JPS60117925A - 高周波ブ−スタ・変調器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ＶＴＲに記録された映像信号及び音声信号を
テレビジョン受像機で再往する為に高周波信号に変調す
る高周波変調部とアンテナ或いはＣＡＴＶ用ケーブルか
ら供給されるテレビジョン信号を増幅してＶＴＲ及びテ
レビジョン受像機に分配するブースタ部とを一体化して
なる高周波ブースタ・変調器の改良に関する。

従来技術と問題点 第１図は一般的な高周婢ブースタ・変調器の要部ブロッ
ク図である。

図に於いて、ＢＴはブースタ部、ＭＤは高周波変調部、
ＴＩはアンテナ或いはＣＡＴＶケーブルに接続されるテ
レビジョン信号入力端子、Ｔ２はＶＴＲからの映像信号
が入力される映像信号入力端子、Ｔ３はＶＴＲからの音
声信号が入力される音声信号入力端子、Ｔ４は十Ｂ電源
入ノ】端子、Ｔ５はＶＴＲに内蔵され且つ所望の記録す
べきチャネルを選択するＶＴＲチューナに接続される接
続端子、Ｔ６はテレビジョン受像機に接続される高周波
出力端子、１は全テレビジョン放送帯域をカバーするフ
ィルタ回路、２Ａ、２Ｂ、２Ｇ、２Ｄ。

２Ｂ、２Ｆは増幅器、３はクランプ回路、４は変調器・
ミキサ、５はアッテネータ、６はバイアス・コントロー
ル回路、７は音声信号変調器、８は音声信号変調器７の
中心周波数を決定する同調回路、９は定電圧回路、１０
は搬送波発振回路をそれぞれ示している。尚、破線で囲
まれた部分は集積回路化されていることを表している。

この高周波ブースタ・変調器に於いて、テレビジョン信
号入力端子Ｔ１に入力されたテレビジョン信号は、当該
映像機器の仕向は国に於ける放送事情に対応して選択さ
れたフィルタ回路１に注入され、次いで、増幅器２Ａ等
で増幅され、その増幅されたテレビジョン信号はＶＴＲ
チューナへの接続端子Ｔ５と高周波出力端子Ｔ６とに分
配されるようになっている。また、映像信号入力端子Ｔ
２に人力された映像信号はクランプ回路３を経て変調器
・ミキサ４に注入され、搬送波発振器ＩＯからの搬送波
で変調される。更にまた、音声信号入力端子に人力され
た音声信号は増幅器２Ｅで増幅され、その増幅された音
声信号は同調回路８に依って定められた周波数を中心周
波数とする音声信号変調器７に加えられて周波数変調（
ＦＭ）され、次いで、その周波数変調された音声信号は
変調器・ミキサ４に注入され、ここで、映像変調信号と
ミキシングされ、搬送波に映像信号と音声信号を重畳し
て通常のテレビジョン信号にしてから、アッテネータ５
及び増幅器２Ｆを介して高周波出力端子Ｔ６へ送出され
るようになっている。尚、バイアス・コントロール回路
６は、変調器・ミキサ４に於ける変調状態が最適化され
るようにバイアス電圧を供給する役割を果している。ま
た、前記説明では、音声信号変調器７に於いて音声信号
を変調する形式として周波数変調を例示したが、これは
、振幅変調が必要とされる場合があることは云うまでも
ない。

第２図は第１図に示した高周波ブースタ・変調器に於け
る一部、即ち、同調回路８の近傍を具体化して表した要
部回路図であり、第１図に関して説明した部分と同部分
は同記号で指示しである。

図に於いて、２Ｅ’は増幅器２Ｅの出力側に結ばれる接
続点、４Ｃは変調器・ミキサ４に結ばれる接続点、７は
音声発振・変調器、８は同調回路、１１は同調容量、１
２は１次側同調コイル、１３は２次側同調コイルをそれ
ぞれ示している。

この回路に於いて、同調容量１１及び１次側同調コイル
１２に依り中心周波数が決定される音声信号変調器７に
注入された音声信号は、そこで、周波数変調される。周
波数変調する際の中心周波数は各国に於ける放送事情に
依って異なり、仕向は国に対応した周波数になっている
。

第３図は第１図に示した高周波ブースタ・変調器に於け
る一部、即ち、フィルタ回路ｌの近傍を具体化して表し
た要部回路図であり、第１図に関して説明した部分と同
部分は同記号で指示しである。

図に於いて、２Ａ’は増幅器２Ａの入力側に結ばれる接
続点を示している。

ここに示されたフィルタ回路ｌは、各国に於けるテレビ
ジョン放送される全帯域、例えば、独国のＵＨＦ帯であ
れば４７４〜８５８　（Ｍｌｌｚ）の帯域幅のフィルタ
構成を採っている。

