JPS5999276A - 放射能測定方法及び装置 - Google Patents

放射能測定方法及び装置

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JPS5999276A
JPS5999276A JP57207967A JP20796782A JPS5999276A JP S5999276 A JPS5999276 A JP S5999276A JP 57207967 A JP57207967 A JP 57207967A JP 20796782 A JP20796782 A JP 20796782A JP S5999276 A JPS5999276 A JP S5999276A
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contamination
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radionuclide
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藤井 正昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、放射能測定方法に係り、特に、体表面汚染と
体内汚染を識別するのに好適な放射能測定方法に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、人間の体内に摂取された放射性物質の量は、バイ
オアッセイあるいはヒユーマン・カラン缶 りにより測定している。前者は、呼扱や尿中に含まれる
放射性物質の量から体内に存在する放射性物質の総量を
推定する方法である。また、後者は、体外に置いた複数
の放射線検出器によシ被測定者に存在する放射性物質の
総量を測定する方法である。いずれの場合も、測定時点
における体内に摂取された放射性物質の総量を測定する
方法である。
これらの方法は、放射能による汚染箇所を識別すること
はできない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、体内汚染および体表面汚染を精度良く
識別できる人体放射能測定方法を提供することにある。
〔発明の概悶〕
本発明の特徴は、放射性物質から放出されるガンマ線の
エネルギスペクトルを測定し、エネルギスペクトルの光
電効果成分とコンプトン散乱成分との比率から体内汚染
および体表面汚染を識別することにある。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な一実施例である放射能測定装置を第1図
および第2図に基づいて説明する。
放射能測定装置2は、被測定者1が仰臥するベッド38
が設けらねる支持枠33、駆動部4、操作部7、計測部
10、演算部14および表示部29からなる。
駆動部4は、放射線検出器3、駆動装置5、位置検出器
6および移動台車37を有している。移動台車37は、
支持枠33に設けられたガイドレール32に取付けられ
、ガイドレール32に沿って移動する。駆動装置5が移
動台車37に設置される。ガイドレール32は、被測定
者1の身長方向に延びている。ガイドレール32にはシ
ック(図示せず)が設けられ、図示されていないが駆動
装置5に設けられるピニオンが前記のラックと噛合って
いる。駆動装置5にはモータ(図示せず)が設けられ、
モータは減速機を介してピニオンに連結されている。放
射線検出器3および位置検出器6は、移動台車37に設
けられる。放射線検出器3の幅は、被測定者1の肩幅に
等しい。支持枠33は、放射線遮蔽体(図示せず)にて
取囲まれている。
操作部7は、操作盤8およびモニタテレビ9を有してい
る。操作盤8は、操作指令を駆動装置5に伝えて駆動装
置5をガイドレール32に沿って所定の位置まで移動さ
せる。モニタテレビ9は、放射線検出器3の位置を検出
する位置検出器6の出力信号および移動台車37等の動
作状況を表示する。
計測部14は、放射線検出器3、高圧電源11、増幅器
12および波高分析器13を有している。
高圧電源11は、放射線検出器3を動作させるために高
電圧を放射線検出器文に印加する。放射線検出器3は、
被測定者1の放射能を検出する。放射線検出器3の出力
信号は、増幅器12で増幅される。増幅器12は、接続
器34および39にて波高分析器13およびデータ取込
みインターフェイス15に接続される。波高分析器13
は、入力した信号のγ線エネルギスペクトルの波高値を
求める。
演算部14は、データ取込みインターフェイス15、中
央処理装置16および外部記憶装置17を有している。
データ取込みインターフェイス15は、波高分析器13
の出力信号であるγ線エネルギスペクトルの波高値を中
央処理装置16に伝える。外部記憶装置17は、ROM
 (ReadOnly Memory) 18、RAM
 (RandomAccess Memory) 19
、磁気テープ20およびディスク22からなる。アドレ
スバス27およびデータバス28は、中央処)!t! 
+’[置16に接続される。几0rJ18 、 RAM
I 9 、磁気テープインターフェイス21.fイスフ
ィンターフェイス23゜パネルインターフェイス24.
ラインプリンタインターフェイス25およびディスプレ
イメモリ26は、アドレスバス27およびデータバス2
8にそれぞれ接続される。磁気テープ20は磁気テープ
インターフェイス21に、ディスク22はディスクイン
ターフェイス23に接続される。
ROM18は、光電ピークエネルギから放射性核種を判
定するプログラム、γ線エネルギスペクトルの指標を計
算するプログラム、汚染を識別するプログラムおよび後
述する体表面汚染と体内汚染の判定および内部被ばく線
量を求める等の本実施例の放射能測定方法のプラグラム
のような演算プログラムを格納している。RAM19は
、放射性核種判定のためのデータおよび汚染識別のため
のデータのような演算に必要な数値データを格納し、し
かもワークエリアを確保する。操作部7の操作盤8は、
パネルインターフェイス24に接続される。
表示部29には、ラインプリンタ30およびディスプレ
イ31がある。ラインプリンタ30およびディスプレイ
31は、ラインプリンタインターフェイス25およびデ
ィスプレイメモリ26にそれぞれ接続されている。
上記のように構成される放射能測定装置2による被測定
