JPS6010572B2 - 溶接用シ−ルドガスへの混入空気の監視法 - Google Patents

溶接用シ−ルドガスへの混入空気の監視法

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JPS6010572B2
JPS6010572B2 JP11884179A JP11884179A JPS6010572B2 JP S6010572 B2 JPS6010572 B2 JP S6010572B2 JP 11884179 A JP11884179 A JP 11884179A JP 11884179 A JP11884179 A JP 11884179A JP S6010572 B2 JPS6010572 B2 JP S6010572B2
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spectrum
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順 泉
稔 橋口
博之 蔦谷
浩史 藤村
滝二郎 島本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/16Arc welding or cutting making use of shielding gas

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 各種アーク溶接において、溶接雰囲気への空気の混入は
溶接欠陥発生の大きな原因となっている。
これは、空気の主成分のひとつである02が、溶接部金
属元素と反応して酸化物を作ったり固溶したりして溶接
金属の機械的性質を著しく劣化させること、あるいは反
応生成物であるCOガスや空気中のN2ガスが凝固後も
気泡として残りブローホールを作るとかによるものであ
る。
このため、溶接箇所を空気と遮断するために「各種の工
夫がなされているが、そのひとつにガスシールド溶接法
と称されるものがある。
これは、不活性気体であるヘリウム、アルゴンやこれに
類似のCQをシールドガスとして使用し、溶接箇所への
空気の混入を防止するものである。ガスシールド溶接の
方法を更に細分化すると、溶接電極の種類やシールドガ
スの種類により(i)TIG溶接、(ii)MIG溶接
、側MAC溶接に分類される。
これらガスシールド溶接における空気の混入の防止は、
シールドガスの流れに関する改良に重点が置かれ、例え
ば、溶接箇所周辺にノズルを複数個分割配置するとか、
ノズルの形状を工夫するとかを中心になされてきた。
しかしながら、実際には、イ溶接箇所付近の幾何構造が
複雑な場合や、ロスパツターのノズルへの付着による閉
塞や、ハ周辺空気の擾乱によるシールドガスのフローパ
ターンの変化等により完全な空気遮断は不可能な場合が
あり、時として致命的溶接不良状態が出現する。
これらの原因を考えた場合、溶接不良を回避するために
は、ノズルの改良等のシールド法の改良と併せて、混入
空気量をモータリングして、‘ィー空気混入に対するガ
スシールド条件を制御する、‘o}空気混入時に溶接を
停止する等の対策を実証すれば溶接不良を完全に回避し
うる。
混入空気量を計測する方法として第1に想起されるのは
「溶接箇所雰囲気ガスの直接サンプリングであるが「
これを実施することは、‘aー溶接部温度は10,00
0K以上にも達すると考えられており、この温度に耐え
るサンプリングプローブは現存しない、{bにのためサ
ンプリング点は溶接部から離す必要があるが「そうすれ
ばサンプリング点が溶接部雰囲気を代表し得るか疑問で
ある。
‘c}仮りにサンプリングプローブを挿入できたとして
も、これの挿入により溶接状態が不良となる可能性があ
る等の問題があり、溶接不良を完全に回避し得るかどう
か疑問である。本発明は、シールド溶接法の改良に関す
るものであり、溶接等のシールドガスへの混入空気量を
簡便かつ迅速にモニタリングする方法を提供するもので
ある。
発明者らは、各種シールド溶接時のアーク光の分光実験
を実施する過程で、ア−ク光のスペクトル要素がシール
ドガスや混入空気の主成分であるN2,02に帰属され
るものを含んでおり、これらのスペクトルがシールドガ
スおよび混入空気中N2,02との間に定量的関係のあ
ることを見出した。
以下にこれらのスペクトルからの情報に基ずく混入空気
量のモニタリングの方法の原理を説明する。
第1図は本発明の原理の説明の図であり、この図に従っ