ところで、テレビジョンの放送方式は、国に依って様々
な種類を採用している。従って、ＶＴＲ信号を生成する
為の映像信号及び音声信号を変調する高周波変調部、ま
た、テレビジョン信号を増幅する為の高周波ブースタ部
に含まれるフィルタ回路等は、その放送方式に応じて適
宜選択されている。

例えば、ヨーロッパ等、隣接する国々が多い地域では、
隣国の異なる放送方式の放送を受信する場合、或いは、
他国へ映像機器を運んで使用する場合等に於いては、そ
の都度、高周波変調部、高周波ブースタ部の入れ換えが
必要になり、使用者は大変な不便を強いられる。また、
多数の放送方式の放送を受信しようとする場合には、そ
れに対応する高周波ブースタ・変調器を全て購入しなけ
ればならず、その経済的負担はかなりのものとなる。

発明の目的 本発明は、ＶＴＲ等の映像機器で放送方式を異にする放
送を受信する場合に於いて、該放送方式に対応する交換
を必要とすることなく当該放送を受信することができる
高周波ブースタ・変調器を提供する。

発明の構成 本発明の高周波ブースタ・変調器は、収容体内に配設さ
れ複数のそれぞれ放送方式を異なるのに対応して高周波
変調された音声信号の中心周波数を選択的に変更し得る
同調回路を有してなる高周波変調部と、前記収容体内に
配設され複数のそれぞれ異なるフィルタ特性をもつフィ
ルタ部を有してなる高周波ブースタ部と、前記収容体に
設けられ少なくとも前記複数のそれぞれ放送方式が異な
るのに対応して高周波変調された音声信号の中心周波数
を選択的に変更し得る同調回路の同調周波数を電子的或
いはメカニカルに切り換える手段とを備えてなる構成に
なっていて、放送方式を異にする放送を受信する場合に
は、その放送方式に適合する同調回路及びフィルタ部を
切り換え選択する。

発明の実施例 第４図は本発明一実施例に於ける高周波変調部の要部回
路図であり、第１図乃至第３図に関して説明した部分と
同部分は同記号で指示しである。

図に於いて、１゛７は十Ｂ電源人ノｊ端子、１４は切り
換え用１次側コイル、１５Ａはスイッチング用ダイオー
ド、１６は電子４切り換え回路、１６Ａ。

１６Ｂは抵抗、１　’６　Ｃはコンデンサ、１６Ｄはダ
イオードをそれぞれ示している。

第５図は第４図に関して説明した高周波変調部と組み合
わせて用いられる高周波ブースタ部の要部回路図であり
、第１図乃至第４図に関して説明した部分と同部分は同
記号で指示しである。

図に於いて、１７及び１８はフィルタ特性を異にするフ
ィルタ部（ブロック・フィルタ）をそれぞれ示している
。尚、この高周波ブースタ部では、スイッチング用ダイ
オード１５Ｂに、常時、５（Ｖ）程度のバイアス電圧を
印加し、スイッチング・ダイオード１５Ｃに電子切り換
え回路１６の出力を印加するようにし、スイッチング・
ダイオード１５Ｂ及び１５Ｇをオン・オフ制御するよう
にしている。尚、電子切り換え回路１６の出力電圧は例
えば１０（Ｖ）程度である。

第４図に示した高周波変調部及び第５図に示した高周波
ブースタ部の動作について説明する。

従来の高周波変調部に於ける場合と同様に、第４図に於
ける音声信号変調器７に注入された音声信号は、そこで
、周波数変調され、そして、電子切り換え回路１６がオ
フ、即ち、スイッチング電源入力端子Ｔ７にスイッチン
グ電圧が無印加である場合、スイッチング・ダイオード
１５Ａがオフ状態となって同調容量１１と１次側同調コ
イル１２とで決定される第１の放送方式に於ける周波数
変調音声信号の中心周波数ｆ１が決定される。

これと同時に第５図に示した回路に於いても電子切り換
え回路１６がオフ、即ち、スイッチング電源入力端子Ｔ
７にスイッチング電圧が無印加である場合、スイッチン
グ・ダイオード１５Ｂを順方向バイアスした電圧がスイ
ッチング・ダイオード１５Ｇを逆方向バイアスし、スイ
ッチング・ダイオード１５Ｂのみがオンとなり、第１の
放送方式を受信するのに必要なフィルタ部１７にテレビ
ジョン信号が入力される。

前記説明の場合とは逆に第４図に於ける電子切り換え回
路１６がオン、即ち、スイッチング電源入力端子Ｔ７に
スイッチング電圧が印加された場合、スイッチング・ダ
イオード１５Ａがオン状態となって同調容量１１と１次
側同調コイル１２とに対して切り換え用１次側コイル１
４が接続され、音声信号変調器７に音声信号が注入され
、そこで周波数変調された音声信号の中心周波数が同調
容量１１、切り換え用１次側コイル１４及び１次側同調
コイル１２で決定され、第２の放送方式に於ける周波数
変調音声信号の中心周波数ｆ２が決定される。

