JPS5995058A - 導尿カテ−テルの製造方法 - Google Patents

導尿カテ−テルの製造方法

Info

Publication number
JPS5995058A
JPS5995058A JP57206562A JP20656282A JPS5995058A JP S5995058 A JPS5995058 A JP S5995058A JP 57206562 A JP57206562 A JP 57206562A JP 20656282 A JP20656282 A JP 20656282A JP S5995058 A JPS5995058 A JP S5995058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urinary catheter
urinary
antibacterial
catheter
urine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP57206562A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0327213B2 (ja
Inventor
阪本 泉
梅村 吉弘
雲丹亀 司
邦彦 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP57206562A priority Critical patent/JPS5995058A/ja
Publication of JPS5995058A publication Critical patent/JPS5995058A/ja
Publication of JPH0327213B2 publication Critical patent/JPH0327213B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導尿カテーテルの製造方法に関するものであ
り、さらに詳しくは抗菌物質徐放性能を有する導尿カテ
ーテルを製造する方法に関するものである。
を髄損傷、 1ltif出血、脳軟化症3手術後の患者
においては排尿困難、尿失禁などの症状を伴うことが多
い。このような場合は1内湯な尿路を確保し。
その結果、腎機能の維持や改善を促すかあるいは尿の漏
出を防止するといった意味でカテーテルを用いた導尿法
が採用される。この際に用いられるカテーテルは特に導
尿カテーテルと称される。
導尿法と排尿を速やかに行わせるといった極めて有用な
治療手段であるため泌尿器科のみならず外科、内科、産
婦人科などの領域で日常的に繁用されているが、一方で
は、いったん導尿カテーテルが尿路に留置されると感染
の発生は避は蝋いという問題がある。すなわち、導尿カ
テーテルは長時間尿路に留置しておくものであるから、
このカテーテルを通じて細菌が侵入し、尿道炎、膀胱炎
賢う炎などの症状が頻発する。従来から多用されている
開放持続導尿法(硝子瓶など滅菌されていない容器に集
尿する方法)を施行した場合には。
3日以内に42〜80%の症例に感染が発生し、7日目
には金側に感染が成立したことが報告されている。
このため、尿路感染防止に関しては膀胱の洗浄や殺菌剤
の注入などの方法が行われているが、操作が面倒であり
、またこの操作を行うこと自体が新たな感染源となると
いった不都合な面が多い。
また、抗菌物質の予防的投与などの化学療法も行われて
いるが、大量投与もしくは抗菌物質の種類によっては少
量にても頻発すに副作用の問題及びいったん感染が生じ
ると菌交代症が発現しやすいことなどの問題から無計画
な化学療法はむしろ有害であると言われる程に、抗菌物
質に関しては局所的利用が強く望まれている。
抗菌物質の局所的利用に関しては1例えば特公昭54−
276RO号公報には導尿カテーテルの壁面にポリビニ
ルアルコール系樹脂からなる被覆層を形成させ、この層
に抗菌物質を含ませて使用するかあるいは被覆層を形成
させる際にあらかじめポリビニルアルコール系(耐脂に
抗菌物質を添加して抗菌物質を徐放する導尿カテーテル
を製造することが示されている。しかしながら、この方
法においては、長期にわたる徐放性を得ることは困難で
あり。
また被覆層とカテーテルとの接着性の問題、ひいては長
時間留置中の耐久性の問題及び体内留置の際に要請され
る弾力性の問題などが十分解決されておらず、これらの
理由から満足に使用されるものではない。
また、抗菌物質含有の軟こうを導尿カテーテルに塗布す
る方法なども実際に行われているが、このような方法で
はさらに短時間にて抗菌物質は尿によって洗い出され体
外に放出され、抗菌能力は認められなくなる。
また、スリーウェイカテーテルと呼ばれるものを用いて
抗菌物質希釈溶液を膀胱内に直接注入する方法(リンス