者1の放射能の測定を第3図および第4図に基づいて以
下に説明する。被測定者1をベッド3上に寝かせる。操
作員は、操作盤8の放射能測定用の第1のスタートボタ
ンを押す。この指令は、パネルインターフェイス24を
介して中央処理装置16に伝えられる。中央処理装置1
6は、ROM18に格納されている第3図に示すプログ
ラムを呼出し、そのプログラムに従って被測定者1の放
射能測定に必要な操作および演算を実施する。中央処理
装置16は、パネルインターフェイス24および操作盤
8を介して駆動装置5に指令を送り、移動台車37をガ
イドレール32に沿って移動させる(ステップ40)。
同時に、接続器34に信号を送って増幅器12と接点3
6を接続させる(ステップ41)。接続器39は接点3
5より切離されている。放射線検出器3は、移動台車3
7の移動に伴って被測定者1の身長方向の放射能を測定
する。放射線検出器3の出力信号は、増幅器12にて増
幅された後、データ取込みインタフェイス15より中央
処理装置16に入力され(ステップ42)、磁気テープ
20またはディスク22に記憶される。放射能測定が完
了した時点で被測定者1の身長方向の放射能レベル分布
を求める(ステップ43)。その結果は、第5図に示す
ようになり、ディスプレイ31に表示される。
放射性物質で汚染されている位置では、第5図に示すよ
うに(Y)の部分でピークが生じる。複数の位置で汚染
されている場合は、複数のピークが生じる。被測定者1
は、前述したように放射線遮蔽体で作られた部屋内で検
査を受けているので、測定者1の放射性物質による汚染
の有無を判定する(ステップ44)。すなわち、この判
定は、被測定者1が通常の状態で所有している放射能の
所その人は放射性物質に汚染されていすく、そこで検査
は終了する(ステップ53)。
後者の値が前者の値を上まわっている場合は放射性物質
にて汚染されているので、その人に対しては以下に示す
ような検査が実施される。まず、第5図に示す放射能レ
ベル分布の特性と放射能測定時に検出された位置検出器
6の出力信号に基づいて、被測定者1の身長方向におけ
る汚染位置(Y)を決定する(ステップ45)。決定さ
れた汚染位置(Y)に放射線検出器3を移動させるとと
もに接続器39を接点35につなぐ(ステップ46)。
この時、接続器34と接点36を切離す。
汚染位置(Y)での放射能測定を開始する(ステップ4
7)。放射線検出器3の出力信号は、増幅器12経出で
波高分析器13に送られる。波高分析器13は、入力し
た信号の波高分析を行ってγ線エネルギスペクトルの波
高分布を出力する。このγ線エネルギスペクトルの波高
分布は、データ取込みインターフ牟イス15よシ中央処
理装置16内に取込まれ、ディスク22(または磁気テ
ープ20)内に記憶される(ステップ48)。放射能検
出器3による測定が完了した時点で被測定者1は、ベッ
ド38よシ降シる。以後は、以下に示す処理が演算部1
4にて行われる。γ線エネルギスペクトルの波高分布は
、1つの放射性核種に対応する1組の光電ピーク成分P
およびコンプトン成分Cを必らず有している。複数の放
射性核種が存在する場合には、光電ピーク成分Pおよび
コンプトン成分Cは、存在する放射性核種の数だけあら
れれる。光電ピーク成分Pは、光電効果によルヒークの
大きさを表わす量である。コンプトン成分Cは、コンプ
トン散乱によってエネルギが減(11) 衰したγ線に対応するパルス波高の領域を代表する量で
ある。
次に、放射能汚染をもたらしている放射性核種の決定を
ステップ49にて行う。放射性核種決定の処理を、第7
図に基づいて詳細に説明する。
入力されたγ線エネルギスペクトルの波高分布がディス
ク22よシ取出され、光電ピークの数を把握する(ステ
ップ49A)。RAM19は、第6図に示すようにあら
ゆる放射性核種に対する光電ピークエネルギEの値を記
憶している。光電ピークエネルギEは、放射性核種に対
応して決っている。ディスク22から取出されたγ線エ
ネルギスペクトルの波高分布(測定値)から光電ピーク
エネルギEoを求める(ステップ49B)。光電ピーク
エネルギEoは、光電ピーク成分P中の最大値である。
RAM19に記憶されている光電ピークエネルギEの1
つの値を取出す(ステップ49C)。光電ピークエネル
ギEoと1つの光電ピークエネルギEを比較する(ステ
ップ49D)。
Eo =Eであれば、汚染源である放射性核種が決(1
2) 定される(ステップ49E)。すなわち、その光電ピー
クエネルギEに対応する放射性核種が、求める放射性核
種である。EoとEが異なる場合は、RAM19から別
の光電ピークエネルギEの値が取[れ、ステップ49C
の処理が再度行われる。
この操作は、Eo−Eとなるまで繰返えされる。
1つの放射性核種が決定された後、他に放射性核、種が
決定されていない光電ピークの存在の有無を判定する(
ステップ49F)。その光電ピークがり 数だけ繰返えされてその数に等しい数の放射性核種が選
定される。決定された放射性核種名は、ディスク22内
に記憶される。
汚染源である放射性核種がすべて決定された後、スペク
トル指標の演算が実施される(ステップ50)。スペク
トル指標の演算を第8図により説明する。ディスク22
に記憶されているγ線エネルギスペクトルの波高値およ
び放射性核種名を、中央処理装置16に入力する(ステ
ップ50A)。
(13) 1つの放射性核種に対してγ線エネルギスペクトルから
光電ピーク成分Pを算出しくステップ50B)、コンプ
トン成分Cを求める(ステップ50C)。次に、スペク
トル指標Sを求める(ステップ50D)。スペクトル指
標Sは、S=C/Pの演算によって得られる。汚染源で
ある異なる放射性核種が複数個存在する場合は、ステッ
プ50A〜50Dの処理が、放射性核種の数だけ繰返え
され、それぞれのスペクトル指標Sを求める。
すなわち、ステップ50Dの演算が終了した後、スペク
トル指標Sを求めていない放射性核種の有無を判定する
(ステップ50E)。その放射性核種が存在する場合に
ステップ50A〜50Dの処理を繰返えす。スペクトル
指標Sを求めていない放射性核種が無いとステップ50
Bで判定された時、ステップ50の処理を終了する。
以上述べたスペクトル指標Sの算出を第9図に示す具体
的なγ線エネルギスペクトルに基づいてよシ詳細に説明
する。第9図は、放射線検出器3としてNa工(Tt)
放射線検出器を用いた場合(14) のγ線エネルギスペクトルの波高分布の一例である。ピ