てまず説明する。
1は溶接電極であり、2は被溶接物である。
溶接電極1と被熔接物2の間に発生した溶接アーク3は
金属の蒸発温度以上の高温に上昇する。溶接箇所2の周
囲はシールドガスノズル4より放出されるシールドガス
日8またはArまたはC02により周囲の空気混入の防
止がなされている。しかし前述のように何らかの事由に
より溶接箇所に空気が混入する。この混入空気の流線を
参照番号6で示す。溶薮アーク3は、赤外から可視「紫
外におよぶ強力な光を放出しており、この光東を?の1
点隙賞線で示す。
光東7の一部を、集光系8により集光する。
集光系8としては、反射鏡、凹面鏡、凸レンズ等を組み
合せてて構成される。集光された光東7は、分光素子(
分光器)9に導かれる。
分光素子9としては、回折格子、プリズム、フィルター
等が使われるが、これらのうちいずれを選ぶかは、シー
ルドガスおよび混入空気に基ずくスペクトルの波長、線
幅等によって考慮0される。集光系8で集められた光は
分光素子9において「各波長別のスペクトルに分割され
るが、本発明の溶接アーク光のスペクトルは可視部近傍
に限って述べると下記のスペクトルへの帰属が可能であ
る。
{i’ シールドガスの発光スペクトル ■ 溶接電極金属蒸気の発光スペクトル ‘3l 被溶接物金属の発光スペクトル {4’混入空気のN2,Qの発光スペクトル■ に11
〜■項の反転吸収線■ 溶接箇所からの黒体放射 以上の{1}〜■項の中〜本発明に直接有効なスペクト
ルは、○} シールドガスの発光スペクトル ■ 混入空気中のN2,02の発光スペクトル‘3}‘
1},‘21の反転吸収線である。
これらのスペクトルは、線スペクトル、帯スペクトルと
して可視部にかなり広範囲に広がって分布する。
シールドガスのモニタとしてのスペクトルを考える,と
、原理的にはシールドガス、混入空気に関して生ずる多
数のスペクトルのいずれのスペクトルを利用してもかま
わないが、実用的には〜■ 発光強度が混入空気または
シールドガス濃度に応じて敏感に変化するスペクトル■
測定するスペクトルの近傍に妨害線(溶接電極1、被
溶接物2の金属蒸気からのもの)の存在しないこと等の
特徴を持つスペクトルを使用するのが望ましい。
なお当然のことではあるがも ■ 混入空気の増加に伴なうN2,02に帰属される発
光スペクトル強度の増加。
■ シールドガスの減少に伴なうシールドガスに帰属さ
れる発光スペクトル強度の減少。
■ ■,■項の反転吸収線のスペクトル強度変化。
のいずれを計測してもかまわない。さて、分光素子(分
光器)9で、各波長ごとに分光されたスペクトルは、光
検出素子10において、光量から電気信号に変換される
光検出素子IQとしては、光蜜子増倍管、光蟹管、光検
出半導体等が使用される。
光検出素子10で「光量一驚気信号変換された信号は、
増幅器量1‘こおいて増幅された後、表示計12にて出
力される。
第2図はシールドガスとしてアルゴンを使用し、溶接電
極としてタングステン電極を使用した場合の混入空気量
の計測を行なった一実施態様を示す図である。
以下第2図に従って説明する。なお第2図の参照番号が
第1図と同じものは、第1図の同一箇所または作用に対
応している。参照番号1はタングステン電極であり、2
は被溶接物である。(この場合の被溶接物2の材質はS
US304である。)タングステン電極1と被溶接物2
の間には溶接アーク3が発生している。
溶接部の周囲はノズル4から放出されるアルゴンガス5
でシールドされている。
シールド条件の擾乱に伴なし、混入する空気の流線を6
で示す。
溶接アーク3において発生する発光光東7は、赤外〜紫
外の領域の光を含んでおり、本実施例では「光東7の一
部を集光レンズ8で集光して分光器9に導いた。
分光器9はッェルニー・タmナ型ダブルモノクロメータ
であり、分光波長範囲200〜80mm、ブレーズ波長
45仇m「 分解能±0.01nmの仕様となつている
本実施例では、600〜80瓜mの間を分光し、Ar→
Ar+十e−十hひで表わされる。
イオン化反応に伴う発光強度から雰囲気ガス中のアルゴ
ン濃度を推定した。分光器9において分光されたスペク
トルは直流電源車3により最高】KVに印加された光電
子増倍管10により、光一パルス電流に変換された後、
前層増幅器14で信号は増幅されてフオトン計数器11
で計数された後自記式記録計翼2で収録される。
本実施例では、シールド条件を、シールドノズル4より
放出されるA,ガス流量を変化させて、■ 完全シール
ド条件。
