JPS6013143B2 - カ−ル・フイツシヤ−法による電量滴定装置 - Google Patents
カ−ル・フイツシヤ−法による電量滴定装置Info
- Publication number
- JPS6013143B2 JPS6013143B2 JP9120277A JP9120277A JPS6013143B2 JP S6013143 B2 JPS6013143 B2 JP S6013143B2 JP 9120277 A JP9120277 A JP 9120277A JP 9120277 A JP9120277 A JP 9120277A JP S6013143 B2 JPS6013143 B2 JP S6013143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- titration
- current
- electrolysis
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカール・フィッシャー法による竜量滴定装置に
係り、特に、バックグランドを自動的に補正するカール
・フィッシャー電量滴定装直に関するものである。
係り、特に、バックグランドを自動的に補正するカール
・フィッシャー電量滴定装直に関するものである。
第1図は従来のカール・フィッシャー電量滴定装置のブ
ロック線図である。
ロック線図である。
電解槽はイオン交換膜5で隔離された滴定室3と対極室
4より成り、電解電極1はその陽極を滴定室3に、陰極
を対極室4に挿入している。これらの室はそれぞれ密封
されシリカゲル筒を通してのみ外気を蓮通し、滴定室3
には専用の電解液(カール・フィッシャー試薬)15叫
と適当な溶媒(多くの場合はメタノール)60の‘と試
料液とを混合収容し、対極室4には非水電解液25の‘
を収容している。滴定室3に挿入した検出電極2は比較
回路6に接続しており、検出電極2の電位差信号は比較
回路6に設定されている制御点(断続電解を開始させる
設定信号値)および終点(電解を終了させる設定信号値
)と比較される。
4より成り、電解電極1はその陽極を滴定室3に、陰極
を対極室4に挿入している。これらの室はそれぞれ密封
されシリカゲル筒を通してのみ外気を蓮通し、滴定室3
には専用の電解液(カール・フィッシャー試薬)15叫
と適当な溶媒(多くの場合はメタノール)60の‘と試
料液とを混合収容し、対極室4には非水電解液25の‘
を収容している。滴定室3に挿入した検出電極2は比較
回路6に接続しており、検出電極2の電位差信号は比較
回路6に設定されている制御点(断続電解を開始させる
設定信号値)および終点(電解を終了させる設定信号値
)と比較される。
制御回路7においては比較された電位差信号値の領域に
よって電解の様式を決定し操作回路8に指令する。操作
回路8はその指令によって試料注入、滴定あるいはブラ
ンク自動消去操作のいずれかが選択される。定電流電源
回路9は電解電極1に安定な電解電流を供給しており、
表示回路10は10サイクルのクロックパルスを計数し
電解の断続と同期して電解時間を0.1秒単位で積算表
示している。第2図は第1図の検出電極が滴定中に発生
する信号値の時間的変化を示す線図で、滴定室3中の液
体の水分含有量の変化と対応するものである。
よって電解の様式を決定し操作回路8に指令する。操作
回路8はその指令によって試料注入、滴定あるいはブラ
ンク自動消去操作のいずれかが選択される。定電流電源
回路9は電解電極1に安定な電解電流を供給しており、
表示回路10は10サイクルのクロックパルスを計数し
電解の断続と同期して電解時間を0.1秒単位で積算表
示している。第2図は第1図の検出電極が滴定中に発生
する信号値の時間的変化を示す線図で、滴定室3中の液
体の水分含有量の変化と対応するものである。
検出信号がA域にあるときは滴定室3に多量の水分が存
在していることを示し、B城にあるときは大部分の水分
が消失して滴定は終点に近いことを示し「C城にあると
きは水分がなくなってむしろ試薬が過剰になっているこ
とを示している。上記のごとく制御回路7は検出電極2
からの信号値が第2図のどの領域にあるかによって電解
の様式を制御するものである。即ち、信号値がA域にあ
るときは設定された定電流(107.12mA)で連続
的に電解を続行し、信号値が制御点21を越えてB城に
入ると電解を一時停止する。これは滴定室3内における
反応の遅れを取り戻すためである。制御回路?には6町
砂以内で任意に選択できる待ち時間らが設定されており
、検出電極2の信号値が制御点21を越えた瞬間から経
過する時間を側時する。設定した待ち時間Cを経過しな
いうちに信号値がA城に戻ったときは直ちに電解が再開
され、B城に入ると再び停止する。このような操作を繰
り返している間に検出電極2からの信号値が低下しても
はやA域に戻ることなくB域内にとどまるようになる。
この場合は「電解待ち時間t,が終了した瞬間に0.4
〜0.5秒間の短い時間t2の定時間電解が行なわれ再
