JPS6013194Y2 - 給電用スラスト軸受 - Google Patents
給電用スラスト軸受Info
- Publication number
- JPS6013194Y2 JPS6013194Y2 JP4873580U JP4873580U JPS6013194Y2 JP S6013194 Y2 JPS6013194 Y2 JP S6013194Y2 JP 4873580 U JP4873580 U JP 4873580U JP 4873580 U JP4873580 U JP 4873580U JP S6013194 Y2 JPS6013194 Y2 JP S6013194Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- shaft
- yokes
- current
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は給電用スラスト軸受に係り、特に、導電部材の
引回し配線を要することなく軸受部を介して給電するに
最適な給電用スラスト軸受に関する。
引回し配線を要することなく軸受部を介して給電するに
最適な給電用スラスト軸受に関する。
抵抗溶接機や可動部を有するものに通電し、被給電体に
電力供給を行なうためには、従来、ケーブル等の導電部
材により給電器具に印加する方法が一般に用いられてい
る。
電力供給を行なうためには、従来、ケーブル等の導電部
材により給電器具に印加する方法が一般に用いられてい
る。
第1図は従来のポータプルガンの一例を示す側面図であ
る。
る。
一端に通電電極1を備えた上側ヨーク2及び一端に通電
電極3を備えた下側ヨーク4を軸5により、回転又は揺
動可能にしてクリップ型に構威し、両ヨークの他端部に
シリンダ6を設けて通電電極1と3が衝合するように付
勢する。
電極3を備えた下側ヨーク4を軸5により、回転又は揺
動可能にしてクリップ型に構威し、両ヨークの他端部に
シリンダ6を設けて通電電極1と3が衝合するように付
勢する。
両ヨーク2.4の他端部には給電用のケーブル7及び8
が設けられている。
が設けられている。
両ヨークの通電が短絡するのを防止するため、軸5は両
ヨークに対し絶縁性を有する必要があり、両ヨーク間お
よび軸5とヨーク間の各々は絶縁物で絶縁している。
ヨークに対し絶縁性を有する必要があり、両ヨーク間お
よび軸5とヨーク間の各々は絶縁物で絶縁している。
被給電材100は通電電極間に介挿され、所要の圧力を
付勢しながら溶接する。
付勢しながら溶接する。
しかしながら、かかる構成ではヨークが揺動するため、
このヨーク2,4に接続されるケーブルは、振動や曲げ
繰返しのために短時間で切断が生じる。
このヨーク2,4に接続されるケーブルは、振動や曲げ
繰返しのために短時間で切断が生じる。
又、各々のヨークに個別給電するため、2本のケーブル
が必要となり、余分なスペースを必要とすると共に作業
性が悪いという欠点がある。
が必要となり、余分なスペースを必要とすると共に作業
性が悪いという欠点がある。
このような入点を解決すべく、ケーブルを用いずに給電
する方法が考えられている。
する方法が考えられている。
例えば、スラスト方向からメタルにより給電する方法で
あるが、互いの接触面は、この部分に生じる磨耗粉のた
め、局部的に電流が集中して溶融し、互いの接触面を荒
し、摺動抵抗および電気的接触抵抗を増加させ、その寿
命は極めて短かいものであった。
あるが、互いの接触面は、この部分に生じる磨耗粉のた
め、局部的に電流が集中して溶融し、互いの接触面を荒
し、摺動抵抗および電気的接触抵抗を増加させ、その寿
命は極めて短かいものであった。
本考案の目的は、摺動部に生ずる磨耗粉を所定部所に封
じ込めることにより、接触面の状態を最良に維持する給
電用スラスト軸受を提供するにある。
じ込めることにより、接触面の状態を最良に維持する給
電用スラスト軸受を提供するにある。
本考案は、摺動面を介して電流を流すものにおいて、摺
動中に発生した磨耗粉を介して流れる恐れのない通電面
以外の部所に封じ込めるようにしたものであり、具体的
には、接触面に隣接する部分に凹部を設け、ここにグリ
スまたは異物埋没性及び自己潤滑性のある樹脂を注入し
