JPS5989394A - 金属加工用潤滑剤組成物 - Google Patents
金属加工用潤滑剤組成物Info
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- JPS5989394A JPS5989394A JP19892382A JP19892382A JPS5989394A JP S5989394 A JPS5989394 A JP S5989394A JP 19892382 A JP19892382 A JP 19892382A JP 19892382 A JP19892382 A JP 19892382A JP S5989394 A JPS5989394 A JP S5989394A
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- lubricant
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、冷間加工に供される鋼材表面に化成処理を必
要とせず、単に鋼材表面または加工時に潤滑油を塗布ま
たは自動給油装置等で給油するのみで加工できる高性能
な塑性加工用潤滑油組成物に関するものである。
要とせず、単に鋼材表面または加工時に潤滑油を塗布ま
たは自動給油装置等で給油するのみで加工できる高性能
な塑性加工用潤滑油組成物に関するものである。
従来、鋼材の引抜き、据込、前方抽出および後方抽出加
工等を行う際に用いる冷間加工用潤滑油として、鉱油に
エステル油を混合した加工油及び上記混合油にワックス
、二硫化モリブデン、黒鉛、金属石けん、硫黄系化合物
、燐系化合物、塩素系化合物等の極圧剤を配合した加工
油があり、これらの加工油を鋼材表面に塗布または給油
装置等を用いて加工部へ供給し、加工している。これら
の加工油は加工度の低いものや塑性変形の小さい成形品
の場合、十分適用できるが、加工度か高いものや塑性変
形の大きい成形品を得る場合、潤滑油の油膜強度、即ち
、耐荷重性の不足、摩擦面への固体潤滑剤の導入性等が
不十分なため、カジリや焼付き生じる。上記のほか、加
工度の高い成形品や塑性変形の大きい複雑な形状の成形
品を加工する場合には、鋼材表面に潤滑被膜をコーティ
ングする方法がある。このようなものとして例えば1.
l−’!7.1ヒニール、ナイロン、クロロスルホン酸
ポリエチレン、ポリサルファイドとポリ塩化ビニールの
混合物、フン化黒鉛とポリイミドの混合物等が用いられ
る。また、銅や鉛等の軟質金属の薄膜をメッキその他の
方法によシ鋼材表面に被覆する方法等があるが、作業性
、成形品表面の仕上り精度に難点があり、更に被膜の除
去が困難であるといった欠点がある。
工等を行う際に用いる冷間加工用潤滑油として、鉱油に
エステル油を混合した加工油及び上記混合油にワックス
、二硫化モリブデン、黒鉛、金属石けん、硫黄系化合物
、燐系化合物、塩素系化合物等の極圧剤を配合した加工
油があり、これらの加工油を鋼材表面に塗布または給油
装置等を用いて加工部へ供給し、加工している。これら
の加工油は加工度の低いものや塑性変形の小さい成形品
の場合、十分適用できるが、加工度か高いものや塑性変
形の大きい成形品を得る場合、潤滑油の油膜強度、即ち
、耐荷重性の不足、摩擦面への固体潤滑剤の導入性等が
不十分なため、カジリや焼付き生じる。上記のほか、加
工度の高い成形品や塑性変形の大きい複雑な形状の成形
品を加工する場合には、鋼材表面に潤滑被膜をコーティ
ングする方法がある。このようなものとして例えば1.
