JPS6010785Y2 - 自動tig溶接装置 - Google Patents

自動tig溶接装置

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JPS6010785Y2
JPS6010785Y2 JP17132578U JP17132578U JPS6010785Y2 JP S6010785 Y2 JPS6010785 Y2 JP S6010785Y2 JP 17132578 U JP17132578 U JP 17132578U JP 17132578 U JP17132578 U JP 17132578U JP S6010785 Y2 JPS6010785 Y2 JP S6010785Y2
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JP
Japan
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welding
filler metal
electrode
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JP17132578U
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JPS5588375U (ja
Inventor
康夫 近藤
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶接開始時において溶加材の先端が電極直下の
被溶接物表面と接触した時に自動的にアークが発生する
ようにしたTIG溶接装置に関し、特に同一溶接条件の
下で複数個の同一被溶接物を連続的に溶接する場合に利
用して好適なものである。
TlGm接(イナートガスタングステンアーク溶接)は
、MIG溶接(イナートガスメタルアーク溶接)と共に
従来の被覆アーク溶接やガス溶接によっては溶接するこ
とが困難であった各種の金属の溶接に広く利用される重
要な溶接法であるが、MIG溶接及び被覆アーク溶接や
サブマージドアーク溶接等のような消耗性の溶加材(フ
ァイラーメタル)からなる電極を使用するものとは異な
って、溶接部に送給される溶加材を非消耗性のタングス
テン電極によりアークで融かしながら溶接を行なうよう
になっている。
このようなTIG溶接の作業状態を表わす第1図に示す
ように、棒状をなす溶加材1を挟圧する一対の送給ロー
ラ2の作動により溶接トーチ3に固定されたタングステ
ン電極4直下へ向けて送給される当該溶加材1は、その
先端が電極4直下へ達した時に被溶接物(母材)5の表
面と接触するように、連結金具6を介して溶接トーチ3
に固定された案内筒7を貫通した状態でこの案内筒7に
対し摺動自在に支持されており、溶接トーチ3の移動に
伴ってそのタングステン電極4と被溶接物5との間に発
生するアークにより被溶接物5の表面の一部と共に溶加
材1を融かして溶接作業が進行するようになっている。
従来の自動TIG溶接装置においては、溶接開始に先立
ってまず溶接トーチを被溶接物に対して所定の箇所に位
置決めすると共に溶加材の先端をタングステン電極直下
の被溶接物表面に接触させたのち、溶接開始のスイッチ
を入れてタングステン電極と被溶接物との間にアークを
発生させるようにしているが、これらの作業はすべて入
手により行なっているため、特に被溶接物の個数が多い
場合には、その溶接能率を著しく阻害する主因をなすこ
とが多い。
ところで、自動TIG溶接装置は一般に同一形状の被溶
接物を同一溶接条件で連続的に溶接する場合に多用され
るが、このような被溶接物の溶接終了時の状態を表わす
第2図に示すように、アークが消滅して溶接完了時点で
送給を停止される溶加材1の先端は、溶接トーチ3のタ
ングステン電極4直下から図中、水平に一定距離だけ離
れた被溶接物5の上方に位置していることが知られてお
り、これは被溶接物の溶接作業中の状態を表わす第3図
に示すように、溶接トーチ3のタングステン電極4と被
溶接物5との間に発生するアーク8の図中、水平断面形
状が円形をなし、紡錘状に拡がったものであるため、こ
の非常な高温であるアーク8中に位置する溶加材1がほ
ぼ完全に溶融してしまうからである。
本考案は、このように同一形状の被溶接物を同一溶接条
件で溶接する場合、一つの被溶接物の溶接が終了した時
点で溶加材の先端が溶接トーチのタングステン電極から
常に一定距離だけ離れた所に停止している点に着目し、
溶接開始時に溶加材の先端が電極直下の被溶接物表面と
接触した時に電極と被溶接物との間に自動的にアークを
発生させ得るTIG溶接装置を提供することを目的とす
る。
この目的を遠戚する本考案の自動TIG溶接装置にかか
る構成は、被溶接物と対向する電極が固定された溶接ト
ーチと、前記被溶接物と前記電極との間にアークを発生
させる溶接制御装置と、溶加材を挾持すると共に駆動回
転してこの溶加材を前記電極の直下へ向けて一定速度で
送り込む一対の送給ローラと、この送給ローラを駆動す
る駆動装置と、前記溶加材の先端が前記電極に対して一
定位置で停止した状態から前記駆動装置を作動して溶接
作業を開始させる起動スイッチと、前記被溶接物に対し
て前記溶加材を一定角度傾斜して支持すると共に前記電
極の直下へのこの溶加材の移動を案内する案内筒と、前
記溶加材の位置と傾斜角と供給速度とから算出される前
記電極の直下へのこの溶加材の先端の到達時間が設定さ
れて前記溶接制御装置に対する作動指令を発する制御タ
イマとを具えたものである。
以下、本考案による自動TIG溶接装置の一実施例につ
いてその原理を表わす第4図を参照しながら詳細に説明
する。
タングステン電極11が固定された溶接トーチ12は、
図示しない移動装置に搭載され被溶接物13の溶接部に
沿って移動自在となっており、この溶接トーチ12の側
方から延びる連結金具14の下端には、溶加材15を摺
動自在に支持する案内筒16が取り付けられている。
この案内筒16を貫通する前記溶加材15は、この溶加
材15を挟圧する一対の送給ローラ17の回転により溶
接トーチ12のタングステン電極11の直下へ向けて一
定速度で送り出されるようになっており、この溶加材1
5の先端がタングステン電極11直下に達した時にこれ
が被溶接物13の表面と接触するように当該溶加材15
の移動を案内する案内筒16は、連結金具14に対して
回動可能に取付けられ、溶加材15が被溶接物13に対
して一定角度傾斜した状態を維持するようになっている
前記図示しない移動装置には溶接制御装置18が組み込
まれており、この溶接制御装置18にはタングステン電
極11と被溶接物13との間でアークを発生させるため
の図示しない電源に接続する電源ケーブル19と、タン
グステン電極11の周囲からシールド用の不活性ガスを
噴出させるための図示しないガスボンベに接続するガス
供給管20とが導入されている。
タングステン電極11及び被溶接物13にそれぞれ接続
する導線21は、溶接制御装置1Bを介して電源ケーブ
ル19と連結され、溶接トーチ12に連結されたガス導
入管22は溶接制御装置18を介してガス供給管20に
接続している。
前記溶接制御装置18は制御タイマ23の指令によって
ガス供給管20からガス導入管22への不活性ガスの送
給を開始すると同時に電源ケーブル19と導線21とを
通電してタングステン電極11と被溶接物13との間に
アークを発生させるようになっており、前記制御タイマ
23は起動スイッチ24の操作により作動を開始して溶
加材15の先端が被溶接物13の表面と接触し且つタン
グステン電極11直下に到達する一時間後に溶接制御装
置1Bを作動させる指令を発するが、この時間は溶加材
15の先端の位置とその傾斜角及び供給速度とから算出
される。
つまり、溶加材15の先端と電極11直下との距離を溶
加材15の供給速度で割った値が上述した一定時間に相
当するので、この時間を制御タイマ23に設定する。
又、前記送給ローラ17を駆動回転する駆動装置25に
は、その作動及び停止を制御する制御電源26が接続し
ており、この制御電源26は前記起動スイッチ24の操
作によって駆動装置25を作動させる機能を有する。
本考案では、同一形状の被溶接物を同一溶接条件で溶接
する場合、一つの被溶接物の溶接が終了した時点で溶加
材の先端が溶接トーチのタングステン電極から常に一定
距離だけ離れた所に停止している点に着目し、一定移動
速度で送り出される溶加材がここからタングステン電極
直下の被溶接物表面の接触点まで到達する移動時間を制
御タイマにセットしてタングステア電極と被溶接物との
間のアークの発生時間を制御するようにしている。
従って、本実施例では溶接トーチ12のタングステン電
極11に対して被溶接物13を位置決めしたのち、起動
スイッチ24を操作すると制御電源26により駆動装置
25が作動して送給ローラ17を駆動回転し、溶加材1
5をタングステン電極11直下へ一定速度で送り出し始
める一方、制御タイマ23が作動し始める。
溶加材15の先端がタングステン電極11直下に到達し
て被溶接物13の表面と接触する同時間に溶接制御装置
18へ制御タイマ23からの指令が送出され、ガス供給
管20からガス導入管22ヘシールド用の不活性ガスが
送り込まれると共に電源ケーブル19と導線21とが通
電してタングステン電極11と被溶接物13との間にア
ークが自動的に発生し、溶接作業が開始する。
このように本考案の自動TIG溶接装置によると、溶接
トーチの電極の側方の一定位置に待機している溶加材の
先端を溶接開始と同時に一定速度で移動させ、これが電
極直下に達する時間を制御タイマにより見計らって電極
と被溶接物との間にアークを発生させるようにしたので
、従来人手によって行なっていた溶加材の位置決め作業
等を完全に自動化することが可能となり、特に被溶接物
の個数が多い場合には、その溶接能率を従来のものより
大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のTIG溶接装置による溶接作業状態を表
わす作業原理図、第2図は溶接終了時の溶加材と電極と
の位置関係を表わす配置図、第3図はアークの形状を表
わす第2図同様の配置図であり、第4図は本考案の一実
施例による自動TIG溶接装置の概略機構を表わす原理
図である。 図面中、 11はタングステン電極、12は溶接トーチ、13は被
溶接物、15は溶加材、16は案内筒、17は送給ロー
ラ、18は溶接制御装置、23は制御タイマ、24は起
動スイッチ、25は駆動袋装置、26は制御電源である