法)なども局所的治療としてとられているが、取扱いが
面倒なため、一部の泌尿器科で採用されているにすぎず
、他の頻尿領域では用いられていないのが現状である。
細菌の進入経路としては、■導尿カテーテルと尿路粘膜
の間を逆行(管外性経路)、■導尿カテーテルと導管と
の結合部からの侵入(洗浄などの処置を含む)、■蓄尿
部から導管及び導尿カテーテル内部の逆行(管内性経v
II)がある。管外性経路よりの侵入にては尿道常在菌
が留置後早期には導尿カテーテルの壁を伝ってすみやか
に上行し。
膀胱頚部に達する。このような感染に対しては導尿カテ
ーテルの壁面に存在する抗菌物質は直接菌と接すること
ができるので抗菌機能を発揮し得る。
しかしながら、管内性経路9例えば集尿器からの侵入、
すなわち集尿器に落下あるいは侵入した細菌は、貯留し
ている尿中で増殖し、尿の逆流や気泡の上昇に伴って膀
胱内にまで達する。実際、静置実験において鯉の滝昇り
のごとくに細菌が尿中を遡ることも確認されている。こ
のような経路からの侵入に対しては、導尿カテーテルの
壁面に存在する抗菌物質は菌と直接接することができな
いことが起こり得るため、抗菌機能の及ばない菌が残存
する可能性が高く、感染防止能力は十分ではない。全て
の侵入経路からの感染に対して防止能力を持つためには
、抗菌物質は導尿カテーテルの壁面に存在するだけでな
く、徐々に壁面から離れて尿中に拡散していき、尿内を
浮遊上向する細菌に接することが必要である。この場合
、抗菌物質5− が壁面から離れていく際の速度が問題となる。前述のご
とく導尿カテーテルに抗菌物質を吸着させたり、抗菌物
質入りの軟膏を塗布するがごとき方法を実施した場合に
は、抗菌物質は尿によって簡単に洗い流され体外に流出
し、極めて短時間にて壁面にも尿中にも存在しなくなる
。このことは極めて短時間の体内留置にて感染防止能力
が失われることを意味する。したがって、抗菌物質が壁
面から離れていく速度を制御し、長時間にわたって抗菌
物質の尿中濃度を有効な濃度以上に保っておくことが感
染防止には大切なことになる。
本発明者らは、このような現況に鑑み1体内留置期間中
引続いて適切な種類及び量の抗菌物質を適切な速度で徐
放しえて、かつ弾力性、柔軟性及び耐久性に優れた導尿
カテーテルを製造する方法を確立することを目的として
鋭意研究を重ねた結果、導尿カテーテルにこれを構成す
る素材と同系のエラストマー原料と抗菌物質とからなる
液を付与した場合、尿路感染防止にふされしい長期にわ
たる抗菌物質の徐放性と1体内留置に好ましい耐6− 天性と弾力性を合わせ持つ導尿カテーテルが得られるこ
とを見出し1本発明に到達したものである。
すなわち2本発明は配合ラテックス、シリコーン系コン
パウンド及びポリウレタン系コンパウンドからなる群よ
り選ばれたエラストマー原料より得られた導尿カテーテ
ルに、該導尿カテーテルの製造に用いられたものと同系
のエラストマー原料液と抗菌物質とからなる液を付与し
た後、熱処理を施し、該導尿カテーテルの内壁又は外壁
に抗菌物質を含有した被覆層を設けることを特徴とする
抗菌物質徐放性導尿カテーテルの製造方法である。
本発明にいうエラストマーとは、常温付近でゴム状弾性
を有するものであり、エラストマー原料とはエラストマ
ー成分に必要に応じて可塑剤、充てん剤2着色剤、安定
剤、硬化剤などを配合してそのまま成形に供することが
できるようにしたものを意味する。
また、配合ラテックスとは、ゴム植物の樹皮に切付を行
った時に流れ出る1種々の有機物及び無機物の水溶液を
分散媒体とし、ゴム分を分散質とした1種のコロイドで
ある牛乳状のラテックスに。
必要に応じて9例えばpl+調整剤、加硫剤、加硫促進
剤、加硫遅延剤、加硫促進助剤、°軟化剤、充てん剤、
老化防止剤1着色剤などを配合したものを意味する。
また、シリコーン系コンパウンドとは、高重合度のオル
ガノポリシロキサンに無機光てん剤、硬化剤などを配合
した溶液状あるいは懸濁液状のものを意味し、かかるシ
リコーン系コンパウンドにはシリコーンエラストマーと
呼ばれているエラストマー原料も含まれる。オルガノポ
リシロキサンとしては9例えばジメチルポリシロキサン
、メチルフェニルポリシロキサン、シアノアルキルメチ
ルポリシロキサン、フロロアルキルメチルシロキサンな
どがなげられるが2弾性9強度1人体無害性などの面か
らジメチルポリシロキサンが好ましく用いられる。
また、ポリウレタン系コンパウンドとは、主鎖の繰り返
し単位中にウレタン結合をもつポリウレタンのエラスト
マーを構成するポリイソシアナートとポリオールとの混
合物を主成分としたものを意味する。ポリイソシアナー
トとしては1例えばトルエンジイソシアナート、キシレ
ンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート、ジ
