JPS6010550B2 - 速乾型電気絶縁用ワニス - Google Patents

速乾型電気絶縁用ワニス

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JPS6010550B2
JPS6010550B2 JP13766676A JP13766676A JPS6010550B2 JP S6010550 B2 JPS6010550 B2 JP S6010550B2 JP 13766676 A JP13766676 A JP 13766676A JP 13766676 A JP13766676 A JP 13766676A JP S6010550 B2 JPS6010550 B2 JP S6010550B2
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JP
Japan
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quick
production example
varnish
weight
acid
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Expired
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JP13766676A
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JPS5361629A (en
Inventor
信行 岸田
和郎 岡橋
恭一 柴山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高められた温度において結合強度が非常に改
善されている事、硬化時間が短かくなるように改善され
ている事により特徴づけられる耐熱性、且つ遠乾性の電
気絶縁用ワニスに関するものである。
特に本発明は、特別なフェノール樹脂と、特別なアルキ
ツド樹脂との混合状態に在る油変性アルキツドワニスに
関するものである。従釆、種々の異なったクラスの合成
樹脂が、やや高められた温度において使用するに適する
絶縁用ワニスとして使用されている。例えば、油溶性フ
ェノール ホルムアルデヒド樹脂と混合された油変性ア
ルキッド樹脂は、約15yoまでの温度に於て使用する
のに適するものである。このような絶縁ワニスは、硬化
時間を長くとれば、約155℃までの温度に於て、非常
に良好な耐熱性を示し、且つ、種々の化学的組成物に対
して良好な抵抗性を示すけれども、硬化時間を短かくと
れば、このような温度においては非常に弱い結合強度を
有するものである。本発明の主たる目的は、高温度に於
て使用するに適する電気絶縁用ワニスであって、硬化時
間が短かく、且つ短時間硬化であっても高温度で顕著な
結合強度を有する絶縁ワニスを提供するに在る。
本発明の他の目的は、耐熱性のすぐれたトリス−(2−
ハイドロキシエチル)イソシアヌレートを主原料とする
油変性アルキッド樹脂を含むフェノ−ル樹脂変性アルキ
ツドワニスを提供するに在る。前述の目的を達成する為
、本発明によって約20〜8の雲量%のアルキツド樹脂
凶及び、約80〜2の重量%の特別なフェノール樹脂脚
を混合して、耐熱性且つ遠乾性の電気絶縁用ワニスが提
供される。
前記ァルキッド樹脂のは、ィソフタル酸、テレフタル酸
及びテレフタル酸のメチルェステルより成る群から選択
された少くとも1種の二塩基酸、多価アルコールとして
3価のトリス−(2−ハイドロキシェチル)イソシアヌ
レート及び亜麻仁油の混合物を約18ぴ0〜25ぴ○の
高温好ましくは200℃〜24ぴ0の範囲内の温度に加
熱することにより得られる。前記加熱温度が25び0を
超えると分解が始まり、また18ぴ○以下では充分に反
応しない。また、前記亜麻仁油が全重量の約40〜5の
重量%を構成するような割合にて、材料を配合する。前
記配合量が4の重量%以下では硬化物の柔軟・性がなく
なり、5の重量%以上では乾燥が遅くなる。系は、樹脂
の酸価が30以下になるまで加熱される。アルキッド樹
脂の製造は、すでに公知であるが「油脂類と多価アルコ
ールとのェステル交換が第一段階であり、ついで多塩基
