JPS599614Y2 - 指サツク - Google Patents

指サツク

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Publication number
JPS599614Y2
JPS599614Y2 JP3291779U JP3291779U JPS599614Y2 JP S599614 Y2 JPS599614 Y2 JP S599614Y2 JP 3291779 U JP3291779 U JP 3291779U JP 3291779 U JP3291779 U JP 3291779U JP S599614 Y2 JPS599614 Y2 JP S599614Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
finger
layer
sponge layer
finger cot
Prior art date
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Expired
Application number
JP3291779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55131729U (ja
Inventor
克己 堀向
孝章 中野
Original Assignee
信越ポリマ−株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 信越ポリマ−株式会社 filed Critical 信越ポリマ−株式会社
Priority to JP3291779U priority Critical patent/JPS599614Y2/ja
Publication of JPS55131729U publication Critical patent/JPS55131729U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS599614Y2 publication Critical patent/JPS599614Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規かつ改良された指サックの構造に関するも
のである。
従来、指を負傷したときなどにはその患部を保護する目
的で指サックが用いられているが、この種従来公知の指
サックはそのほとんどがラテックス製のものであるため
に、このものは水蒸気あるいはガスの透過性に劣り、そ
れを長時間指に装着しておくと発汗作用によりその内部
が高温状態になって不快感を与えるほか、患部に悪影響
を与えるという不利、欠点があった。
一方、上記ラテックス製の指サックにおける不利、欠点
を解決する目的で、指サックを水蒸気およびガス透過性
が格段にすぐれたシリコーンゴムをもって作ることが試
られてきてはいるが、しかしシリコーンゴムは一般にそ
の引裂強度が小さいために、単にシリコーンゴム材料で
構或してなる指サックでは到底実用に供し得なかった。
本考案はかかる点にかんがみ、その機械的強度を改善し
た新規かつ改良されたシリコーンゴム製の指サックを提
供するものであって、これは添付図面に示すように、シ
リコーンゴムスポンジ層1の外側にシリコーンゴム層2
を設けてなる構造を有するものである。
以下に本考案を詳細に説明すると、まず本考案の指サッ
クにおけるシリコーンゴムスポンジ層1は、通常のシリ
コーンゴム生ゴムに、充填材、発泡剤、硬化剤等を添加
混合し、これを所望の金型内で発泡硬化させることによ
り得ることができる。
このスポンジ層1の発泡倍率は1.2〜3倍程度のもの
とされるが、これは上記以下の低倍率のものでは実質に
スポンジとしての機能を果さなくなり、また上記以上の
高倍率のものでは機械的強度が低下し、指サックとして
実用に供し得ないものとされてしまうからである。
また、このスポンジ層1は独立気泡構造、連続気泡構造
のいずれでもよいが、通気性をより高めるという点から
は連続気泡構造であることの方が好ましい。
一方、シリコーンゴム層2は、上記シリコーンゴムスポ
ンジ層1の外側に、液状のシリコーンゴムコンパウンド
を付着硬化させることにより得ることができるものであ
って、このシリコーンゴムは一液型、二液型のいずれで
もよい。
このシリコーンゴム層2を設けるには、予め指サックの
形状に或形されたスポンジゴム威形物を、液状のシリコ
ーンゴムコンパウンド中に浸漬した後取出して硬化させ
ればよく、この際要すれば指サックの内側にもシリコー
ンゴム層を設けることがで゛きる。
なお、この液状シリコーンゴムパウンドは、上記浸漬過
程でスポンジ層1の内部にある程度浸透させたり、ある
いはできるだけ均一なシリコーンゴム層を形或するとい
う観点から、その粘度は200〜6000センチポイの
範囲のものが適当である。
このようにシリコーンゴムスポンジ層1とシリコーンゴ
ム層2が一体化された本考案の指サツクは、スポリジゴ
ム層1によりシリコーンゴム層2が補強されるので、シ
リコーンゴム製であるにもかかわらず強度的に問題はな
く、シかもシリコーンゴム層2は液状シリコーンゴムを
スポンジ層1にある程度浸透さた状態で硬化一体化され
ているので、使用中にシリコーンゴム層2とスポンジ層
1が剥離されるおそれはない。
本考案の指サックはその肉厚について特に限定されるも
のではないが、これは使い易さおよびガス透過率を考慮
して0.2〜Q.gmmの範囲とするのが適当で゛ある
以上説明した通り、本考案の指サックはシリコーンゴム
スポンジ層の外側にシリコーンゴム層を一体化して設け
たものであり、このものはシリコーンゴム層がスポンジ
層によって補強されているので、指サックとして充分機
能し得る機械的強度が与えられ、またシリコーンゴムス
ポンジ層の存在によりシリコーンゴムが本来有するすぐ
れたガス透過性に加えて通気性にすぐれたものとされる
ので、この指サックを長時間装着しておいても発汗に伴
なう不快感はなく、また指の患部に悪影響を及ぼすこと
もなく、さらに、シリコーンゴムは人体に対して不活性
であるので患部に直接接触しても組織反応を起すような
こともないうえに、加熱滅菌、煮沸滅菌による繰返し使
用が可能であるなど、その実用的価値はすこぶる大であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案になる指サックの断面図を示すものである
。 1・・・・・・シリコーンゴムスポンジ層、2・・・・
・・シリコーンゴム薄膜層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリコーンゴムスポンジ層の外側にシリコーンゴム層を
    設けてなる指サック。
JP3291779U 1979-03-14 1979-03-14 指サツク Expired JPS599614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3291779U JPS599614Y2 (ja) 1979-03-14 1979-03-14 指サツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3291779U JPS599614Y2 (ja) 1979-03-14 1979-03-14 指サツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55131729U JPS55131729U (ja) 1980-09-18
JPS599614Y2 true JPS599614Y2 (ja) 1984-03-27

Family

ID=28887356

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JP3291779U Expired JPS599614Y2 (ja) 1979-03-14 1979-03-14 指サツク

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JPS55131729U (ja) 1980-09-18

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