JPS6011021A

JPS6011021A - デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ

Info

Publication number: JPS6011021A
Application number: JP12061383A
Authority: JP
Inventors: Shigeaki Hirano; 平野　重明
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1983-07-01
Filing date: 1983-07-01
Publication date: 1985-01-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はディーゼルエンジンの副燃焼室内に付設されそ
の始動性を向上させるための予熱用グローブ２グに関す
る。

従来この種のグロープラグとして第１図に示すものが知
られている。これを簡単に説明すると、図中符号α）は
タングステン等の発熱体Ｃ２）を埋設した状態で焼成形
成されているセラミック棒、（３）は前記発熱体（２）
の陰極部となるスリーブ（４）を介して前記セラミック
棒ａ）をその先端に保持する筒状本体で、この筒状本体
（３）の後端ｌこは絶縁ワッシャ（５）を介して前記発
熱体（２）の陽極端子となる外部接続端子（６）が保持
され、かつこの外部接続端子（６）は前記セラミック棒
α）後端の陽極部に引出しリード（ηを介して接続され
ている。なお、但）は前記外部接続端子（６）ｌこ外部
電源からのリードを挾持固定するための平ワツシヤ、（
９）は同じくその緩み止め用のスプリングワッシャ、α
Ｑは同じ（ナツトである。

また、図中（３ａ）は筒状本体（３）の外周部に形成さ
れこのプラグをエンジンに固定するためのねじ部である
。

また、このような構成によるグロープラグは、ディーゼ
ルエンジンの始動性を向上させるために、その始動時に
外部接続端子（６）により電力が供給されることにより
セラミック棒ａ）内の発熱体（２）のうち、密に巻かれ
ている部分を主として赤熱する。

そして、このようにセラミック棒α）が赤熱されると、
エンジンの副燃焼室内を通過する燃料と空気が予熱され
、その結果エンジンの始動が容易となるものである。

ところで、従来この種のセラミック棒（１）を用いたグ
ロープラグは、セラミック材のもつ熱伝導性の良さを特
徴づけるために、発熱素子としてのセラミック棒（１）
の先端をエンジンの副燃焼室内の一部に露出させる必要
があった。しかしながら、このようにセラミック棒（１
）の先端が筒状本体（３）側に保持されたスリーブ（４
）から所定長さだけ突出して露出している構造では、こ
のグロープラグをエンジンに対し着脱する際に、衝撃力
を受けたり、落下させてしまったりすると、第１図中符
号（Ａ）で示す七２ミック棒（１）の露出部分根元部か
ら簡単に折損してしまうといった欠点があった。

また、セラミック棒（１）にクラックがあるままで使用
したりする可能性もあり、これらの場合においてこのセ
ラミック棒Ｕ）の折損部がエンジンのシリンダ内に落ち
込むと、シリンダ、ピストン、吸、排気バルブなどを交
換しなければならなくなるという危険性を生じるもので
あり、何らかの対策を必要とするものであった。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
発熱体を埋設したセラミック棒に加わる可能性のある機
械的衝撃を防ぎ、その折損を簡単かつ確実に防止し得る
簡単な構成による機構を付設してなるディーゼルエンジ
ン用グロープラグを提供するものである。

以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。

第２図は本発明に係るディーゼルエンジン用グロープラ
グの一実施例を示すものであり、同図において第１図と
同一部分あるいは相当する部分には同一番号を付してそ
の説明は省略する。

さて、本発明によれば、筒状本体（３）先端ｌこ設けら
れたスリーブ（４）から外部に突出する発熱体Ｑ）を埋
設したセラミック棒α）の外周およびその先端を覆う多
孔付金属製の保護カバー（イ）を付設したところに特徴
を有している。

すなわち、上述したセラミック棒ａ）内に埋設される発
熱体（２）としては１、一般にタングステンなど　］が
採用されており、その線径は非常に細く、セラミック棒
α）が受ける衝撃力や、エンジン燃焼熱または自己発熱
により発生する熱応力によって生じるひび割れ、クラッ
クなどに対し、内部に埋設された発熱体（２）が、芯材
となってセラミック棒α）の破損、飛散を防ぐ能力はな
い。そして、上述した原因によりセラミック棒（１）に
クラック等が生じると、発熱体（２）は直ちに断線して
しまうのが通例であり、その結果セラミック破片がエン
ジンのシリンダ内に落下することを防止することはでき
ない。

したがって、本発明によれば、上述したセラミック破片
がシリンダ内に落下するのを防止するとともに、セラミ
ック棒（１）に直接的に衝撃力が加わるのを防止するた
め、スリーブ（４）よりも突出しているセラミック棒（
１）の周囲を多孔を有する金属製の保護カバー（２１）
で覆い、その結果衝撃力や熱応力によって破損したセラ
ミック破片などがエンジンシリンダ内に落下するのを、
簡単かつ確実に防止し得るようにしたものである。

なお、セラミック棒ａ）の突出する部分を保護するｌこ
あたっては、上述した実施例のようｌこ耐衝撃性をも有
する金属製の保護カバー（イ）を用いて効果的なもので
あるが、第３図に示すように、より可撓性のある細い金
銅などによる保護カバーψυを付設し、耐衝撃性よりも
、セラミック破片の飛散を確実に防止し得るようにして
もよいもので、その効果は明らかであろう。

以上説明したように、本発明に係るディーゼルエンジン
用グｐ−プラグによれば、本体から外側に突出している
発熱体を埋設したセラミック棒の周囲を保護カバーにて
覆うようにしたので、簡単な構成にもかかわらず、セラ
ミック棒の折損による破片の飛散を確実に防止すること
ができ、これによりセラミック片のエンジンシリンダ内
への落下を防止してエンジンの破壊といった問題を招く
ことがない等の種々優れた効果がある。また、このグロ
ープラグの組付作業時において、通常のねじ締め作業と
同様に必要以上の注意をはらう必要がなくなり、短時間
で組付けることが可能で、作業性の面で優れているとい
った利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す概略側断面図、第２図は本発明に
係るディーゼルエンジン用グロープラグの一実施例を示
す要部断面図、第３図は本発明の別の実施例を示す図で
ある。（１）・・・・セラミック棒、（２）・・・・発熱体、
（３）・・・φ筒状本体、（４）・・・・スリーブ、０
０゜Ｃυ・・・・保護カバー代理人　大岩増雄第１図

Claims

【特許請求の範囲】

発熱体を埋設したセラミック棒を、筒状本体の先端側に
保持させてなるディーゼルエンジン用グロープラグζこ
おいて、前記筒状本体から突出するセラミック棒の外周
を覆う保護カバーを付設したことを特徴とするディーゼ
ルエンジン用グロープラグ。