l−’!7.1ヒニール、ナイロン、クロロスルホン酸
ポリエチレン、ポリサルファイドとポリ塩化ビニールの
混合物、フン化黒鉛とポリイミドの混合物等が用いられ
る。また、銅や鉛等の軟質金属の薄膜をメッキその他の
方法によシ鋼材表面に被覆する方法等があるが、作業性
、成形品表面の仕上り精度に難点があり、更に被膜の除
去が困難であるといった欠点がある。
一方、鋼材の冷間加工用の潤滑剤としてリン酸塩被膜に
よる化成処理が広く用いられているが、鋼材の前処理条
件、処理液の管理状態、化学反応の制御等が潤滑被膜の
形成に大きく影響を及はすと共に、処理工程の煩雑さ、
廃液の公害問題から、リン酸塩被膜処理に代る高性能の
潤滑油が要求されている。
よる化成処理が広く用いられているが、鋼材の前処理条
件、処理液の管理状態、化学反応の制御等が潤滑被膜の
形成に大きく影響を及はすと共に、処理工程の煩雑さ、
廃液の公害問題から、リン酸塩被膜処理に代る高性能の
潤滑油が要求されている。
上記の要望に応えるべく種々検討し、既に本発明者らは
、さきに、合成油またはこれらの混合油をベースとした
油に有機リン化合物を配合した高性能潤滑油を提案して
いる。しかし、この有機リン化合物中、炭化水素の炭素
数6以下の有機リン化合物は核油と不溶なものがあり、
早期に二相分離を起すものがあった。二相分離した状態
で潤滑油を自動給油装置やローラ刷毛等で鋼材表面に給
油、塗布した場合、有機リン化合物の早期消耗や添加剤
の効果が発揮されず焼付きの原因となる。
、さきに、合成油またはこれらの混合油をベースとした
油に有機リン化合物を配合した高性能潤滑油を提案して
いる。しかし、この有機リン化合物中、炭化水素の炭素
数6以下の有機リン化合物は核油と不溶なものがあり、
早期に二相分離を起すものがあった。二相分離した状態
で潤滑油を自動給油装置やローラ刷毛等で鋼材表面に給
油、塗布した場合、有機リン化合物の早期消耗や添加剤
の効果が発揮されず焼付きの原因となる。
このため、二相分離を防止するための攪拌装置が必要で
あるという欠点がある。
あるという欠点がある。
本発明の目的は、これらの欠点を改良し、さらに加工性
能を向上させた、高性能な金属加工用潤滑油組成物を提
供することにある。
能を向上させた、高性能な金属加工用潤滑油組成物を提
供することにある。
本発明の金属加工用潤滑油組成物は、特に冷間加工用と
して優れたものである。その要点は、鉱油、合成油ある
いはこれらの混合油と囚一般式(1)(2) %式% (式中、Rは炭素原子数1〜18の炭化水素基、几′は
水素または炭素原子数6〜10の炭化水素基、nは1〜
3の数である。) で表わされ、酸価が10 、KOHmg/g 以上を
有する有491Jフン化合物のうち少なくとも1種と0
分散剤、即ち核油と有機リン系化合物の相分離を抑制す
るポリアルケニルサクシニド系の分散剤のうち少なくと
も1種を含有させて成る金、属加工用潤滑油組成物であ
る。また、加工度が極めて高い成形品や塑性変形の大き
い複雑な形状の成形品を加工する場合、上記潤滑油組成
物に固体潤滑剤、例えはナイロン、フッ化黒鉛、グラフ
ァイト、二硫化モリブデン、有機モリブデン等の潤滑剤
を配合することによって目的を達成できる。
して優れたものである。その要点は、鉱油、合成油ある
いはこれらの混合油と囚一般式(1)(2) %式% (式中、Rは炭素原子数1〜18の炭化水素基、几′は
水素または炭素原子数6〜10の炭化水素基、nは1〜
3の数である。) で表わされ、酸価が10 、KOHmg/g 以上を
有する有491Jフン化合物のうち少なくとも1種と0
分散剤、即ち核油と有機リン系化合物の相分離を抑制す
るポリアルケニルサクシニド系の分散剤のうち少なくと
も1種を含有させて成る金、属加工用潤滑油組成物であ
る。また、加工度が極めて高い成形品や塑性変形の大き
