JPS60130695A - ワイヤロ−プ用保護潤滑組成物 - Google Patents

ワイヤロ−プ用保護潤滑組成物

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JPS60130695A
JPS60130695A JP23624483A JP23624483A JPS60130695A JP S60130695 A JPS60130695 A JP S60130695A JP 23624483 A JP23624483 A JP 23624483A JP 23624483 A JP23624483 A JP 23624483A JP S60130695 A JPS60130695 A JP S60130695A
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JP
Japan
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ropes
lubricity
wire rope
branched
wire
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JP23624483A
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JPS636598B2 (ja
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Seihachi Naganuma
清八 長沼
Yasuo Igarashi
五十嵐 康夫
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HAKKO KOUYU KK
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HAKKO KOUYU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はワイヤローブ用保護潤滑組成物に関するもので
、その目的は優れた潤滑性金有すると共に、ワイヤロー
ブに対し高度の保護性及び化学安定性全具有する組成*
’e提供するものである。
ワイヤロープは鋼索鉄道、索道、鉱山、荷役装置、土建
用機械、橋梁、林業、漁業、船舶用等々各産業分野にお
いて多方面にわたって用いられている。したがって、そ
の目的に応じ種々のものが用いられ、ロープ径も120
mm位のものまであるが、通常は]Omm以上の比較的
大径のものが多いが、この外に最近では、ロープ径が約
4mm1’−1Hの単純な構成のローブとして作られて
いるものもある。例えば自動車用のブレーキケーブル、
コントロールケーブル、などのいわゆる索導管のインナ
ワイヤ、ロープ径が08〜10mm位1での航空機用ロ
ーブ、更には径が06〜6mm位の操作用ローブ、航空
機の標的訓練用の曳航ケーブル等々、比較的細径のロー
ブが自動車、二輪車、航空機、防衛機器等の産業に於て
盛に用いられている。此等のワイヤロープは、他の大径
の一般ロープと異り、ンーブの周りの繰り返し折り曲げ
や索導管内の往復運動、捻り運動など摩擦・摩耗・衝撃
などの運動を1短期間に集中的かつ連続的」に受け易く
、ローブの々命を著しくおびやかし早期断線vc至る。
従ってワイヤロープに対する摩擦・翠耗等を減少ぜしめ
る潤滑性が他の大径一般ロープに比し著(−7く高11
11V′c要求されているのか現状である。この様な苛
酷な条件下に置かれるワイヤロープには、ペトロラタム
やマイクロワックスを主体とした従来の軟固体状のロー
ブグリースでは潤滑性の面で満足できず、その他の工業
用潤滑油やグリースでも到底その要求を満たすことがで
きなかった。特に航空機用ロープに於ては、MIL−W
−1511やMIL−W−834,20という規格によ
り、シープの周り全ロープで所定回数、−50°Cで繰
り返し折り曲げた後ロープの所定の残存強度を要求され
ており、また自動車用インチワイヤーに於ては索導管内
を数十刃口も往復させ、その抵抗のより少い方向へのレ
ベルアップを常に要求されているのが現状である。
この外これ等のロープ全取扱うシステムは雨水の混入、
風雪・砂塵との接触、道路上に蒔いた凍結防止剤の混入
など腐食性の因子に多々遭遇するので保護性が必要であ
り、又ロープをポリエチレンその他合成樹脂などで被覆
される場合もあるので高分子に対して化学的に冒し難い