性カルボン酸類と反応させるのであるがtェステル交換
させる場合は鉛、カルシウム、亜鉛などの酸化物やカリ
ウムナトリウムなどの水酸化物、鉛、カルシウム「亜鉛
、リチウムなどのナフテン酸塩などが用いられるが「本
発明の場合には、酸化鉛が特に有効である。前記フェノ
ール樹脂‘別よ、透乾性の原因となる水酸基を多く持た
せる為に、レゾール型のフェノール樹脂が望ましく、m
−クレゾールとホルマリンとを80〜140qo「 好
ましくは約90)0に加熱し、加熱を停止後減圧下に脱
水を行ない「 さらに乾燥性を良くする為に桐油を混合
し、再度同じ温度にまで加熱し、加熱停止後減圧下に脱
水を行なって得られる。
フェノール樹脂の製造に於る触媒としては、公知ではあ
るが、塩基性触媒、例えばアンモニア水、第一級アミン
、第二級アミン、第三級アミンなどが考えられるが、本
発明に使用される油変性のフェノール樹脂の場合には、
特にエチレンジアミンが好適である。なお、上記ァルキ
ッド樹脂風の混合量が2の重量%より少ない場合には硬
化物が硬くてもろくなると共に接着性が悪くなり、一方
、前記アルキッド樹脂■の混合量が8の重量%以上では
硬化に要する時間が長くなり、また硬化物の耐熱性が劣
るようになるのでいずれも好ましくない。
本発明に係る絶縁ワニスには、所望量の揮発性の有機溶
剤、例えばキシレン、トルェン、スヮゾール、ミネラル
スピリットなどを混合することができ、これらの1種類
または2種類以上の混合溶剤が用いられる。
また、上記アルキッド樹脂風とフェノール樹脂脚との混
合物を熱硬化させる場合、高分子の橋架けを有効に行な
う為に、硬化促進剤としてメラミン類、例えばメラミン
、モノメチロールメラミン、もしくはへキサメチロール
メラミンまたはグアナミソ類、例えばペンゾグアナミン
もしくはメトオキシグアナミンなどを混合して用いられ
るが、特にメラミンが好適である。以下に本発明に用い
られるアルキッド樹脂及びフェノール樹脂の製造例「及
び本発明の実施例を挙げ、本発明を具体的に説明する。
製造例 1 トリスー(2−ハイドロキシエチル)イソシアヌレート
40碇部(重量部、以
下重量部で記す)安息香酸
5碇郡亜麻仁油
50礎部リサージュ 0.
5部上記の成分を凝縮器、櫨梓器、不活性ガス吹込管及
び温度計を備えた反応容器中に加えた。
この反応容器内に、不活性ガスを導入し、徐々に200
℃にまで加熱した。この温度が4時間維持され、その間
、この混合物は不活性ガス雰囲気中で蝿枠された。しか
る後、この混合物は、180℃に冷却された。冷却後「
ィソフタル酸300部が添加された。しかる後、得られ
た混合物は約220℃にまで徐々に加熱され、縮合水を
抜きながらこの温度は、混合物が酸価約30を持つに至
るまで維持された。しかる後、この混合物は約180q
oに冷却され、スワゾール#200と混合され、且つ1
40午0に冷却後トルェンと混合されて「 固形物55
重量%、粘度0.8〜1.1ポィズを有する溶液が形成
された。製造例 2mクレゾール
27の都ホルマリン 2
0碇都エチレン・ジアミン 1部上記の成分
を密閉反応容器に装填された。
上記混合物を9ぴ0にまで徐々に加熱し、この温度が1
時間維持された。
しかる後、加熱は停止され、減圧下にて縮合物から水が
分離された。水の除去後、桐油10碇部が添加された。
しかる後、再び混合物は9ぴ0にまで徐々に加熱され、
この温度が1時間維持された。しかる後加熱は中止され
、再び減圧下にて縮合水が分離された。縮合水の分離後
、混合物は常圧下に戻され、約140℃の温度にされた
。この温度は、混合物の粘度が3ぴ0でザンカップ約5
の砂を持つに至るまで維持された。しかる後、この混合
物は100q0に冷却され、且つトルェンと混合されて
固形分60%の溶液が形成された。製造例 3 製造例1のィソフタル酸に代えて、テレフタル酸を30
の部用いた以外は製造例1と同様の方法でァルキッド樹
脂を製造した。
製造例 4 製造例1のイソフタル酸に代えてテレフタル酸のメチル
ェステルを35礎郡用いた以外は製造例1と同様の方法
でアルキツド樹脂を製造した。
実施例 1製造例1のアルキツド樹脂5庇部と、製造例
2のフェノール樹脂5碇都と硬化促進剤としてメラミン
1戊部とを混合する事によりワニスが製造された。
ストラーカー法にて引抜敷断強度が試験された。全ての
