JPS6010774Y2 - アルミニウム連続鋳造用湯溜 - Google Patents
アルミニウム連続鋳造用湯溜Info
- Publication number
- JPS6010774Y2 JPS6010774Y2 JP10663678U JP10663678U JPS6010774Y2 JP S6010774 Y2 JPS6010774 Y2 JP S6010774Y2 JP 10663678 U JP10663678 U JP 10663678U JP 10663678 U JP10663678 U JP 10663678U JP S6010774 Y2 JPS6010774 Y2 JP S6010774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- bath
- sump
- cooling
- steel plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アルミニウム鋳塊の連続鋳造に使用される湯
溜に関するものである。
溜に関するものである。
湯溜は、アルミニウム溶融保持炉からの溶湯を複数の連
続鋳造用鋳型に分配するためのもので、鋼板製長方形箱
形で内部を耐火保温材でライニングし、底面に鋳型への
ディップチューブを設け、それぞれの鋳型へ溶湯を流入
せしめる。
続鋳造用鋳型に分配するためのもので、鋼板製長方形箱
形で内部を耐火保温材でライニングし、底面に鋳型への
ディップチューブを設け、それぞれの鋳型へ溶湯を流入
せしめる。
スラブ連続鋳造鋳型は、無底の長方形枠形でウォーター
ジャケットに並列配置される。
ジャケットに並列配置される。
鋳型側面から水冷され固化したアルミニウム鋳塊は所定
速度で下方に引下げられ、これに対応した量のアルミニ
ウム溶湯が連続して鋳型にフロートを経て流入し、鋳型
における湯面高さを一定位置に保ちながら、スラブの連
続鋳造が行なわれる。
速度で下方に引下げられ、これに対応した量のアルミニ
ウム溶湯が連続して鋳型にフロートを経て流入し、鋳型
における湯面高さを一定位置に保ちながら、スラブの連
続鋳造が行なわれる。
ビレットの場合には、溶湯は、樋を経て湯溜に入り、同
様に湯溜からビレット鋳型に注入される。
様に湯溜からビレット鋳型に注入される。
連続鋳造鋳型における湯面の高さは、製品品質および鋳
造作業に大きな影響があり、変動の許容範囲は高々5T
Ir!n程度である。
造作業に大きな影響があり、変動の許容範囲は高々5T
Ir!n程度である。
液面がこれ以上に変化すると冷却条件が変るため、外観
品質や内部組織が変化腰加工後の製品の均一性を失なう
原因ともなるし、甚しい場合には、鋳造不能とすらなる
。
品質や内部組織が変化腰加工後の製品の均一性を失なう
原因ともなるし、甚しい場合には、鋳造不能とすらなる
。
溶湯の湯面高さは、ディップチューブ下端の位置に応じ
て変化する。
て変化する。
湯溜は両端がウォータージャケット上に設備されている
場合が多く、鋳造設備の構造によっては、ウォータージ
ャケット上に湯溜の中間部分の支点を設けることができ
ない場合もある。
場合が多く、鋳造設備の構造によっては、ウォータージ
ャケット上に湯溜の中間部分の支点を設けることができ
ない場合もある。
従って、耐火性保温材による蓄熱の外殻鋼板への伝導と
、鋳型内溶湯の幅側熱により、湯溜の外殻は、何らかの
方法で冷却しない場合には、長時間の連続使用の際には
熱変化を受け、中央部で、約10〜2077+77+程
度の下垂変形が発生し、これにつれてディップチューブ
下端位置が低下しその結果、鋳型の湯面高さが変化して
上述の鋳造欠陥を生せしめることとなる。
、鋳型内溶湯の幅側熱により、湯溜の外殻は、何らかの
方法で冷却しない場合には、長時間の連続使用の際には
熱変化を受け、中央部で、約10〜2077+77+程
度の下垂変形が発生し、これにつれてディップチューブ
下端位置が低下しその結果、鋳型の湯面高さが変化して
上述の鋳造欠陥を生せしめることとなる。
従来より、鋳造用湯溜の変形防止に、湯溜の外殻鋼板に
、銅パイプを密着させ、銅パイプで水冷するシステムが
用いられている。
、銅パイプを密着させ、銅パイプで水冷するシステムが
用いられている。
しかしながら、水冷システムには次のような欠点がある
。
。
(1)パイプのシール性に問題があり、水洩れによって
、アルミニウム溶湯と水との反応による爆発の危険性が
ある。
、アルミニウム溶湯と水との反応による爆発の危険性が
ある。
(2)水を通流する銅パイプは、被冷却部の外殻鋼板に
密着させる必要があり、被冷却部の形状によっては、製
作が難かしい。
密着させる必要があり、被冷却部の形状によっては、製
作が難かしい。
本考案は、斯かる水冷システムのような欠点のない冷却
システムを提供するものである。
システムを提供するものである。
本考案の要旨は、外殻を適宜間隔を隔てた二重壁とし、
該二重壁の空間を冷却用気体の通流路としたアルミニウ
ム連続鋳造用湯溜にあり、その一実施例を図面に基すい
て説明すると、耐火保温材による湯溜ライニング1と湯
溜の外殻鋼板2からなる湯溜に、上辺に鋼製の枠縁3を
、側面と外底面にスペーサー4を取付け、枠縁3および
スペーサー4を間に挾んで鋼板製の冷却カバー5を取付
ける。
該二重壁の空間を冷却用気体の通流路としたアルミニウ
ム連続鋳造用湯溜にあり、その一実施例を図面に基すい