性状も要するなど、潤滑性の外に保護性や化学的安定性
も必要とされている。
本発明者はこれ等特定のワイヤロープ用として優れた潤
滑性を有シ2、かつ上記の諸要求を満たす潤滑組成物に
ついて鋭意研究した結果、分枝をもつ炭素数12以上で
、好ましくは粘度@40°Cで15センチスト一クス以
上の高級アルコールを基油と17、これにポリメタクリ
レートポリマー(好寸しくに、分子量5〜15万)及び
アルキルアリルスルフォン酸金属塩を助剤としてそれぞ
れ5〜15wt%添加し。
て流動状油ないしはセミグリース状の油剤となしたもの
が前記のような特殊ワイヤロープやケーブル等に対し優
れた潤滑性を付帯し、かつ高度の保護性を有する事実を
確認し、本発明に到達した。
本発明において主剤基油として用いる分枝をもつ高級ア
ルコールは合成法により得られるもので、油脂又はロウ
を原料として製造されついた天然系のものに対し、オレ
フィン炭化水素をチグラー法、オクソ法、ゲルベ法等の
合成反応により製造されるものである。オクソ法はオレ
フィンに一12化炭素と水素によりヒドロホルミ化する
方法で、直鎖と分枝の比i90:10から50 : 5
0とした各種のものが得られており、その場合比較的分
枝の比が高く、直鎖との比が同等になるもの程粘度の高
くなる傾向を有する。一方分枝の多い高級アルコールを
ダイレフ)・に製造する別法としてゲルベ法があり、直
鎖アルコールを三量化して製造することができる。いず
れにしても本発明に用いる場合常温における粘性が高い
根部滑性の点で効果的であり、助剤としての添加剤との
相剰効果もよい等の事実が確認され、これらの点全勘案
すれば、ISO粘度グレード040′Cで15センチス
ト一クス以上のものが好ましい。例えばオキソコール1
80(日量化学社製、O数18.0T−I価200、粘
度114センチストークス@ 40’C)、NJコール
200A(Ci数20、OH価184、粘度32センチ
スト一クス@40°C1新日本理化社製)、ダイヤドー
ル1.35(C数13〜J5、OH価260、粘度15
センチスト一クス@40°C1三菱化成社製)等があげ
られる。いずれも流動点が一10’c以下のものが多く
最低で−50’C以下のものもあり、極低温下のワイヤ
ロープ用としても好適である。いずれにおいても上記分
枝をもつ高級アルコールの大部分が常温で液状であるの
で、ワイヤーに塗油する際常温で容易に滴下又は流下し
て塗油することができるものである。なお炭素(q数が
30を超すものは固形化してくるものがあり、例えば渭
〜1垢範囲の分枝アルコールは融点40°Cのワックス
状であるので逆にこれを上記液状アルコールと組合せる
ことにより、セミグリース状のものとすれば暑熱雰囲気
下のワイヤロープ用として使用することができる。加え
てこれら高級アルコールは鉱油に叱べて高分子への安定
性がよく、例えば7O’Oで押中学70時間ポリエチレ
ンを浸漬させて電歇変化率をみると同粘度の鉱油7〜1
0w+、 %に対し、高級アルコールは3〜5%と大孔
半減した値全示し、ポリエチレン等に被覆される場合に
は有利な結果をもたらす。
次に前記アルコール類の潤滑性金白−1−するには増粘
化する事がより効果的であり、種々混合試験の結果ポリ
メタクリレート、ポリイソプチレ/。
エチレン・プロピレン共重合体等各種の粘度指数向上用
の高分子添加剤の内、特にエステル構造を:もつ高分子
体としてのポリメタクリレ−1・が清解性、効果性、安
定性の各面で最も良い事が認められた。
ポリメタクリレートは分子量2万〜150万と範囲の広
いものであるが、特に5〜15万のものが最も基油に適
合する。添加量は5〜15%の範囲が良く、これより少
すぎると効果がなく、多すぎると溶解性の点で問題が出
て来る。これ等重合体が基油の粘度全只単に向上するに
止まらず、各ワイヤー間の中にあって金属面に粘り強く
吸着し、ワイヤー同士の複雑な摩擦界面に浸み込んで容
易に流去せず油膜面全保持形成する作用がある。
更に基油と重合体両者の混合油の保護性全向上させるも
のとして各種防錆剤の選択実験全行った結果、アルキル
アリルスルフォン酸の金属塩がよい事が判明した。アル
キルアリルスルフォン酸金属塩は大別すると天然の石油
スルフォン酸金属塩と合成アルキルベンゼンスルフォン
酸金属塩とアルキルナフタレンスルフォン酸金属塩とが
あり、合成のものの方が品質一定し、かつ基油との溶解
性もよい、特にアルキルナフタレンスルフォン酸の金属
塩が良く、バリウム、カルシウム塩が好しい。量的には