■ 落髪欠陥が発生する程度に空気が混入するシールド
条件。
■ ■と■の中間の条件。
に設定した。
■〜■の条件における混入空気量を、Ar,N2,02
濃度として表記するためには高温(〜10,00ぴK)
条件下での上誌3成分の正確な濃度決定が必要だが、3
項において述べたように高温アーク雰囲気かれの直接サ
ンプリングは不可能なために溶接停止時にシールドガス
流量を変化させてその時の混入空気量を直接サンプリン
グして02濃度を計測して決定した。
シールド雰囲気のAr濃度とa重量%、02濃度をb容
量%、N2濃度をc容量%とすると、3成分のうちの1
成分濃度を求めれば他の2成分の濃度は一義的に定まる
この関係を示したのが下記i)、ii)式である。
c=少 ……i) a=そ(幻鉱 ……ii)上述のシ
ールドガス条件での■〜■の条件での室温での溶接停止
時の雰囲気ガスの3成分濃度を、02濃度から計測した
データを第1表に記す。
第1表 この3条件下で、波長領域600〜80瓜mで分光計測
した結果を第3図に示す。
第3図において縦軸は発光強度であり、単位は計数/n
m/秒を使用してある。
横軸は分光波長を示しており単位はnm表記である。ス
ペクトルについている■〜■の付番は第1表のシールド
条件に対応している。第3図から、シールド条件の悪化
に伴い、66仇血〜80仇皿の領域のArの発光帯の発
光強度が減少しているのが判る。
なおシールドガスモニタリングに使用可能なスペクトル
は、本実施例で使用した600〜80仇mの〜の発光帯
以外にもト例えば「500〜60仇mに存在するN2の
発光帯400〜60仇mに存在するArの発光帯、20
0〜40仇皿の02発光帯等〜 スペクトルがシールド
ガス雰囲気成分に帰属されるものであればいずれでも原
理的にはかまわない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を説明するブロック図、第2図は
本発明の好適な1実施例のブロック図、第3図は波長領
域600〜80仇血で分光計測した結果を示すグラフで
ある。 亀……溶接電極、2……被溶接物ないし被熔接個所「
3……溶接アーク、亀……シールドガスノズル、馬……
シールドガスの流線、6……混入空気の流線、7……光
東、翁・…W集光系「 9・・・・・・分光素子、亀0
…・・・光検出素子「 耳蔓……増幅器、溝2……表示
計、亀3……直流電源「 14……別燈増幅器。 潔書図 第之図 弊3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶接用シールドガスへの空気の混入を監視する方法
    において、溶接アークの発光のうちシールドガスまたは
    混入空気成分に関連する発光スペクトルまたは吸収スペ
    クトルを分光し、その発光または吸収の強度から混入空
    気量を計測することを特徴とする。 溶接用シールドガスへの混入空気の監視法。
JP11884179A 1979-09-18 1979-09-18 溶接用シ−ルドガスへの混入空気の監視法 Expired JPS6010572B2 (ja)

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JPS5643536A JPS5643536A (en) 1981-04-22
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DE19808275C2 (de) * 1997-09-30 2003-07-24 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren und Vorrichtung zur Detektion von Porosität erzeugenden Gasen in Schweißverbindungen
US20070246512A1 (en) * 2006-04-20 2007-10-25 Shahabudin Kazi Use of tunable diode lasers for controlling a brazing processes
JP2008264818A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Taiyo Nippon Sanso Corp 非消耗電極式溶接方法およびその装置

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