、磨耗粉を封じ込めるようにしたものである。
動中に発生した磨耗粉を介して流れる恐れのない通電面
以外の部所に封じ込めるようにしたものであり、具体的
には、接触面に隣接する部分に凹部を設け、ここにグリ
スまたは異物埋没性及び自己潤滑性のある樹脂を注入し
、磨耗粉を封じ込めるようにしたものである。
第2図は本考案の実施例を示す側面図であり、第3図は
第2図の実施例の■−■面断面図である。
第2図の実施例の■−■面断面図である。
第2図においては、第1図で用いたと同一部材であるも
のには、同一符号を付している。
のには、同一符号を付している。
軸心部に絶縁ブツシュ8を嵌合して上側ヨーク2が軸7
に軸支されている。
に軸支されている。
上側ヨーク2の側面部と接触するケーブル取付ターミナ
ル9ゆ待った通電メタル10が絶縁ブツシュ11を嵌合
して軸7に軸支されている。
ル9ゆ待った通電メタル10が絶縁ブツシュ11を嵌合
して軸7に軸支されている。
これら上側ヨーク2および通電メタル10を挾む両脚を
有した下側ヨーク4が軸7に軸支されている。
有した下側ヨーク4が軸7に軸支されている。
下側ヨーク4のターミナル9側の脚端にケーブル取付タ
ーミナル12が設けられている。
ーミナル12が設けられている。
このターミナル12が取付けられた脚と通電メタル10
とは絶縁ワッシャ16で絶縁されている。
とは絶縁ワッシャ16で絶縁されている。
下側ヨーク4は軸7とは電気的に導通し、かつ自由に軸
動できる程度にナツトで整綿されている。
動できる程度にナツトで整綿されている。
各ターミナルとヨークとの接触度を向上させる為に下側
ヨーク4一方の脚と上側ヨーク2の一方の面との間に絶
縁ブツシュ13を介してばね14が設けられ、適当なス
ラスト圧力を付性している。
ヨーク4一方の脚と上側ヨーク2の一方の面との間に絶
縁ブツシュ13を介してばね14が設けられ、適当なス
ラスト圧力を付性している。
このような構成により、キックレスケーブル15よりの
電源は、負側か通電メタル10より接触面を経て上側ヨ
ーク2に給電され、正側は取付ターミナル12より直接
下側ヨーク4に給電される。
電源は、負側か通電メタル10より接触面を経て上側ヨ
ーク2に給電され、正側は取付ターミナル12より直接
下側ヨーク4に給電される。
第4図は通電メタル10の側面図である。
第4図に示すように上側ヨーク2との接触面側は、中心
部より放射状にして所定角度毎に凸部面101と凹部面
102とが交互に設けられている。
部より放射状にして所定角度毎に凸部面101と凹部面
102とが交互に設けられている。
凸部の形成角度αはヨークの開角度(ガンの開角度)θ
より少し小さ目に設定し、凹部の形成角度はβに設定す
る。
より少し小さ目に設定し、凹部の形成角度はβに設定す
る。
凹部面102内にはグリス等充填材を充填するか、又は
凹部面102の形状と同一の外形状を有する樹脂よりな
る充填材を埋め込む。
凹部面102の形状と同一の外形状を有する樹脂よりな
る充填材を埋め込む。
また、凸部101の稜部は面取りを施さないが、こうす
ることにより磨耗粉を凹部に封じ込めるように機能する
。
ることにより磨耗粉を凹部に封じ込めるように機能する
。
摺動面を介して電源を流すとき、その接触面の間に磨耗
粉等の導体の微粒子が介在すると、その部分に電流が集
中し、更には、溶けて互いの接触面を荒らすことになる
。
粉等の導体の微粒子が介在すると、その部分に電流が集
中し、更には、溶けて互いの接触面を荒らすことになる
。
しかし、凹部面102内にグリスを入れることにより、
摺動中に凸部面101で発生した磨耗分は凹部面中に入
りグリスにより粘着保持される結果、油分のみが凸部に
供給され、磨耗粉自体は凸部面101に戻る恐れはない
。
摺動中に凸部面101で発生した磨耗分は凹部面中に入
りグリスにより粘着保持される結果、油分のみが凸部に
供給され、磨耗粉自体は凸部面101に戻る恐れはない
。
グリスの代りに樹脂を用いた場合でも、磨耗粉は樹脂の
表面に埋め込まれ、ここで保持されるので凸部面101
に戻されることはない。
表面に埋め込まれ、ここで保持されるので凸部面101
に戻されることはない。
以上より明らかなように本考案によれば、通流接触面に