基油に対し5〜15%でよくこの量より少くても効果が
弱く、多くても保護性が特に向上しない。
以上の二つの助剤としての重合体と防錆剤は前述したよ
うにワイヤ7間に物理的及び化学的によく吸着・接着し
て、ワイヤーの摺動作用により油膜の延性全助長し、油
膜の破断全抑制し基油との相乗効果をあげて結果として
潤滑性全増加させ、かつ防錆力全付帯させる事が出来る
なお、この他上記混合油の緒特性全低下しない限り、市
販の酸化防止剤等全添加する事は可能である。
以下代表的実施例(表−1)及び参考例、比較例(表−
2)並びに試験結果(表−3)を示して本発明の態様及
び作用効果を明らかにする。
なお表中の試験方法は次の通りである。
粘 度: JIS K2283 @40°c (7) 
セフ −y−、<トークス(C5t)で表す。
流動性: JIS K2269 保護性: JIS K2246湿潤試験(A級:発錆な
し、8級:51〜100%発錆の意) 潤滑性:ベカルト式疲労試験機を用いる。即ち保持板に
3個のシーブを予め固定しておき、これにワイヤロープ
破断強度にかけ、ロープの一端は固定し、他端に荷重を
かけてテン7ョンをかける。次に保持板を空圧又は油圧
により左右に往復させるとワイヤロープを固定したまま
三つのシープが強制的に動く事になりワイヤロープに繰
り返し折り曲げ疲労を与えることができる。測定値とし
て疲労ロープが断線する迄の回数をめる。
使用ワイヤロープ:航空索JISG3535、A3号、
7×19、メッキ/普通撚 り、直径476% 使用シープ:直径762% 荷重:ワイヤロープ破断強度の約殉キ 90k17 この条件で油なしのロープは3269回で断線するので
この数値’k 100とし、油を塗ったロープの破断回
数÷3269X 100 =潤滑性として表す。この数
値の大きいもの程ロープの寿命が長い事を示すが、 MIL規格の航空索の潤滑性に合格したり自動車索導管
内のインナワイヤーの潤滑性を満足するにはとの呟が4
50以上を示すことが必要である。
表−1実施例 表中 A:ダイヤt?ドール135、B:オキソコ−ル
1600、C:仝】80、D:ダイヤドール+8(’)
、E :N、Jコール20OA、F:仝240A。
G:仝32−36 表−2参考例、比較例 以上の表で明らかなように■本発明の分枝をもつ高級ア
ルコールを基油とした各実施例は、分枝全もたない直鎖
のみの高級アルコールを基油とした参考例3に比べてそ
の潤滑性がはるかに高い。
■通常のローブグリース(比較例1)、工業用潤滑油(
比較例2と3)等の各油の潤滑性210〜280に比べ
て各実施例の潤滑性は450〜900と大巾に向上する
。■単に分枝アルコールだけでは保護性が全くない参考
例1と2全実施例1.2.4の処方によって全く発錆し
ない程向上させている等々、本発明製品全実際の航空索
やコントロールケーブルに塗布することにより、シビャ
ーな要求を満足する事ができる。
なお本発明の製品は分枝をもつ高級アルコールが基油で
あるので、赤外分光分析にて、アルコール構造の0H伸
縮振動が3600C−1c’近辺に、C0伸縮振動が1
05(h’近辺に強く吸収帯として現れ、また分枝が多
いと710儒’近辺の吸収帯が減少するなどの事より、
本油剤の品質確認が良く、品質統括上にも役立つもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分枝をもつ、炭素数12以上の高級アルコールを基油と
    し、これにポリメタクリレートポリマー及びアルキルア
    リルスルホン酸金属塩全それぞれ5〜15重童係添加し
    たこと全特徴とするワイヤローブ用保護潤滑組成物。
JP23624483A 1983-12-16 1983-12-16 ワイヤロ−プ用保護潤滑組成物 Granted JPS60130695A (ja)

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JP23624483A JPS60130695A (ja) 1983-12-16 1983-12-16 ワイヤロ−プ用保護潤滑組成物

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JPS60130695A true JPS60130695A (ja) 1985-07-12
JPS636598B2 JPS636598B2 (ja) 1988-02-10

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