フェニルメタンイソシアナート、フェニレンジイソシア
ナート、エチレンジイソシアナート、シクロヘキシレン
ジイソシアナート、トリフェニルメタントリイソシアナ
ート、トルエントリイソシアナートなどがあげられる。
ポリオールとしては1例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコール、シクロヘキサンジオール、ペンタエリスリト
ール、グリセリン、  1.Ll −)リメチロールプ
ロパンなどのポリオール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリテトラメチルグリコール
、ポリエチレンーボリプロビレングリコールなどのポリ
エーテル−ポリオールなどがあげられる。
また、ポリオールにはコハク酸、グルタル酸。
アジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、フタル酸、テ
レフタル酸などのジカルボン酸とエチレン9− グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ルなどのグリコールとの縮合によって得られる両末端に
水酸基を有するポリエステルなども含まれ、さらにこれ
らのポリオールの一部をポリアミン、ポリチオール、ポ
リカルボン酸などの他の活性水素化合物に置きかえたも
のも含まれる。
本発明にいうエラストマー原料と抗菌物質とからなる液
とは、上述のエラストマー原料に抗菌物質が1種以上含
有されているものをいう。抗菌物質は溶解されていても
よいし、懸濁されていてもよいし、また均一に分散され
ていてもよい。液中に含有される抗菌物質の量は任意で
あるが3通常導尿カテーテルの体内留置日数は長くても
4〜5週程度であり、その間において抗菌物質が徐放さ
れればよいことを考えると、必要以上の量を含有させる
ことは経済的に望ましくなく、またエラストマー原料と
抗菌物質とからなる液の安定性及び成形後の導尿カテー
テルの物性に悪影響を及ぼす場合がある。一方、抗菌物
質量が少なすぎる場合には、感染防止が望めない、した
がって1本発明−10= においては抗菌物質は、エラストマー原料と抗菌物質と
からなる成金重量に対して0.1%ないし40%未満含
有するものを用いるのが好ましい。また。
エラストマー原料と抗菌物質の組合せによっては。
凝集などの現象が起こることもあるので、適宜pttな
どを調整する必要がある。
本発明にいう抗菌物質とは、抗生物質及び殺菌剤のこと
をいう。抗生物質としては1例えばクロキサシリン、シ
クロキサシリン、フルクロキサシリン、アンピシリン、
ヘタシリン、タランピシリン、シクラシリン、アモキシ
シリン、ピブメシリナム、ピペラジリンなどのペニシリ
ン頬、セファロリジン、セファログリシン、セファレキ
シン。
セファゾリン、セファピリン、セフラジン、セフテゾー
ル、セフオキシチン、セファトリジンなどのセファロス
ポリン類、ストレプトマイシン、カナマイシン、フラジ
オマイシン、パロモマイシン。
ゲンタマイシン、ベカナマイシン、リボスタマイシン、
ジベカシン、アミカシン、トブラマイシン。
スペクチノマイシンなどの7ミノグリコシド類。
オキシテトラサイタリフ。テトラサイクリン、デメチル
クロルテトラサイクリン、メタサイクリン。
ドキシサイクリン、ミノサイクリンなどのテトラサイク
リン類、エリスロマイシン、キタサマイシン、オレアン
ドマイシン、スピラマイシン、ジ日すマイシン、ミデカ
マイシンなどのマクロライド類、リンコマイシン、クリ
ンダマイシンなどのリンコマイシン類、ミカマイシン、
グラミシジンS。
グラミシジンなどのアンチグラム陽性バクテリア類、コ
リスチン、ポリミキシンBなどのポリミキシン類、バイ
オマイシン、カブレオマイシン、エンビオマイシン、サ
イクロセリンなどのアンチミコバクテリウム頬、アムホ
テリシンB、ピマリシンなどのポリエンマクロライド類
、リファンピシン、ピロールニドリン、マイトマイシン
C,アクチノマイシン、プレオマイシン、ダウノルビシ
ン。
ドキソルビシン、ネオカルチノスタチンなどがあげられ
るが、尿路感染症原因菌に対する効菌力が大きい点から
アミノグリコシド類又はポリミキシン類が好ましく用い
られる。殺菌剤としてはアクIJ /−ル、アクリルフ
ラビンなどの色素製剤、ニトロフラゾンなどのフラン製
剤、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンザトニウムなどの
陽性面けん製剤、シクロヘキシジン、ポビドンヨードな
どが好ましく用いられる。
本発明の方法によって導尿カテーテルを製造するには、
天然ゴムラテックス、シリコーン系コンパウンド及びポ
リウレタン権コンパウンドからなる群より選ばれたエラ
ストマー原料より得られた導尿カテーテルに、その導尿
