JPS6011891B2 - インタ−フエロン誘起剤の製造方法 - Google Patents

インタ−フエロン誘起剤の製造方法

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JPS6011891B2
JPS6011891B2 JP54001540A JP154079A JPS6011891B2 JP S6011891 B2 JPS6011891 B2 JP S6011891B2 JP 54001540 A JP54001540 A JP 54001540A JP 154079 A JP154079 A JP 154079A JP S6011891 B2 JPS6011891 B2 JP S6011891B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植物の組織から単離されたインターフェロン(
以下IFという)誘起剤の製法に関する。
本発明は、優れたIF誘起活性を有する物質が、キク科
ヨモギ属に属する各種植物またはその変員の組織に含ま
れ、そしてこの活性物質を簡単に安価に単離することが
できるという知見に塞いている。従って本発明の目的は
、優れたIF譲起活性と低い毒性とをもちかつ簡単に安
価に製造することのできるIF誘起剤の製法を提供する
ことにある。
本発明により、無定形白色状粉末の状態において安定で
IF誘起活性および下記の理化学的特性を有する物質が
提供される。
風 理化学的特性 【1} 元素分析 H:7.4±0.4%、C:45.6±0.4%、N:
13.5±0.4%、P:2.8±0.3%■ 分子量
約10万なし、し約300万(主として約50万なし、
し100万)、〔スビンコ。
モデルE分析用超遠心機(米国べツクマン社製)使用の
超遠心法、アミコン限外炉過機およびXM50、XMI
OOAおよびXM300炉過膜(米国アミコン社製)U
KI0、UK50およびUK200炉過膜(東洋炉紙製
)使用の限外炉過法、およびセフアデックスG−200
(スェーデン国、ファーマシア・ファイン・ケミカルA
B製)使用のゲル炉過法により測定〕糊 融点または分
解点 融点不明確。
約220ooで炭化する。{4’紫外線吸収スペクトル 第1図の通り(0.1NNaOH中で測定したが、水ま
たはINNaOH中でも変化しなかった。
)〔5)赤外線吸収スペクトル 第2図の通り(KBr法) (6} 各種溶剤中の溶解性 水に、溶解し水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化アンモニウム等のアルカリ性水溶液にとくによく熔解
する。
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
アセトソ、クロロホルム、エーテルに鍵溶である。(7
} 呈色反応 ニンヒドリン反応、およびディットマー反応に陽性。
フオリン試薬およびェルソン・モーガン反応に陰性。t
8}性質 酸性 ‘9) 主な化学組成 川アミノ酸 アスパラギン酸 (9.5±0.6%)スレオ
ニン (4.9±0.6%)セリン
(4.7±0.6%)グルタミン酸
(8.4±0.6%)プロリン
(3.1±0.6%)グリシン (10.
2±0.6%)アラニン (11.2±
0.6%)バリン (6.9±0.6
%)イソロイシン (4.6±0.6%)ロ
イシン (7.8±0.6%)チロシン
(徴 量)フエニールアラニン
(2.9±0.6%)リジン (6
.2±0.6%)ヒスチジン (1.8±0
6%)アルギニン (5.3±0.6%)
アンモニア (12.1±0.6%)(鮒
塩酸で11000で4鞠時間減圧下に加水分解後、米国
テクニコン社製、テクニコン・アミノ酸オートアナライ
ザーNC−1型で分析した) 【ロー 糖 検出されない。
(0.1N硫酸で80℃で20分間およびIN硫酸で1
00qCで2時間それぞれ加水分解後、米国テクニコン
社製、テクニコン糖オートアナライザーN−1型で分析
した) 皿 比旋光度 〔Q〕答=730〜十790 平均+76o (濃度0.47%、0.1NNaOH中)‘B} 生物
学的特性 ‘1’『誘起活性 本発明によるIF謎起剤の試料を用いて試験動物の細胞
および血清中にIFを誘起し、その活性を後記試験例記
載の方法で測定した結果は第1表および第2表の通りで
、IF活性が認められた。
第1表 2頭のウサギを用いて、後記試験例記載の方法で得た結
果は第2表の通りで、2頭ともに投与後2時間で最大の
活性に達した。
第2表 (IF活性、ィン・ヒボ法) 投与後採血までの時間(時間) 後記試験例記載の方法により、本発明によるIF誘起剤