これと同時に第５図に示した回路に於いても電子切り換
え回路１６がオン、即ち、スイッチング電源入力端子Ｔ
７にスイッチング電圧が印加された場合、スイッチング
・ダイオード１５Ｃを順方向バイアスした電圧がスイッ
チング・ダイオード１５Ｂに於けるカソードの電圧より
高いので、そのスイッチング・ダイオード１５Ｂはオフ
となり、第２の放送方式を受信するのに必要なフィルタ
部１８にテレビジョン信号が入力される。

第６図は高周波ブースタ部に関する他の実施例を表す要
部ブロック図であり、第１図乃至第５図に関して説明し
た部分と同部分は同記号で指示しである。

図に於いて、１９はメカニカル・スイッチを示している
。

この実施例は、スイッチング・ダイオードの代わりにメ
カニカル・スイッチを用いることに依りフィルタ１７及
び１８を切り換えるものである。

尚、これと同様に同調回路８に於いてもスイッチング・
ダイオード１５Ａの代わりにメカニカル・スイッチを用
いることも可能であり、そのようにすると、コスト的に
有利になる。

発明の効果 本発明の高周波ブースタ・変調器は、収容体内に配設さ
れ複数のそれぞれ放送方式が異なるのに対応して高周波
変調された音声信号の中心周波数を選択的に変更し得る
同調回路を有してなる高周波変調部と前記収容体内に配
設され複数のそれぞれ異なるフィルタ特性をもつフィル
タ部を有してなる高周波ブースタ部と、前記収容体に設
けられ少なくとも前記複数のそれぞれ放送方式が異なる
のに対応して高周波変調された音声信号の中心周波数を
選択的に変更し得る同調回路の同調周波数を電子的或い
はメカニカルに切り換える手段とを備えてなる構成にな
っているので、高周波ブースタ・変調器の発振周波数及
びフィルタ特性を同時或いは個別に選択することでき、
例えば、ＶＴＲで放送方式を異にする放送（ＰＡＬ　Ｃ
Ｃ’ｌＲ／Ｇ或いはＰＡＬ　ＣＣＩＲ／１など）を受信
する場合でも、その都度、高周波ブースタ・変調器を交
換する必要はなく、単に前記電源入力端子に十Ｂ電圧を
印加する等の簡単な操作のみで済むものである。また、
多数の放送方式の放送を受信する場合でも１個の高周波
ブースタ・変調器があれば良いので経済的負担が軽減さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は通常の高周波ブースタ・変調器の要部ブロック
図、第２図は従来の高周波変調部の要部回路図、第３図
は従来の高周波ブースタ部の要部回路図、第４図は本発
明に於ける高周波変調部の一実施例を表す要部回路図、
第５図は本発明に於ける高周波ブースタ部の一実施例を
表す要部回路図、第６図は本発明に於ける高周波ブース
タ部の他の実施例を表す要部ブロック図である。 図に於いて、ＢＴは高周波ブースタ部、ＭＤは高周波変
調部、Ｔ１はテレビジョン信号入力端子、Ｔ２は映像信
号入力端子、Ｔ３は音声信号入力端子、Ｔ４は十Ｂ電源
入力端子、Ｔ５はＶＴＲチューナへの接続端子、Ｔ６は
高周波出力端子、Ｔ７は十Ｂ電源入力端子、１はフィル
タ回路、２Ａ。 ２Ｂ、２Ｃ，２Ｄ、２Ｅ、２Ｆは増幅器、３はクランプ
回路、４は変調器、５はアッテネータ、６はバイアス・
コントロール回路、７は音声発振・変調器、８は同調回
路、９は定電圧回路、ｌｏは搬送波発振回路、１１は同
調容量、１２は１次側同調コイル、１３は２次側同調コ
イル、１４は切り換え用１次側コイル、１５はスイッチ
ング用ダイオード、１６は電子切り換え回路、１６Ａ。 １６Ｂは抵抗、１６Ｃはコンデンサ、１６Ｄはダイオー
ド、１７及び１８はフィルタ特性を異にするフィルタ部
、１９はメカニカル・スイッチである。 特許出願人　アルプス電気株式会社 代理人弁理士　相　谷　昭　司 代理人弁理士　渡　邊　弘　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 収容体内に配設され複数のそれぞれ放送方式が異なるの
   に対応して高周波変調された音声信号の中心周波数を選
   択的に変更し得る同調回路を有してなる高周波変調部と
   、前記収容体内に配設され複数のそれぞれ異なるフィル
   タ特性をもつフィルタ部を有してなる高周波ブースタ部
   と、前記収容体に設けられ少なくとも前記複数のそれぞ
   れ放送方式が異なるのに対応して高周波変調された音声
   信号の中心周波数を選択的に変更し得る同調回路の同調
   周波数を切り換える手段とを備えてなることを特徴とす
   る高周波ブースタ・変調器。