カテーテルの製造に用いられたものと同系のエラストマ
ー原料と抗菌物質とからなる液を付与した後、熱処理を
施して導尿カテーテルの内壁又は外壁に抗菌物質を含有
した被覆層を設けるものであるが、より具体的には1例
えば天然ゴム性導尿カテーテルを、この天然ゴムの製造
に用いられた配合ラテックスと抗菌物質とからなる液に
浸漬し、引き上げて後、熱処理をする方法、天然ゴム製
導尿カテーテル本体に上述の配合ラテックスを塗るか又
は吹き付けて後熱処理する方法、シリコーン製導尿カテ
ーテルに13一 対してシリコーン系コンパウンドと抗菌物質とからなる
液を、ポリウレタン製導尿カテーテルに対してポリウレ
タン系コンパウンドと抗菌物質とからなる液を用いて上
述のように浸漬するか又は塗布するか又は吹き付けて後
、熱処理する方法などがあげられる。熱処理の条件につ
いては特に制約はなく2通常は200℃にて1分〜24
時間行えばよいが、v3!のために薬理活性が減少する
ような抗菌物質も多く存在するので、好ましくは40〜
100℃の温度にて1分〜8時間行う。
また1本発明の製造法においてはエラストマー原料と抗
菌物質とからなる液を上述のようにして付与することを
繰り返して行ってもよい。この場合には、より多量の抗
菌物質をより長期にわたって徐放させることが可能とな
るし、また繰り返しの際にちがった種類の抗菌物質を用
いれば3時間的なずれをもって異種の抗菌物質が徐放さ
れるという特性を持たせることが可能となる。さらに本
発明の製造法においては、エラストマー原料と抗菌物質
とからなる液を付与して後、抗菌物質を含14− 有しないエラストマー原料を付与することも可能である
。この場合には、徐放量及び徐放速度を制御することが
可能となる。このように本発明の製造法においては、抗
菌物質を含有した被覆層及び必要に応じて抗菌物質を含
有しない被覆層を設けて、被覆層厚みを調節したり、異
種層の積層を行ったりすることによって種々の徐放特性
を持つ導尿カテーテルを製造することが可能である。
以上のように本発明の方法によれば、感染防止にふされ
しい抗菌物質の徐放性を有する導尿カテーテルを製造す
ることができる。そして2本発明の方法によって製造さ
れた導尿カテーテルは1弾力性、柔軟性及び耐久性が良
好であるという特長を有する。すなわち、導尿カテーテ
ルの内壁又は外壁に設けられた被覆層は1本体と同系の
エラストマーからなるわけであるから1本体と同様の弾
力性及び柔軟性を持ち1本体とは異種の樹脂などを被覆
した場合に多く起こる導尿カテーテルの硬度の増加や、
柔軟性の減少などがない。また、被覆層と本体又は各被
覆層間の接着も良好であり。
接着層を設ける必要もない。したがって、長期の体内留
置においても眉間のはがれなどが起こらず。
耐久性に優れている。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例中の「部」は「重量部」を意味する。
実施例1〜5 シリコーン製メディカルグレードエラストマーのベース
マテリアル15部及びカタリスト 1.5部(いずれも
ダウコーニング社製MDX4−4210 )を、100
部のトリクロルエタンに熔解した。ついで、この溶液を
100部ずつ5個用意し、これにそれぞれ5部の硫酸ジ
ベカシン、硫酸ポリミキシンB、硫酸フラジオマイシン
、クロルヘキシジンあるいはシクラシリンを加えて均一
に混合し、抗菌物質を含有した5種類のエラストマー原
料を得た。このものに5本のシリコーン導尿カテーテル
〔アーガイル・シリコーン・フォーリー・カテーテル、
日本シャーウッド株式会社製〕をそれぞれ2分間浸漬後
引き上げて、60℃にて6時間の熱処理を施し。
5種類の導尿カテーテルを得た。このものをおのおの3
7′cの試験尿中に浸漬し、1日経過後、各抗菌物質に
対応する検定歯を用いて円筒平板法(ディスク法)にて
この尿の抗菌活性テストを行ったところ阻止円を生じ、
試験尿中に活性な抗菌物質が存在することが確認された
。さらに、試験間を1日ごとに新しい試験間に取り代え
て同様の活性テストを繰り返して行った。その結果を表
1に示す。
表1 17− また、これら5本のカテーテルは、 50日間連続して
試験尿中に浸漬させておいてもその外観2弾性、柔軟性
は素材カテーテルと全く変わらなかった。
実施例6 パートA、パートB、パートCの3成分よりなるシリコ
ーン製メディカルグレードエラストマー(ダウコーニン
グ社製、 Q7−2245 )のパートA15部をトリ
クロルエタン100部に均一に分散した後。
0.03部のパートCを添加して十分に混合した。この
混合物に0.1部のパートBを添加し、十分に混合して
得たエラストマー原料100部に、ポビドンヨード0.
2部を添加し、均一に分散して抗菌物質含有エラストマ
ー原料を得た。このものに、実施例1に用いたものと同
様の導尿カテーテルを実施例1と同様に浸漬した後引き