び電解待ち時間 t,に入る。このようにして信号値が
更に低下して待ち時間t,を経過してもなおC城にとど
まるようになれば滴定を終了したことになり、電解は自
動的に停止してこのことをランプに表示するようになっ
ている。第1図の実施例に戻って、操作回路8に接続し
ている操作スイッチ11は把手が常時中立の位置にある
両方向はね返りスイッチである。即ち、把手をS側に倒
すとこの装置のすべての動作を停止するストップ回路の
状態となるので、このときに試料を注入する。次に、把
手をT側に倒すと瓶定回路が作動し滴定が行なわれる。
上記第2図のような経過をたどって滴定を終了したとき
は自動的に中立の回路状態に戻る。上記のようにして滴
定を終了した後の滴定室3内は長時間無水の状態に保た
れてはいない。
在していることを示し、B城にあるときは大部分の水分
が消失して滴定は終点に近いことを示し「C城にあると
きは水分がなくなってむしろ試薬が過剰になっているこ
とを示している。上記のごとく制御回路7は検出電極2
からの信号値が第2図のどの領域にあるかによって電解
の様式を制御するものである。即ち、信号値がA域にあ
るときは設定された定電流(107.12mA)で連続
的に電解を続行し、信号値が制御点21を越えてB城に
入ると電解を一時停止する。これは滴定室3内における
反応の遅れを取り戻すためである。制御回路?には6町
砂以内で任意に選択できる待ち時間らが設定されており
、検出電極2の信号値が制御点21を越えた瞬間から経
過する時間を側時する。設定した待ち時間Cを経過しな
いうちに信号値がA城に戻ったときは直ちに電解が再開
され、B城に入ると再び停止する。このような操作を繰
り返している間に検出電極2からの信号値が低下しても
はやA域に戻ることなくB域内にとどまるようになる。
この場合は「電解待ち時間t,が終了した瞬間に0.4
〜0.5秒間の短い時間t2の定時間電解が行なわれ再
び電解待ち時間 t,に入る。このようにして信号値が
更に低下して待ち時間t,を経過してもなおC城にとど
まるようになれば滴定を終了したことになり、電解は自
動的に停止してこのことをランプに表示するようになっ
ている。第1図の実施例に戻って、操作回路8に接続し
ている操作スイッチ11は把手が常時中立の位置にある
両方向はね返りスイッチである。即ち、把手をS側に倒
すとこの装置のすべての動作を停止するストップ回路の
状態となるので、このときに試料を注入する。次に、把
手をT側に倒すと瓶定回路が作動し滴定が行なわれる。
上記第2図のような経過をたどって滴定を終了したとき
は自動的に中立の回路状態に戻る。上記のようにして滴
定を終了した後の滴定室3内は長時間無水の状態に保た
れてはいない。
それは、電解槽の外部又は対極室4等から侵入してくる
僅かな水分、および電解液内の副反応によって徐々に生
成する水分によるものである。このようにして検出電極
2よりの信号値が第2図のB城に戻ってきたときは、操
作スイッチ11が中立の位薄にあっても自動的に待ち時
間t,後にらの定時間電解が行なわれて無水状態にする
。この動作は装置が商用電源と接続している限り実行さ
れて滴定室3内を無水の状態に保持し、いつでも試料糠
定ができるように特期している。なお、上記自動消去作
動中は表示器10‘こ表示しないようになっている。上
記のごとく従来のカール・フィッシャー法による露量滴
定装置では滴定休止中もバックグランドの自動消去を行
なっているが、試料滴定中はこのバックグランド信号値
が測定信号値に加算される。
僅かな水分、および電解液内の副反応によって徐々に生
成する水分によるものである。このようにして検出電極
2よりの信号値が第2図のB城に戻ってきたときは、操
作スイッチ11が中立の位薄にあっても自動的に待ち時
間t,後にらの定時間電解が行なわれて無水状態にする
。この動作は装置が商用電源と接続している限り実行さ
れて滴定室3内を無水の状態に保持し、いつでも試料糠
定ができるように特期している。なお、上記自動消去作
動中は表示器10‘こ表示しないようになっている。上
記のごとく従来のカール・フィッシャー法による露量滴
定装置では滴定休止中もバックグランドの自動消去を行
なっているが、試料滴定中はこのバックグランド信号値
が測定信号値に加算される。
したがって、バックグランド補正を行なうには試料測定
後別にバックグランド値を測定して補正する必要があり
「測定操作が複雑であり測定能率は低く補正時の誤差が
入る恐れがあった。本発明は従来の装置を改善し、自動
的に全測定を行ない測定能率を向上させたカール・フィ
ッシャー電量滴定装置を提供することを目的とし、その
特徴とするところは、瓶定休止中の滴定室内液のバック
グランド電流値を記憶しておき、試料測定時にはこれを
電解電流値に加算して滴定操作を進行させ電解電流のみ
を計測することによって試料の測定値からバックグラン
ド値を自動的に補正するようにしたことにある。第3図
は本発明の一実施例であるカール−フィッシャー電量滴