い複雑な形状の成形品を加工する場合、上記潤滑油組成
物に固体潤滑剤、例えはナイロン、フッ化黒鉛、グラフ
ァイト、二硫化モリブデン、有機モリブデン等の潤滑剤
を配合することによって目的を達成できる。
一般式(1)に掲げる■有機リン系化合物としては、ジ
フェニルホスファイト、ジフェニルノニルフェニルホス
ファイト、ジブチルホスファイト、ジイソデシルホスフ
ァイト、ジドデシルホスファイト、ジオレイルホスファ
イト等の亜リン酸エステル、モノブチルホスフェート、
モノイソデシルホス7エート等の酸性リン酸エステルが
例示される。一般式(2)に掲げる(4)有機リン系化
合物としては、メチルアシッドホスフェート、イソプロ
ビルアシンドホスフェート、プチルアシンドホスフェー
ト、2−エチルへキシルアシッドホスフェート、インデ
シルアシッドホスフェート、ラウリルアシッドホスンエ
ート、トリデカノールアンラドホスフェート、オクタデ
シルアシッドホスクェート、オレイルアシッドホスフェ
ート等の酸性リン酸エステルのうち少なくとも1種を組
成物の全重量に対し1〜50重蓋%好ましくは5〜30
重量%の割合で用いるのがよい。1重量%未満では有機
リン系化合物の添加効果が低いため、加工性能が十分に
現われない。逆に、50重量%を越えても添加効果はそ
れほど顕著に向上せず、コスト面からあまシ得策ではな
い。
フェニルホスファイト、ジフェニルノニルフェニルホス
ファイト、ジブチルホスファイト、ジイソデシルホスフ
ァイト、ジドデシルホスファイト、ジオレイルホスファ
イト等の亜リン酸エステル、モノブチルホスフェート、
モノイソデシルホス7エート等の酸性リン酸エステルが
例示される。一般式(2)に掲げる(4)有機リン系化
合物としては、メチルアシッドホスフェート、イソプロ
ビルアシンドホスフェート、プチルアシンドホスフェー
ト、2−エチルへキシルアシッドホスフェート、インデ
シルアシッドホスフェート、ラウリルアシッドホスンエ
ート、トリデカノールアンラドホスフェート、オクタデ
シルアシッドホスクェート、オレイルアシッドホスフェ
ート等の酸性リン酸エステルのうち少なくとも1種を組
成物の全重量に対し1〜50重蓋%好ましくは5〜30
重量%の割合で用いるのがよい。1重量%未満では有機
リン系化合物の添加効果が低いため、加工性能が十分に
現われない。逆に、50重量%を越えても添加効果はそ
れほど顕著に向上せず、コスト面からあまシ得策ではな
い。
上記(2)の分散剤としては、ポリブテンをマレイン化
して得られるポリブテニルコハク酸無水物、ポリブテニ
ルコハク酸無水物とアミンと反応させて得られるポリブ
テニルコハク酸イミド、ポリブテニルコハク酸無水物と
アルコールとを反応させて得られるポリブテニルコハク
酸エステル、または、CI2〜C20の直鎖状または分
岐状飽和または不飽和炭化水素鎖を持つカルボン酸から
なる酸アミド等が使用される。
して得られるポリブテニルコハク酸無水物、ポリブテニ
ルコハク酸無水物とアミンと反応させて得られるポリブ
テニルコハク酸イミド、ポリブテニルコハク酸無水物と
アルコールとを反応させて得られるポリブテニルコハク
酸エステル、または、CI2〜C20の直鎖状または分
岐状飽和または不飽和炭化水素鎖を持つカルボン酸から
なる酸アミド等が使用される。
本発明の潤滑組成物に使用されるアルケニルサクシニド
系分散剤は、該有機リン系化合物の配合重量に対し0.
05〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の割合
で用いるのがよい。0.05重量%未満では分散効果が
低く、潤滑油と有機リン系化合物の相分離が早期に起る
。また、10重量%を越えると加工性能の低下を招き好
ましくない。
系分散剤は、該有機リン系化合物の配合重量に対し0.
05〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の割合
で用いるのがよい。0.05重量%未満では分散効果が
低く、潤滑油と有機リン系化合物の相分離が早期に起る
。また、10重量%を越えると加工性能の低下を招き好
ましくない。
本発明の潤滑油組成物には、上記成分以外に必要に応じ
て、潤滑油の熱安定性を向上させるだめの酸化防止剤、
鋼材の防錆能を向上させるための防錆剤を配合してもよ
い。また、上記コハク酸イミド系分散剤の代りに非イオ
ン性及び非金属性等の界面活性剤を使用することができ
る。
て、潤滑油の熱安定性を向上させるだめの酸化防止剤、
鋼材の防錆能を向上させるための防錆剤を配合してもよ
い。また、上記コハク酸イミド系分散剤の代りに非イオ
ン性及び非金属性等の界面活性剤を使用することができ
る。
以上の組成物からなる潤滑油を鋼材表面に塗布するもの
であるが、潤滑油の保持性を高めるため鋼材表面粗度を
大きくすると加工度がさらに向上する。しかし、表面粗
度が爪、x30〜40μを越えると加工後の成形品表面
に梨地模様が残るため、外観が重視される用途には好ま
しくない場合がある。潤滑油を鋼材表面に塗布する方法
としては、該潤滑油組成物中に鋼材を浸漬塗布する方法
、スプレー塗布する方法等がある。また、鋼材を40〜
80Cに予め加熱したものを用いると潤滑被膜の形成が
良好となり、冷間加工時の潤滑性能がさらに向上する。
であるが、潤滑油の保持性を高めるため鋼材表面粗度を
大きくすると加工度がさらに向上する。しかし、表面粗
度が爪、x30〜40μを越えると加工後の成形品表面
に梨地模様が残るため、外観が重視される用途には好ま
しくない場合がある。潤滑油を鋼材表面に塗布する方法
としては、該潤滑油組成物中に鋼材を浸漬塗布する方法
、スプレー塗布する方法等がある。また、鋼材を40〜
80Cに予め加熱したものを用いると潤滑被膜の形成が
良好となり、冷間加工時の潤滑性能がさらに向上する。
次に本発明の実施例及び比較例を挙げて、その効果につ
いて説明する。
いて説明する。
実施例 1
40Cにおける粘度が60 wn2/ sの鉱油にアル
ケニルコハク酸イミド系として市販の商品名rOLOA
1200J(シェブロンケミカル社M)、またポリブ
テニルコハク酸エステル系として市販の商品名「I、u
brizol 939」(8本リフリフ” −ル社製
)また、酸アミド系とし、て市販の商品名rOL、OA
340DJ (シェブロンケミカル社製)を鉱油に対
して不溶のモノブチルホスフェートの配合重量(20重
量%)に対し0.02〜20重量%添加し加熱溶解した
後、上記のモノブチルホスフェートを加え、攪拌し乳化
状の潤滑油組成物を得た。この潤滑油組成物をメスシリ
ンダーに一定量採取し静置して相分離が起り始める時間
、即ち、分散性能を測定した。なお、比較例としては分
散剤なしおよび潤滑油に使用される乳化剤(ソルビタン
モノオレエート)を4重量%配合した。
ケニルコハク酸イミド系として市販の商品名rOLOA
1200J(シェブロンケミカル社M)、またポリブ
テニルコハク酸エステル系として市販の商品名「I、u
brizol 939」(8本リフリフ” −ル社製
)また、酸アミド系とし、て市販の商品名rOL、OA
340DJ (シェブロンケミカル社製)を鉱油に対
して不溶のモノブチルホスフェートの配合重量(20重
量%)に対し0.02〜20重量%添加し加熱溶解した
後、上記のモノブチルホスフェートを加え、攪拌し乳化
状の潤滑油組成物を得た。この潤滑油組成物をメスシリ
ンダーに一定量採取し静置して相分離が起り始める時間
、即ち、分散性能を測定した。なお、比較例としては分
散剤なしおよび潤滑油に使用される乳化剤(ソルビタン
モノオレエート)を4重量%配合した。
第1表から明らかなようにポリアルケニルサクシニド系
分散剤を配合したものは、比較例のものに比べて分散性
にすぐれていることが明らかである。また、分散能力は
、分散剤配合量が0.05重量%以上で効果が現われる
。
分散剤を配合したものは、比較例のものに比べて分散性
にすぐれていることが明らかである。また、分散能力は
、分散剤配合量が0.05重量%以上で効果が現われる
。
実施例 2
実施例1と同じ鉱油にアルケニルコハク酸エステル系の
Lubrizol 939 f:0.02〜5.0重量
%(有機燐化−8−物の祭加恵量に対する量。)全加熱
溶解した後、鉱油に不溶な添加剤ジンエニルホスファイ
ト、メチルアシンドホスフエート、イソプロビルアンソ
ドホスフエートを20重量%)10 エ、攪拌して乳化
状の潤滑油組成物を得た。これを実施例1と同様な方法