上げて、160℃にて30分熱処理を行った。得られた
導尿カテーテルを5taphylococcus au
reus ATCC6538−Pを検定菌として実施例
1と同様の活性テストを行ったところ。
21日口の試験間においしも阻止円が認められた。
18− 実施例7 ノーマルテソクス(全固形分37.5〜41.0wt%
乾燥ゴム34.6〜37.5wt%、 NH30,8〜
1.0wt%)を濃縮し、ゴム分を約60w t%にし
たもの100部に硫化亜鉛3.6部、硫黄1.8部、ス
テアリン酸0.3部及びN−シクロヘキシル−2−ベン
ゾチアゾールスルフェンアミド0.3部を均一に分散さ
せた配合ラテックス 100部に、硫酸ワラジオマイシ
フ20部を熔解して抗菌物質含有エラストマー原料を得
た。このものに天然ゴム導尿カテーテル〔アーガイル・
フォーリー・カテーテル、日本シャーウッド株式会社製
〕を3分間浸漬後引き上げて80℃にて4時間熱処理を
施した。得られた導尿カテーテルを用いて実施例3と同
様の活性テストを行ったところ、26日目の試験圧につ
いても阻止円が認められた。
また9本実施例の導尿カテーテルと本実施例の素材とな
った天然ゴムカテーテルとを、50日間同一試験尿中に
浸漬しておいた後、取り出して観察したところ両者の外
観1弾性、柔軟性の差はなかつた曇 実施例8 実施例7で得た導尿カテーテルを、さらに実施例7に用
いたものと同じ配合ラテックス中に3分間浸漬後、引き
上げて80℃にて4時間処理を行った。得られた導尿カ
テーテルについて実施例3と同様の活性テストを行った
ところ31日目の試験圧においても阻止円が認められた
。また、阻止円の大きさに関しては、実施例7で得られ
たものと比較して、1日日〜18日目までは小さく、1
9日口辺降についてはおおきいものであった。このこと
は製造方法の工夫により抗菌物質の徐放速度が制御でき
ることを示すものである。
加えたものを使用した他は実施例7と全く同様にして導
尿カテーテルを得、ついで実施例8と同様の処理を行っ
た。得たカテーテルについては21日目まで阻止円が認
められた。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)配合ラテックス、シリコーン系コンパウンド及び
    ポリウレタン系コンパウンドからなる群より選ばれたエ
    ラストマー原料より得られた導尿カテーテルに、該導尿
    カテーテルの製造に用いられたものと同系のエラストマ
    ー原料と抗菌物質とからなる液を付与した後、熱処理を
    施し。 該導尿カテーテルの内壁又は外壁に抗菌物質を含有した
    被覆層を設けることを特徴とする抗菌物質徐放性導尿カ
    テーテルの製造方法。
JP57206562A 1982-11-24 1982-11-24 導尿カテ−テルの製造方法 Granted JPS5995058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57206562A JPS5995058A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 導尿カテ−テルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57206562A JPS5995058A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 導尿カテ−テルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5995058A true JPS5995058A (ja) 1984-05-31
JPH0327213B2 JPH0327213B2 (ja) 1991-04-15

Family

ID=16525443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57206562A Granted JPS5995058A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 導尿カテ−テルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5995058A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217071A (ja) * 1988-02-11 1990-01-22 Univ Columbia 感染抵抗性組成物の製造方法
JPH04193181A (ja) * 1990-11-26 1992-07-13 Nippon Zeon Co Ltd 医療用チューブ及び医療用チューブ保持具