定装置のブロック線図で、第1図と同一部分には同じ符
号を付している。
後別にバックグランド値を測定して補正する必要があり
「測定操作が複雑であり測定能率は低く補正時の誤差が
入る恐れがあった。本発明は従来の装置を改善し、自動
的に全測定を行ない測定能率を向上させたカール・フィ
ッシャー電量滴定装置を提供することを目的とし、その
特徴とするところは、瓶定休止中の滴定室内液のバック
グランド電流値を記憶しておき、試料測定時にはこれを
電解電流値に加算して滴定操作を進行させ電解電流のみ
を計測することによって試料の測定値からバックグラン
ド値を自動的に補正するようにしたことにある。第3図
は本発明の一実施例であるカール−フィッシャー電量滴
定装置のブロック線図で、第1図と同一部分には同じ符
号を付している。
第1図と異なるところは太い実線で画いている部分、即
ち、比較的簡単な自動平衡回路31、記憶回路32およ
び加算回路33を図に示すごとく接続させたことである
。自動平衡回路31は第2図の設定値である終点22を
目標値とし、比較回路6の出力を常に零にするように電
解電流を制御する回路である。したがって、操作回路8
が中立の回路状態にある限り滴定室3は常に終点22の
状態に保たれるので「 このときに電解電極1間に流れ
る電解電流は滴定室3のバックグランド値に比例する。
この電流をバックグランド補正電流と呼びlbで示すこ
とにする。操作スイッチ11の把手をS側に倒すとlb
は記憶回路32に記憶され、自動平衡回路31はその機
能を停止する。次に、試料を滴定室3に注入した後に操
作スィッチ11をT側に倒すと、記憶回路32に記憶さ
れていたlbは定電流電源回路よりの電流ltに加算さ
れて電解電極1に加えられる。
ち、比較的簡単な自動平衡回路31、記憶回路32およ
び加算回路33を図に示すごとく接続させたことである
。自動平衡回路31は第2図の設定値である終点22を
目標値とし、比較回路6の出力を常に零にするように電
解電流を制御する回路である。したがって、操作回路8
が中立の回路状態にある限り滴定室3は常に終点22の
状態に保たれるので「 このときに電解電極1間に流れ
る電解電流は滴定室3のバックグランド値に比例する。
この電流をバックグランド補正電流と呼びlbで示すこ
とにする。操作スイッチ11の把手をS側に倒すとlb
は記憶回路32に記憶され、自動平衡回路31はその機
能を停止する。次に、試料を滴定室3に注入した後に操
作スィッチ11をT側に倒すと、記憶回路32に記憶さ
れていたlbは定電流電源回路よりの電流ltに加算さ
れて電解電極1に加えられる。
試料滴定中の電解電流値は上記107.1勿込にlbを
加えた値である。測定は上記従来の装置と同様な経過を
たどって進行するが、電解電流のうちltのみが断続か
つ積算表示されlbは終始一定値に保たれている。した
がって、表示値はltのみの積算となり、バックグラン
ドが補正された正味の測定値が得られそれが表示される
ことになる。測定が終点22に達すると自動平衡回路3
1が復活し、バックグランド補正電流lbは自動的に修
正されながら流れつづける。この動作は装置が商用電源
と接続されている限り続行され、滴定室3は常に終点2
2の状態に保たれる。第4図は第3図の自動滴定装置の
電解電流の変化を示す線図で、縦軸は電解電流の大きさ
を、機軸は経過時間を示している。
加えた値である。測定は上記従来の装置と同様な経過を
たどって進行するが、電解電流のうちltのみが断続か
つ積算表示されlbは終始一定値に保たれている。した
がって、表示値はltのみの積算となり、バックグラン
ドが補正された正味の測定値が得られそれが表示される
ことになる。測定が終点22に達すると自動平衡回路3
1が復活し、バックグランド補正電流lbは自動的に修
正されながら流れつづける。この動作は装置が商用電源
と接続されている限り続行され、滴定室3は常に終点2
2の状態に保たれる。第4図は第3図の自動滴定装置の
電解電流の変化を示す線図で、縦軸は電解電流の大きさ
を、機軸は経過時間を示している。
また、線図の下に帯状に画いてある区分は上記線図に対
応する作動状態を示すものであり、区域41はバックグ
ランド電流がバランスしている区域であり、区域42は
試料導入時であり、区域43は滴定区域である。試料を
導入すると電流lb+ltが流れるA領域となって次第
に信号値が低下し「その後はltが断続する領域となり
、次に、信号値がB領域のみにあって信号値が増減する
領域を経過し、終点22を上下する領域を経てC領域に
入る。たとえば、バックグランド補正電流lbを1倣い
までとすれば、これで約56仏gH20/minに相当
するバックグランド電流までは自動補正可能である。
応する作動状態を示すものであり、区域41はバックグ
ランド電流がバランスしている区域であり、区域42は
試料導入時であり、区域43は滴定区域である。試料を
導入すると電流lb+ltが流れるA領域となって次第
に信号値が低下し「その後はltが断続する領域となり