の作用で試験物中の体内にIFが誘起されたことが認め
られる。
{21『譲起活性の安定性 本発明によるm誘起剤の試料(各1の9)を水(各1M
)に溶解し、100qoで所定時間または所定温度で1
時間それぞれ加熱した後、各試料の活性を試験例1記載
のィン・ビトロ法に準じて測定した結果は第3表および
第4表の通りであって、本発明による誘起剤は熱に安定
であることが認められた。
第 3 表(IF活性) 60 >100>100 73 <1080 >10
0 >loo 70 く10100 >100>10
0 75 <10(注)加熱時間:1時間第 4
表(IF活性) (注)加熱温度100℃ (3} 急性毒性 オスおよびメスのマウス(ddy系、5週令、体重20
±1の9、各群10匹)を試験動物とした。
生理的食塩水に溶解した本発明によるIF誘起剤を、マ
ウス腹腔内または経口投与した結果、LD5。値は>1
タ′k9(腹腔)および>5タ′kg(経口)であり、
メスとオスとの間に著差はなかった。‘4} 抗腫場活
性 マウス(ddy系、5週令、体重20±1夕、各群10
匹)を試験動物とし、S−180ザルコーマ固型腫湯(
2×2×2肌)またはェーリッヒ腹水がん(2.5×1
ぴ個)をマウスの豚商に移植し、24時間後に本発明に
よるIF誘起剤(0.2の9含有)水溶液を各マウスに
毎日1回経口投与し、14日間続けた。
抗腫湯活性が認められた。上記の特性から、本発明によ
る物質は、アミノ酸、リン酸を主体とする分子量約10
万から約300万(主として約50万から約100万)
の高分子を有し「リン酸を含有する蛋白質の1種である
と思われる。
またこの物質によって動物の体内または試験管内に誘起
された『は、トリプシン(0.08%、370、2時間
)で失活するばかりでなく、動物種特異性とウイルス種
非特異性とを有しているので、本物質は一般に認められ
ているm誘起剤の定義に該当する物質であることが分っ
た。本発明による物質を同機な理化学的および生物学的
特性を有する物質は知られていないから、本物質は新規
物質であり、新規m誘起剤である。
すなわち公知のフイトヘマグルチニン、アメリカヤマゴ
ボウ・マイトジエンおよびコンカナバリンAのような植
物凝集素は公知文献の記載によると、分子量10万以上
の蛋白質で、5600で1時間または6000で5時間
加熱すると、『譲起活性を失なうばかりでなく、これら
のIF誘起活性は非常に弱い。これに対して、本発明に
よるIF誘起剤は、化学組成が異なる点、10000で
数時間加熱しても安定である点、およびIF誘起活性が
高い点等において植物凝集素と区別される。次に当帰の
緩から得られた公知のIF譲起剤はは10万以上の高分
子物質で、10000で1時間加熱しても失活しないが
、その化学組成(ヘキソース48%、ゥロン酸40%、
蛋白質5%)および赤外線吸収スペクトルが異なること
によって、本発明による『誘起剤と区別される。またク
ワの根皮から得られたm誘起剤は、分子量2万以上(主
に6万以上)で1一3結合グルコース(ヘキソース96
%を含む)を主体としているから、本発明によるIF誘
起剤と区別される。
本発明によるIF誘起剤の製造原料であるキク料ヨモギ
属植物に含有されるアルテミゼチン、シネオール、セミ
カルバゾン、1−カンフア−、セスキテルベン類、カル
ジネン類、カリオフィレン類、アルテミシアーケトン、
Qービネン、クミンアルデヒド、ベンタコサン、カビレ
ン、カビロン、サントニン、ツモン、モノギニン、トリ
コサノール、ビタミンA、B、C、D等は、IF誘起活
性を有しない低分子物質で、本発明によるIF誘起剤と
理化学的特性が異なっている。本発明によるIF誘起剤
は、公知の植物の組織から単離されたIF誘起剤よりも
優れたIF譲起活性を有し、動物に経口投与した場合の
急性毒性は非常に低く、抗腫傷活性を有しているので、
ヒトおよび動物における発がん型ウイルスのようなウイ
ルス感染症の予防および治療用として期待される。
本発明による提供されるIF誘起剤の製造方法は、キク
科(Compositae)ヨモギ属(Aれemisi
a)またはその変員に属しかつm誘起活性物質を含有す
る植物の組織から、上記活性物質を抽出し、抽出物から
これを回収することを特徴としている。
本発明の方法に使用される植物は世界各国に豊富に産し
、自然または人工的に突然変異体や雑種のような変員(
Variant)を形成する頭向がある。
各国産の多くのヨモギ属植物およびそれらの変員を本発
明の目的に実用できることがわかった。下記の植物は例
示にすぎない。
ヨモギ(〜temisiaprincepsPamp.