て説明すると、耐火保温材による湯溜ライニング1と湯
溜の外殻鋼板2からなる湯溜に、上辺に鋼製の枠縁3を
、側面と外底面にスペーサー4を取付け、枠縁3および
スペーサー4を間に挾んで鋼板製の冷却カバー5を取付
ける。
外殻鋼板2と冷却カバー5の間に構成された二重壁空間
が冷却用気体の通流路となる。
が冷却用気体の通流路となる。
スペーサー4は、鋼製丸棒片で、適宜長さのものを要所
要所に配置し固設する。
要所に配置し固設する。
なお、底部角稜部にL形鋼片を取付け、スペーサーとし
てもよい。
てもよい。
上辺枠縁3の部分における冷却カバー5の取付は、ボル
ト締めて行なわれるが、溶接により取付けてもよい。
ト締めて行なわれるが、溶接により取付けてもよい。
気体送入口6が湯溜の一端部に取付けられ、他端側は、
排気用間隙7として開放されている。
排気用間隙7として開放されている。
冷却用気体(空気)は気体送入口6から湯溜の二重壁間
の空間に入り、スペーサー4で構成された分岐路を通り
、湯溜側面と底面の外殻鋼板2および鋳型溶湯からの輻
射で熱せられた冷却カバー5を冷却し、熱気体となって
排気用間隙7から排出される。
の空間に入り、スペーサー4で構成された分岐路を通り
、湯溜側面と底面の外殻鋼板2および鋳型溶湯からの輻
射で熱せられた冷却カバー5を冷却し、熱気体となって
排気用間隙7から排出される。
なお、二重壁空間に冷却用気体(空気)を強制通気しな
い場合には、外殻鋼板2も昇温し、湯溜の熱変形が生ず
る。
い場合には、外殻鋼板2も昇温し、湯溜の熱変形が生ず
る。
適当な送風量を選ぶことにより外殻鋼板2と冷却カバー
5の温度上昇を防止することができ、湯溜の熱変形を実
質的に防止し、湯溜のディップチューブ下端位置の下垂
変動を防ぎ鋳型の湯面高さを一定に保つ。
5の温度上昇を防止することができ、湯溜の熱変形を実
質的に防止し、湯溜のディップチューブ下端位置の下垂
変動を防ぎ鋳型の湯面高さを一定に保つ。
本考案の実施結果によれば、5年程度の長期使用にもか
かわらず、熱変形による湯溜の更新は皆無であり、湯溜
の熱変形に起因する鋳型の湯面変動は、3m以内に収ま
っている。
かわらず、熱変形による湯溜の更新は皆無であり、湯溜
の熱変形に起因する鋳型の湯面変動は、3m以内に収ま
っている。
本考案は、上述の如く湯溜の熱変形を確実に防止するこ
とができ、製作も容易であり、しかも水冷の場合と異な
り、二重壁から多少の気体の漏出があっても爆発等の危
険がないので、シール洩れの有無確認のため煩雑な操作
を必要とせず、工業的に効果の大きな考案である。
とができ、製作も容易であり、しかも水冷の場合と異な
り、二重壁から多少の気体の漏出があっても爆発等の危
険がないので、シール洩れの有無確認のため煩雑な操作
を必要とせず、工業的に効果の大きな考案である。
第1図は、本考案の実施例の一部切欠き斜視図を示す。
1・・・・・・湯溜ライニング、2・・・・・・外殻鋼
板、3・・・・・・枠縁、4・・・・・・スペーサー、
5・・・・・・冷却カバー、6・・・・・・気体送入口
、7・・・・・・排気用間隙、8・・・・・・ディップ
チューブ。
板、3・・・・・・枠縁、4・・・・・・スペーサー、
5・・・・・・冷却カバー、6・・・・・・気体送入口
、7・・・・・・排気用間隙、8・・・・・・ディップ
チューブ。
Claims (1)
- 外殻を適宜間隔を隔てた二重壁と腰該二重壁空間を、冷
却用気体の通流路としたアルミニウム連続鋳造用湯溜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10663678U JPS6010774Y2 (ja) | 1978-08-04 | 1978-08-04 | アルミニウム連続鋳造用湯溜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10663678U JPS6010774Y2 (ja) | 1978-08-04 | 1978-08-04 | アルミニウム連続鋳造用湯溜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5523284U JPS5523284U (ja) | 1980-02-14 |
JPS6010774Y2 true JPS6010774Y2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=29049992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10663678U Expired JPS6010774Y2 (ja) | 1978-08-04 | 1978-08-04 | アルミニウム連続鋳造用湯溜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010774Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-04 JP JP10663678U patent/JPS6010774Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5523284U (ja) | 1980-02-14 |
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