、次に、信号値がB領域のみにあって信号値が増減する
領域を経過し、終点22を上下する領域を経てC領域に
入る。たとえば、バックグランド補正電流lbを1倣い
までとすれば、これで約56仏gH20/minに相当
するバックグランド電流までは自動補正可能である。
何故ならば、バックグランド電流0.1788hAは計
算上1仏gH20/minに相当するからである。第1
表は本実施例のバックグランド自動補正電量滴定装置に
よる酢酸の水分測定結果である。
算上1仏gH20/minに相当するからである。第1
表は本実施例のバックグランド自動補正電量滴定装置に
よる酢酸の水分測定結果である。
この場合の陽極液はピリジンとメタノールの等量混合液
80の‘に15私のアンプル入り市販のカール・フィッ
シャー電解液(A液)を加えたものであり、陽極液は2
5のとのアンプル入り市販カール・フィッシャー電解液
(C液)を入れたものである。なお、電解槽の底部はジ
ャケットに入れ冷却水を流通させて20q0に維持して
測定したものである。第1表修 試料量 水分測定値
日20 ノジクグランド値g 〃gH20 pp
m 〃gH20〆mini l.1046 90
7 821 2.22 1.4625
1197 818 5.63 1.71
01 1409 824 10.64 1
.5718 1295 824 14.0
5 0.8820 730 828 1
6.86 2.0567 1707 830
22.47 0.9135 759
831 25.28 1.2241 1
019 832 28.09 1.304
9 1086 832 30.8第1表にお
いて、水分測定値は試料中の水分であり、鬼O脚は同一
試料(酢酸)中の水分含有濃度を跡で示したものであり
その測定結果は良好である。
80の‘に15私のアンプル入り市販のカール・フィッ
シャー電解液(A液)を加えたものであり、陽極液は2
5のとのアンプル入り市販カール・フィッシャー電解液
(C液)を入れたものである。なお、電解槽の底部はジ
ャケットに入れ冷却水を流通させて20q0に維持して
測定したものである。第1表修 試料量 水分測定値
日20 ノジクグランド値g 〃gH20 pp
m 〃gH20〆mini l.1046 90
7 821 2.22 1.4625
1197 818 5.63 1.71
01 1409 824 10.64 1
.5718 1295 824 14.0
5 0.8820 730 828 1
6.86 2.0567 1707 830
22.47 0.9135 759
831 25.28 1.2241 1
019 832 28.09 1.304
9 1086 832 30.8第1表にお
いて、水分測定値は試料中の水分であり、鬼O脚は同一
試料(酢酸)中の水分含有濃度を跡で示したものであり
その測定結果は良好である。
バックグランド値は同一電解液で繰返し測定したときに
反応によって生ずる水分の生成速度を示すものである。
このように、カール・フィッシャー法によって有機酸の
水分を測定するには、副反応によって生成する水分をバ
ックグランドとして測定し、これを補正しながら測定を
続行すると再現性良く水分測定が可能となる。従来の装
置においては、全摘定所要時間の測定が必要であり、か
つtバックグランド値の測定は試料測定後に別個に測定
する必要があり少なくとも5〜10分の時間を必要とし
ていた。これに比較して本実施例の装置ではバックグラ
ンド値を自動的に常時補正しているので「試料測定時間
を短縮し測定能率を向上させている。なお、バックグラ
ンド値補正時の誤差が入ることが少ない。本実施例のカ
ール・フィッシャー電量糠定装置は、測定値からバック
グランド値を自動的に補正するようにしたことによって
、試料中の水分を能率良く正確に測定することができる
という効果をもっている。
反応によって生ずる水分の生成速度を示すものである。
このように、カール・フィッシャー法によって有機酸の
水分を測定するには、副反応によって生成する水分をバ
ックグランドとして測定し、これを補正しながら測定を
続行すると再現性良く水分測定が可能となる。従来の装
置においては、全摘定所要時間の測定が必要であり、か
つtバックグランド値の測定は試料測定後に別個に測定
する必要があり少なくとも5〜10分の時間を必要とし
ていた。これに比較して本実施例の装置ではバックグラ
ンド値を自動的に常時補正しているので「試料測定時間
を短縮し測定能率を向上させている。なお、バックグラ
ンド値補正時の誤差が入ることが少ない。本実施例のカ
ール・フィッシャー電量糠定装置は、測定値からバック
グランド値を自動的に補正するようにしたことによって
、試料中の水分を能率良く正確に測定することができる
という効果をもっている。
なお、上記実施例において待ち時情則,を2娘砂と設定
したとすれば、第2図の終点22で滴定が終了するため
のバックグランドの最大値は12〜1坪gH20/mi
nとなる。
したとすれば、第2図の終点22で滴定が終了するため