磨耗粉が介在しないので、接触面を荒らすことなく、摺
動抵抗および電気的接触抵抗を増加させることがないた
め、寿命を増大させることができる。
磨耗粉が介在しないので、接触面を荒らすことなく、摺
動抵抗および電気的接触抵抗を増加させることがないた
め、寿命を増大させることができる。
第1図は従来のポータプルガンの一例を示す側面図、第
2図は本考案の実施例を示す側面図、第3図は第2図の
実施例の■−■面断面図、第4図は本考案に係る通電メ
タル10の側面図である。 1.3・・・・・・通電電極、2・・・・・・上側ヨー
ク、4・・・・・・下側ヨーク、6・・・・・・シリン
ダ、7・・・・・・軸、8・・・・・・絶縁ブツシュ、
9,12・・・・・・ケーブル取付ターミナル、10・
・・・・・通電メタル、11・・・・・・絶縁ブツシュ
、13,16・・・・・・絶縁ワッシャ、14・・・・
・・ばね、15・・・・・・キックレスケーブル、10
1・・・・・・凸部面、102・・・・・・凹部面。
2図は本考案の実施例を示す側面図、第3図は第2図の
実施例の■−■面断面図、第4図は本考案に係る通電メ
タル10の側面図である。 1.3・・・・・・通電電極、2・・・・・・上側ヨー
ク、4・・・・・・下側ヨーク、6・・・・・・シリン
ダ、7・・・・・・軸、8・・・・・・絶縁ブツシュ、
9,12・・・・・・ケーブル取付ターミナル、10・
・・・・・通電メタル、11・・・・・・絶縁ブツシュ
、13,16・・・・・・絶縁ワッシャ、14・・・・
・・ばね、15・・・・・・キックレスケーブル、10
1・・・・・・凸部面、102・・・・・・凹部面。
Claims (1)
- 同一軸に軸支される互いに絶縁された一対のヨークの一
端より与えられる付勢力により他端に設けられた電極を
被給電材に衝合させ、前記各々のヨークを介して前記被
給電材に通電する給電スラスト軸受において、前記一対
のヨークのうち間挿されるヨークの軸部側面との接触面
に凹凸部を有し且つ該凹部内に磨耗粉を封じ込める充填
材を充填すると共に前記軸に軸支される通電メタルを設
け、該通電メタルの前記凸部と前記一対のヨークのうち
外嵌されるヨークの軸部附近との間に電源供給を行なう
ことを特徴とする給電用スラスト軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4873580U JPS6013194Y2 (ja) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | 給電用スラスト軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4873580U JPS6013194Y2 (ja) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | 給電用スラスト軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56150088U JPS56150088U (ja) | 1981-11-11 |
JPS6013194Y2 true JPS6013194Y2 (ja) | 1985-04-26 |
Family
ID=29643728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4873580U Expired JPS6013194Y2 (ja) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | 給電用スラスト軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013194Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-10 JP JP4873580U patent/JPS6013194Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56150088U (ja) | 1981-11-11 |
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