JPS6010647Y2 - 沈殿装置 - Google Patents
沈殿装置Info
- Publication number
- JPS6010647Y2 JPS6010647Y2 JP4248480U JP4248480U JPS6010647Y2 JP S6010647 Y2 JPS6010647 Y2 JP S6010647Y2 JP 4248480 U JP4248480 U JP 4248480U JP 4248480 U JP4248480 U JP 4248480U JP S6010647 Y2 JPS6010647 Y2 JP S6010647Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inclined plate
- wall
- plate
- sludge
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、浄水場、下水処理場その他で懸濁液の浄化に
用いられる傾斜板を備えた横流式沈殿槽の改良に関する
ものである。
用いられる傾斜板を備えた横流式沈殿槽の改良に関する
ものである。
一般に懸濁液中の懸濁粒子の沈降距離を短くして沈殿時
間を短縮し、有効沈殿面積を増加させて沈殿槽の単位面
積当たりの沈殿効果を高める等の目的から、沈殿槽内に
傾斜板を設置することが行われている。
間を短縮し、有効沈殿面積を増加させて沈殿槽の単位面
積当たりの沈殿効果を高める等の目的から、沈殿槽内に
傾斜板を設置することが行われている。
また、沈殿槽内底部に堆積する沈殿汚泥を掻き寄せ排泥
するために、傾斜板の下部に汚泥掻寄機を設けることも
行われているが、その場合傾斜板の下部は傾斜板部分に
くらべて水流に対する抵抗が少なく、短絡流が発生し、
傾斜板による効果は望まれない。
するために、傾斜板の下部に汚泥掻寄機を設けることも
行われているが、その場合傾斜板の下部は傾斜板部分に
くらべて水流に対する抵抗が少なく、短絡流が発生し、
傾斜板による効果は望まれない。
したがって、この短絡流を阻止するために、該部分に阻
流壁を設置することが行われている。
流壁を設置することが行われている。
本考案は、傾斜板下部の限流効果の向上と汚泥掻寄せ機
能を併有したスパイラル状掻寄板兼阻流壁を配備させ、
もって傾斜板の効果を最大限に発揮させ処理効率の高い
沈殿装置を構成簡単で安価に提供することを目的とする
ものである。
能を併有したスパイラル状掻寄板兼阻流壁を配備させ、
もって傾斜板の効果を最大限に発揮させ処理効率の高い
沈殿装置を構成簡単で安価に提供することを目的とする
ものである。
本考案は、槽内に傾斜板を備えその下部に回転式汚泥掻
寄機を設けた横流式沈殿槽において、回転式汚泥掻寄機
に傾斜板下端付近に延長されたスパイラル状掻寄板兼阻
流壁を植設したことを特徴とするものである。
寄機を設けた横流式沈殿槽において、回転式汚泥掻寄機
に傾斜板下端付近に延長されたスパイラル状掻寄板兼阻
流壁を植設したことを特徴とするものである。
本考案の実施例を図面にもとすいて説明すれば、１は横
流式沈殿槽で、整流壁２を介して流入部３が連なり、そ
の反対側は整流壁４を介して集水樋５を有する流出部６
に連なっている。
流式沈殿槽で、整流壁２を介して流入部３が連なり、そ
の反対側は整流壁４を介して集水樋５を有する流出部６
に連なっている。
該沈殿槽１内には多数の傾斜板７が配設され、これら傾
斜板７の下部には回転軸８に連なり緩速回転する回転式
汚泥掻寄機９か合計２台配設され、槽内底部には適宜阻
流壁１０が固定されている。
斜板７の下部には回転軸８に連なり緩速回転する回転式
汚泥掻寄機９か合計２台配設され、槽内底部には適宜阻
流壁１０が固定されている。
さらにそれぞれの汚泥掻寄機９には、上端が傾斜板７の
下端付近にまで達するスパイラル状掻寄板兼阻流壁１１
が２枚植設されており、汚泥掻寄機９の大きさに応じて
二重あるいはそれ以上同心的に設けることもあり、該ス
パイラル状掻寄板兼阻流壁１１の下端は汚泥掻寄板の作
用を生じるように汚泥掻寄機９の下端まで延び、スパイ
ラルの中心部は、より適確に沈殿物を槽外へ排出Ｉ７う
るように排泥管１２の直上に位置している。
下端付近にまで達するスパイラル状掻寄板兼阻流壁１１
が２枚植設されており、汚泥掻寄機９の大きさに応じて
二重あるいはそれ以上同心的に設けることもあり、該ス
パイラル状掻寄板兼阻流壁１１の下端は汚泥掻寄板の作
用を生じるように汚泥掻寄機９の下端まで延び、スパイ
ラルの中心部は、より適確に沈殿物を槽外へ排出Ｉ７う
るように排泥管１２の直上に位置している。
なお、１３はスパイラル状掻寄板兼阻流壁１１を固定支
持するための主アーム、１３′は副アームである。
持するための主アーム、１３′は副アームである。
これらのアームには従来のように掻寄板を設けてもよい
が、スパイラル状掻寄板兼阻流壁が掻寄せの役目をする
ので設けなくてもよい。
が、スパイラル状掻寄板兼阻流壁が掻寄せの役目をする
ので設けなくてもよい。
しかして、懸濁液は流入部３から整流壁２によつて整流
されて沈殿槽１内を流過腰流出部６から流出するが、そ
の間に液中の濁質は傾斜板７の効果により沈殿分離され
る。
されて沈殿槽１内を流過腰流出部６から流出するが、そ
の間に液中の濁質は傾斜板７の効果により沈殿分離され
る。
この沈殿分離された濁質は緩速回転する汚泥掻寄機９に
よって掻寄せられるが、同時に回転するスパイラル状掻
寄板兼阻流壁１１によって傾斜板７の下部を流過しよう
とする液の短絡流は阻止され、流れを上方の傾斜板７方
向へ変換させて傾斜板７内を流過させる。
よって掻寄せられるが、同時に回転するスパイラル状掻
寄板兼阻流壁１１によって傾斜板７の下部を流過しよう
とする液の短絡流は阻止され、流れを上方の傾斜板７方
向へ変換させて傾斜板７内を流過させる。
その際スパイラル状掻寄板兼阻流壁１１は緩速回転する
からその形状と相まって、流れに乱れを与えることなく
、濁質の沈降分離を妨げることなくすぐれた効果及び汚