ークEoが、光電ピークエネルギである。
光電ピーク成分Cは、光電ピークの低エネルギ側のすぞ
4点、光電ピークの高エネルギ側のすぞm点を結ぶ直r
Ht mよシ上の部分の面積で表わされる。すなわち、
点t、mおよびnを結ぶ線で四重れた斜線部の面積であ
る。
コンプトン散乱は、γ線が通過する被測定者1の人体内
でさらにγ線が通過する放射線検出器3内(例えばNa
I(Tt)放射線検出器のNaI(Tt)結晶内)で生
じる。人体内で生じるコンプトン散乱は、第9図ではパ
ルス波高がh点以上の部分に生じている。しかし、コン
プトン成分Cは、h点以上の部分で求めることが可能で
あるが、後述するようにコンプトン端エネルギEC以下
の部分では放射線検出器3内のコンプトン散乱によって
生じるγ線計数値を含んでおり感度が低下するので、コ
ンプトン端(d点)より大きな部分で求めることが望し
い。また、を点を越えると、光電ピーク成分Pの影響を
受けて感度が低下する。
(15) 感度が高くなる。これは、計数時間の短縮につながる。
本実施例では、第9図に示すようにd点とd点より大き
なエネルギに対応するパルス波高値を有するe点との間
のパルス波高幅のγ線エネルギスペクトルの面積、すな
わち、dI eI  ’l gの各点を結ぶ線で囲れた
斜線部の面積をコンプトン成分Cとして用いる。d点に
対応するコンプトン端のエネルギECは、光電ピークエ
ネルギE。
との間に次式のような関係を有する(「放射線」。
小川老雄、コロナ社、1964年発行)。
Na I (Tt)放射線検出器のエネルギ分解能は、
例えば、直径3インチ、厚さ3インチのNaI(Tt)
結晶の場合で約9%である。従って、この大きさのNa
I (Tt)結晶を有するNaI(Tz)放射線検出器
の出力信号から求めたγ線(16) エネルギスペクトルに基づいて被測定者の体内で発生し
たコンプトン成分Cを求める時のパルス波高の領域は、
次の2式で与えられるエネルギE1およびE2の値に対
応するパルス波高値6点およびe点の間がよい。
Ex = (1+0.045 ) E t    ・・
・・・・・・・(3)コンプトン成分Cをコンプトン端
より高いエネルギ側のパルス波高値の領域で求めること
によって前述したような効果が得られる。すなわち、低
エネルギ領域におけるような放射線検出器3の雑音成分
の影響を受けない。さらに、コンプトン端エネルギEC
より高いエネルギに対応するパルス波高値の計数値は、
γ線がNaI (Tt)結晶を透過する際にコンプトン
散乱によってエネルギが減衰したγ線成分を含まず、人
体をγ線が透過する際にコンプトン散乱によってエネル
ギが減衰しく17) たγ線成分を含んでいる。従って、前述のパルス波高値
の領域の計数値に基づいてコンプトン成分Cを求めた場
合、それによって得られるスペクトル指標Sは、他の領
域のコンプトン成分Cによって得られたスペクトル指標
Sに比べて汚染部位深さの変化に対して大きく変化する
この理由を以下に述べる。第10図に示すような単一エ
ネルギEoのγ線がNaI(Tt)結晶内に入射したと
きに観測されるパルス波高分布は、測定による統計的ゆ
らぎがない場合を考えると第11図のようになる。単一
エネルギEoが光電効果により全吸収された時のパルス
波高値81と、NaI(Tt)結晶内のコンプトン散乱
によって生じるコンプトン端エネルギEcより低いエネ
ルギに対応するパルス波高領域82が現われる。一方、
単一エネルギEoのγ線は、人体を透過することによっ
て第12図に示すような連続したエネルギ分布を有する
ようになる。第12図に示す分布を有するγ線がNaI
 (Tt)放射線検出器に入射すると、統計的ゆらぎを
無視したパルス波高(18) 分布は、第13図(第9図の特性の概略的傾向を示した
もの)のようになΔ。コンプトン端エネルギEC以下の
パルス波高の計数値は、第11図に示すよりなNaI 
(Tt)結晶内でのコンプトン散乱による成分83と人
体内でのコンプトン散乱線がNaI(Tt)結晶内でコ
ンプトン散乱して発生するパルスに基づく成分84との
和となる。
また、コンプトン端エネルギEcから光電ピークエネル
ギEoまでの領域に対応するパルス波高の計数値85は
、人体内でエネルギが減衰したγ線のエネルギが全吸収
されることによって生じる。
従って、検査している被測定者1汚染部の深さを正確に
知るためには、γ線が人体を透過することによってのみ
生じる計数値のみを含むコンプトン端エネルギEC以上
の領域でのパルス波高の計数値を用いてコンプトン成分
Cを求めることが望しい。コンプトン端エネルギEC以
下の領域でのパルス波高の計数値を用いてコンプトン成
分Cを求めた場合には、放射線検出器3内で生じるコン
プトン散乱の影響によって汚染部深さを確定する精(1
9) 度が低くなる。
スペクトル指標Sは、第9図のd点、0点、f点および
g点のそれぞれを結ぶ線にて囲まれた斜線部の面積(コ
ンプトン成分C)を第9図の4点。
m点およびn点をそれぞれ連絡する線にて囲まれた斜線
部の面積(光電ビーク成分P)よって割ることにより求
められる。
第3図のステップ50のスペクトル指標Sの演算が終了
した後、基準スペクトル指標S1およびS2を求める(
ステップ51)。基準スペクトル指標S+およびS2の
演算を、?AI4図により具体的に説明する。まず、被
測定者1の1昏みがディスク22内から中央処理装置1
6内に呼出され、ステップ49Dにて決定された放射性
核種名が入力される(ステップ51A)。被測定者1の
厚み(胴体の厚み)は、別途測定された後、操作盤8を
介してディスク22内に収納されている。汚染位置の深
さの判定規準、すなわち、被測定者1の体表面領域と体
内領域の境界の深さく以下、領域境界深さという)D+
およびD2が、上記した被(20) 測定者1の厚みに対応して第15図から求められる(ス
テップ51B)。領域87は体内領域、領域86Aおよ
び86Bは体表面領域である。体表面領域86Aは背中
および腰の側、体表面領域86Bは胸および腹の側であ
る。直線88Aおよび88Bは、体表面領域86Aおよ
び86Bと体内領域87とのそれぞれの境界深さを示し
ている。
体表面領域86Aおよび86Bは、皮膚、皮下脂肪等の
放射性物質の蓄積しにくい部分である。体内領域87は
、肺等の呼吸器系臓器および胃、腸および肝臓等の消化
器系臓器のような内臓が位置している部分である。この
ような部分は、放射性物質が蓄積し易い。
一般に体内汚染は、放射性物質を含む粉塵を吸入または