のバックグランドの最大値は12〜1坪gH20/mi
nとなる。
したがって、バックグランド値がこの値を越えればもは
や終点は得られなくなる。この関係は従来の装置におい
ても上記実施例の改良装置においても同じである。しか
るに従来の装置ではバックグランド値の絶対量が終点で
の電解液の水分発生速度を越えると終点が得られなくな
るのに対し、本発明の実施例の装置では各測定ごとのバ
ックグランドの増加分がこの値を越えない限りバックグ
ランド値の絶対量に関係なく‐いつまでも終点が得られ
るという利点をもっている。第1表では9回の測定を行
ない試料の合計が約1礎になった所で中止したが、この
ときのバックグランド値は3叱gH20/mjnを越え
ている。
や終点は得られなくなる。この関係は従来の装置におい
ても上記実施例の改良装置においても同じである。しか
るに従来の装置ではバックグランド値の絶対量が終点で
の電解液の水分発生速度を越えると終点が得られなくな
るのに対し、本発明の実施例の装置では各測定ごとのバ
ックグランドの増加分がこの値を越えない限りバックグ
ランド値の絶対量に関係なく‐いつまでも終点が得られ
るという利点をもっている。第1表では9回の測定を行
ない試料の合計が約1礎になった所で中止したが、この
ときのバックグランド値は3叱gH20/mjnを越え
ている。
しかし更に測定を続行することも可能である。何故なら
ばち この場合はバックグランド補正電流lbの最大値
を肋nAとしてあるのでこの耳bによって補正可能なバ
ックグランド値は5磯gH20ノminとなりtまだ余
裕をもっているからである。また「−この測定において
は一回の試料量を1g前後としており一回ごとのバック
グランド値の増加分は平均して2.秋gH20ノmin
‘こしかなっていない。これは終点を得ることができる
小さな値である。一回ごとのバックグランド値の増加分
が15〆gH20/minを越えるのは一回の試料採取
量が6gを越えたときである。したがって、一回の試料
採取量が鍵を越えない限りバックグランド値の総量が約
56Ag&○/mjnに達するまでは測定可能であると
いうことになる。これは試料である酢酸の量にして約Z
婆であり、この点でもまた余裕をもっている。従釆の装
置、では同じ電解液を用いて処理できる試料量は3〜略
であるが、本発明の実施例の装置では測定できる試料量
を上記のごとく増加するという利点をもっている。以上
本発明の実施例の装置は、有機酸に限らず溶媒との副反
応によって水を生成する例えばケトン類「アミン類、シ
ラノール類等の試料中の水分測定にも有効である。以上
本発明のカール。
ばち この場合はバックグランド補正電流lbの最大値
を肋nAとしてあるのでこの耳bによって補正可能なバ
ックグランド値は5磯gH20ノminとなりtまだ余
裕をもっているからである。また「−この測定において
は一回の試料量を1g前後としており一回ごとのバック
グランド値の増加分は平均して2.秋gH20ノmin
‘こしかなっていない。これは終点を得ることができる
小さな値である。一回ごとのバックグランド値の増加分
が15〆gH20/minを越えるのは一回の試料採取
量が6gを越えたときである。したがって、一回の試料
採取量が鍵を越えない限りバックグランド値の総量が約
56Ag&○/mjnに達するまでは測定可能であると
いうことになる。これは試料である酢酸の量にして約Z
婆であり、この点でもまた余裕をもっている。従釆の装
置、では同じ電解液を用いて処理できる試料量は3〜略
であるが、本発明の実施例の装置では測定できる試料量
を上記のごとく増加するという利点をもっている。以上
本発明の実施例の装置は、有機酸に限らず溶媒との副反
応によって水を生成する例えばケトン類「アミン類、シ
ラノール類等の試料中の水分測定にも有効である。以上
本発明のカール。
フィッシャー電量滴定装置はt測定操作が自動的で高能
率に試料中の水分を測定できるという効果が得られる。
率に試料中の水分を測定できるという効果が得られる。
繁亀図は従来のカール8フィッシャー電量滴定装置のブ
ロック線図「第2図は第愚図の検出電極が滴定中に発生
する信号値の時間的変化を示す線図〜第3図は本発明の
一実施例であるカール。 フィッシャー電量滴定装層のブロック線図、第亀図は第
3図の装置の電解電流の変化を示す線図である。亀……
電解電極、2……検出電極、3…・・。 藤定室、亀……対極室「 辱……イオン交換膜、6……
比較回路「 雷…・・俗□御回路」9……定電流電源回
路もIQ…・・・表示回路、22・・・…終点、31・
…・・自動平衡回路「 32……記憶回路、33……加
算回路。オ亀図*2図 オ3図 才4図
ロック線図「第2図は第愚図の検出電極が滴定中に発生
する信号値の時間的変化を示す線図〜第3図は本発明の
一実施例であるカール。 フィッシャー電量滴定装層のブロック線図、第亀図は第
3図の装置の電解電流の変化を示す線図である。亀……
電解電極、2……検出電極、3…・・。 藤定室、亀……対極室「 辱……イオン交換膜、6……
