、軸方向に化学的性質の異なる部分を必要とする軸全
般に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明の1査目の発明によれば、(11) 軸方向に化学成分を異にし、かつ互いに化学成分の異な
る部分の中間部分は両化学成分が融合された成分に形成
されているので、用途に応じて軸方向に、化学的に異な
る性質の部分を有しているため、カップリング等によp
接続する必要がなく、蒸気タービ/のロータシャフト等
にそのまま使用し得る効果があり、性質の異なる部分間
の成分が急激に変化しない良質の軸とされているので、
熱膨張率の急激な変化による変形やひずみ等をなくし得
る効果もある。
また、本発明の2番目の発明によれば、互いに化学成分
の異なる電極部分を軸方向に接合した電極を使用し、エ
レクトロスラグ再溶解によシ軸方向に前記電極の化学成
分に対応して、化学成分の異なるインゴットを製造し、
このインゴットから軸を製造するようにしているので、
エレクトロスラグ再溶解法の原理に基づく簡単な溶接設
備を使用して、前記軸全確実に製造し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す(12) もので、第1図はエレクトロ再溶解に用いる磁極の側面
図、第2図はエレクトロ再溶解によジインゴツトを製造
する工程の説明図、第3図は軸製造用のインゴットの側
面図、第4図は製品としての軸の側面図、第5図は電極
の他の実施例の側面図である。 10・・・エレクトロスラグ再溶解によりインゴットを
製造するための電極、11,12,13・・・電極の互
いに化学成分の異なる第1.第2.第3の電極部分、1
4.16・・・第1.第2.第3の電極部分の接合部、
17・・・溶融スラグ、18・・・融体、19・・・凝
固インゴット、20・・・エレクトロスラグ再溶解装置
、21.22・・・補助電極、23・・・銅鋳型、30
・・・ロータシャフト製造用のインゴット、31.32
.33・・・インゴットの互いに化学成分の異なる第1
.第2.第3の部分、34・・・インゴットの第1.第
2の部分の中間部分、35・・・同じく第21第3の部
分の中間部分、40・・・軸としてのロータシャフト、
41,42,43・・・ロータシャフトの互いに化学成
分の異なる第1.第2.第(13) 3の部分、44・・・ロータシャフトの第1.第2の部
分の中間部分、45・・・同じく第2.第3の部分の中
間部分、50・・・”電極、51.52・・・電極の互
いに化学成分の異なる第1.第2の電極部分、53・・
・第1.第2の電極部分の接合部。 代理人 弁理士 秋本正実 (14) 摺3図 宅牟図 も5図 へ\、 219− B 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸方向に化学成分を異にし、かつ互いに化学成分の
    異なる部分の中間部分は両化学成分が融合された成分に
    形成されていることを特徴とする軸。 2 互いに化学成分の異なる電極部分を軸方向に接合し
    た電極を使用し、エレクトロスラグ再溶解によp軸方向
    に前記′It極の化学成分に対応して、化学成分の異な
    るインゴットを製造し、このインゴットから軸を製造す
    ることを特徴とする軸の製造方法。
JP58243763A 1983-12-26 1983-12-26 軸とその製造方法 Pending JPS60135536A (ja)

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