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接物と対向する電極が固定された溶接トーチと、前
    記被溶接物と前記電極との間にアークを発生させる溶接
    制御装置と、溶加材を挾持すると共に駆動回転してこの
    溶加材を前記電極の直下へ向けて一定速度で送り込む一
    対の送給ローラと、この送給ローラを駆動する駆動装置
    と、前記溶加材の先端が前記電極に対して一定位置で停
    止した状態から前記駆動装置を作動して溶接作業を開始
    させる起動スイッチと、前記被溶接物に対して前記溶加
    材を一定角度傾斜して支持すると共に前記電極の直下へ
    この溶加材の移動を案内する案内筒と、前記溶加材の位
    置と傾斜角と供給速度とから算出される前記電極の直下
    へのこの溶加材の先端の到達時間が設定されて前記溶接
    制御装置に対する作動指令を発する制御タイマとを具え
    た自動TIG溶接装置。
JP17132578U 1978-12-15 1978-12-15 自動tig溶接装置 Expired JPS6010785Y2 (ja)

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JP17132578U JPS6010785Y2 (ja) 1978-12-15 1978-12-15 自動tig溶接装置

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Publication Number Publication Date
JPS5588375U JPS5588375U (ja) 1980-06-18
JPS6010785Y2 true JPS6010785Y2 (ja) 1985-04-11

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ID=29175116

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