)、カワラョモギ(A.capillarisTh血.
)、ニガヨモギ(Aa戊in比iumL.)、ミブヨモ
ギ(A.maritimaL.)、クラムヨモギ(A.
kmramensisQaz.)、ヤマョモギ(A.m
ontanaPamP.)、ヒメヨモギ(A.fedd
ei Lev.et Van.)、オトコ ヨモギ(A
財ponica Th血.)、イヌョモギ(A.kei
skeanaMiq.)、ヒロハヤマヨモギ(A.st
olniferaKomar.)、ヒトツバヨモギ(A
.monophyllaKitam.)、シロョモギ(
A.stellerianaBess.)、A.vul
鱗risL.、A.abrotanum L.、A.c
ampestris L.、AvalleSiaCa
AIl‐、 A‐m。
linieri Qu舎Z、 Adracunc山uS
L− 、A41udoviciana Nutt.、
Aarb順cula Nutt.、 A.triden
taね Nutt−、 A.mifoj;a Ton.
、 A.caudata Miohx.、 A。ljn
dleyana Bess.、A.frigida W
md.、A.がennisWmd.。ここに例示した植
物は毒性が低い。
ある種のヨモギ属植物の葉および種子がたとえば食用、
薬草、医薬品原料等として長年の間用いられてきたが、
ヨモギ属の組織にIF誘起活性物質が含まれていること
は知られていない。キク科ヨモギ属に属しかつ本発明に
よる活性物質を含む植物のすべての組織を本発明の方法
に用いることができるので、豊富な原料の安価な供給に
何の問題もない。全部の組織を用いることができるが、
根は土を除去するのに手数がかかるので、葉と茎とを用
いるのが実際的である。葉と茎とに含まれた活性成分の
量はほとんど同じである。組織の各部分に含まれる活性
成分の量は、植物の開花前と開花後と著しい変化がない
。新鮮な原料を用いてもよいが、保存上および抽出率の
点から乾燥した原料を用いるのが有利である。
乾燥方法は任意で自然乾燥や熱風乾燥でもよい。使用前
に水洗してもよい。抽出は一般に水で任意温度(たとえ
ば室温から抽出混合物の沸騰まで)行なうことができる
本発明による物質はアルカリ性の水溶液(例、PH7一
10)によく溶けるので、公知の緩衝液や水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルウム、水酸化アンモニウム等を用いて
、抽出時の水のPHを調整するとよい。抽出時間は任意
であるが、室温では通常1−5日である。抽出温度が高
いと抽出時間は短縮される(たとえば45−8び○で、
麓梓下30分から6時間)。本発明の方法によって、植
物の組織に含まれた活性成分の大の部分(場合により9
0%以上)を抽出することができる。しかし抽出温度が
高くなると共に色素のような不必要な成分の抽出量も増
加するので、温度をあまり高くすることは避けねばなら
ない。所望により、抽出時に適当な防腐剤を加えること
もできる。抽出は連続式でもバッチ式でもよい。抽出水
と原料との比は任意である。または、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、ジメチルスルフオ
キシド、アセトンのような親水性有機溶剤の適当な濃度
(たとえば20一80%)で抽出してもよい。この場合
、任意温度(たとえば40一8000)4時間ないし2
日間抽出すればよい。炉過、圧搾または遠心分離のよう
な常法により、抽出液から植物和残澄を除去し、こうし
て得られた抽出液から低分子物質、色素等の不活性成分
を除き、活性成分を回収する。
このための実用的な方法の例は次の通りである。風 本
発明によるIF誘起剤の活性成分は、分子量約10方以
上約300万以下(主として約50万なし・し100万
)の物質を含む部分に存在するから、分画分子量10万
以上の物質を分別できる適当な膜を用いた限外炉過法で
上燈液を処理する。
限外炉過の圧力はたとえば0.1−5k9/c虎とする
ことができる。こうして得られた活性部分を集めて、凍
結乾燥すると褐色の粉末が得られる。
曲 抽出液を所望による減圧下で濃縮し、親水性有機溶