比較回路「 雷…・・俗□御回路」9……定電流電源回
路もIQ…・・・表示回路、22・・・…終点、31・
…・・自動平衡回路「 32……記憶回路、33……加
算回路。オ亀図*2図 オ3図 才4図
Claims (1)
- 1 滴定室の液体中に浸した陽極および上記滴定室とは
イオン交換膜を介して隣接させた対極室の液体中に浸し
た陰極よりなる電解電極と、上記滴定室の液体中に浸し
た検出電極と、この検出電極の発生する信号値を予め設
定した信号値と比較する比較回路と、この比較回路より
の信号によって所定の電解電流を上記電解電極に流通断
続させる条件を定める制御回路と、上記所定の電解電流
を発生する定電流電源回路と、上記電解電流を流通させ
た電解時間を積算表示する表示回路とを備え、上記滴定
室に導入した試料中の水分を分析するカール・フイツシ
ヤー法による電量滴定装置において、上記滴定室の液体
中における副反応等によって生ずる水分を自動的に連続
して消去するバツクグランド補正電流を上記検出電極か
らの信号値が設定終点値と一致させるように上記電解電
極に流すための上記検出電極、上記比較回路、自動平衡
回路および上記電解電極から成る閉回路と、上記バツク
グランド補正電流を記憶する記憶回路と、上記電解電流
に上記バツクグランド補正電流を加算する加算回路と、
この加算回路によって加算され電解電流によって電解を
行ない、かつ、上記電解電流のみを断続させてその電解
時間を積算計測して表示する上記表示回路を有すること
を特徴とするカール・フイツシヤー法による電量滴定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120277A JPS6013143B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | カ−ル・フイツシヤ−法による電量滴定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120277A JPS6013143B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | カ−ル・フイツシヤ−法による電量滴定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5425895A JPS5425895A (en) | 1979-02-27 |
JPS6013143B2 true JPS6013143B2 (ja) | 1985-04-05 |
Family
ID=14019837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9120277A Expired JPS6013143B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | カ−ル・フイツシヤ−法による電量滴定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013143B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5637548A (en) * | 1979-09-05 | 1981-04-11 | Kyoto Denshi Kogyo Kk | Coulometry apparatus |
JPS6484143A (en) * | 1987-09-26 | 1989-03-29 | Hiranuma Sangyo | Method and device for automatic measurement of water |
US6315888B1 (en) | 1998-08-18 | 2001-11-13 | Mitsubishi Chemical Corporation | Method of constant-current polarization voltage and apparatus for Karl-Fischer technique |
-
1977
- 1977-07-29 JP JP9120277A patent/JPS6013143B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5425895A (en) | 1979-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bacarella et al. | The potentiometric measurement of acid dissociation constants and pH in the system methanol-water. pKa values for carboxylic acids and anilinium ions | |