飲み込むことによって生じる。従って、放射性物質が体
内で存在する位置は、前述した呼吸器系臓器および消化
器系臓器である。これらの臓器から体表面(皮膚の上面
)までは、ある距離だけ離れている。この距離は、体格
、特に放射線測定方向の人体の厚みによって異なる。標
準的な(21) 人体では、仰臥した時の高さは約20cmであシ、上記
の臓器から体表面までの距離は約3crnである( E
dW3rd M、 Sm1th et、 al ;J、
 NuclearMediCne、 Suppleme
nt A3 、 VOl、 1011969、 Aug
ust ) 、以上ノコとカラ、人体ノ厚みが20cn
1の場合では、体表面領域86Aは表側の体表面から体
内方向に3tM進んだ0〜3crnの範囲であり、体表
面領域86Bは裏側の体表面から体内方向に3crn進
んだ17〜20rrnの範囲である。
放射性物質が体表面領域86Aおよび86Bに存在する
場合は体表面汚染、体内領域87に存在する場合は体内
汚染という。以上の説明は標準的な人体の体格に基づい
たものであるが、標準的ではない人体に対しては、人体
の厚みに対する臓器と体表面との間の距離の比率が標準
的な人体におけるそれらの比率に等しいものとして体表
面領域と体内領域の境界深さを決定する。
境界深さDIおよびD2が求まると、ステップ51C(
第14図)で放射性核核種毎に基準スペクトル指標S1
およびS2を第16図の特性によ(22) り求める。第16図の特性は、S=P/Cの演算式によ
ってあらかじめ求めていたスペクトル指標値と領域境界
深さとの関係を示したものである。
この特性は、あらかじめ求めておく。特性曲線89は1
37C5が放出する0、662MeVのγ線、特性曲線
90は60COが放出する1、 1.7 M e Vの
γ線、特性曲線91はaOC,oが放出する1、33M
eVのγ線および特性曲線92は131■が放出する0
、364MeVのγ線にそれぞれ対応する特性である。
なお、第16図に示したスペクトル指標と領域の境界深
さとの関係は、厚さ5tMのNaI(Tt)結晶を用い
たNa I (Tt)放射線検出器に対するものである
。”Mn等の他の放射性核種についても、第16図に示
す特性を容易に得ることができる。
ステップ51Cにおける基準スペクトル指標S、および
S2は、ステップ51Bにて求められた領域境界深さD
+およびD2に対応している。
まず、被測定者1の汚染源に存在する放射性核種(ステ
ップ49Dで決定)に対応する特性曲線を(23) 第16図より選択する。選択された特性曲線に基づいて
各々の領域境界深さDlおよびD2に対応スルスペクト
ル指標S1およびS2を求める。これらのスペクトル指
標が、基準スペクトル指標となる。例えば、被測定者1
の厚みが20mで汚染源の放射性核種が137C5の場
合、基準スペクトル指標S+  (領域境界深さ、r1
1=3(−m)は第16図の点93Aの値および基準ス
ペクトル指標S2(領域境界深さD2=17crn)は
第16図の点93Bの値となる。このようにステップ5
1Cの処理が終了すると、基準スペクトル指標S1およ
びS2を求めていない放射性核種の有無を判定する蒐(
ステップ51D)。その放射性核種が存在する場合、ス
テップ51Bおよび51Cの処理を繰返す。ステップ5
1Dにおいて、該当する放射性核種が存在しhいと判定
された時、ステップ51の処理が終了し、次に汚染領域
の判別を行う(第3図のステップ52)。
ステップ52の内容を、第17図に示す。1つの放射性
核種についてステップ50Dで求めたス(24) ベクトル指標Sとステップ51Cで求めた基準スペクト
ル指標S1およびS2とを比較する(ステップ52A)
。次に示す(4)式の条件を満足した時は、その放射性
核種については体内汚染52BでSl、、 < S <
 82       ・・・・・・・・・(4)あると
判定し、(4)式の条件を満足しない時は体表面汚染5
2Cであると判定する。次のステップ52Dで判定を行
っていない放射性核種の有無を判定する。汚染領域の判
定をしていない放射性核種がある場合は、その核種につ
いてステップ52Aの判定を繰返して実施する。汚染領
域を判定していない放射性核種が無くなった時、各々の
放射性核種に対するステップ52Aの判定結果を考慮し
、検査している被測定者1の汚染形態を判断する(ステ
ップ52E)。すなわち、ステップ52Eでは、ステッ
プ52Aの判定を考慮して体内汚染(第1形態)、体内
および体表面汚染(第2形態)および体表面汚染(第3
形態)を判断する。被測定者1を汚染しているすべての
放射性核種に対して(4)式の条件が満足されている時
は、第1形態の(25) 体内汚染となる。すべての放射性核種に対して(4)式
の条件が満足されない場合は、第3形態の体表面汚染で
ある。一部の放射性核種に対しては(4)式の条件が満
足され、他の放射性核種に対してはその条件が満足され
ない場合は、第2形態の体内および体表面汚染である。
ステップ52Bの判定が終了すると、ステップ52の判
定が完了するとともに第3図に示す体表面汚染および体
内汚染の識別処理が完了する(ステップ53)。その後
、識別の結果が、ディスプレイ31に表示され、ライン
プリンタ30にてプリントされる。
第2形態の体内および体表面汚染および第3形態の体表
面汚染と判定された場合には、被測定者1はシャワー室
(図示せず)にてシャワーを沿び、体表面を洗浄する。
これによって、体表面に付着している放射性核種を洗い
流す。体表面汚染の場合は被測定者の体表面に放射性核
種が付着しているので、上記の処置によシ容易に除去で
きる。シャワーの代りに除染剤を皮膚に塗布してもよい
除染処置を行った後、第3形態の場合はステツ(26) ブ40〜44の処理を再度行い放射性核種が体表面から
完全に除去されたことを確認する。第2形態の場合はス
テップ40〜52の処理を再度実施し、体表面汚染の処
理が完全になされたことを確認する。
第2形態の場合は前述の再検査終了後、第1形態の場合
は前述の一度目の検査終了後に、体内被ばく線量を求め
るための検査を行う。
体内被ばく線量を求める方法の概略を以下に説明する。
体内のある器官(例えば臓器)Sに存在する線源となる
放射性核種jが放出する放射線iによって、標的となる
器官(例えば他の臓器)Tが受ける預託線量描量H5(
+、〒(T=S ) l、Jは、器官S内での50年間
の線環変数と、1壊変当りに器官Tが受ける線量当量と