剤(たとえばメタノール、エタノール、ブロパノール、
ブタノール、アセトン等)を抽出液またはその濃縮液に
適当な濃度(たとえば40‐7肋′v%)になるように
加えると、活性成分を含む沈殿物が生じるので、これを
減圧下に乾燥すると、褐色の粉末が得られる。
‘c} 上記の有機溶剤の代わゆこ、塩化アンモニウム
「硫酸アンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムプ
ロミドのようなアンモニウム塩または塩化亜鉛、塩化鋼
のような無機金属塩を適当な濃度(たとえば20−5帆
/v%)になるように加えると、活性成分を含む沈殿物
が生じるので、沈殿物をたとえばセルロースチュューブ
で透析するか、または限外炉過(分画分子量1万の膜)
によって脱塩後乾燥すると、褐色の粉末が得られる。
以上のようにして抽出液を処理することによって、原料
中の活性成分の大部分(場合により90%以上)を回収
することができる。
しかし、得られた乾燥粗粉末中の不活性成分の含有量は
凶の方法が最低である。また凶の方法は操作が簡単で費
用が安く短時間に行なうことができる。しかも■の方法
で得られた粗粉末を動物に多量に経口投与しても著しい
副作用は認められないことがわかった。次に、この粗粉
末を、たとえばゲル炉過剤またはイオン交換剤を用いる
カラムクロマトグラフィーのような常法によって精製す
る。
ゲル炉過剤を用いた場合は適当な緩衝液で溶出してもよ
いが、通常は水で熔出すればよい。イオン交換剤を用い
た場合は適当な緩衝液で溶出する。実用的なゲル炉過剤
の例は「セフアデックスG50からG−200まで、セ
フアローズ波から服まで、セフアクリルS一200また
はS−300(スエーデン国、ファーマシア・ファイン
・ケミカルAB製)、バイオゲルP−30力)らP−3
00まで、バイオゲルA(米国、バイオラード・ラボラ
トリース製)、サガバツク(英国、セラバツク・ラボラ
トリース製)等である。イオン交換剤の実用的な例は、
DEAEセフアデツクスA−25およびA−50(CI
‐型)、QAEセフアデツクスA−25およびA−50
(CI‐型)、CMセフアデツクスC−25およびC−
50(Na+型)、SPセフアデックスC−25および
C−50(Na+型)、DEAEセフアセル(CI‐型
)、DEAEセファロースCL−服(CI‐型)、CM
セファロースCL−曲(Na十型)(スェーデン国、フ
ァーマシア・ファイン・ケミカルAB製)等である。適
当なアニオンまたはカチオンィオン交換セルロースを用
いて粗粉末を精製することもできる。
こうして得られた物は、多少の不純物を含んでいるが、
IF誘起剤として実用することができる。所望により、
上記の精製工程を組合わせることによって、不純物をさ
らに除去することもできる。実施例 1 乾燥したヨモギの葉(lk9)を水洗した後、水(20
〆)中に常温で3日間放置することにより抽出し、これ
を遠心処理(600比.p.m.、20分間)して、抽
出液と残澄に分け、残経を水(各各5そ))で2回洗浄
し、洗液を抽出液に合わせた。
こうして得られた抽出液をUD−6型限外炉過器(バイ
オェジニアリングK.Kへ東京)で、UK200限外炉
過膜(分画分子量20万、東洋炉紙社製)を用いて限外
炉遇した(圧力3は/c椎)。残留物を集めて凍結乾燥
し、褐色粉末(19.676夕)を得た。この粉末(1
.5夕)を水(5の‘)に溶解し、その水溶液をセフア
デックスG−200(ファーマシア・ファイン・ケミカ
ルAB、スェーヂン国)を充填したカラム(4.5×7
0肌)に添加し、水(600の‘)で熔出し、溶出液を
各3地の区分に分け、27番から6坊蚤までの区分を合
わせて凍結乾燥し、白色状粉末(220の9)を得た。
さらに精製するために、この粉末(100脚)を0.0
1Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.0、1=0.01)
(5羽)に溶解し、DEAEセフアデツクスA−50(
フアーマシア・ファイン・ケミカルAB、スェーデン国
)を充填したカラム(2.5×70伽)に添加し、0.
