JPS6011070Y2 - 分解炉 - Google Patents

分解炉

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Publication number
JPS6011070Y2
JPS6011070Y2 JP17515280U JP17515280U JPS6011070Y2 JP S6011070 Y2 JPS6011070 Y2 JP S6011070Y2 JP 17515280 U JP17515280 U JP 17515280U JP 17515280 U JP17515280 U JP 17515280U JP S6011070 Y2 JPS6011070 Y2 JP S6011070Y2
Authority
JP
Japan
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section
evaporation
heat transfer
decomposition furnace
radiant heat
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Expired
Application number
JP17515280U
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English (en)
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JPS5799733U (ja
Inventor
龍雄 熊谷
雅敏 駒井
麗逸 内田
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は2塩化エチレン(EDC)の分解炉に関する。
従来、2塩化エチレンの分解炉(以下、単に分解炉と称
す)において、入口より流入した液体状の2塩化エチレ
ンは一流路の中を流下しながら、予熱→蒸発→過熱→熱
分解(反応)という過程を経て輻射伝熱部出口から炉外
に出て行く。
そして分解炉の予熱部はその上部に設置された加熱管群
で輻射伝熱部からの燃焼排ガスを利用して、主に対流伝
熱により、予熱される構造であり、また分解炉の蒸発部
以降の過程は、輻射伝熱部に設置された加熱管群でラジ
アントウオールバーナを使用した燃料の燃焼ガスからの
、主に輻射伝熱により、蒸発・過熱・熱分解を行なわせ
る構造である。
従って、蒸発部以降の加熱管にコーキングが発生し、通
常運転時及びデコーキング操作時に蒸発部以降の輻射部
加熱管は高温となるため、高級材料を多く使用しなけれ
ばならなかった。
そこで、本考案は2塩化エチレンの分解炉において、コ
ーキングの発生が激しい蒸発部を輻射伝熱部から別置し
、かつ、自然循環型とすることにより管内液流速を高め
蒸発部におけるコーキングの発生を防止して、その使用
材料を低価なものにすることができる分解炉を提供する
ものである。
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づき説明
する。
1は本考案に係る分解炉である。2は輻射伝熱部で、燃
焼室3と、該燃焼室3に配置された加熱管4と、燃焼室
3の炉壁5に設けられた複数個のラジアントウオールバ
ーナ6とから構成されている。
そして、7は輻射伝熱部2の後方に設けられた蒸発部で
、上記輻射伝熱部2からの燃焼排ガスを連通室8を介し
て導く蒸発室9と、該蒸発室9に配置された蒸発管10
とから構成されている。
上記蒸発管10は三胴式自然循環型で、輻射伝熱部2か
らの燃焼排ガスで加熱される上昇管と、非加熱の下降管
とから構成されている。
なお、11は蒸発室9内下部に設けられた液ドラム、1
2は蒸発室9上方に設けられた気液ドラムである。
そして、13は上記蒸発部7の上方に設けられた予熱部
で、上記蒸発室9に連通された予熱室14と、該予熱室
14内に配置された予熱管15とから構成されている。
更に、予熱室14の上部は誘引送風機16を介して煙突
17に連通されている。
18は輻射伝熱部2の加熱管をデコーキングする場合の
燃焼排ガスを上記煙突17にバイパスするダクトで、非
デコーキング時は、ダンパ19によって閉じられている
以上のような構成によると、分解炉1に供給された液体
状の2塩化エチレンは、輻射伝熱部2よりの燃焼排ガス
により、予熱部13で予熱された後、蒸発部7で蒸発気
化される。
そして、蒸発気化した2塩化エチレンは輻射伝熱部2で
更に過熱されて、塩化ビニールモノマーが分解生成され
、出口から取出される。
また、この時の燃焼排ガスは矢印A方向に流れ、煙突1
7から大気に放出される。
なお、熱バランスによっては、2塩化エチレンは予熱部
13を通さずに直接蒸発部7に供給されることもある。
このように、蒸発部7を別置の三胴式自然循環型とし、
蒸発管10内の液循環量を多く取っているため、コーキ
ングの発生を防止できる。
但腰輻射伝熱部(過熱・反応部)2ではコーキングは避
けられず、従ってデコーキング操作が必要となるが、そ
のデコーキング操作の間隔は長くなる。
そして、輻射伝熱部2での加熱管4内のデコーキング操
作時には、高温燃焼排ガスは矢印Bで示すようにバイパ
スダクト18から煙突17を介して、直接大気に放出さ
れる。
以上のように、蒸発部7において、コーキングが防止で
きると共に、輻射伝熱部2のデコーキング操作における
高温燃焼排ガスが蒸発部7及び予熱部13を通過しない
ため、蒸発管10及び予熱管ICの材料として普通の炭
素鋼管を使用することができる。
以上のように、本考案の分解炉によれば、蒸発部におけ
るコーキングを防止できるので、蒸発管の材料として耐
熱性のある高級材料を使用する必要がなく、また加熱管
のデコーキング操作間隔を長くすることができ、従って
分解炉全体から見て、コストダウン及び操業率の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は全体正
面図、第2図は横断面図、第3図は第1図のI−I矢視
図である。 1・・・・・・分解炉、2・・・・・・輻射伝熱部(過
熱・反応部)、7・・・・・・蒸発部、8・・・・・・
連通室、1o・回・蒸発管、11・・・・・・液体ドラ
ム、12・・・・・・気液ドラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2塩化エチレンを熱分解する分解炉において、過熱・反
    応部と蒸発部とを別置すると共に過熱・反応部からの燃
    焼排ガスを蒸発部に導くように威し、且つ上記蒸発部を
    三胴式自然循環型としたことを特徴とする分解炉。
JP17515280U 1980-12-05 1980-12-05 分解炉 Expired JPS6011070Y2 (ja)

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JP17515280U JPS6011070Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05 分解炉

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JP17515280U JPS6011070Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05 分解炉

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JPS5799733U JPS5799733U (ja) 1982-06-19
JPS6011070Y2 true JPS6011070Y2 (ja) 1985-04-13

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