JPS6011237Y2

JPS6011237Y2 - 床下収納装置

Info

Publication number: JPS6011237Y2
Application number: JP1979054190U
Authority: JP
Inventors: 博光中
Original assignee: 株式会社ナカ技術研究所
Priority date: 1979-04-24
Filing date: 1979-04-24
Publication date: 1985-04-15
Also published as: JPS55154238U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、例えば、家屋の床下空間を利用して野菜、
果物、穀物、飲料類あるいは燃料類等を収納する床下収
納装置に関するもので、その目的とするところは、少な
い部材で簡単に設置できるようにしたものである。

従来、この種の床下収納装置には、床部に設けた開口と
、この開口を開閉する蓋体と、開口と連通ずる床下空間
内に配設され、かつ、その上方開口部が開口に連通ずる
収納ケースとから成るものが公知である。

しかしながら、一般・には収納ケースはその収容量を多
くするため床部開口よりも大きく形成されているものが
多く、そのため既存の床部に新たに床下収納装置を設置
する場合にはその取り付けが極めて面倒となり、取り付
は部域外の床部をも改装しなければならないという不都
合があった。

また、収納ケースは通気性を良くするために、特に側壁
部に多数の通気孔を設けるなどの加工上の手間がかかつ
ていた。

更に、収納ケースの大きさく特に幅寸法）によってこの
収納ケース内に収納される物品の大きさが限定されるな
どの欠点があった。

この考案は上記事情に鑑みなされたもので、より多くの
物品並びに比較的大きな物品を収納することができると
ともに、なるべく少ない部材で簡単に設置でき、かつ、
通気部を十分に取れるようにした床下収納装置を提供し
ようとするものである。

以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図はこの考案の第一実施例を示す一部断
面斜視図及び側面図であって、図中、１は床部Ａに設け
られた方形状の開口部、２はこの開口部１内に嵌装され
る外枠で、その上端部には床部上面Ａ′に係合する外向
きフランジ２ａが突設され、また、下端部には開口部内
に向う水平部２ｂと、この水平部２ｂの先端から垂直に
起立する起立縁２ｃとから戒る内向きフランジ２ｄが開
口部１の下部に形成された木枠Ｂ上に設けられている。

３は蓋体であって、蓋体基部３ａの周辺に前記外枠２と
嵌合する内枠３ｂを有して、開口部１を開閉し得るよう
になっている。

なお、蓋体３を開口部１内に嵌入して開口部１を閉塞す
る場合に床上部と床下空間Ｃとの空気の流通を遮断する
必要があるので、蓋体３の内枠３ｂと外枠２の内向きフ
ランジ２ｄとの間に形成される空隙部４を充填するバッ
キング５を内枠３ｂあるいは外枠２のいずれか一方（図
面では外枠２）に取り付けである。

また、６は吊持杆であって、この場合、アングル材で形
威されており、その上端部が開口部１の下部に位置する
木枠Ｂの隅角部に、例えば、ねじあるいはくぎ等の固定
具７で固定されて床下空間Ｃに向って垂下され、その下
端部には受は板８がほぼ水平状態に取り付けられている
。

勿論、吊持杆６を木枠Ｂの隅角部以外の箇所に取り付け
てもよい。

受は板８はその周辺に起立縁８′を突設して戒り、前記
開口部１から挿入される、例えば大型のポリ容器あるい
はビールびんケース等の物品りを出し入れ可能に載置す
るようになっている。

この場合、受は板８の起立縁８′と吊持杆６の下端部と
ねじ９によって連結して、受は板８の取り付けを行って
いる。

第３図ないし第６図はこの考案の第二実施例を示すもの
で、受は板８の上下調節を可能にした場合である。

すなわち、第３図に示すように、丸棒あるいはパイプ等
で形威される吊持杆６“の上端部及び下端部にそれぞれ
ねじ部６ａを形威し、上端部を木枠Ｂの内面に嵌接され
た取り付は枠１２の内向きフランジ１２′にナツト１３
．１３で固定するとともに、下端部を受は板８に設けた
透孔８ａあるいは切り欠き（図示せず）を貫通して同様
にナツト１３．１３で固定することによって受は板８の
上下調節を行うか、あるいは第４図に示すように、吊持
杆６の上端部にこの吊持杆６の長手方向に沿って適宜間
隔を有する複数の取り付は孔６ｂ、６ｂ・・・・・・を
設け、取り付けに当ってこれら取り付は孔６ｂの任意の
部分を木枠Ｂあるいは第５図に示すような木枠Ｂに装着
した補助ブラケット１４にねじ止めすることにより受は
板８の上下調節を行うことができる。