1Mトリス−塩酸緩衝液(pH9.0、0.9の食塩を
含む、300机上)で溶出し、溶出液を各3の‘の区分
に分け、15蚤から3抗爵までの区分を合わせた。この
溶液を脱塩後、凍結乾燥し、不定形な白色状粉末(62
.7m9)を得た。このものの理化学的および生物学的
特性は前記の通りである。これを第1の白色状粉末と比
べると、IF誘起活性はおよそ同じであるが、不純物の
量が減少した。高純度であることや超遠心法および霞気
泳動によって確認された。比較のために各工程で得られ
た物質のm誘起活性を後記試験例1記載のィン・ビトロ
法で測定した結果は次表の通りであった。
第5表 IF活性 ゲル源過後>100>100 93 イオン交換後>100 >100 >100実施例 2
乾燥したカワラョモギの葉(lk9)を水洗した後、こ
れに水20そを加え室温に2時間放置後、IN水酸化ナ
トリウムを加えてPHを8.5に調整した。
次にこれを6500で2時間加温抽出した。その後、実
施例1の方法に準じて精製した。この精製物(60.2
の9)の理化学的および生物学的特性は、実施例1によ
って得られたものの特性と大差はなかった。
実施例 3−26 第6表に示した乾燥した植物の葉、茎および種子を実施
例1記載の方法り準じて雲別々に処理し、すべての実施
例の第2工程で得られた産物を後記試験例1記載の方法
(ィン・ビトロ法)によって、『誘起活性を測定した。
結果を第6表に示す。得られた各産物の理化学的および
生物学的特性は実施例1の方法で得られた産物のものと
実質的に同一であった。
第6表 試験例 1 IF誘起剤によるIF誘起の方法およびIF活性の測定
(参考本蔵:Y.Kojima、Kitasato〜c
h.、EがへMedへ43:35、1970)【a}
ィン・ビトロ法によるmの誘起方法ウサギ(体重約lk
9、ニュージーランドホワイト種、SPF)を全採血し
て殺し、賭臓、骨髄およびリンパ節細胞を採取し、混合
細胞107/叫を含む細胞浮遊液をつくり、各浮遊液区
分(1肌【)に、本発明の実施例1記載の方法で得られ
たIF誘起剤10、1、0.1、0.01Aタ′地をそ
れぞれ加え、25こ0で24時間培養後、各培養液を遠
心処理してその上燈液をとり、m活性測定用に供した。
‘b’イン・ビボ法によるび議蓬方法 実施例1記載の方法で得られたm誘起剤の水溶液(50
0仏夕/叫)2私をウサギ(体重約lk9、ニュージー
ランドホワイト種、SPF)の耳静脈に注射し、1、2
、4、6時間後に採血(2の‘)し、その血清をIF活
性測定用に供L.た。
{c}『活性の測定 上記{a}、‘b)法ともに、産生されたIF活性の測
定は、ウサギ腎株化細胞(RK−13)を用いた50%
ブラック半減法で行なわれる。
まず予めシャーレに準備しておいた上誌細胞の単層培養
上に、上記【幻、‘b}法で得られた適当に稀釈した『
試料溶液を加37℃で1夜培養後、水庖性口内炎ウイル
ス(Vesic山arstomatitisvir瓜)
を攻撃用ウイルスとし、そのブラックの減少率を指標と
してIF活性を測定した。なお『活性の単位はIF無処
置細胞におけるブラック数の50%を示す稀釈の逆数と
して表現される。誌験例 2m誘起剤であることの証明
方法 上記{a}、【b}の方法で産生されたIF試料は、同
動物種のウサギRK−1粉細胞上で水泡性口内炎ウイル
スの増殖を抑制する他、ワクシニアウィルス(Vacc
iniavims)の増殖も抑制するが、動物種の異な
るマウスのL細胞では水庖性口内炎ウイルスの増殖を抑
制しない。
また0.08%トリプシンを370で2岬時間作用させ
るとそのm活性は失活する。試験例 3 雷気泳動 蚕気泳動は東洋科学産業(株)製(東京)の装置(AE
−Z型)を用い、厚さ3肋のポリアクリルアマィドゲル
のプレートと0.3Mホウ酸緩衝液(pH8.4)とを
用いて行なった。
その結果、単一のバンドを示し、露気泳動的に本発明の
物質が均一であることが認められた。図面の簡単な説明
第1図は、本発明による物質の紫外線吸収スペクトル、
第2図は赤外線吸収スペクトルを示す。
第1図第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 キク科(Compositae)ヨモギ属(Art
    emisia)に属しかつインターフエロン誘起活性物
    質を含有する植物またはその変員の組織から上記活性物
    質を抽出し、抽出物からこれを回収することを特徴とす
    るインターフエロン誘起剤の製法。 2 抽出液に親水性有機溶剤を加えることにより活性物
    質を回収する特許請求の範囲第1項による方法。 3 抽出液にアンモニウム塩または無機金属塩を加える
    ことにより活性物質を回収する特許請求の範囲第1項に
    よる方法。 4 水性抽出液から限外濾過によつて活性物質を回収す
    る特許請求の範囲第1項による方法。
JP54001540A 1979-01-10 1979-01-10 インタ−フエロン誘起剤の製造方法 Expired JPS6011891B2 (ja)

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