の積で求められる。これは、次式で示される。
H60,T (T=S ) I、+ =1.6X10−10XUg X5EE (T”S )
+、+・・・・・・(5)ここで、Ulは線源となる器
官S中に存在する放射性核種が摂取されてから50年間
に壊変する(27) 回数である。5EE(T 4−8>は、線源となる器官
S中に存在する放射性核種が1壊変したときに、標的と
なる器官Tの吸収する単位重量当りのエネルギを線質係
数で補正したものである(比実効エネルギ:MeV/g
)。1.6 X 10−to は、MeV/gからJ/
に9に変換する定数である。
線源器官S中に複数の放射性核種が存在する場合は、H
5へT(T4−8)I、I をjについて加算する。ま
た、標的器官Tが複数の線源器官Sから照射される場合
は、それぞれの線源器官Sについて加算する。
各器官に対する5EE(T4−8)の値は、5nyde
r等が人間の器官の標準的な重量および原子組成を仮定
し、各器官の形状および三次元的配置を数学的に表現し
たMI几p  p h 3 m t o mに対して大
規模なモンテカルロシミュレーションヲ行つことによっ
てすでに求めている(W、S、5nyder。
et、al、 HA tabulBtion of d
ose equiva16ntper m1croci
urie−day for 5ource 3ndta
rget Organ8 of an adult f
or v3rious(28) radionuclides Q几NL−5000i 
1974 )。
以上のことから体内被ばく線量を求めるためには、各器
官内における放射性核種の壊変数U、を評価すればよい
。国際放射線防護委員会(■nternationaI
 Comm1ttee on Radiologlca
lprotection: ICRP)にて提案されて
いる体内被ばく線量評価方法(、ICRP法)では、放
射性核種の摂取から排泄までの体内移行を代謝モデルを
用いて各器官中の線環変数を求めている(ICRPPu
blication 30  作業者による放射性核種
の摂取限度 part  1 : Pergamon 
Press ;0xford : 1980 )。この
代謝モデルは、人間の代謝過程に関与する器官または組
織を生理学的に同一の機能を持つ部分(コンパートメン
ト)に分割し、放射性物質の体内挙動をコンパートメン
ト間の移動として示したものである。コンパートメント
とは、胃や小腸のように物理的に明確な一つの臓器とし
て区別したものに限らず、肺や肝臓のように排泄速度の
異なる複数のコンバートに細分されているものもある。
血液もまた一つのコンパ(29) 一トメントとして取上げられている。
このようがコンパートメントを考慮した代謝モデルは、
次の2つの仮定に基づいて成立っている。
(1)コンパートメント内に放射性核種が流入した場合
、その瞬間に一様に混合分布する。
(2)コンパートメント間の放射性核種の移行速度は、
存在する放射性核種の全量に比例する(アルカリ土類金
属(Ca、Sr等)を除く。これらの元素は内骨性であ
り、骨からの排泄は指数関数でなく、時間tのべき関数
で示される。)また、異なる放射性核種間の相互作用や
体内移行中の形態変化による移行速度の変化はないもの
とする。
60COを含む粉塵の吸入摂取の場合の代謝モデルの例
を第18図に示す。このモデルは、大きく分けて鼻から
気管支を経て肺胞に至る呼吸器系、モデ〃、・胃から小
腸を経て大腸に至る消化器系モデル、Iおよび血液を経
由して排泄される過程を示す循環器系モデルから成立っ
ている。第18図で各器官の横に示された0内の数字は
、同一器官に属(30) するコンパートメントの数を示している。
吸入摂取の場合は、吸入した粉塵の粒径分布に率 よって呼吸器系の各組織への沈着が変化する。さへ らに、各組織からの移行速度は、放射性核種の化学形態
に依存する。沈着した粉塵は、粘液による輸送および呼
吸気道表面のせん毛運動により、消化器系に移行するか
、または沈着した組織の細胞壁を通して血液中に溶解す
る。消化器系に移行したもののうち、一部は小腸におい
て吸収されて血液中に移行し、残りは大腸を経て体外に
排泄される。この小腸からの吸収割合は、核種およびそ
の化学形態により決定される。これらの過程を経て血液
中に移行した後は、化学形態によらず核種によって一定
の経路を示す。6°Coでは肝臓に濃縮されることが動
物実験から推定されるため肝臓のみを区別し、血液から
の排泄経路中の独立したコンパートメントとして取扱っ
ている。第18図でその他の器官と示されているのは、
循環器系の肝臓を除くその他の器官である。なお、血液
に移行した放射性核種のうち一部は、時間遅れを無視で
(31) きろ過程により排泄される。
以上に述べた代謝モデルに必要な入力情報は、(1)放
射性核種、(2)放射性核種の摂取量、(3)吸入した
粉塵の粒径、および(4)吸入した粉塵に含まれる放射
性核種の化学形態である。
また、あるコンパートメントn内に存在する放射性核種
の量q−(t)(Bq:]とすると、前述の仮定から次
の微分方程式が成立する。
ただし、λ、はコンバートメン)nから生物学的に排除
される速度定数[:5f30−1]、λ汎は物理的崩壊
定数(m−1] 、I n(t)は単位時間当りコンバ
ートメン)nに流入する放射性核種の量(B(・+18
0−t )およびtは時間(IBi)である。発明者等
がこの(6)式を解いて求めた6°Co体内挙動の一例
を第19図に示す。第19図の特性は、粒径1.0μm
の6°Coの酸化物をIB、吸入摂取した場合のもので
ある。
以上述べたIC几P法の代謝モデルを用いた本実(32
) 施例の体内被ばく線量の求め方を第4図に基づいて以下
に説明する。
第3図に示す工程に基づく放射線測定にて内部被ばくで
あると判定された被測定者1は、ベッド38上に再び仰
臥する。その後、操作員は操作盤8の放射能測定用の第
2のスタートボタンを押す。
この指令は、パネルインターフェイス24を介して中央
処理装置16に伝えられる。中央処理装置16は、RO
M18に格納されている第4図に示すプログラムを呼出
し、そのプログラムに従って被測定者1の内部被ばく線
量を求める。情報量としては、前述したように、(1)
放射性核種、(2)放射性核種の摂取量、(3)粉塵の
粒径および(4)放射性核種の化学形態の4項目である
。放射性核種および放射性核種の摂取量は、被測定者1