泥を中心部へ効果的に掻寄せる効果を発揮できる。
からその形状と相まって、流れに乱れを与えることなく
、濁質の沈降分離を妨げることなくすぐれた効果及び汚
泥を中心部へ効果的に掻寄せる効果を発揮できる。
すなわち、本考案の阻流壁によれば傾斜板下部における
短絡流を阻止できる効果に加えて、傾斜板による沈殿物
は、回転する阻流壁によって２枚の阻流壁により包囲さ
れる領域内に、さらに引き続きスパイラルの中心部へ案
内され小石等の掻寄せ困難なものであっても沈殿汚泥と
共に確実かつ迅速に槽外へ排出できる利点があり、排泥
ビットへの汚泥掻寄せが常に均一に遂行できるため維持
管理が容易であり、さらに阻流壁に等分布荷重がかかる
ため経済設計が可能であるなどの効果を奏するものであ
る。
短絡流を阻止できる効果に加えて、傾斜板による沈殿物
は、回転する阻流壁によって２枚の阻流壁により包囲さ
れる領域内に、さらに引き続きスパイラルの中心部へ案
内され小石等の掻寄せ困難なものであっても沈殿汚泥と
共に確実かつ迅速に槽外へ排出できる利点があり、排泥
ビットへの汚泥掻寄せが常に均一に遂行できるため維持
管理が容易であり、さらに阻流壁に等分布荷重がかかる
ため経済設計が可能であるなどの効果を奏するものであ
る。
なお、スパイラル状掻寄板兼阻流壁１１の形状の具体例
としては渦巻き型でもよく、また図示例のような垂直壁
に限らず傾斜壁からなるものでもよい。
としては渦巻き型でもよく、また図示例のような垂直壁
に限らず傾斜壁からなるものでもよい。
さらに、その枚数については、図示例の如く一本の回転
軸８について複数設けたものでも、一枚物でもよく、上
記と同様の効果が得られる。
軸８について複数設けたものでも、一枚物でもよく、上
記と同様の効果が得られる。
以上のように本考案は、傾斜板を備えた沈殿槽の傾斜板
下部に設けた回転式汚泥掻寄機にスパイラル状掻寄板兼
阻流壁を植設したものであるから、傾斜板下方部の液の
短絡流を適確に阻止し、槽内液をすべて傾斜板内に導き
、傾斜板の機能をあますことなく発揮させることができ
ると共に汚泥の掻寄せを同時にでき、濁質の沈降分離を
妨げることもなく安定した処理を行うことができ、処理
効果を著しく向上させることができるものであり、処理
能力の増加も容易化できその処理装置全体をも極めてコ
ンパクトにし、経済的な装置とすることができるなどの
実用上の効果がある。
下部に設けた回転式汚泥掻寄機にスパイラル状掻寄板兼
阻流壁を植設したものであるから、傾斜板下方部の液の
短絡流を適確に阻止し、槽内液をすべて傾斜板内に導き
、傾斜板の機能をあますことなく発揮させることができ
ると共に汚泥の掻寄せを同時にでき、濁質の沈降分離を
妨げることもなく安定した処理を行うことができ、処理
効果を著しく向上させることができるものであり、処理
能力の増加も容易化できその処理装置全体をも極めてコ
ンパクトにし、経済的な装置とすることができるなどの
実用上の効果がある。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は切断側面
図、第２図は部分的平面図である。 １・・・・・・沈殿槽、２・・・・・・整流壁、３・・
・・・・流入部、４・・・・・・整流壁、５・・・・・
・集水樋、６・・・・・・流出部、７・・・・・・傾斜
板、訃・・・・・回転軸、９・・・・・・汚泥掻寄機、
１０・・・・・・阻流壁、１１・・・・・・スパイラル
状掻寄板兼阻流壁。
図、第２図は部分的平面図である。 １・・・・・・沈殿槽、２・・・・・・整流壁、３・・
・・・・流入部、４・・・・・・整流壁、５・・・・・
・集水樋、６・・・・・・流出部、７・・・・・・傾斜
板、訃・・・・・回転軸、９・・・・・・汚泥掻寄機、
１０・・・・・・阻流壁、１１・・・・・・スパイラル
状掻寄板兼阻流壁。
Claims (1)
- 槽内に傾斜板と、該傾斜板の下部に回転式汚泥掻寄機と
を備えた沈殿槽において、回転式汚泥掻寄機に傾斜板下
端付近に延長されたスパイラル状掻寄板兼阻流壁を植設
してなる沈殿装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4248480U JPS6010647Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 沈殿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4248480U JPS6010647Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 沈殿装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56146408U JPS56146408U (ja) | 1981-11-05 |
| JPS6010647Y2 true JPS6010647Y2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=29637864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4248480U Expired JPS6010647Y2 (ja) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | 沈殿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6010647Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-31 JP JP4248480U patent/JPS6010647Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56146408U (ja) | 1981-11-05 |
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