Paabo et al. | Reference buffer solutions for pH measurements in 50% methanol. Dissociation constants of acetic acid and dihydrogen phosphate ion from 10 to 40° | |
EP2995940A1 (en) | Karl fischer titrator and karl fischer titration method | |
CN113267593B (zh) | 定量检测电池内部电解液分布的方法 | |
Ahrland et al. | The complexity of uranium (IV) chloride, bromide and thiocyanate | |
JPS6013143B2 (ja) | カ−ル・フイツシヤ−法による電量滴定装置 | |
Terry et al. | Determination of Technetium by Controlled-Potential Coulometric Titration in Buffered Sodium Tripolyphosphate Medium. | |
Lingane et al. | Quantitative interpretation of the polarographic hydrolysis current of chromic ion | |
Cain et al. | An Electrolytic Resistance Method for Determining Carbon in Steel. | |
Gelb et al. | Polarographic Characteristics and Controlled-Potential Electroreduction of α-Furildioxime1a | |
Dryhurst | Primary products of electrochemical oxidation of uric acid in aqueous and methanolic solution | |
Mather Jr et al. | Coulometric-acidimetric titrations in anhydrous acetic acid | |
Johnson et al. | Coulometric titration of ytterbium (II) and tungsten (II)-tungsten (0) potential in lithium chloride-potassium chloride eutectic melt | |
Yoshimori et al. | The Precise Coulometric Titration of the Acidic Primary Standard using Amperometric End-point Detection | |
Bottelberghs et al. | Diffusion and electromigration in solid Na2WO4 | |
Hammett et al. | Electrolytic Conductance by Proton Jumps: The Transference Number of Barium Bisulfate in the Solvent Sulfuric Acid1 | |
Vajgand et al. | Potentiometric determination of pKA of organic bases in acetone by the application of coulometry | |
US3377256A (en) | Alkali analysis | |
Carpente et al. | The use of HgHg2SO4 reference electrodes in valve-regulated lead/acid cells | |
CN102901764A (zh) | 一种测试二甲基亚砜中微量水分的方法 | |
SU1758537A1 (ru) | Способ кулонометрического титровани марганецсодержащего окислител | |
JP6179727B2 (ja) | カールフィッシャー試薬を使用した水分測定方法 | |
US1657421A (en) | Apparatus for the electrometric determination of hydrogen ion concentration | |
Holmes et al. | Thermal Electroanalysis. Effect of Nonelectroactive Ions | |
Lanza et al. | The determination of copper in silicon by anodic stripping and differential pulse voltammetry |