の残留放射能を測定することによって求められる。放射
性核種の摂取量は、代謝モデルから得られる全身の残留
放射能量の経時変化を基に、測定時の残留放射能量を外
挿して求める。摂取から測定までの経過時間は、体内移
行を示す他のパラメータが分かれば(33) 体内分布状況を知ることにより求めることができる。粉
塵の粒径および放射性核種の化学形態は、被測定者1が
放射性核種を吸入した時期を正確に把握できないので、
直接測定することは困難である。しかし、これらの値は
、次のように決定することができる。すなわち、粉塵の
粒径は、測定値がない場合にICRPの勧告に従って空
気力学的放射能中央径(高橋幹二:「基礎エアロゾル工
学」。
p129〜132.1972)で1μmとする。放射性
核種の化学形態は、被測定者1の作業内容に基づいて推
定する。例えば、被測定者1が沸騰水型原子力発電所の
格納容器内の定期検査に従事していたとすると、被測定
者1が吸入した放射性核種は主として構造材の腐食生成
物の確率がひじように高い。構造材の腐食生成物の酸化
物であるので、放射性核種の化学形態は酸化物であると
推定できる。放射性核種の化学形態が酸化物以外の場合
は、放射性核種の体内移行速度を過小評価することにな
る。しかし、内部被ばく量として過大評価となり、安全
側になる。
(34) 被測定者1の内部被ばく一計の算出を、第4図に基づい
て具体的に述べる。まず、操作員は、第2のスタートボ
タンを押すとともに制御盤8よシ被測定者1が吸入した
放射性核種の化学形態および粉塵の粒径を、中央処理装
置16に人力する(ステップ54)。これらの精報は、
ディスク22に格納される。そして、接続器34が接点
36に、接続器39が接点35にそれぞれ接続される(
ステップ55)。次に、中央処理装置16は、駆動装置
5に指令を送り、放射能検出器3が被測定者1の頭の先
端に位置するように移動台車37を移動させる(ステッ
プ56)。放射能検出器3の位置設定が完了した時点で
、移動台車37をガイドレール32に沿って足の方向へ
とゆっくりと移動させ、放射能検出器3により被測定者
1の放射能を測定する(ステップ57)。同時に、位置
検出器6により放射能測定位置か検出され、この位置信
号は操作盤8を介してディスク22内に記憶されfる。
放射能検出器3の出力である放射能信号は、そのまま接
続器34を介して中央処理装置16に(35) 取込まれ、ディスク22に格納される。と同時に、放射
能信号は、波高分析器13にてγ線エネルギスペクトル
の波高値に変換された後、中央処理装置16に取込まれ
る。この波高値も、ディスク22に格納される(ステッ
プ58)。放射能検出器3が被測定者1の足の先端に達
した時、駆動装置5が停止され、放射能の測定が終了す
る(ステップ59)。中央処理装置16は、ディスク2
2内に格納されているγ線エネルギスペクトルの波高値
を呼出して体内被ばくの原因である放射性核種を決定す
る(ステップ60)。この放射性核種の決定は、第7図
に示すステップ49A〜49 Fの処理と同様に行う。
第3図に示す体表面汚染と体内汚染の判定処理で60C
Oによる体内汚染であると判定され、さらにステップ6
0にて体内汚染の原因である放射性核種が60COのみ
であると決定されたとする。この60Coの体内汚染に
基づく体内被ばく量の算出を例にとって、本実施例の体
内被ばく線量の求め方を具体的に説明する。
(36) ディスク22に格納された放射能信号に基づいて被測定
者1の測定時点における全身での残留放射能量(60C
oに起因)を求める(ステップ61)。
この残留放射能に基づいて被測定者1が放射性核種(g
oCO)の摂取量を求めるためには、↑ず、状況は、全
身の放射能測定時における波高分析器13の出力信号に
基づいて得られる。すなわち、全身における光電ピーク
エネルギEOを観察し、測定された放射能測定位置との
関係によりどの放射性核種がどの位置に存在しているか
がわかる。
ステップ62にて放射性核種摂取後の経過時間を求める
。ステップ62の一例を第20図により説明する。
ステップ56で測定されてディスク22内に格納されて
いる放射能信号に基づいて、被測定者1の胸部と腹部に
おける各々の放射能te求める(37) (ステップ62A)。得られた胸部の放射能量に対する
腹部の放射能量の比率(以下、腹部/胸部の残留放射能
比という)を求める(ステップ62B)。
胸部と腹部の残留放射能比は、表1に示すように6°C
O摂取後の経時変化が最も太きい。この経時変化は、6
0Coの摂取量に依存しない。従って、腹部/胸部の残
留放射能比を求めることによって60COの摂取時から
放射能測定時までの経過時間を容易に求めることができ
る。すなわち、この経過時間は、腹部/胸部の残留放射
能比に対応する値を第21図の特性から求めることによ
シ得られる(ステップ62C)。第21図の特性は、6
0COについて摂取後の経過時間と腹部/胸部の(38
)i 残留放射能比との関係を示したものである。
” M nも、60COと同じ特性を有する。摂取後の
経過時間を求めるためには、ステップ60で決定された
被測定者の体内汚染源となっている放射性核種に応じて
第21図に示す特性曲線が自動的に選択される。体内の
汚染源として複数の放射性核種がある場合、一般にそれ
らの放射性核種は同時に摂取されたとみちれるので、い
ずれかの放射性核種についての(腹部の放射能量)/(
胸部の放射能量)を求めてもよい。
放射性核種摂取後の経過時間および放射能測定時の残留
放射能量に基づいて放射性核種の摂取量を求める(ステ
ップ63)。ステップ60で決定された放射性核種およ
びステップ54で入力された粉塵粒径および放射性化学
形態の条件を満足する放射性核種摂取後の経過時間と残
留放射能との関係を示す特性(以下、残留放射能特性と
いう。
例としては第19図に示すもの)を、ディスク22(−
!、たけ磁気テープ20)を検索する。残留放射能特性
は、放射性核種、粉塵粒径および放射(39) 性核種の化学形態をパラメータにして種々のものをあら
かじめ求めておき、それらをディスク22(または磁気
テープ20)内に格納しておく。実放射能特性は、前述
の如くディスク22内に格納せずに、前述の3つのパラ
メータを考慮して(6)式に基づいてその都度算出して
もよい。
本実施例では、粉塵粒径を1μmおよび化学形態を酸化
物とする。吸入した放射性核種は、ステップ60にて決
定されたように60coである。従って、ディスク22