により、分散剤の分散性能を絆洒した。その結果を第2
表に示した。
Lubrizol 939 f:0.02〜5.0重量
%(有機燐化−8−物の祭加恵量に対する量。)全加熱
溶解した後、鉱油に不溶な添加剤ジンエニルホスファイ
ト、メチルアシンドホスフエート、イソプロビルアンソ
ドホスフエートを20重量%)10 エ、攪拌して乳化
状の潤滑油組成物を得た。これを実施例1と同様な方法
により、分散剤の分散性能を絆洒した。その結果を第2
表に示した。
第2我から明らかなように実施例1に示した比較例のも
のに比べて分散性能にすぐれていることが分る。
のに比べて分散性能にすぐれていることが分る。
第2表
実施例 3
ポリαオレフィン油及びポリオールエステル油の合成油
にポリブテニルコハク酸エステル系の1、ul)riZ
ol 939を有1幾燐酸エステルの添加量に対し0
.02〜20重誓%配合し加熱諺屏した後、添加剤モノ
ブチルホスフェートを20]iJi%FA J’IOし
攪拌して乳化状の潤滑油組成物を得た。この潤滑油組成
物全実施しl11と同じ方法で分散性能を測定した。結
果を第3衣に示した。第3表から明らかなように比較例
のものに比べて分散性能にすぐれていることが分る。
にポリブテニルコハク酸エステル系の1、ul)riZ
ol 939を有1幾燐酸エステルの添加量に対し0
.02〜20重誓%配合し加熱諺屏した後、添加剤モノ
ブチルホスフェートを20]iJi%FA J’IOし
攪拌して乳化状の潤滑油組成物を得た。この潤滑油組成
物全実施しl11と同じ方法で分散性能を測定した。結
果を第3衣に示した。第3表から明らかなように比較例
のものに比べて分散性能にすぐれていることが分る。
実施例 4
実施例1及び実施例2に示した潤滑油組成物を第1図に
示した直性φ9.9の鋼材(クロム・モリブデン鋼、8
CM21)に塗布した後、第2図に示しだ金型を用い、
前方押出し加工法で変形抵抗(最大ポンチ圧力)及び潤
滑油の加工性能を評価した。その評価結果を第4表に示
した。潤滑油の加工性能は、加工後の成形品次面にカジ
リまだは焼付き現象が生ずるときの金型温度であり、こ
の温度が高いほど良好な加工性能を示t0比較例A及び
Bの加工油は、従来、冷間加工用として用いていたもの
であシ、その組成を下記に示しfc6比較例 A 臥油、エステル油の混合C山 38.5 W t%脂
肪油分 43.5 W t%硫黄分
5.8 W t%堪索分
12.2wt%比較例 B 姻人7山
3 9.7 W t %j財肪油
分 50.0wt%硫黄分
10.3wt%また、試験条件は、次の
通りである。
示した直性φ9.9の鋼材(クロム・モリブデン鋼、8
CM21)に塗布した後、第2図に示しだ金型を用い、
前方押出し加工法で変形抵抗(最大ポンチ圧力)及び潤
滑油の加工性能を評価した。その評価結果を第4表に示
した。潤滑油の加工性能は、加工後の成形品次面にカジ
リまだは焼付き現象が生ずるときの金型温度であり、こ
の温度が高いほど良好な加工性能を示t0比較例A及び
Bの加工油は、従来、冷間加工用として用いていたもの
であシ、その組成を下記に示しfc6比較例 A 臥油、エステル油の混合C山 38.5 W t%脂
肪油分 43.5 W t%硫黄分
5.8 W t%堪索分
12.2wt%比較例 B 姻人7山
3 9.7 W t %j財肪油
分 50.0wt%硫黄分
10.3wt%また、試験条件は、次の
通りである。
1)鋼材の素材寸法
3)変形抵抗
油圧プレスの操作油回路に設置した圧力変換器を介して
、自動平衡記録計で測定した。押出し加工時のポンチ降
下速度は15 mm/ sである。
、自動平衡記録計で測定した。押出し加工時のポンチ降
下速度は15 mm/ sである。
4)加工性能
第2図に示した金型に加熱用バンドヒーターを数句け、
金型の温度を5〜10Cずつ段階的に上げ、各温度で潤
滑油を塗布した素材を加工し、加工後の成形品表面に焼
付きが生ずるときの金型温度を測定した。
金型の温度を5〜10Cずつ段階的に上げ、各温度で潤
滑油を塗布した素材を加工し、加工後の成形品表面に焼
付きが生ずるときの金型温度を測定した。
第4表から明らかなように、本発明の潤滑油は比較例A
及びBの加工油に比べて変形抵抗が低くかつ加工性能に
優れている。また、分散剤の配合量が10重量%を越え
ると加工性能が低下することが分る。
及びBの加工油に比べて変形抵抗が低くかつ加工性能に
優れている。また、分散剤の配合量が10重量%を越え
ると加工性能が低下することが分る。
実施例 5
実施例1および実施例2と同じ潤滑油を第3−A図に示
した第1次成形品に塗布し、第4図に示した深絞り用金
型でさらに深絞り加工を行って、第3−B図に示す第2