JP2003510134A (ja) * 1999-09-28 2003-03-18 シメッド ライフ システムズ インコーポレイテッド 医療装置のための親水性潤滑剤による被覆
JP2013523211A (ja) * 2010-03-25 2013-06-17 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド 高分子材料中の薬物積載の調節

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512264A (en) * 1978-07-14 1980-01-28 Toyota Motor Corp Revolution rate control method for internal-combustion engine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512264A (en) * 1978-07-14 1980-01-28 Toyota Motor Corp Revolution rate control method for internal-combustion engine

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217071A (ja) * 1988-02-11 1990-01-22 Univ Columbia 感染抵抗性組成物の製造方法
JPH04193181A (ja) * 1990-11-26 1992-07-13 Nippon Zeon Co Ltd 医療用チューブ及び医療用チューブ保持具
JP2003510134A (ja) * 1999-09-28 2003-03-18 シメッド ライフ システムズ インコーポレイテッド 医療装置のための親水性潤滑剤による被覆
JP2013523211A (ja) * 2010-03-25 2013-06-17 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド 高分子材料中の薬物積載の調節

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0327213B2 (ja) 1991-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8062691B2 (en) Method for treating medical devices using glycerol and an antimicrobial agent
US5328954A (en) Encrusting and bacterial resistant coatings for medical applications
Lawrence et al. Materials for urinary catheters: a review of their history and development in the UK
CA2591246C (en) Antimicrobial elastomer composition and method for making
CN112135882A (zh) 抗细菌粘附的表面
JPH01230368A (ja) 医療用ツールとその製造方法
US20090255536A1 (en) Biofilm-Inhibiting Catheters and Tubings
JPS5912293B2 (ja) 外科用合成樹脂材料
JP2009131625A (ja) 抗微生物潤滑性コーティング
JPH0217071A (ja) 感染抵抗性組成物の製造方法
US20060105010A1 (en) Bladder implant
US7597903B2 (en) Method and composition for producing catheters with antibacterial property
JPS59228856A (ja) 抗菌剤徐放性導尿カテ−テル
JPS5995058A (ja) 導尿カテ−テルの製造方法
DE3523615A1 (de) Medizinisches geraet, insbesondere kanuele, katheter oder implantat
JPH0328224B2 (ja)
JPS5995057A (ja) 導尿カテ−テルの製造方法
CN110201244B (zh) 一种疏液低粘功能性导管
JPS5995056A (ja) 導尿カテ−テルの製造方法
JPS6080457A (ja) 抗菌剤徐放性導尿カテ−テル
JPH0224544B2 (ja)
CN114177359B (zh) 一种抗菌涂层及其制备方法和应用
JPH0364143B2 (ja)