から第19図に示す特性が検19図に示す全身の特性曲
線より求める。この残留放射能量(吸入量IB、当りの
もの)と放射線検出器3にて測定した放射能信号に基づ
いて得られた実測の全身残留放射能量との比率を求める
(40) 外挿して 60COの摂取tを求める。
前述のように求められた放射性核種の摂取量および放射
性核種、および入力された粉塵の粒径および放射性核種
の化学形態を第18図に示す代謝モデルに適用し、器官
別の線環変数Uak求める(ステップ64)。すなわち
、器官の残留放射能の時間変化を表わす関数((6)式
の解として解析的に求まるもの)を積分して得られる。
放射性核種に対応する器官別の比実効エネルギ5EE(
T←S)を検索する(ステップ65)。比実効エネルギ
5EE(T 4−8)は、ディスク22内に記憶されて
いる。比実効エネルギ5EE(T−8)は、前述した8
nyde r等の文献r 0RNT、−50004に具
体的に示されている(aOCOの場合は、p196)。
得られた線環変数U、および比実効エネルギ5EE(T
4−8)を(5)式に入力して該当する器官についての
預託線量当量Hso +↑(T4−8)1を求める。被
測定者1の内部被ばく線量は、体内における各器官の預
託線量当t Hso 、〒(T4−8)11と(41) 器官ごとに加算することによって求められる(ステップ
66)。すなわち、内部被ばく線量(実効線量当量と呼
ばれる)H+cは、次式によって求められる。
Hm=ΣW丁 ・HlIO,T  (T=8 )   
−(7)これは、器官によって同じ線量全あびても影響
度が異なることを考慮したものである。Wyの値は、表
    2 *印は線量の大きなものを5つ選ぶ 表2の通りである。汚染源の放射性核種が2種類以上あ
る場合は、各々の放射性核種による内部被ばく線量を加
算するこ (42) とによって真の内部被ばく線iを求めることができる。
以上の処理によって、被測定者1の内部被ばく線数の算
出が終了する。算出された内部被ばく線量は、ラインプ
リンタ30にてプリントされ、ディスプレイ31に表示
される。
本実施例によれば、コンプトン成分Cと光電ピーク成分
Pとに基づいて判定を行うので、被測定者1が放射能で
汚染されている場合に体内汚染と体表面汚染を精度良く
識別できる。従って、被測定者に対するその後の処理を
適切に行うことができる。また、体内汚染および体表面
汚染を判定する場合、被測定者1に対しては放射能を測
定するだけであるので、被測定者1を拘束する時間が短
かい。特に、身長方向の汚染位置における放射能ピーク
位置で放射能を測定して波高分析を行うだけでよいので
、体内汚染および体表面汚染識別のための放射能測定は
極めて短時間ですむ。識別のための演算処理も単純であ
り、短時間で判定が得られる。従って、放射能汚染者が
大勢いる場合でも、短時間にその識別を行うことができ
る。
(43) 体内汚染と体表面汚染の識別を行なった後、体内汚染の
場合にあらためて内部被ばく量を求める放射能測定を行
っているので、体表面汚染者を検査のために長時間拘束
することがなくなり、汚fly内における放射性核種の
分布状況を把握する必要分の波高分析は、長時間を要す
る。従って、体内汚染および体表面汚染の識別を行う際
、内部被ばく線量を求めるための全身の放射1r’L信
号に対する波高分析全実施することは、この波高分析を
行う必要のない体表面汚染者に対してもそれを実施する
ことになる。本実施例では、このような問題が解消でき
、放射線測定の効率化が図れる。また、体内汚染と体表
面汚染の両者の放射能汚染を受けている被測定者に対し
ても、本実施例によれば、それらの汚染を明確に識別可
能である。このようなケースにおいては、体表面汚染の
原因である放(4イ) 対性核種をシャワー等で除染した後、内部被ばく線量を
求める放射能測定を実施できるので、体表面汚染の放射
能の影響を解消し次状態C内部被ばく線量を精度良く求
めることができる。
腹部/胸部の残留放射能比に基づいて放射性核取 種摂後の経過時間を簡単に精度良く求めることが八 できる。従って、放射性核種の摂取量を容易に算出する
ことができる。
次に、体内汚染および体表面汚染を識別するための基準
となるスペクトル指標sあ求め方の他の実施例を以下に
説明する。
第22図は、スペクトル指標S算出の基礎となるコンプ
トン成分Cおよび光電ピーク成分Pを、1つのパルス波
高値の計数で求めるものである。
すなわち、コンプトン成分Cは、第9図に示すd点とe
点を結ぶ線分の中点であるに点を通る垂線の線分jkの
長さで示される計数値である。また、光電ピーク成分P
は、光電ピーク成分のピークであるn点(光電ピークエ
ネルギE、の波高値)を通る横軸に対する垂線の線分i
nの長さで示され(45) る計数値である。i点は、直線tmとn点を通る垂線と
の交点である。このようにして得られたコンプトン成分
Cを光電ビーク成分Pにて割ることによってスペクトル
指櫻Sを求めることができる。
この場合、第16図に示す特性曲線は、上記の定義に基
づいて得られるスペクトル指標と領域境界深さに基づい
てあらたに作る必要がある。
スペクトル指標Sを求める他の実施例としては、光電ピ
ーク成分Pとしては第9図に示す1点1m点およびn点
を結ぶ線にて囲まれた斜線部の面積を用い、コンプトン
成分Cとしては線分dgの右側で線分dgを基点とする
光電ピークエネルギE。
イp の半価幅(ピーク値の1/2の値になる点のエネルギ幅
)に相当する幅を持った図形の重積を用いてもよい。
さらに、他の実施例を第23図に示す。本実施例の光電
ピーク成分Pは第9図の場合と同様に2点0m点および
n点を結ぶ線にて囲れ九斜線部の面積で表わす。コンプ
トン成分Cは、コンプトン端(d点)より低エネルギ側
でh点より高エネル(46) ギ側で求める。すなわち、第23図に示すt点。
U点、7点およびW点を結ぶ線にて囲れる斜線部の面積
にて、コンプトン成分Cを表わす。■およである。前述
した各々の実施例は、コンプトン成分Cv、コンプトン
端以上の高エネルギ領域で求め−tTM口ので放射線検
出器内でのコンプトン散乱の影響がないので、スペクト
ル指標Sを精度良く求めることができる。しかし、本実
施例は、放射線検出器内でのコンプトン散乱が発生する
コンプトン端より低いエネルギ領域でコンプトン成分を
求めているので、誤差が大きくなる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、体表面汚染および体内汚染を明確に把