次成形品を加工し潤滑効果を比較した。潤滑効果は成形
品表面の焼付きの有無とX線マイクロアナライザー(X
PMA)により潤滑被膜の生成状態を測定した。その結
果を第5表に示す。
した第1次成形品に塗布し、第4図に示した深絞り用金
型でさらに深絞り加工を行って、第3−B図に示す第2
次成形品を加工し潤滑効果を比較した。潤滑効果は成形
品表面の焼付きの有無とX線マイクロアナライザー(X
PMA)により潤滑被膜の生成状態を測定した。その結
果を第5表に示す。
工、試験条件
(11素材:鋼板(SPCB)焼鈍なし1次成形品寸法
:内径23問、外径34朔。
:内径23問、外径34朔。
高さ21m、厚さ3喘
2次成形品寸法:内径23 turn 、外径27喘。
高さ30簡、厚さ2tma
(2)加工速度:200咽/S
2、評価
(1)唇面状態
〇二焼付なし
△:焼付寸前
×:焼付あシ
(2+XPMA分析
○:反応生成物の原素が全面に偏析している。
△:反応生成物の原素が局部的に偏析している。
×:反応生成物の原素が素材と同程度である。
第5表から明らかなよりに本発明の潤滑油組成物は、比
較例Ai−よびBの加工油に比べて潤滑効果が優れてい
ることが分かる。しかし、分散剤の配合量が10重重力
を越えると潤滑被膜の形成状態が低下すふ傾向を示す。
較例Ai−よびBの加工油に比べて潤滑効果が優れてい
ることが分かる。しかし、分散剤の配合量が10重重力
を越えると潤滑被膜の形成状態が低下すふ傾向を示す。
第5表
実施例 6
第6表に示した鉱油に不溶な有機リン酸エステル全鉱油
(40Cにおける粘度150咽2/s)に0.5〜60
重量%、ポリブテニルコハク酸エステル(分散剤: L
ubrizol 939 )を上記有機リン酸エステル
の添加量に対し1重量%配合してなる潤滑油組成物を実
施例4と同じ試験方法で加工性能を評価した。その結果
を第6表に示した。
(40Cにおける粘度150咽2/s)に0.5〜60
重量%、ポリブテニルコハク酸エステル(分散剤: L
ubrizol 939 )を上記有機リン酸エステル
の添加量に対し1重量%配合してなる潤滑油組成物を実
施例4と同じ試験方法で加工性能を評価した。その結果
を第6表に示した。
第6表から明らかなように、有機リン酸エステルの添加
量が1重量%以上で、実施例4に示した比較例A、Hの
加工性能を上娼ることか分る。また、有機リン酸エステ
ルの添加量が10重量%を越えると添加効果はそれほど
変わらなくなる。
量が1重量%以上で、実施例4に示した比較例A、Hの
加工性能を上娼ることか分る。また、有機リン酸エステ
ルの添加量が10重量%を越えると添加効果はそれほど
変わらなくなる。
実施例 7
第7表に示した添加剤及び溶媒から成る潤滑剤組成物全
実施例4と同じ条件で加工性能を評価した。なお、添加
剤の配合量は溶媒配合量の残量で全体量100である。
実施例4と同じ条件で加工性能を評価した。なお、添加
剤の配合量は溶媒配合量の残量で全体量100である。
評価の結果を第7表に示した。
第 7 表
〔発明の効果〕
本発明による潤滑油組成物は、鋼材表面に潤滑油を塗布
するのみで加工度の高い成形品を加工することができる
。さらに、潤滑油に不溶な有機リン酸エステルの油中へ
の分散効果も優れているので攪拌装置を不要にできる。
するのみで加工度の高い成形品を加工することができる
。さらに、潤滑油に不溶な有機リン酸エステルの油中へ
の分散効果も優れているので攪拌装置を不要にできる。
第1図は、潤滑油の加工性能を評価に用いた素材の側面
図、第2図は、潤滑油の加工性能を評価するのに用いた
前方押出し加工用金型の縦断面図、第3図は、深絞シに
用いた素材の縦断面図、第4図は、深絞り用金型の縦断
面図である。 1・・・ポンチ、2・・・金型、3・・・素材、4・・
・加熱ヒーター、5・・・上ノックアウトピン、6・・
・シャンク、7・・・金型ホルダー、8・・・金型押さ
え、9・・・ストリ第(詔 潟2図 ≠30 とハ) (B) 第40
図、第2図は、潤滑油の加工性能を評価するのに用いた
前方押出し加工用金型の縦断面図、第3図は、深絞シに
用いた素材の縦断面図、第4図は、深絞り用金型の縦断
面図である。 1・・・ポンチ、2・・・金型、3・・・素材、4・・
・加熱ヒーター、5・・・上ノックアウトピン、6・・
・シャンク、7・・・金型ホルダー、8・・・金型押さ
え、9・・・ストリ第(詔 潟2図 ≠30 とハ) (B) 第40
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、加工時の素材表面に潤滑被膜を形成させる一般式 %式%) で示される化合物〔式中、Rは炭素数1〜18の炭化水
