JPS6012870Y2 - 障害物検出器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動シャッター等の自動開閉装置における安全
装置、特に障害物検出器に関する。

従来一般にこの種の安全装置には、テープスイッチまた
はマイクロスイッチ等の電気スイッチが使用されている
。

しかし、電気接点を有する電気スイッチは接触不良を起
し易く、また腐蝕、摩耗、経年変化等によって、性能が
劣化し、安全装置として信頼性および耐久性に欠けると
いう欠点があった。

本考案は周知の光電素子を利用した障害物検出器に係り
、自動ドア、電動シャッター等の自動開閉装置の開閉部
材の先端部の先端、例えば、シャッターの座板の下面に
、それと平行に光電検知装置の検知光路を設定し、該光
路を合成ゴム等の遮光、可撓性部材で囲繞して障害物当
接部材となし、外部光の影響を排除し、該当接部材が障
害物に当接して変形し、前記光路が遮断されると、前記
光電検知装置が光量の変化を捕えて、障害物の有無を識
別するようにした障害物検出器に係るもので、以下、図
示した実施例に従って本考案を詳細に説明する。

図は本考案に係る電動シャッターの安全装置の概略図で
１はシャッタ一本体、２はその座板、３は該座板の下、
面に固着された弾性ゴム板、４は該弾性板の下面に設定
された光電検知装置の検知光路、５は座板上の発光素子
６から光ファイバー７で該光路の一端部に導かれた投光
端部、８は座板上の発光素子９まで光ファイバー１０で
該光路の他端部から導びかれた受光端部である。

１１は前記弾性ゴム板の下面に固着された中空状の遮光
、可撓性材料からなる障害物当接部材で、前記光路を囲
繞し、その両端部には前記投光端部と受光端部が嵌合し
ている。

ところで、前記光電検知装置は半導体発光素子を断続的
に点滅させるための発振器と、該光の点滅に対応して受
光素子で電気信号に変換して受信されたパルス波を発振
器のそれと比較して判断する識別回路とを具えている。

なお、上述した実施例では発光素子６および受光素子９
は座板２の上面に設けられ、光は光ファイバー７．１０
で検知光路の両端に導びかれているが、本考案はこれに
限られるものではなく、直接該光路の両端にそれらの素
子を設けたり、光フアイバー以外の他の光学的手段で光
を該光路に導びくようにしてもよい。

すなわち、該光路の両端に都度傾斜した合成樹脂反射鏡
を設けたり、また、一方の反射鏡は４５度の傾斜で、他
方の反射鏡を垂直となし、前者の反射鏡の上方にのみ投
受光器を設けるようにしてもよい。

また、それらの反射鏡を出没自在、または回動自在とな
すごともできる。

本考案は以上のように構成されているから、電気接点ｂ
（なく、信頼性の高い障害物検出器を提供することがで
きる。

また、半導体発光素子を用いて所定の周波数で断続的に
発光させるから、障害物当接部材が破損して外部光が検
知光路に入射していること、および障害物検出器が正常
に作動することを遠隔操作で確認することもできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係る。 電動シャッターの一部省略した概略正面図である。 １・・・・・・シャッタ一本体、２・・曲座板、４・曲
・検知光路、５・・・・・・投光端部、計量・受光端部
、１１・・・・・・障害物当接部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動開閉装置の開閉部材１の先端部２の先端に、該先端
   部と平行かつ略々全幅にわたる光電検知装置の検知光路
   ４を設け（該光路を外界から遮光するように囲繞する可
   撓性材料からなる障害物当接部材１１を具えた障害物検
   出器において、前記光電検知装置が半導体発光素子を具
   え、該素子、が所定の間隔で断続的に発光せられること
   を特徴とする障害物検出器。