握することができる。。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例で(ある放射能測定装
置の系統図、第2図は第1図に示す演算部の詳細系統図
、第3図は第1図に示す中央処理装(47) 首にて実施される体内汚染および体表面汚染識別処理の
手順を示すフローチャート、第4図は第1図に示す中央
処理装置にて実施される内部被ばく線量算出の手順を示
すフローチャート、第5図は被測定者の身長方向の放射
能分布ケ示す説明図、第6図は放射性核種の光電ピーク
エネルギを示す説明図、第7図は第3図に示す放射性核
種の決定の手順を示すフローチャート、第8図は第3図
に示すスペクトル指標S演算手順を示すフローチャート
、第9図は第1図に示す波高分析器の出力信号でるるγ
線エネルギスペクトルの波高分布を示す説明図、第10
図は放射線検出器に入力されるγ線のエネルギを示す特
性図、第11図は第10図に示すγ線を入力した時に放
射線検出器から出力されるパルス波高分布を示す特性図
、第12図は第10図に示すγ線が人体に照射された時
に人体を透過したγ線のエネルギ分布を示す特性図、第
13図は第12図に示すγ線を入力した時に放射線検出
器から出力されるパルス波高分布を示す特性図、第14
図は第3図に示す基準スペクトル(43) 指標演算のフローチャート、第15図は人体の厚みと領
域境界深さとの関係を示す特性図、第16図は領域境界
深さとスペクトル指標との関係を示す特性図、第17図
は第3図の汚染領域判定のフローチャート、第18図は
代洲モデルの一例を示す説明図、第19図は60Co摂
取後の経過時間と体内の残留放射能との関係を示す特性
図、第20図は第4図に示す放射性核種摂取後の経過時
間算出のフローチャート、第21図は放射性核種摂取後
の経過時間と腹部/胸部の残留放射能比との関係を示す
特性図、m22図および第23図はコンプトン成分Cお
よび光電ピーク成分P算出の他の実施例を示す説明図で
ある。 1・・・被測定者、2・・・放射能測定装置、3・・・
放射線検出器、4・・・駆動部、5・・・駆動装置、6
・・・位置検出器、7・・・操作部、8・・・操作盤、
10・・・計測部、13・・・波高分析器、14・・・
演算部、16・・・中央処理装置、18・・・ROM、
19・・・RAM、22・・・ディスク、29・・・表
示部、31・・・ディスプレイ、34.39・・・接続
器、38・・・ベッド。 代理人 弁理士 高橋明夫 2     7 $q目 E。 /・1ルス1あ4直(作先U会) 0 とず來エギルキ°゛− /・・ル人41t4fL (社克g会)E。 rt化 工γルキ°− tlJ図 f:八 パルスjIf7(亙 葛14目 葛75図 人イネの1み tcm) 葛・乙m プ ロ     /     tσ    /(21)  
   2.f軸形に一色野り肇さ (0%) 笛t’1図 46t、摂枦14漣時間(d^/〕 事。図 りzt(B 駄婢桝U瓜島録蒔藺(d^y2 第23図 、。 tXrLX;−/i;Q4r!−(It%g42h)手
続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和57年特許願第 207967号 発明 の名称  放射能測定方法 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住  所 東京都千代田区丸の内−丁目5番1号名  
称(510)株式会社 日 立 製 イ乍 所代表者 
三 1)勝 茂 代   理   人 居  所 東京都千代田区丸の内−丁目5番1号委氏状 補正の内容 (1)明細書の41頁及び42頁の浄書(内容に変更な
し) (2)別紙の委任状を提出するっ/

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被測定者の放射能を測定し、測定された放射能信号
    のγ線エネルギスペクトルを求め、前記γ線エネルギス
    ペクトルの光電効果成分とコンプトン散乱成分との比に
    基づいて前記被測定者の体表面汚染および体内汚染を識
    別する放射能測定方法。 2、前記γ線エネルギスペクトルの光電ピークエネルギ
    に丞づいて汚染源の放射性核種を求める特許請求の範囲
    第1項記載の放射能測定方法。 3、前記コンプトン散乱成分は、前記γ線エネルギスペ
    クトルのコンプトン端よシ高エネルギ側にて求める特許
    請求の範囲第1項記載または第2項記載の放射能測定方
    法。 4、被測定者の放射能を測定し、測定された放射能のr
    N&エネルギスペクトルを求め、前記γ線エネルギスペ
    クトルの光電効果成分とコンプトン散乱成分との比に基
    づいて前記被測定者の体表面汚染および体内汚染を識別
    し、前記体内汚染である場合には前記被測定者の内部被
    ばく線量を求める放射能測定方法。 5、前記γ線エネルギスペクトルの光電ピークエネルギ
    に基づいて汚染源の放射性核種を求める特許請求の範囲
    第4項記載の放射能測定方法。 6、前記コンプトン成分は、前記γ線エネルギスペクト
    ルのコンプトン端より高エネルギ側にて求める特許請求
    の範囲第4項または第5項記載の放射能測定方法。 7、前記体内汚染である場合には前記被測定者の身長方
    向に再度放射能を測定し、この放射能信号に基づいて前
    記内部被ばく量を求める特許請求の範囲第4項記載の放
    射能測定方法。 8、再度測定された前記放射能信号のγ線エネルギスペ
    クトルの光電ピークエネルギに対厄して決まる放射性核
    種と、再度測定された前記放射能信号から得られる前記
    被測定者の前記放射性核種の摂取量とに基づいて、前記
    内部被ばく線量を求める特許請求の範囲第7項記載の放
    射能測定方法。 9、前記放射能の測定とともに検出される測定位置と前
    記放射性核種に基づいて得られる前記被測定者内の前記
    放射性核種の分布から前記放射性核種を摂取した後の経
    過時間を求め、再度測定された前記放射能信号から得ら
    れる前記被測定者の残留放射能と前記経過時間とにより
    前記放射性核種の摂取量を求める特許請求の範囲第8項
    記載の放射能測定方法。
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