素基、R′は、水素または炭素数6〜10の炭化水素基
、nは1〜3の数である。〕の少なくとも1種の酸性燐
酸エステル単独または酸性燐酸エステルと潤滑油、有機
溶剤、氷の群から選はれ7’c1種以上の混合物から成
る潤滑油および該潤滑油中に酸性燐酸エステルを乳化分
散させるための分散剤または/および固体潤滑剤を含有
するととを特徴とする金属加工用潤滑剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19892382A JPS5989394A (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 金属加工用潤滑剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19892382A JPS5989394A (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 金属加工用潤滑剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5989394A true JPS5989394A (ja) | 1984-05-23 |
JPS6322238B2 JPS6322238B2 (ja) | 1988-05-11 |
Family
ID=16399203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19892382A Granted JPS5989394A (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 金属加工用潤滑剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5989394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269061A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Bridgestone Corp | ゴム物品補強用スチールコードの製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50109902A (ja) * | 1974-02-04 | 1975-08-29 | ||
JPS518968A (ja) * | 1974-06-10 | 1976-01-24 | Timex Corp | |
JPS5634796A (en) * | 1979-08-27 | 1981-04-07 | Mobil Oil | Aqueous lubricant containing dithiophosphate |
JPS58152096A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-09 | Hitachi Ltd | 金属加工用潤滑油組成物及びその使用方法 |
-
1982
- 1982-11-15 JP JP19892382A patent/JPS5989394A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50109902A (ja) * | 1974-02-04 | 1975-08-29 | ||
JPS518968A (ja) * | 1974-06-10 | 1976-01-24 | Timex Corp | |
JPS5634796A (en) * | 1979-08-27 | 1981-04-07 | Mobil Oil | Aqueous lubricant containing dithiophosphate |
JPS58152096A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-09 | Hitachi Ltd | 金属加工用潤滑油組成物及びその使用方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269061A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Bridgestone Corp | ゴム物品補強用スチールコードの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6322238B2 (ja) | 1988-05-11 |
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