試験片は16肋の銅線にて作られた。試験片の各々は、
ワニス中に浸薄され、150午0にて硬化された。実施
例 2 製造例3のアルキッド樹脂5庇都と製造例2のフェノー
ル樹脂5礎郭と硬化促進剤としてペンゾグア**ナミン
15部とを混合する事によりワニスが製造された。
実施例 3 製造例4のアルキツド樹脂5碇部と製造例2のフェノー
ル樹脂5碇都と、硬化促進剤としてへキサメチロールメ
ラミン5部とを混合する事によりワニスが製造された。
実施例 4製造例1のアルキツド樹脂2礎部と製造例2
のフェノール樹脂8礎都と硬化促進剤としてメラミン1
0部とを混合する事によりワニスが製造された。
実施例 5製造例1のアルキッド樹脂8碇認と製造例2
のフェノール樹脂2碇部と硬化促進剤としてメラミン1
0部とを混合する事によりワニスが製造された。
比較例製造例1のトリスー(2ーハィドロキシェチル)
ーイソシアヌレートに代えてグリセリン140部を用い
た以外は製造例1と同様の方法でアルキッド樹脂を製造
した。
このアルキッド樹脂5戊部と製造例2のフェノール樹脂
5碇部と硬化促進剤としてメラミン1礎部とを混合する
事により、フェノール変性アルキッドワニスを得た。上
記実施例1,2,3,4,5及び比較例のワニスの硬化
特性を表に示す。
表ワニスの硬化特性 注も)・・・平板上450傾けて流動性がなくなるまで
の時間位)・・・トリス‐く2‐ハイドロキシェチル)
−ィソシアヌレートを使用していをい油変性ァルキッド
樹脂と速乾型に変性していないフェノール樹脂との混合
物本発明に係る速乾型電気絶縁用ワニスは、上記のよう
に硬化時間が短か〈てよく、且つ高温に於る結合強度は
短時間硬化でも、従来のワニスに比鮫して強い事が明か
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イソフタル酸、テレフタル酸、及びテレフタル酸の
    メチルエステルよりなる群から選択された少なくとも1
    種の二塩基酸、トリス−(2−ハイドロキシエチル)イ
    ソシアヌレート、安息香酸、並びに亜麻仁油を反応して
    得られたアルキツド樹脂を約20〜80重量%と、m−
    クレゾールとホルマリンを混合して加熱脱水し、レゾー
    ル型としたものに桐油を加え、さらに加熱脱水して得た
    フエノール樹脂を約80〜20重量%と、所要量の硬化
    促進剤とを含有してなる速乾型電気絶縁用ワニス。 2 硬化促進剤としてメラミンを用いるようにした特許
    請求の範囲第1項記載の速乾型電気絶縁用ワニス。
JP13766676A 1976-11-15 1976-11-15 速乾型電気絶縁用ワニス Expired JPS6010550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13766676A JPS6010550B2 (ja) 1976-11-15 1976-11-15 速乾型電気絶縁用ワニス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13766676A JPS6010550B2 (ja) 1976-11-15 1976-11-15 速乾型電気絶縁用ワニス

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Publication Number Publication Date
JPS5361629A JPS5361629A (en) 1978-06-02
JPS6010550B2 true JPS6010550B2 (ja) 1985-03-18

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JP13766676A Expired JPS6010550B2 (ja) 1976-11-15 1976-11-15 速乾型電気絶縁用ワニス

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JPS5361629A (en) 1978-06-02

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