JPS599358Y2 - 警報装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は入力信号の振幅を検知し、検知信号によって入
力信号の状態を知らせることができる警報装置に関する
ものであり、明瞭な警報を行なうことができる警報装置
を提供しようとするものである。

警報手段としてランプを用いた場合、入力信号を直流化
した電圧で直接ランプを点灯しようとすると得られる直
流電圧をかなりの大きさにしなければならず、回路が非
常に高価なものになる。

そこで、本考案は入力信号のレベルをパルス幅に変換し
、このパルスによって警報装置を動作させようとするも
のであり、以下本考案の実施例について図面を参照して
説明する。

第１図に示すように一定周波数、一定振幅の鋸歯状波電
圧（第２図ａに示す）を発生する鋸歯状波信号発生回路
１を設け、超音波マイクロホンに入った入力信号を増幅
回路３で増幅し、得られた信号を整流平滑回路４によっ
て整流平滑する。

得られた直流電圧（第２図ｂに示す）を比較器５に上記
鋸歯状波電圧とともに加える。

第３図ａは第２図ａの鋸歯波ｅ１と第２図ｂに示すレベ
ルイ，口，ハ ニとを重ねて画いたものであり、レベル
イ，口，ハ，二より鋸歯状波電圧ｅ１の振幅が小さい部
分の幅のパルスが比較器から出る。

第３図ｂはレベル口の場合、Ｃはレベル八の場合、ｄは
レベル二の場合である。

第２図ｂに示すように電圧が変化すると比較器５には第
４図に示すパルスが得られる。

このパルスでトランジスタ６を制御すると、トランジス
タ６はオンオフし、ランプ７が点滅する。

入力信号が大きくなるに従ってランプ７が点灯する時間
が長くなり、入力信号が異常になったことを知らせるこ
とができる。

第５図に示すものは負の温度係数を持つ抵抗器８を用い
た例で、温度が上昇するに従って電圧ｑが上昇するもの
であり、温度が高くなるほどランプ７の点灯時間が長く
なるものである。

警報手段はランプ７でなくてもブザー等他の手段でもよ
い。

また、鋸歯状波電圧の周波数を非常に高くすると、点滅
が感じられず、入力電圧が低いとランプ７は暗く、入力
電圧が高くなるに従ってランプ７は明るく点灯する。

以上のように本考案によれば入力電圧のレベルを検知し
、このレベルをパルス幅に変換し、得られたパルスで警
報手段を駆動しているので、入力信号が小さくても確実
に警報することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における警報装置の回路図、
第２図ａ， ｌ）、第３図ａ，ｂ，Ｃ，ｄ、第４図は同
装置説明のための特性図および波形図、第５図は同他の
実施例における警報装置の回路図である。 １・・・・・・鋸歯状波発生回路、２・・・・・・超音
波マイクロフォン、３・・・・・・増幅器、４・・・・
・・整流平滑回路、５・・・・・・比較器、６・・・・
・・トランジスタ、７・・・・・・ランプ、８・・・・
・・負の温度係数を持つ抵抗器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一定周波数、一定振幅の鋸歯状波電圧を発生する鋸歯状
   波電圧発生回路と、直流電圧よりなる入力信号↓，よび
   上記鋸歯状波に電圧を入力信号とし、上記直流電圧の大
   きさに応じた幅のパルスを発生する比較器と、この比較
   器の出力パルスによって動作する警報手段とを備えてな
   る警報装置。