また、第６図に示すように、吊持杆６の下端部にこの吊
持杆６の長手方向に沿って適宜間隔を有する複数の取り
付は孔６ｃ、６ｃ・・・・・・を設け、これら取り付は
孔６Ｃの任意の部分に受は板８をねじ止めすることによ
って受は板８の上下調節を行うこともできる。

なお、上記実施例ではいずれも吊持杆６の上端部を木枠
Ｂあるいは木枠Ｂに装着される補助ブラケット１４等に
ねじあるいはくぎ等で固定する場合を説明しであるが、
その取り付は態様は限定されるものではなく、例えば、
第７図に示すように、外枠２の起立縁２ｃと係合するフ
ック部６ｄを吊持杆６に設けて、起立縁２ｃとフック部
６ｄとを係合させてもよく、あるいは、第８図に示すよ
うに、吊持杆６の上端を折曲して保合片６ｅを形威し、
この係合片６ｅを外枠２の水平部２ｂと係合させるよう
にしてもよい。

以上に説明したように、この考案の床下収納装置は、床
部Ａに設けた開口部１と連通ずる床下空間Ｃの開口部直
下位置に、この開口部１に一端が連結する複数の吊持杆
６，６“又は６″を垂下し、これら吊持杆６，６′又は
６″の下端部に物品りを出し入れ可能に載置する受は板
８を取り付けて戒るため、従来のこの種の床下収納装置
に比べて構成部材を極めて少なくすることができ、また
、受は板８の周辺が開口状となっているので、この受は
板８に収納される物品を受は板８の周辺より突出させて
収納することができ、従来のもののように収納ケースの
大きさに限定されることがなく、比較的長い物品も収納
することができ、また、受は板８の周辺に位置して収納
される物品を受は板８より突出させて収納できるので、
限られたスペースにより多くの物品を収納することがで
きる。

更に、設置作業を容易に行うことができるなどの優れた
効果を有する上、開口部１から挿入されて受は板８上に
載置される物品りは収納状態において床下空間Ｃに露出
されるため、別に通気手段を設ける必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の第一実施例を示す一部断面斜視図、
第２図は側断面図、第３図ないし第６図はこの考案の第
二実施例を示すもので、第３図及び第４図はそれぞれ別
の態様を示す側断面図、第５図は第４図の別の態様を示
す要部断面図、第６図はこの考案における受は板と吊持
杆との取り付は態様を示す要部断面図、第７図及び第８
図はこの考案における吊持杆の別の取り付は態様を示す
要部断面図である。１・・・・・・開口部、２・・・・・・外枠、２ａ・・
・・・・外向きフランジ、２ｂ・・・・・・水平部、２
ｃ・・・・・・起立縁、２ｄ・・・・・・内向きフラン
ジ、３・・・・・・蓋体、３ａ・・・・・・基部、３ｂ
・・・・・・内枠、４・・・・・・空隙部、５・・・・
・・バッキング、６．６’、６’・・・・・・吊持杆、
６ａ・・・・・・ねじ部、６ｂ、６ｃ・・・・・・取り
付は孔、６ｄ・・・・・・フック部、６ｅ・・・・・・
係合片、７・・・・・・固定具、８・・・・・・受は板
、８′・・・・・・起立縁、８ａ・・・・・・透孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

床部に設けた開口部に、この開口部を開閉する蓋体を装
着し、この開口部と連通ずる床下空間の開口部直下位置
に、この開口部に一端が連結する複数の吊持杆を垂下す
るとともに、これら吊持杆の下端部に物品を出し入れ可
能に載置する受は板を取り付けて成る床下収納装置。